ドメーヌ・クヘイジ訪問、モレ・サン・ドニ、ブルゴーニュ、フランス 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

”醸し人九平次”で知られる愛知県の萬乗醸造がモレ・サン・ドニに保有する、ドメーヌ・クヘイジ訪問記の続き。

 

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伊藤社長によるドメーヌの概要説明のあと、熟成中のワインの試飲をさせていただくことに。

 

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地下一階からさらに階段を下り、地下二階の熟成庫に向かう。

 

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広い熟成庫には、真新しい樽が並ぶ。

ここで熟成されているワインは、2016年、2017年、2018年の三つのヴィンテージ。

 

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熟成庫の一番奥には、2016年の樽。

 

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まずはシャルドネを試飲。

色々なAOCのワインを試飲させていただいたが、残念ながらメモを取っていない。

一応記憶しているつもりだが、間違いがあってはいけないので記載しないことにする。

 

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AOC違い、ヴィンテージ違いを次々試飲するのはなかなか面白い。

ドメーヌ・クヘイジの畑はモレ・サン・ドニだが、ジュヴレ・シャンベルタンやポマールなど、多くの畑からぶどうを購入し、ワインを仕込まれている。

 

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特にジュヴレ・シャンベルタンのヴィエイユ・ヴィーニュはしっかりしたボディを持ち、熟成が楽しみ。

ドメーヌ・クヘイジのワインは来年が初リリースとなるので、何とか購入できればと思う。

 

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地下一階には、まだ使われていない小部屋が二つある。

煉瓦造りのこの部屋は、何時頃のものなのだろう。

夜に一人では来たくない雰囲気だ。

 

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ステンレス製の発酵タンクは、1,600ℓの容量。

この位の大きさが、温度管理がしやすいのだそうだ。

バリック6樽分かと思ったら、マセラシオンに漬け込んだ果皮等を取り除くと5樽分なのだそうだ。

愛知での日本酒造りから、いきなり保守的なブルゴーニュに渡り、未経験のワイン造りに挑むことは並大抵の努力では成し遂げることはできない。

それを短期間でここまで立ち上げられた伊藤さんには、本当に頭が下がる思いがする。

 

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試飲を終えると、少し周辺をドライヴしてからディジョンに送っていただくことにする。

伊藤さんもランチをご一緒にと言っていただき、私達もそのつもりだったが、残念ながら日曜日。

コート・ド・ニュイの村々のお店は全て閉じているので断念。

 

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クロ・ド・タールの畑にお別れを告げ、車で出発。

 

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このレストランには見覚えが。

そうだ、伊藤さんのブログに掲載されていた。

でも、今日はお休み。

 

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この立派な邸宅は、ドメーヌ・ジャック・フレデリック・ミュニエ。

シャンボール・ミュジニーの由緒正しき造り手だ。

 

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少し車で走っていると、正面から来る車とすれ違う。

「あ、この車を運転しているのはルーミエさんです」と伊藤さん。

え、もっと良く見ていれば良かった。

そしてここは、ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ。

 

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ここは、ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ボギュエ。

 

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そしてヴージョ。

先日訪問した、シャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョだ。

 

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「奥の山に白い石灰岩の壁が見えるでしょ。山の切れ目から石灰岩を切り出し、それを砕いて敷き詰めて作ったのがコート・ド・ニュイの畑なのです」

「山の切れ目が広い所では多くの石灰岩が切り出され、ジュヴレ・シャンベルタンのような広い畑が出来、モレ・サン・ドニのように狭い所では畑も小さいのです」と伊藤さん。

なるほどと、伊藤さんの説明に感心する。

 

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そして車を停めたのはワインラヴァーならだれでも一度は訪れたいと思う、DRC、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティの畑。

どこの畑にも人影は無かったが、ここにだけは観光客の車が数台駐車し、交互に写真を撮影している。

 

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私も彼女に頼んで、伊藤さんと一緒に記念撮影。

順番を待っていた一人で来ている方がいたので、彼のスマホで撮影してあげる。

 

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DRCの畑を目に焼き付けて、この場をあとにする。

 

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ここはドメーヌ・メオ・カミュゼ。

コート・ド・ニュイは夢のようなドメーヌが現実に存在する素晴らしい場所だ。

後ろ髪を引かれる思いでディジョンに戻ることにする。

伊藤さん、とても楽しい半日でした。

お世話になりありがとうございました。

今年の初リリースを楽しみにしています。