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 この本、だいぶ前に読み終わっていた。隅が折られているページを書き出してみたけれど、今、全部読み返せば、全く違った読書記録になってしまうような気がする。2005年9月初版。

 

 

【錬金術】
 エハンさんの記述から。
 錬金術師は、頭だけをよくするものではありません。自分は、濃い重い次元にはまった鉛の存在だと考え、これをゴールドに変えましょうということなんです。ゴールドの存在になるということは、もっと次元の高い存在になること、別の言い方をすれば、本当に自分に戻るということです。
 錬金術を簡単にいうと、そのための修業なんです。非常に科学的でありながら、スピリッチュアルでもあるんですね。ダ・ヴィンチもそうですが、重力の法則を発見した、お固い科学者だと思われていたニュートンも、実は錬金術師から出発したんです。(p.24)
 人体に関する錬金術については、下記に書かれている。
   《参照》   『ネオスピリチュアルアセンション』 エハン・デラヴィ/中山康直/白峰由鵬/澤野大樹 (明窓出版)
             【アセンション後】
             【メラトニンと松果体】
 学校で習ってないニュートンについては、以下からリンクを2つ。
   《参照》   『ほめ言葉大辞典』 清水義範 (白泉社)
             【ニュートンは魔術師】

 

 

【富士神界のイズノメ】
 中山さんの記述から。
 霊峰富士から、最南の方向のイースター島まで続く富士神界というレイラインの流れがありますが、この富士神界の伊豆の目(出ずる芽)といわれる伊豆大島、この伊豆大島は日本の国体の働きのスイッチ役になっていて、龍体のコントロールセンターでもあると理解しています。(p.43)
 神道に関して少々詳しい人なら、イズノメの働きとは、縦(火)と横(水)の力が交差する形象(神=火+水)で表わされることを知っているはずだけれど、富士神界のイズノメこそ第一の要所だろう。
 日本列島の各地にあるレイライン(龍脈)の要所で、それを知る複数のシャーマンさんたちが役割を担って天の時に秘法をおこなっているのだけれど、人知れず行われているそのような神事は、言うならば国家レベルでの錬金術である。

 

 

【二柱のシャーマン】
 中臣家と忌部家、これは神事、祭事を司る古代からのシャーマンの二本柱なのです。冠婚葬祭もシャーマニズムからの流れで現在も執り行われています。お葬式の時に 「忌中」 と書きますが、これは忌部の 「忌」 です。「忌」 は己の心。忌中の 「中」 は、中臣の 「中」 ですから、つまり、忌部と中臣が両方協調して、死者の魂を迷いなく天界にあげるというまつりごとなのです。
 ・・・(中略)・・・。
 この二柱のシャーマンは、天の岩戸神話の中で、天照大神を麻と音によって引っ張り出すという神事を執り行った、天布刀玉命(あめのふとだまのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)という二柱の神様と対応します。
 それが忌部氏の祖先神と中臣氏の祖先神なのです。その二柱の働きがあってこそひとつになるのに、中臣鎌足が藤原の姓を賜った時に、忌部氏を排斥して、祭事を自分たちの一族で掌握したのです。これも良い悪いではなく、歴史の流れとしても必然だったのでしょう。そんな時代の中で、本当の日本の国体の真髄は隠されました。(p.56-57)
 日本の国体の真髄が隠されたのは聖徳太子がいた西暦700年前後のことである。時空を超えて見通すことのできる聖徳太子をはじめとするシャーマンたちは、霊主体従の時代が訪れるまでおよそ1300年の間、日本の本質的な霊統に覆いをすることで時代の仕組みを作ったのだろう。
   《参照》   『聖徳太子の「日本が沈む日」秘書 『未来記』 の真相』 友常貴仁 三五館
             【やまとに異国の教えを持ち込んだ “豊聡耳王子“ 】

 

 

【水でエネルギー】
 白峰さんの記述から。
 近年、なぜ水が日本でも売られるようになったか知っていますか? 最終的には、水でエネルギーを全部まかなえるようにするために、水にお金をかけているんです。(p.137)
 水に太陽のフレアエネルギー、フォトンエネルギーがだんだん入っていきますと、常温で核融合できるんですよ。水で車を走らせるような時代ですが、世に出てきていないだけで、20年前にできているものもあるんです。(裏社会が止めました) (p.138)
 深野一行さんが著していたようなフリーエネルギーに関する著作は、近年余り見なくなっているけれど、ホントは、もう数十年前にいろいろできている。なのに様々な技術が陽の目を見ていない。多くの雇用を生んでいる大企業というのは、時代を大変革させる上で、実に大きな抵抗勢力なのである。
 金融・軍事・エネルギーといった分野は、大元締めとしてのロックフェラーとロスチャイルドに握られている。だから、世界は変革できずに逼迫し困窮するのである。
 いくら未来を見通す賢明なる一般市民が多くいても、大元締めは我関せずといった風情で、世界同時進行で格差社会化をガンガン推し進めてゆく。一向に改まる様子がないから、一般市民は神なるものの配慮として天変地異のような神計(奸計ではない)の実現を期待してしまうのだろう。

 

 

【日本が中心になる】
 いいことを教えてあげましょう。中国の5千年前の古文書に、世界の中心は日本だと書いてあるんですよ。ですから中国5千年の歴史、それ以前は日本が世界の中心だったということです。これは竹内文書でもなんでもない、中国の文献にあるんです。ただし、そうなれば中華思想が成り立たないわけです。(p.141)
 その古文書の名前は書かれていない。
 さて、現在の西欧世界権力のトップたちは、非常に高齢化しているけれど・・・
 バチカンからスタートして、世界中の要人がみんな死んじゃうと、もちろんロックフェラーやロスチャイルドの世界も例外ではありません。
 ここの若い衆のメンバーは、意外にニュータイプなんですよ、なぜかというと、彼らは三次元的には世界最高の教育を受けているからです。
 彼らの帝王学とは、実はエスパーの養成です。どういうことかと言うと、みな見えない世界との関わりを学んでいるんです。超エリートです。だから全部解っていて、爺さまが死んだ後の、二代目以降などの若手は、ものすごく宇宙とか、歴史とか、日本を重んじます。(p.142)
 彼ら超エリートより、日本人の方が、日本の様々な価値を知らないのである。
   《参照》   『地球維新 ガイアの夜明け前』 白峰 (明窓出版) 《後編》
              【日本近海】

 

 

【白・黒・金】
 白と黒とゴールドは七色を統合したものなのです。七色を左に回したエネルギーの色は黒なんです。右に七色を回して統合すると白になるんです。その白と黒を調和させた時に、ゴールドになるんです。(p.148-149)
 七色の光を混ぜると白くなるから右回転(陽)の作用。
 七色の絵具(染料)を混ぜると黒くなるから左回転(陰)の作用。
   《参照》   『くらしの科学がわかる本』 サイエンス班・編著 自由国民社
             【CMYK と RGB】
   《参照》   『あなたは本当に「今」を生きていますか』 渋沢眞由美 (心泉社)
             【色にも陰と陽がある】

 神社のマーク < 卍 > は右回りだから清らかな純白。
 ナチスドイツのハーケンクロイツ < 卐 > は左回りだから邪な真っ黒。
 錬金術(霊学)的には、光も闇も同じ七色で構成されていることになる。
 錬金術の到達点であるゴールドは、白(善)によって黒(悪)を打ち破ることではない。
 白と黒の調和によってゴールドを生むのである。ここがポイント。
 世界中の民族の中で、色の相似性を計ると、ゴールドに一番近い共鳴作用を起こすのは日本人なんです。(p.149)
 「はい」 「いいえ」 をあまり明確にせず、あいまい領域を許容する性のある日本人は、あえて他者と対立し確執することよりも “共生” を選択し、結果が望ましくない場合であってすら “水に流す” ことを選択するものである。和の文化とは、異なるもの(陰陽)と和する調和の文化である。このような日本人の心的傾向があるからこそ、ゴールドに共鳴するのであろう。
 しかし、錬金術師である著者が言いたいのは、その程度の柔なことではない。
 ゴールデン・フォトノイドたる日本人は、天の時である宇宙的イベントが進行する中で、世界を牽引して行く日本人としての天命を自覚せよということである。
   《参照》   『日月地神示』 白峰聖鵬 (明窓出版) 《後編》
               【結語】
 
<了>