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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

5月のある平日、AKKOさんと代官山のグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』で過ごす楽しい午後の続き。

 

アントレが届く。

温かいグリーンアスパラガスと帆立貝のサラダ仕立て、オランデーズソース。

 

帆立貝の厚みが素晴らしい。

帆立もグリーンアスパラガスも北海道産。

オランデーズソースの上に酸味のあるソースがかけられ、味に変化がつけられている。

 

熟成したシャンパーニュに合わせて楽しむ至福の時間。

 

飲んでいるシャンパーニュは、ポメリーの最高峰、キュヴェ・ルイーズ、1989年。

34年余りの熟成を経て、素晴らしい熟成古酒となっている。

 

ポワソンが届く。

 

温かなジューソースが注がれる。

 

天然真鯛のポワレ、ブイヤベース風ジューソース。

この身の厚みから察するに、かなりの大物の天然真鯛だ。

添えられているバゲットの上には、アイオリソース。

ブイヤベースにはアイオリソースは欠かせない。

添えられている野菜は、ポロネギ、ズッキーニ、赤と黄のパプリカ。

 

小食なAKKOさんには半量で作ってもらった。

 

ここで、AKKOさんご持参の二本目のワインを飲むことにする。

抜栓は早めにしておいてもらっている。

 

メドック第3級格付けの銘醸、シャトー・カロン・セギュール、1983年。

”サン・テステフのマルゴー”と称されるワインで、長期熟成に耐える骨太のワイン。

 

40年の時を経て、流石にコルクは脆くなっている。

ソムリエがピンセットを使いながら、丁寧に抜栓してくれた。

 

ルイーズの1989年とカロン・セギュールの1983年の並行飲み。

何とも贅沢な時間だ。

色はレンガ色に退色しているが、果実味はしっかり残り、古酒ならではの深い味わい。

古酒の楽しさを久し振りに実感する。

セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー31%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド2%。

 

ヴィアンドは、川俣軍鶏胸肉のローストとフォア・ド・ヴォライユのフィユテ、ソース・シュープレーム。

 

川俣軍鶏は福島県伊達郡川俣町の特産品。

軍鶏の上には、たっぷりのモリーユ茸。

ソースシュープレームは鶏料理に良く合う。

ソースシュープレームは、フォン・ド・ヴォライユ(鶏の出汁)にマッシュルームを加えて煮詰めたものをヴルーテに加えて、卵と生クリームを合わせたソース。

 

フィユテ(パイ生地)の中には、フォア・ド・ヴォライユ(鶏のレバームース)。

 

カロン・セギュールの古酒は優しい味わいなので、軍鶏料理との相性も良い。

 

ヴィアンドを食べ終えると、サプライズのハピバプレート。

5月生まれのAKKOさんのために、内緒でお店に頼んでおいた。

 

そして今日のメニューカルテに写真を貼り付け、プレゼントしてくれるのだ。

 

コース料理のデセールも届く。

 

フレッシュベリーのキルシュ風味、ホワイトチョコレートとヨーグルトのムース、オレンジのソースとヴェルヴェーヌのアイスクリーム。

ヴェルヴェーヌはレモンバーベナのフランス名。

 

食事の〆はミニャルディーズと、AKKOさんはエスプレッソコーヒー。

 

私はレギュラーコーヒーとミニャルディーズ。

コーヒーの写真は撮り忘れ。

グレープフルーツのゼリーがジューシーでとても美味しい。

 

今日飲んだ二本のワイン。

AKKOさんに感謝の素晴らしい古酒だった。

 

席を立つときに、この燭台に気がついた。

これは閉店してしまった西麻布の『レストランひらまつ レゼルヴ』のレセプション階に置かれていたものだ。

 

私たちが最後の客となってしまった。

一番右奥が私たちのテーブルだった。

先崎支配人、原田マダムに見送られ、店をあとにする。

代官山のフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』でAKKOさんと過ごす、素敵な午後でした。

 

AKKOさんの記事はこちら。

 

 

 

 

 

 

 

今日は時系列を飛び越えて、5月の記事をアップ。

ご一緒していただいた方が記事をアップされたので、私も急いでアップすることにした。

5月のある平日のお昼、恵比寿に降り立つ。

 

気持ちの良い天気なので、恵比寿から駒沢通り、そして旧山手通りに入り、代官山方面に歩いて向かう。

ハリウッド・ランチ・マーケットの恐竜や動物たちは今日も元気。

 

『リストランテ ASO』の欅の木の緑が濃くなっている。

2月にここで食事をしたときには、刈り込まれた枝は丸裸だった。

 

待ち合わせまで時間があるので、「T-SITE」をチェック。

 

「T-SITE」を出ると、目の前にはハワイアンの『アロハテーブル』。

ここはドラマの撮影の人気のスポット。

 

目的の場所、「代官山フォーラム」に到着。

 

今日のランチの場所は、フレンチのグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』。

 

この階段を下ると、レセプションに至る。

 

このエントランスを見るだけで、今日の食事への期待が膨らむ。

 

原田マダムに迎えられ、バーに案内される。

ここでAKKOさんの到着を待つ。

 

今日はお隣のラウンジでは何かの食事会が開かれている。

美しく装った女性たちの華やかな話声が漏れ聞こえる。

 

AKKOさんが到着すると、先崎支配人に先導され、何時ものテーブルに案内される。

この写真はダイニングルームの一番奥から入口方向を撮影したもの。

ほとんどのテーブルに客が居たので、食後に人が居なくなってから撮影。

 

私の指定席は、ダイニングルームの一番奥のコーナーテーブル。

 

何時ものテーブルセッティング。

この金のプレートが好きだ。

 

今回ここに来た理由は、AKKOさんのワインセラーに眠る古酒を美味しい料理と共に味わうため。

AKKOさんが持ち込まれたワインは、シャンパーニュとボルドーの赤。

 

ポメリー、キュヴェ・ルイーズ、1989年。

ポメリーのフラッグシップ・シャンパーニュで、ルイーズはマダム・ポメリーの愛娘の名前。

アヴィズ、クラマン、アイの3つのグラン・クリュ畑の中にある、キュヴェ・ルイーズ専用の区画のぶどうのみを使用。

更にこれらのぶどうの一番良い果汁、クール・ド・キュヴェ(キュヴェの魂)のみを用いて醸造。

地下30m、全長18kmに及ぶカーヴで熟成され、瓶内熟成期間は8年と極めて長い。

 

34年の時を経ているので、慎重にコルクが抜かれる。

 

コルクはまだ健全で、ほっとする。

 

これだけの古酒となると、テイスティングも緊張する。

香りを確かめ、口に含む。

美味い。

ほっとして、ソムリエに向かって頷く。

 

シャンパーニュ用ではなく、大きなグラスに代えてもらう。

AKKOさんと乾杯。

こんな素晴らしいワインを一緒に味わわせてもらうことに感謝。

 

熟した花梨、アプリコット、シェリーの香り。

濃厚な果実味、長い余韻。

ガスは弱くなっているが、スティル・ワインとして飲んだとしても素晴らしい熟成古酒だ。

良いぶどうを使っていることがわかる。

セパージュは、シャルドネ65%、ピノ・ノワール35%。

 

シャンパーニュのお供は、グジェール。

 

三種のフロマージュを練りこんだグジェールの香りが素晴らしい。

 

アミューズ・ブーシュはプチポワの冷製ポタージュ。

 

黒胡椒のクリームとクルトンが浮かべられている。

冷たく濃厚で滑らかなポタージュが美味い。

 

ミネラルウォーターはペリエ、コンガスを選んだ。

 

温かいパンが届く。

このパンが美味しいのだ。

 

お供は、エシレバター。

 

AKKOさんと代官山のグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』で過ごす素敵な午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

3月のこと、ちぃさんと「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」で過ごす楽しい夜の続き。

 

2Fの『ザ・グリル・トラノモン』を出ると、B1Fのお店をチェック。

 

ここは、「W TORANOMON」。

 

ワインショップの品揃えが素晴らしく、見て歩くのが楽しい。

 

高級ワインのセラーには垂涎のワインが並ぶ。

 

ちぃさんに色々なワインの説明をするのも楽しい。

でも、興奮しているのは私だけかも。

 

B2Fに下り次に向かったのは、「T-MARKET」。

 

今夜はどのお店も結構混んでいる。

 

前回訪れた『ダム・ブルワリー・レストラン』には何故か客が居ない。

 

『ISTINTO/LAMMAS』ではワインを飲めるが、ディナーで飲んだばかりなのでパス。

 

ここの化粧室周りはまるで水族館。

ちぃさんを待っていると、事件が発生

非常ベルが鳴り響き、ちぃさんが飛び出てきて「幸さん、来て!」とのこと。

ちぃさんの後ろには金髪の若い女性。

ちぃさんに事情を聞くと、「どうやら間違って非常ベルを押してしまったみたい。英語だから幸さん対応して」とのこと。

そこで、その女性から話しを聴いたうえで、「大丈夫ですよ。係員が来たら私が事情を説明しておくから、貴女は何も心配せずに今夜を楽しんでね」と言ってその女性を見送る。

警備員がすぐに飛んでくると思っていたが、しばらく非常ベルが鳴り響く化粧室前で待っていても誰も来ない。

 

元々入店する予定のお店は化粧室通路の真ん前にある、『角打ち KAN』。

 

角打ちコーナーは今夜も賑わっていたが、幸いなことに入り口横のテーブルを確保。

ここからなら化粧室通路を見ることができる。

時々目をやっていたが結局誰も来ず、その内非常ベルは止んでしまった。

非常ベルを押しても誰も来ないのはちょっと不安だが、今回は手間が省けたので良しとしよう。

 

角打ちコーナーではこの冷蔵庫に並ぶビールや日本酒を自分で選び、レジで購入して飲むことができる。

酒販店価格で買えるので、とてもお得。

 

今夜は日本酒のボトルを購入。

ぐい飲みは冷蔵庫の中に置かれている。

左後方に見える水も購入。

 

新潟県加茂市の雪椿酒造が醸す、ゆきつばき 純米吟醸。

越後ゆきつばき会限定販売の酒だ。

 

山田錦他を60%まで磨いて醸されている。

雪椿は新潟県の”県木”であり、加茂市の”市花”でもある。

 

濁りのない透明な酒。

キレの良い淡麗辛口だ。

 

サクッと飲むと、帰途に就く。

今夜は思いのほか遅くなってしまった。

ちぃさんと過ごす、虎ノ門の楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

 

3月のこと、ちぃさんと虎ノ門ヒルズ ステーションタワーのオールデーダイニング、『ザ・グリル・トラノモン』で過ごす楽しい夜の続き。

 

三品目の料理は、広島県産牡蠣とほうれん草のグラタン。

 

サラダ・ニソワーズとセビーチェと冷たい料理が続いたので、三皿目は熱々の料理を選んだ。

 

これは二人に取り分けるのも簡単。

食欲をそそる香り。

牡蠣がごろごろ入っている。

 

スパークリングワインの最後の一杯と共に食べる。

 

飲んでいるスパークリングワインは、イタリア、ヴェネト州のトッレゼッラが造る、プロセッコ、エクストラ・ドライ。

 

スパークリングワインのボトルを飲み干すと、赤ワインを抜栓。

イタリア、プーリア州のプリミティーヴォ、パッツィア、2022年。

 

”pazzia”は、”madness”という意味なのだそうだ。

プーリアのプリミティーヴォにはアルコール度数がとても高いものがあるが、これは13.5%と良い感じ。

 

凝縮された果実味、カシス、プラム、ダークチェリー等のニュアンス、強いがまろやかなタンニン。

飲み応えがある、しっかりとしたストラクチャーのプリミティーヴォだ。

 

メイン料理は、オーストラリア産ラムチョップの香草パン粉焼き、ジュ・ダニョー。

 

ラムチョップが肉厚なのが嬉しい。

ジュ・ダニョーは仔羊のジュのソース。

 

二人に取り分け。

肉を取り分けるのは簡単だが、ソースに気を遣った。

付け合わせの野菜はケールのようだ。

 

ガッツリ仔羊を味わう。

 

フルボディのプリミティーヴォがよく合って美味い。

 

今回は使う必要が無かったが、胡椒と塩のミルはお洒落なプジョー製。

 

〆の料理は、小海老とフルーツトマトのポモドーロ。

一皿を注文したが、二皿に分けて届くのが嬉しい。

 

半分でも十分な量がある。

小海老というが、殻を剥いて火を通してこの見栄えは充分に大きい。

 

ちぃさんはスイーツはパス。

私は何時もなら必ず食べるのだが、今夜は流石にお腹がいっぱいで、パス。

最後の一杯のプリミティーヴォを飲みながら、話が弾む。

 

気が付くと、三時間を掛けて食事を楽しんでいた。

化粧室を利用してから店をあとにする。

この額は、化粧室に行く廊下の突き当りに飾られている。

 

近寄って見ると、金属のへらを加工して作った小魚が群れ泳ぐ姿。

これは面白く美しい作品だ。

 

満腹満足で、『ザ・グリル・トラノモン』をあとにする。

ちぃさんと過ごす、虎ノ門の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

今年4回目と5回目のベランダ菜園の収穫。

 

夏前に実った赤唐辛子は残り僅か。

4回目は24本、5回目は20本、合計240本となった。

ピーマンは夏前の収穫はこれで終了。

もう少し気温が下がれば花が咲き始め、秋口には二度目の収穫が期待できる。

 

3月のこと、ちぃさんと虎ノ門ヒルズで待ち合わせ。

 

虎ノ門ヒルズ駅から地下直結で「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」に向かう。

 

目的のお店は2階なのだが、時間があるので、4階の次回訪問したいお店を見に行く。

前回来た時には無かった暖簾が設置されている。

 

ここは、中目黒で人気のベーカリー、『flour + water』の姉妹店。

 

右側では今まさに暖簾が設置されようとしている。

ここに来るのも楽しみだ。

 

予約時間となったので、今夜のお店、『ザ・グリル・トラノモン』に向かう。

 

入り口を入ってすぐのバーコーナーのデザインがダイナミック。

 

ディナーの開始時間丁度の入店なので、店内に他に客はいない。

でも一時間半後にはほとんどのテーブルが埋まった。

 

店の奥には6人用のソファー席もある。

 

中央通路の横には、広い厨房。

多くのコックが料理の準備に忙しく立ち働いている。

 

私たちの席は、厨房の向かい側。

片側はソファー席となっている。

 

今日は冷たい雨。

暖かくなったらテラス席も楽しそうだ。

 

ちぃさんに料理を選んでもらい、私はワインリストと睨めっこ。

 

まずは冷えたスパークリングワインで乾杯。

 

選んだボトルは、イタリア、ヴェネト州のトッレゼッラが造る、プロセッコ、エクストラ・ドライ。

 

トッレゼッラはヴェネト州東部、ポルト・グルアーロに1984年に設立されたカンティーナ。

 

グレープフルーツ、レモンの爽やかな香り。

口に含むと、綺麗な果実味に活き活きとしたミネラルと酸、素晴らしく切れの良い辛口。

ぶどうはグレラ100%。

 

サラダ・ニソワーズ。

ニース風サラダ。

 

サラダ・ニソワーズの特徴は、ゆで卵、ジャガイモ、トマト、インゲン、オリーブ、ツナなどがたっぷり入っていること。



二人の取り皿に取り分け。

結構お腹に堪えるサラダだ。

 

帆立のセヴィーチェ、フレッシュハラペーニョとライム。

 

セヴィーチェはペルーの伝統的なマリネ。

酢ではなく柑橘の果汁を使うのが特徴。

 

ライムの香りと酸味が爽やかで、たっぷりの帆立が美味い。

ちぃさんと過ごす、虎ノ門の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

3月のこと、代官山のフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』で友人たちと過ごす素敵な午後の続き。

メンバーは、幸子さん、nekonekoさん、そして私。

 

飲んでいる赤ワインは、M.シャプティエが造る、クローズ・エルミタージュ、レ・ヴァロニエ、2009年。

飲んでいるときはパニエに入っていたので、飲み終わってからボトルを撮影。

 

M.シャプティエは1808年にタン・エルミタージュで創業して以来、7代にわたって家族経営を守るエルミタージュ最高峰の造り手。

 

丁寧に耕された自社畑は区画ごとに栽培管理され、単一畑の樹齢の高いぶどうを用いてワインが醸造されている。

栽培はビオディナミ、バックラベルにはオーガニック認証のAB、デメテール、ビオディヴァンのマークが付いている。

 

2009VTなので、ボトルには澱が溜まっている。

ここに澱があるのは、きちんと寝かされていた証拠。

 

色合いは濃いガーネット。

ラズベリー、ダークチェリー、プラムの香り。

果実の深い凝縮感と熟成感、強いタンニン、後味には樽由来のヴァニラのニュアンス。

2009VTだが、まだまだ熟成のポテンシャルを感じる。

50年の熟成に耐えると言われているだけのことはある。

セパージュは、シラー100%。

 

続いては、デセールの時間。

幸子さんのハピバプレートが届く。

 

三人で記念撮影。

この写真は今日のメニューが書かれたレストランのカルテに印刷され、

幸子さんにプレゼントされた。

 

デセールが届く。

苺のキルシュ風味と苺のムース、香り豊かなピスタチオのアイスクリーム。

 

苺のムースがとても可愛い。

 

ピスタチオのアイスクリームは大好物。

 

幸子さんと私の〆の飲み物は、濃いコーヒー。

nekonekoさんはエスプレッソ。

 

ミニャルディーズは、フィナンシェ、ぶどうのゼリー、苺のマカロン。

 

飲んだ二本のワインボトルに別れを告げ、席を立つ。

今日は幸子さんのお誕生日のお祝いをすることができ、久し振りにお会いするnekonekoさんとのお話しも楽しかった。

 

テーブルをほとんど埋めていた客の姿は既になく、私たちが最後の客となってしまった。

 

時計を見ると、三時間余り食事を楽しんでいたことに気が付く。

原田マダムと櫻井ソムリエが階段を上がり、外まで見送りに出てくれる。

何時もは先崎支配人が見送ってくれるのだが、今日はお休み。

 

旧山手通りを下り、帰途に就く。

途中にはイタリアンの名店、『リストランテASO』。

先月はここでちぃさんのお誕生日のお祝いをした。

 

先日ここを通ったときは、ハリウッド・ランチ・マーケットには恐竜が一体だけだったが、今日はカバも加わっている。

友人たちと過ごす、代官山の素敵な午後でした。

 

ところで、槍が先交差点近くのビルの階段には、工事中の標識。

この写真を見てお分かりになるだろうか。

ここは、2月19日に50代の男性が運転する車が突っ込んだ事故の現場。

階段にはまだ生々しい傷が残っていた。

 

この日のnekonekoさんの記事はこちら。

 

幸子さんの記事はこちら。

 

 

 

 

 

 

3月のこと、代官山のフレンチ、『メゾンポール・ボキューズ』で友人たちと過ごす素敵な午後の続き。

メンバーは、幸子さん、nekonekoさん、そして私。

 

パンとバターが届く。

このパンが美味いのだ。

バターはエシレ。

 

そしてカトラリーは、クリストフル。

 

飲んでいるシャンパーニュは、ラミアブル、グレーヌ・デトワール、グラン・クリュ、ブリュット・ナチュール。

ノン・ドサージュで造られたグラン・クリュは美味い。

 

アントレは、オマール海老のラヴィオリ、甲殻類のムースリーヌ、季節野菜と共に。

 

アメリケーヌのエキュームの香りが素晴らしい。

泡の中には、ビーツとブロッコリー。

 

大きなラヴィオリが姿を現す。

ラヴィオリの中には、オマール海老と帆立のムース。

 

抜栓しておいた赤ワインをテイスティング。

 

M.シャプティエが造る、クローズ・エルミタージュ、レ・ヴァロニエ、2009年。

2009VTがワインリストにまだ普通に残っているのが、『メゾン ポール・ボキューズ』の好きなところ。

 

コルクの状態はとても良い。

蝋封されていたので、コルクの下には切り取った蝋。

 

シャンパーニュの最後の一杯と平行飲み。

 

ポワソンは、軽く燻製をかけた鰆のムニエル、ソース・ブールブラン、菜の花とオレンジの香るキャロットラペを添えて。

 

鰆が肉厚で旨みが詰まっている。

ソース・ブールブラン上の緑は、パセリとアーモンドのソース。

 

オレンジで和えたキャロットラペは、甘味と酸味が心地良い。

柔らかな鰆に添えられたフライドオニオンの食感が楽しい。

 

ソースを余すことなく食べるため、二個目のパンをもらう。

 

ヴィアンドは、イベリコ豚のロースト、モリーユ茸風味のジューソース、”秋田米サキホコレ”サフランライスのグラタン。

ピンクの肉の美しさに三人とも驚く。

 

ソースが注がれる。

 

肉の下にはほうれん草。

肉の上のたっぷりのモリーユ茸が嬉しい。

 

添えられているのは、ローストされた栗と玉葱。

 

サフランライスのグラタンが別皿で届く。

これぞまさに、美味しくてヴォリュームがあるリヨン料理。

友人たちと過ごす、代官山の素敵な午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

3月のこと、友人たちと代官山のフレンチで待ち合わせ。

 

今日は雨、恵比寿から車に乗り、旧山手通りを上る。

向かったのは、「代官山フォーラム」。

 

この中庭の階段を下りれば、今日のお店、フレンチの名店、『メゾン ポール・ボキューズ』に至る。

 

階段の街灯にも、”ポール・ボキューズ”の名前。

 

階段を下ると、原田マダムが迎えてくれる。

今日は先崎支配人はお休みとの連絡をいただいている。

 

メンバーが揃うまで、バーでひと休み。

この時間を利用し、今日の赤ワインを選ぶ。

シャンパーニュは持ち込みにしている。

 

今夜はラウンジに予約が入っているようで、テーブルが置かれている。

 

何時もはラウンジで寛いでいるのだが、今日は利用できず残念。

 

メンバーが揃い、テーブルに案内される。

メインダイニングは、この長い廊下の先。

廊下の左側には個室、右側には厨房。

 

私たちのテーブルはメインダイニングの一番奥。

二人の時は奥の半個室のようなテーブル、三人以上の時は三つある大きな丸テーブルの一番奥が何時もの私の指定席。

この写真は奥の丸テーブルから入口側を撮影したもの。

 

今日は三人での会食。

何時ものテーブルセッティングに心が和む。

カトラリーは料理に合わせて出される。

 

テーブル上には何時もの飾り皿。

 

早速シャンパーニュを抜栓。

保冷剤を詰めて持ってきたので、直ぐに飲むことができる。

 

ラミアブル、グレーヌ・デトワール、グラン・クリュ、ブリュット・ナチュール。

ラミアブルは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のトゥール・シュル・マルヌ村にある歴史ある家族経営のメゾン。

 

その歴史はお隣のローラン・ペリエから畑を譲り受けたことに始まり、当初はぶどうを全てローラン・ペリエに提供していたが、1950年からは自らシャンパーニュ造りを開始。

 

コルクの状態はとても良い。

初めて飲むシャンパーニュなので、このミュズレはコレクションに加えることにする。

 

今日のメンバーは、幸子さん、nekonekoさん、そして私。

今日は、幸子さんのお誕生日のお祝い。

「お誕生日おめでとうございます」の乾杯。

美しいシャンパンゴールド。

グレープフルーツやライチの爽やかな香り。

かっちりとした果実味と深い熟成感、活き活きとしたミネラル、そして後味は切れの良い硬質な辛口。

グラン・クリュ村の、トゥール・シュル・マルヌとブージーの平均樹齢45年のぶどうを用い、栽培はリュット・レゾネで、現在ビオ認証申請中。

ノン・ドサージュで、瓶内熟成期間は48ヶ月ととても長い。

セパージュは、ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。

 

シャンパーニュのお供は、グジェール。

ここのグジェールは香りが素晴らしく、とても美味い。

 

アミューズ・ブーシュは、プチポワのムース。

 

プチポワの下にはコンソメスープ、上には北海道産のウニとフランス産のジャンボン・クリュ。

 

レッドソレルの葉の下には、プチポワが三つ。

可愛くお洒落な、そして美味しいアミューズ・ブーシュだ。

友人たちと過ごす、代官山の素敵な午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

3月のこと、彼女と日本橋のリストランテ、『代官山ASO チェレステ日本橋』で過ごす楽しい夜の続き。

菊池シェフの今夜の料理は、広島の食材を使ったフルコース。

 

セコンドピアットに合わせ、赤ワインが出される。

今夜のワインは、イタリア、フランス、イタリアと続き、最後はフランス。

 

オー・メドック、ムーリス・アン・メドックの、シャトー・ブリエット、クリュ・ブルジョア、2010年。

ムーリスは、マルゴーとサン・ジュリアンの間の、ジロンド川から離れた場所の7つの村で構成されている。

ムーリス・アン・メドックのワインは果実味が豊かで、力強い長期熟成タイプのものが多い。

 

カシス、プルーン、ブラックベリーなどの香り。

豊かな果実味と熟成感、ビターチョコレート、シガー、スミレのニュアンスを持ち、まだまだ熟成のポテンシャルを保有。

セパージュは、メルロー54%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド4%。

新樽30%のバリックで12ヶ月熟成。

 

焼きたてのフォカッチャが届く。

ここのフォカッチャは美味い。

私は黒オリーブのフォカッチャを二つ。

 

彼女は黒オリーブとプレーンのフォカッチャを一つずつ。

 

セコンドピアットは、元就(黒毛和牛)のアロッスト、あわび茸のマリネ、赤ワインとハリッサのソース。

何故広島和牛のブランドが元就かというと、安芸の小豪族だった毛利元就は中国山地の豊富な砂鉄を用いたたたら製鉄による鉄器製造で強大化し、中国地方の制覇を成し遂げた。

このたたら製鉄には大量の木材を必要とし、山からの木材の運搬には牛が必要だったため、木材を切り出した跡地を牧草地として開拓し牛の繁殖に努め、優秀な広島和牛の基礎を築いたのだそうだ。

 

元就牛は濃厚なサシが入り、口の中でとろける美味しさ。

でもサシが強い肉は多くは食べられないので、この分量で充分。

緑のペーストは、イタリアンパセリの代わりに祇園パセリを使った、サルサヴェルデ。

赤ワインとハリッサのソースには、ポルト酒と牡蠣のジュが加えられている。

 

添えられている野菜は、クレソンとスティックセニョール。

 

その下には、あわび茸と赤蕪のマリネ、そしてポレンタ。

 

濃厚な味わいの黒毛和牛のアロッストにはフルボディのボルドーが合う。

 

スポイトが突き刺さったドルチェが届く。

 

甲斐農園レモンのレアチーズ、「沖美の輝き(はちみつ)」のソース、トンカ豆のジェラート。

甲斐農園は、東広島市でレモン、ミカン、ジャガイモを生産する農園。

 

スポイトの中には、沖美の輝き(はちみつ)のソース。

沖美の輝きは江田島の西側、沖美町のはつはな果蜂園の蜂蜜。

 

これが、沖美の輝き。

(写真はH.P.からお借りしました。)

 

蜂の巣を模したチュイルとチョコレートの蜜蜂に沖美の輝きのソースを掛ける。

 

リコッタチーズと甲斐農園のレモンのレアチーズの中には、トンカ豆のジェラート。

素晴らしく美味しいドルチェに感激。

 

食事の〆は濃いコーヒー。

今夜の菊池シェフの料理も素晴らしかった。

気が付くと、三時間余りが経っていた。

 

大友支配人に見送られ、店をあとにする。

 

「日本橋三越本店新館」の最上階には、三つの良いお店がある。

ここは銀座アスターが手掛ける中国宮廷料理の『日本橋紫苑(しおん)』。

 

そしてここは、老舗料亭の『なだ万』。

 

地下直結で地下鉄の駅にも行けるが、彼女がお腹がいっぱいなので少し歩きたいということで、一階から外に出る。

 

ディナーのあとの散策は楽しい。

ここは常盤橋タワー。

右側の壁の中では、東京トーチの建設工事が始まっている。

彼女と過ごす、日本橋での素敵な夜でした。

 

 

 

 

 

 

3月のこと、彼女と日本橋のリストランテ、『代官山ASO チェレステ日本橋』で過ごす楽しい夜の続き。

今夜は広島県の食材を使ったフルコース。

 

飲んでいるワインは、ロンバルディア州のカステッロ・ボノミが造る、フランチャコルタ、キュヴェ22、ブリュット、ブラン・ド・ブラン。

今夜はワインはペアリングでお願いしているが、ストゥッツィーノが届く前に飲み干してしまった。

そこで、もう一杯追加。

 

ストゥッツィーノは三種。

 

四万十ポークのリエット。

これは広島県ではなく高知県の銘柄豚。

 

ブレザオラはロンバルディア地方で作られる、牛の生ハム。

豚に較べとても手間が掛かるので、希少な高級食材。

肉の中には、リンゴ。

 

麦とイカのマリネ。

麦のプチプチ感とイカのねっとり感の食感が楽しい。

 

アンティパストに合わせるワインが届く。

 

ドメーヌ・ゴートゥロン、シャブリ、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2020年。

ゴートゥロンは7代続く家族経営のドメーヌ。

果実のフレッシュ感を残すため、醸造にはステンレスタンクを使用。

 

フレッシュな果実味、溌剌としたミネラル、綺麗な酸、そしてヴィエイユ・ヴィーニュらしい複層的で奥行きのあるストラクチャー。

やはり上質のシャブリは美味い。

 

中野水産 美浄生牡蠣、エルバステラと広島はっさくのソース、尾道造酢の「KAHISU」のジュレ。

中野水産は広島県呉市音戸町の牡蠣生産者。

美浄生牡蠣は、音戸の瀬戸で育て、特殊な浄化処理を施し、臭みを無くし旨みだけを閉じ込めた、美味清浄な生牡蠣。

 

プリプリの生牡蠣の上には、たっぷりのジュレとエディブルフラワー。

ソースに使われているエルバステラは、”星の草”という名前のイタリアの野菜。

 

爽やかな「KAHISU」のジュレが生牡蠣の美味さを引き立てる。

「KAHISU」は広島県尾道市の尾道造酢が橙果皮で造る、飲むお酢。

ジュレにはしょっつるが隠し味で使われている。

 

パンが届く。

 

パンのお供は、ホイップバター。

大きなボウルからスプーンで掬って皿にボテッと乗せてくれるが、今回は割と綺麗な形状になっている。

代官山の『リストランテASO』からこちらに異動した佐藤さんはなかなか上手い。

 

続くワインは、ヴェネト州のピエロパンが造る、ソアヴェ、クラッシコ、ラ・ロッカ、2020年。

ピエロパンはソアヴェ最高の造り手。

 

大友支配人・ソムリエはピエロパンがお好きなので、ここで飲む機会が多い。

勿論私も大好きな造り手なので、嬉しいペアリング・ワインの選択。

 

熟した洋梨、アプリコットの香りに、樽由来の微かなバニラ香。

豊かな果実味と熟成感、まろやかなミネラルと控えめな酸、後味には炒ったナッツのニュアンスを持つリッチなボディ。

セパージュはガルガーネガ100%。

ぶどう栽培はオーガニックで、EUの認証マーク、ユーロリーフが付いている。

熟成はオーク樽で12ヶ月、その後数か月の瓶熟を経てリリースされている。

 

プリモピアットは、広島赤鶏のアニョロッティ・ダル・プリン、きのこ屋本舗の舞茸と祇園パセリ。

 

アニョロッティ・ダル・プリンはピエモンテの郷土料理。

パスタの上には舞茸と祇園パセリ。

その上に振りかけているのは、パルミジャーノ・レッジャーノ。

クリームソースの中にも祇園パセリ。

祇園パセリは、広島県広島市安佐南区の祇園地区で栽培される銘柄パセリ。

 

プリンはピエモンテ地方の方言で摘まむという意味。

パスタ生地で広島赤鶏のミンチを包み、摘まんで閉じている。

 

パスタの中には、広島赤鶏のミンチがたっぷり。

 

ピエロパンのソアヴェ・クラッシコがよく合って美味い。

彼女と過ごす、日本橋の大好きなリストランテでの素敵な夜は続きます。