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 二人の青年の対話によって全編が綴られている。


【麻をめぐる物語】
 古代から罪、穢れを祓うとされていた神聖なもの「麻」が、なぜ現代では罪となっているんだろう。 (p.41)
 大麻取締法が日本で制定されたのは1948年なんだよね。この年というのはイスラエルが建国された年で。そういうことって全部水面下で繋がっていることだと思う。 (p.42)

 ガン、エイズ、白内障、緑内障、アルツハイマー、多発性硬化症のような現代病。その現代病に「麻」が劇的な効果があるというのも、非常に皮肉というか因縁めいている。その中で、実はどのような治癒メカニズムがあるかというと、「麻」を食べたり吸ったりして、「テトラ・ヒドラ・カンナビノール」という成分が体内に入ると、その「麻」の成分をキャッチするレセプター(受容体)が脳の中にあって、そこで受取られるんだよね。人間は誰でも持っているんだよ。これ、不思議だよね。もう知っているっていうことなんだよね。太古から使ってたっていうこと。必要だからあるんだよ。
 そしてレセプターがその成分をキャッチすると、第三の目の奥にある松果体という器官から、わずか3週間で完成するという器官から、「メラトニン」っていうホルモンが通常の40倍分泌するということが、アメリカの脳生理学者によって、もう確認されていて、公的なデータになっている。
 そして40倍のメラトニンが出ると、血液中の活性酸素が中和され、自然治癒力に働きかけて結果として病気を治してしまう。
 ここで1つのポイントなのは、今の医薬品っていうのは、頭痛薬、胃腸薬って全部分かれているでしょ。これは薬の利益を上げるためなんだよね。本当は自然治癒力に働きかけて根幹から治してしまえば、すべての病気に効くわけなんだよね。 (p.65-66)

 「麻」の葉というのはすごく光合成が活発なんだ。だから、土に含まれているダイオキシンとか重金属とか、有害物質を光合成で分解してしまう。
 光の時代になって、なおかつフォトンのエネルギーがこの地球にもたらされたときに、地球上に大麻プラントがないと、十分な受け皿がないことになる。 (p.104)
 105ページには、伊勢神宮領域内の麻畑の写真が掲載されている。
 神道の儀式は麻なくして始まらない。
 “麻” は、フォトン(光子)が地球に降りそそぐ “朝” の時代に準備万端、用意されていなければならない。
 その時は、真近かに迫っている。
 高齢化が進み、放置されている耕作地に、麻を植えることで地力を回復させることができる。
 麻の生理学的効用を確認して、善用されるよう配慮した後、大麻取締法を改正してもらわなければならない。
 西欧では既に解除されている。
 しかし、地球の支配者たちが、最も恐れるのは、「日本人の霊的な覚醒」なのである。
 故に、大麻の解禁は、絶対にさせないだろう。それどころか、様々な企みで、日本民族を抹殺させることを目的にしているのである。
 

 

【サイコアストロノート】
 マヤには、サイコアストロノートっていう考え方がある。自分の意識を通じて宇宙とコミュニケーションをとって、素晴らしい生命の指針を大宇宙からいただいて、それを一族の生活の知恵にしているんだよね。 (p.117)
 現代人は忘れてしまっているのだけれど、古代人達はこのように星と交流するのが普通だった。
 古今東西、真正のシャーマンと言われる人々は星とコミュニケーションしている。
 モーセは “カペラ” に導かれて “契約の地” にやってきた。
 日本の主要な神社や、特定の自然神域には天体からの光の柱が降りている。

 

 

【二元性の枷に嵌らないように・・・・】
中山 : 二元性の特性だよね。つまり、「平和になろう」って平和を求めすぎると、その背後に平和じゃないものを作ってしまっているんだね。
窪塚 : 今、違うってことだもんね。
中山 : そう、前提が平和じゃないってところから発生している。平和じゃないところから発生しているものは、平和になれないと思うんだよね。いくら平和、平和って唱えても。だから、そうではなくて 「平和だと知る」 ことだよね。 (p122)
 そう、これは重要なことだ。
 私も、政治や経済に関わる国際関係の本を読むと、しばしばこの枷に嵌ってしまう。
 逆説的ではあるけれど、危機的状況を具体的に知ってその回避を考える大人の心より、何も知らずにディズニーの世界に憧れている子供心の方が、有意ということである。二元性の枠組みに囚われている意識の世界にあっては、様々な知識が、実は有害となってしまっていることが多い。
 
<了>