NHK朝ドラ『らんまん』が面白い。『朝ドラメドレー』のブログでも触れたが、私は朝ドラの時間は基本的に見ることができないので、土曜日だけ何となく見て過ごすことが多い。だがその中で、その面白さに惹かれて平日分も録画して見るようになった作品が2つだけある。1作目が『あまちゃん』、そして2作目が今放映中の『らんまん』である。何が良いって、全て良い。脚本も丁寧だし、役者さんの演技が素晴らしい。神木キュンの人たらしぶり最高やし、志尊淳くんイケメンすぎ、浜辺美波ちゃん可愛いすぎるだろ😍、松坂慶子さん泣ける😭、佐久間由衣ちゃん和装似合いまくり、もうキリがない。いつも帰宅後ビデオ見ては泣いている私です。まるで最終回のような6/30放送分が終わり、後半突入が楽しみでしかない。😊
『らんまん』公式Twitterより
さて、昨日はこれも楽しみにしていた『岩崎宏美&岩崎良美 meets 新日本フィルハーモニー交響楽団』が、岩崎姉妹の地元に隣接する墨田区のすみだトリフォニーホールにて開催された。昨年良美さんが宏美さんと同じ事務所に移籍。今後お二人のコラボレーションの機会は増えると踏んでいたが、その期待通りのスケジュールが組まれている。今月27日の新潟は村上市民会館を皮切りに、『宝くじ まちの音楽会〜ふれあいコンサート〜』をお二人で回られる。そのスタート前にドカンと一発、新日本フィルをフィーチュアしての豪華なステージが組まれたので、もちろん参加して来た。感動のコンサートの様子をお伝えしたい。
基本的に単発のコンサートであるので、ネタバレも構わないかと思ったが、今後の『宝くじ まちの音楽会』のプログラムとだいぶ被る可能性(特に1部のバンドステージ)もある。なので、そちらを楽しみにされている方は、以下はお読みにならないでいただきたい。では、以下【ネタバレ全開】で昨日のステージを振り返ってみよう。
【ネタバレ注意!】
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第1部 (岩崎宏美&岩崎良美バンド)
●ただ・愛のためにだけ(宏美)
●夢で逢えたら(宏美&良美)
●白い色は恋人の色(宏美&良美)
●男と女〜残されし恋には(良美)
●ヒットメドレー2023(宏美)
二十才前〜ロマンス〜女優〜小さな旅〜万華鏡〜シンデレラ・ハネムーン〜私たち
昨日はクラシックの演奏会と同様に、演目・作詞者・作曲者・編曲者・演奏者等を記載したプログラムが配られた。若干の変更はあったものの、基本プログラム通りのセットリストであった。お二人のほぼ地元ということで、「錦糸町駅にはだいぶお世話になった」というローカルな思い出話からスタート。「バス代をお菓子のために使ってしまい、交番で何度も借金」のエピソードは、何度聞いても可笑しい。🤣
二人のデュオ2曲は『Dear Friends』シリーズからの定番曲である。宏美さんは今年のツアーの超ダイジェスト版のような選曲、良美さんはオリジナルではなくシャンソンからフランス語で歌唱された。
プログラムにはヒットメドレーに「私たち」の記載がなかった。後で聞いた話によると、今回のコンサートの客層を考え、B面曲である「私たち」を入れるかどうか、宏美さんも悩まれたらしい。だが、結果「私たち」を入れて大正解だった。親衛隊も多数参加しており、“若葉マーク”のお客さまも巻き込んで客席参加型のパフォーマンスが大いに盛り上がったのだ。私たちの前の列に座っていらした初参加の女性3人組も、「素晴らしかった。楽しかった」と帰り際にお声がけくださった。😊
第2部 (藤野浩一:指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団)
●ごめんねDarling(宏美&良美)
●天使のささやき(宏美&良美)
●さよならを教えて(良美)
●シェルブールの雨傘(良美)
●赤と黒〜青春〜タッチ(良美)
●思秋期(宏美)
●太陽が笑ってる(宏美)
●聖母たちのララバイ(宏美)
2部のオープニングは、15年前の『Precious Night』を思い出させる藤野さんアレンジの「ごめんねDarling」だ。息もピッタリの艶やかなお声を聴かせてくださる。「天使のささやき」(When Will I See You Again)は、お二人のデュオとしては私は今回初めて聴く。「にがい涙」と同じザ・スリー・ディグリーズのナンバーだ。オリジナルをご紹介しておこう。
良美さんの2曲は、これもシャンソンで原語。「シェルブールの雨傘」は宏美さんも歌われたことのある名曲中の名曲だが、良美さんの歌唱も絶品。ここでようやくヨシリンのオリジナル・ヒットメドレー。オケ伴ではあったがノリの良い「タッチ」では、会場も思わず手拍子で盛り上がる。
そしてヨシリンと入れ替わりで宏美さんが「思秋期」のイントロと共に登場。聴衆を一気に宏美ワールドに引き込んでしまう。ラストの「聖母たちのララバイ」ももちろん、圧巻の歌唱であった。2曲とも渡辺俊幸さんのアレンジで、『My Songs』(2015)収録のバージョンだ。だが私は、素晴らしかった昨日のステージの中でも最も琴線に触れたのは、この大曲2曲に挟まれた「太陽が笑ってる」だった。何故だかわからないが、フルオーケストラのアレンジ(編曲:上杉洋史)と、宏美さんの噛み締めるような歌唱のためだろうか。落涙を禁じ得なかった。
アンコール
●見上げてごらん夜の星を(宏美&良美)
満場の鳴り止まぬ拍手に応えてのアンコールは、坂本九ちゃんのこの名曲。これも『Precious Night』を髣髴とさせる藤野さんのアレンジだ。親衛隊に限らず、誰からともなくブルーのペンライトが揺れ出し、素晴らしいコンサートを締めくくるにふさわしいお二人の歌唱を支える美しい光景だった。
衣装は細かく覚えていないのだが、1部オープニングのモノトーンから、2部からピンク系が加わり、アンコールではチラシと同じお二人共真っ赤なドレス、と衣装でも楽しませていただいた。😍
そしてもちろん仲間たちと楽しく打ち上がり、ほろ酔い、もといだいぶ出来上がり、最高の気分で家路に着いたのであった。(蛇足)😜