（ブロンプトンで高湯温泉 の続き）
ブロンプトンで感染防止に配慮しながらフルーツの産地を訪ねる旅。そして、晩秋の福島で秘湯巡りとリンゴ直売所の旅 その３。
本日は昼頃から晴れる予報であった。しかし、高湯温泉の秘湯玉子湯を堪能して出てきてみると、正午を過ぎているというのに未だ小雨が降っている。出発のタイミングを計るために、旅館のロビーでお茶しながらスマホの雨雲レーダーと睨めっこである。
このあとは、甘くて評判の福島・飯坂のりんご（ふじ）を買いに行くことにしている。飯坂の湯野地区、隣接する伊達市の桑折地区や国見地区は福島盆地の北端にあり、高品質で糖度の高い桃やりんごを産出することで有名である。
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五分おきに雨雲予想が更新されるのだが、当初は13時頃には雨雲が消える予報だったのに、暫くすると高湯温泉の周辺に新たな雨雲が発生して一面に広がる見通しに変わった。13時40分頃にはむしろ強雨となってその後一時間ほど続くという予報となっている。これはマズイ。
ふと外を見ると、小雨ながらも晴れ間が見えている。この一瞬の晴れ間を突いて下山するしかないと決めた。宿の方にお礼を申し上げると、ブロンプトンでダウンヒル開始である。
[走行ルート]
ルート ①高湯温泉玉子湯→②JAふくしま未来 湯野直売所
距離 20.62キロ
平均速度 17.0 km/h
途中、雨脚が強まる局面もあったが、標高400メートルを下回ったあたりで雲が消えて雨粒がまばらになってきた。下山を決断して正解だった。
福島吾妻裏磐梯線（県道70号）の最後のヘアピンカーブを抜けたところで、いきなり虹が現れた。超特大のきれいな虹である。ブロンプトンを停めて眺めていると、近所の家からも「すごい虹だ」と子供やお母さんたちが驚いている声が聞こえてきた。
飯坂はまさに虹をくぐっていく方角にある。虹を目指して走り始めた。
飯坂へ向けてフルーツラインをとばしていると、空は完ぺきな晴天となった。虹はいつの間にか消えていた。
りんごの直売所（JAふくしま未来 湯野直売所）は、飯坂駅から橋を渡ってブロンプトンで5分ほど行ったところにある。道の反対側が湯野共選場である。
家庭用の蜜入り極上りんごを大量ゲットです！（注：買ったのは一箱だけです。）
それでは本日の仕上げの秘湯へ向かうことにしよう。日本神話にも登場する古湯である。
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