今夜は時系列を無視し、お花見記事をアップ。
今年の一度目のお花見の企画は目黒川、でも開花宣言が出ず、花見はスキップして友人たちと目黒で飲んだだけ。
二度目は大横川でのお花見クルーズ。
開花が遅れたので最初の予約をキャンセルし、6日遅らせて再予約。
開花宣言後3日目のクルーズは、まだ二分咲きといった感じで不完全燃焼。
そこで三度目の正直で再度お花見を急遽企画。
お花見クルーズの記事はこちら。
4月のこと、ちぃさんと三越前で待ち合わせ。
地下道から外堀通りに出ると、目の前には満開のソメイヨシノ。
ここは、日銀本店と日本橋三越本店などの間の、江戸桜通り。
通りの両側の桜が枝を伸ばし、花のトンネルとなっている。
石造りの日銀本店と併せて眺める桜が美しい。
となれば、日銀を背景に記念撮影。
金運が巡ってくるかもしれない。
そうなると、私も金運を手繰り寄せるために撮影してもらう。
中央通りに出ると右折し、日本橋に向かう。
日本橋三越本店の暖簾も桜色。
日本橋の北詰には、昔、日本橋の上を市電が走っていた時の架線柱を兼ねた街燈が一本置かれている。
この街燈には、「東京市道路元標」の文字。
この街燈が日本橋の真ん中に立っていた時、その足元には道路元標があったのだ。
左の石に貼られているのは日本国道路元標のレプリカで、本物は今も日本橋の真ん中に設置されている。
日本中の主要道路の距離は、この元標から計測されている。
日本橋の袂まで再開発の波が迫ってきた。
そして日本橋の上を覆うこの首都高も工事の真っ最中。
首都高は地下化され、2040年度にはこの麒麟像の上に明るい空が戻ってくる。
南詰の桜も満開。
この左下にある日本橋船着場からは、お花見クルーズの船が出ている。
常盤橋タワーの前には、奇妙なオブジェ。
使われているのは蛇腹パイプなどの廃材。
フラワー・アーティストの安井竜樹氏とヴィジュアル・アーティストの坪井隆寛氏のコラボ作品。
「私たちが便利さと引き替えに失ったものは何だろう。
雄大な自然の風景や現象と、私たちの日常や身近で起こる出来事、一見無関係に思える様々なイメージの連鎖を生み出し、そのカオスや矛盾の持つパワーや美しさで、待ちゆく人をひきつけることで人々の頭の中の見えざる問いをたぐり寄せます。」
”待ちゆく人”は正しいのだろうか、”街ゆく人”なのでは。
中央通りから、日本橋さくら通りに入る。
もう少し先、銀座一丁目には銀座さくら通りがあり、この三本がこの界隈の花見の名所。
江戸桜通りに比べ、日本橋さくら通りの開花は早かったようで、既に満開を過ぎ、葉が出始めている。
そして昔に比べ桜の樹の本数が減り、随分と寂しくなっている。
桜の樹の根元には、雪。
どうやら根を冷やし、桜の開花が進んでしまうのを遅らせているようだ。
実際の樹を見るよりも、「日本橋プラザビル」の鏡の壁に映った桜の方が美しく見えるのが面白い。
再び外堀通りに出ると、左折して鍛冶橋通り方面に歩く。
「東京ミッドタウン八重洲」の前の桜は陽当たりが良いのだろう、ほぼ葉桜となっている。
鍛冶橋通りを右折し、向かったのはここ。
手前の銀行ではない。
奥の、丸の内パークビルにある「丸の内ブリックスクエア」が目的の場所。
「丸の内ブリックスクエア」内の桜は陽当たりが悪いためか、花付きが良くない。
それでも陽が暮れ、照明が点灯されると美しく見える。
ちぃさんと過ごす、丸の内の楽しい夜は続きます。
ここでちょっと余談。
北関東に住む友人から、近所の桜が満開となったので飲みに来ないかと誘われ、お花見。
桜の花のトンネルとなった遊歩道を散策。
その先には大きな満開の桜。
今年一番の迫力がある満開の桜。
友人のおかげで、今年四度目の大満足なお花見となりました。