ブロンプトンでフルーツの産地を訪ねる旅シリーズ。

 

こういう時期なので遠出ができない。感染防止に注意しながら千葉に再び行ってきた。梨の生産地である北総台地の梨直売所巡りだ。

 

おとといはいつもの大町梨街道だったが、今回は少々足を延ばして、白井市の梨産地をめぐることにした。白井エリアの梨直売所に行くのは初めてである。実は梨産出額全国第一位の千葉県で、市町村別の梨の生産量第一位は白井市(しろいし)なのだ。

 

市町村名    白井市   市川市
ヘクタール       304       272
比率%            18.8       16.8

 

[走行データ]

ルート 本八幡駅→高春園(松戸高塚)→甚左衛門梨園(松戸高塚)→大銀園(市川大町)→小川園(鎌ヶ谷)→石井梨園(鎌ヶ谷)→七佐園(白井・根)→七新園(白井・根)→マルト梨園(白井・木)→JA西印旛農産物直売所→七弥果園(白井・根)→西白井駅

走行距離 24.68 km

 

本八幡駅をスタート、坂を登って北総台地の上へとたどりついた。

 

武蔵野線を越えて梨畑にはさまれた道を行くと、最初は高春園だ。人気の店だが、以前から店頭にある特撮ヒーローの等身大人形が謎である。

 

次に、いつもの甚左衛門梨園だ。


 

土曜日に買った幸水があまりにもおいしかったので、再度の購入だ。世話になった人たちへの贈答手配もした。

 

大町梨街道を経由して鎌ヶ谷に入った。あいかわらず道が混んでいる。ブロンプトンでどんどん抜かしていって車より早く進むのが申し訳ないぐらいだ。

 

小川園。車が続々と入ってくる。ここも人気のようだ。

 

持ち帰りの梨をこんな感じで販売している。

 

鎌ヶ谷の粟野交差点近くの石井園だ。

 

ちなみに石井さんはこのあたりでは非常に多い苗字で、鎌ヶ谷だけで石井の名前を冠した梨園は4軒ある。市川大町にはもっとある。一族なのかもしれないが、水に恵まれない台地ゆえに、井戸を掘ると石ころの層に必ずぶちあたって苦労した歴史があったりしたのかもしれない。

 

調べてみたところ、石井という苗字では市川市で第四位(鈴木、佐藤、高橋に次ぐ4位)、鎌ヶ谷市で第五位(鈴木、高橋、佐藤、渡辺に次ぐ5位)、松戸市で第八位、船橋市で第九位、そして千葉県全体では第六位だ。どうでもよい情報であった。(石井さんスミマセン。)

 

北総線沿いにのびる464号線を走って、白井市(しろいし)にやってきた。

 

白井の梨栽培は、明治38年に鎌ケ谷から移住した浅海某が梨の木20本余を植えたことに始まり、100年を超える歴史がある。市川と比べると歴史は短いが立派なものだ。

 

白井はとても田舎であるが、住むには良さそうなところである。

 

 

西白井の住宅エリアのはずれに位置する七佐園。

 

住宅地から離れたところにある七新園。ここも家族経営だ。いんげん、かぼちゃ、ナスなど野菜も売っている。

 

マルト梨園。創業は大正11年、100年ほど歴史があるとのことで、白井の梨農家では最も古い部類に入る。

 

そこそこ立派な梨が5個入っていて500円って信じられますか。



農産物直売所(やおぱあく)で野菜を大量購入。

 

白井の梨ポタは続く。ななや(七弥)梨園。

 

西白井駅から輪行で帰宅。

 

帰りの電車内で白井市の自虐ネタ広告を発見。『雰囲気はゆるいけど、地盤は固い』だって。でも、私は気に入りましたよ、白井市。


 

帰宅して梨は直ちに冷蔵庫へ。幸水は日持ちが良くないのだが、ビニール袋にいれて冷蔵室保存をすれば一週間ぐらいは持つ。

 

お盆の間は甘い幸水梨を毎日楽しめそうだ。

 

 

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