《前》 より


 

【アメリカの役割】
 ここで、「アメリカ」という単語を並べ替えてみると、「アカリ・メ」になることがわかります。つまり、「灯り」と「目」です。
 この「灯り」というのはイルミナティのことで、「目」は「ピラミッドに目」でおなじみのフリーメーソンです。イルミナティは形而上の存在であり、フリーメーソンは形而下の存在。この両者は互いに補完し合いながら存在しています。「目」で見ようと思っても「灯り」がないと見えないということです。(p.178)

 アメリカは本当のところ何をしたいのか。それはまず日本を基盤として目覚めさせ、その投影を自由の女神=セオリツヒメを通じて世界中に波及させ、「世界同時多発縄文化」をなすことです。
 自由の女神像がフランスのフリーメーソンからアメリカのフリーメーソンに贈られたのは、そこまで見越したものでした。(p.179-180)
   《参照》  『秘密結社の1ドル札』 デイヴィッド・オーヴァソン (学研)
           【アメリカを象徴する琴座の主星ヴェガ】
           【アメリカ国璽は“聖化される時代の到来の予言”】

 

 

【解脱とは】
 「解脱」とは仏教用語で、生老病死の無常なる因果応報から離脱し、輪廻転生のサイクルから卒業する境地のことだと仏教では教えています。しかし、MANAKAリアリティーでは「解脱とは宇宙人になること」だとしています。
 ここで言う「宇宙人」とは「地球人」であることと分け隔てられているものではありません。東京都民、日本人、アジア人、地球人、太陽系人、銀河人、宇宙人・・・というように、後者が前者を内包している入れ子構造として考えると、宇宙人の意識を持って地球に生きることであると理解できるのです。(p.237)
 僅かばかりの量子力学の知識があるなら、「世界=意識=宇宙」であることは了解しているはず。故に、全ての人々にとって、世界とは「意識が及ぶ範囲」である。であるなら、意識が 「物質としての日常生活の範囲内だけに固着している」 状態は、「解脱」とは程遠い意識状態であることが分ろうというもの。
 スピリチュアルに興味のない人にとっては、「それがどうした」ということになるのだろうけれど、そのような意識及び態度で、地球における生活を過ごしているのなら、それこそが、地球を支配してきた勢力が積年に渡って創り上げてきた陥穽に、ドップリ嵌っている状態なのだということを理解した方がいい。それができないなら、魂のオデッセイ(遍歴過程)において、このタイミングで地球人として生きているという、千載一遇のチャンスを活かせなくなってしまう。
   《参照》  『ゼロの革命』 宇場稔 (幻冬舎) 《前編》
           【人類共通の自己完結すべき目的】

 

 

【天皇家の紋章:「シオン」】
中山  あるとき、琉球沖縄在住の古代史研究家の一人から、「中山さん、天皇家の紋章ってなんだか知っていますか?」と尋ねられました。
 当然のごとく「菊の紋ですよね」と答えたら、「違います」とおっしゃるんですね。・・・中略・・・。「天皇家の紋はひまわりです」とだけ言い残して帰られました。・・・中略・・・。これはちょっとピンとこない話です。・・・中略・・・。ひまわりはキク科の植物ですが、それ以上のつながりが分らず、消化不良のままになっていました。(p.241)
 チャンちゃんも、以前、下記リンク著作でこれと同じ内容を読み、解せないと思いつつも気になったので、以下の読書記録を書いておいたけれど・・・。
   《参照》  『フォトンベルト 地球第七周期の終わり』 福元ヨリ子 (たま出版) 《中編》
            【皇室の紋章】

 中山さんが、後に植物学者さんにそのことを聞いたら、16花弁のキク科の植物、「シオン(紫苑)」があるのだという。
 学名は Astar tataricus で、ギリシャ語の Astar(星)を語源としている。
 ただ、日本ではこのシオン属はほとんどなくなっていて、その植物学者の方によると、おそらく九州の熊本あたりか淡路島に少しあるのではないか、ということでした。(p.242)
 下記リンク著作に、「シオン」と「菊花紋」の関連が記述されていたという記憶はない。
    《参照》   『淡路ユダヤの「シオンの山」が七度目《地球大立て替え》のメイン舞台になる!』 魚谷佳代 《前編》
 ユダヤ人のいう「シオンの地に帰ろう」というのは、ヤマトの原点に回帰しようということと同じなのです。(p.243)

 

 

【ニギハヤヒとセオリツヒメ】
 ニギハヤヒという存在は、セオリツヒメ(瀬織津姫)とパートナーのような男女両極になっているので、おそらくそれが、彦星と織姫という形で伝承されてきたのでしょう。(p.252)
 山水治夫さんは、独自な感性で、以下の著作を書いている。
   《参照》  『ニギハヤヒ・シ♭』 山水治夫 (ナチュラルスピリット)
   《参照》  『セオリツ姫・シ♭』 山水治夫 (ナチュラルスピリット)

 

 

【フラヴァシ】
中山  ゾロアスター教には、アフラ・マズダ、ミトラ、アナヒターという神の他に、「フラヴァシ」という精霊もいる。そのフラヴァシは鳥類のワシの姿をしていて、しめ縄を輪にした正月飾りのような持ち物を持っている。身体も輪の中に入っている姿で表されているけれど、これが茅の輪になっています。
澤野  それは面白いですね
中山  このフラヴァシはサンスクリット語では「ウラヴァサ→ウラバンナ」となり、盂蘭盆(お盆)の語源となる。さらに、これが日本まで流れてきてお盆になっています。(p.283)
 盂蘭盆のもとがサンスクリット語のウランバーナであることは、聞いていたけれど、その元がゾロアスター教の精霊「フラヴァシ」だったとは・・・。

 

 

【ゾロアスター教と八百万の宗教をもつ日本】
 ゾロアスター教は、古くからペルシャを中心にエジプトやギリシャからの信仰や風習も組み込み、シュメールやアッシリアの文化も受け継ぎながら、カスピ海東側のアルタイにも影響を与えた。アルタイ地方に残る数々の遺跡は、奈良県明日香村の石の造形物ともそっくりで、ゾロアスターの流れは仏教とも習合しながら、かなり古い信仰の形を日本に伝えたのです。さらに、ゾロアスター教が、ユダヤ教、キリスト教イスラム教にも深い影響を与えていることを考えると、日本には八百万の神々というより、八百万の宗教が入ってきているといってもいいでしょう。(p.283-284)
 極東の龍体列島・日本は、神々や宗教を含む世界中のあらゆる文物が吹き溜まるよう仕組まれた国。
  《参照》  『なぜ天変地異は起こるのか』 アマーリエ (ヒカルランド)
           【日本は重要な場所です】

 ゾロアスターに関連するものをリンクしておきます。
   《参照》  『マニ教とゾロアスター教』 山本由美子 (山川出版社)
   《参照》  『誰も語りたがらないタブーの真実2』 中丸薫・三神たける (青志社)
           【イランとインドの境目】
   《参照》  『第五福音書』 R・シュタイナー イザラ書房
           【ベツレヘムのイエスとナザレのイエス、そしてイエスの変容】
   《参照》  『仏陀からキリストへ』 ルドルフ・シュタイナー (風の薔薇)
           【仏陀とゾロアスター】
           【ゾロアスターの二人の弟子と、イエスの 「エジプトへの脱出」 の真相】
           【神殿における12歳のイエス】

 

 

【アラハバキ】
 アラハバキを考える上で重要なのは、「ハバク」こと。しかも、それは「荒く」「ハバかれる」ということで、それは過激になされます。アラハバキの本質は「浄化」ですが、一般に私たちが考える浄化よりももっと過激です。・・・中略・・・。
 自然から離れた人類が自らの頭で考えた「素晴らしき世の中」など、アラハバキにとっては美しくもありがたくもない、ということです。人類が自らを過信し、誇って創り上げた幻想の世界をアラハバキは一掃します。(p.92-93)
 先に“アラハバキ、そしてセオリツヒメは宇宙根源神である「宇賀神」に通じています。(p.16) ”という記述を書き出しておいたけれど、セオリツヒメの「大愛」も同様である。

 

 

【セオリツヒメの慈悲、そして愛の本質】
澤野  セオリツヒメの慈悲、そして愛の本質は、人類には「破局」や「大破壊」としか映らない可能性はあるということです。
 そして、セオリツヒメはもちろん大浄化をするのですが、それはその後の「大いなる再生」、つまり、それまで封印されて、伏在させられてきたものたちを、一気に浮上させるための地均しとして行われるものですから、それは実は「大破壊」でも「大破局」でもないということなんですよ。(p.14)
 この記述の後、3・11もセオリツヒメが関係していると書かれている。
   《参照》  『数霊に秘められた宇宙の叡智』 深田剛史・はせくらみゆき (徳間書店)
            【117は恩を忘れ傲慢に生きる人類への警告】

 3・11によって、大いなる浄化がなされたといえるだろうか。まったく足りていないだろう。本当に浄化が行われていたら、日本も世界も遥かにもっとドラマチックに変貌しているはず。
 「天地に仁なし。万物をもって趨狗となす」といえるほどの、セオリツヒメの本当の「大愛」の発露は、まだこれから先のことである。
    《参照》   【鍵】バシャール 【日本へのメッセージ】


 

<了>