皆さま

 

2020年も今日で2日目ですね。

 

正月は皆さまどう過ごされましたか?

 

僕は初詣に行こうと、近所の神社に

 

行きました。

 

ものすごい行列でして、

 

正月の初詣は諦めました・・・

 

今日、改めて初詣に行ってこようと

 

思います。

 

多くの人が神社やお寺に足を

 

運ぶようになったのかなあと

 

勝手に思っています。

 

それでは本日もよろしくお願いします。

 

初めましての方は、こちらから自己紹介を兼ねた

僕の物語をお読みいただくことができます。

【まとめ】不安な人生から安心の人生に転換した僕の物語

 

では、書いていきます。

 

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「母の死で生きる意味を悟る公太の物語⑭」

 

前回までのお話しはこちらからお読みください。

母の死で生きる意味を悟る公太の物語①

母の死で生きる意味を悟る公太の物語②

母の死で生きる意味を悟る公太の物語③

母の死で生きる意味を悟る公太の物語④

母の死で生きる意味を悟る公太の物語⑤

母の死で生きる意味を悟る公太の物語⑥

母の死で生きる意味を悟る公太の物語⑦

母の死で生きる意味を悟る公太の物語⑧

母の死で生きる意味を悟る公太の物語⑨

母の死で生きる意味を悟る公太の物語⑩

母の死で生きる意味を悟る公太の物語⑪

母の死で生きる意味を悟る公太の物語⑫

母の死で生きる意味を悟る公太の物語⑬

 

そうして時が過ぎていき、

 

公太の母を失った哀しみは

 

随分と癒えてきました。

 

母を失った直後は、

 

父は家を出ていき、

 

母は亡くなり

 

自分は独りぼっちなのでは

 

ないかと錯覚して

 

孤独感を感じていました。

 

しかし、家に帰れば

 

愛する妻がいます。

 

家族はもろくも壊れるのかと

 

公太は何度も思いました。

 

しかし、その想いも長くは

 

続きませんでした。

 

「僕はもしかしたら幸せな家族の生活がしたかったのかもしれない」

 

「家族は壊れるもの」と

 

強く思っているうちに

 

ようやく公太は自分の

 

本当の望みに気が付いたのです。

 

想いが振りきったのかもしれません。

 

しかし、もう父も母もいませんでした。

 

公太は希望は叶わないと

 

どこかで諦めていました。

 

公太がそんなことを

 

考えながら自宅の

 

ソファで座っていると

 

右の肩をコツコツと

 

優しく叩かれました。

 

公太が振り返ると

 

妻でした。

 

公太は何かに気が付きました。

 

「あ、僕には幸せな家族がいた」

 

「これから幸せな家族の輪を広げていけばいいんだ」

 

妻の笑顔を見ていたら

 

そんなことが公太に

 

次から次へと湧いてきました。

 

気が付くと公太は妻に

 

語りかけるように話していました。

 

「これから幸せな家族を築いていこう」

 

妻は驚くこともなく、「うん」と

 

うなずきました。

 

公太は今自分が幸せであると

 

実感しました。

 

そうして、しばらくすると

 

公太の妻が妊娠していることが

 

わかったのです。

 

その知らせを妻から聞いた

 

公太はすでにこみ上げるものが

 

あったのか、目の表面が

 

潤いました。

 

そうです、親になること

 

父になることが怖かった

 

公太は母の死をきっかけに

 

生きる目的のようなものを

 

ハッキリと言葉にはできませんが、

 

理解できたのかもしれません。

 

そうして、「幸せな家族を築く」という

 

公太の奥底に隠れていた

 

本当の望みに気が付くことで

 

自分の父や母のようになるという

 

恐怖感を超えて

 

子どもを持つという決断を

 

することができたのです。

 

もちろん、子どもを持つことだけが

 

幸せな家族の形とは

 

限りません。

 

しかし、この時の公太は

 

親になって幸せになるという

 

ことが必要だったのかもしれません。

 

公太は今は会っていない父、

 

亡くなった母へ想いを込めて

 

空に向かって感謝の気持ちを

 

伝えました。

 

「ありがとう」

 

「お父さん、お母さん僕は幸せな家族を築きます」

 

【~続く~】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

世の中が今よりも幸せな場所になっていきますよう

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。

 

*この物語はフィクションです。