少々胸がタランティーノ・・・?

李闘士男 監督作品
「神様はバリにいる」劇場鑑賞!!
「出稼げば大富豪」の著者、
兄貴こと丸尾孝俊さんをモデルに、実話からヒントを得た物語なんですが、
ところどころ、
脚色されている設定が、やや失敗気味に発動してて、
ちょっと、実話ベースでありながらも荒唐無稽な話に思えてしまいます。
映画のアニキ・・・
バリに来て、コーラを飲んだら冷えていなくて不味かった経験から、
コーラを冷やしたら売れるかも?って思って、
バケツで冷やしたコーラが大ヒットし、
そのサクセスストーリーが始まる・・・って設定でした。
嘘クサッ!! ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
ただ、
私は著書を未読ですので、
実際にテキ屋やってたという丸尾さんが
露天でコーラ売っていたのかは知りません。( ´,_ゝ`)

そんな弱めの脚本をカヴァーして余りあるのは
堤真一さんと、尾野真千子さんという天才二人'`,、('∀`) '`,、
特に尾野さんって、なんであんなに勘がいい女優なんだろ?
(●//艸//)=3
なんだっつって、爆笑の渦でしたよ・・・劇場内。
どれだけハッチャケてんだよってくらい楽しんでる様子が
もう、ヒシヒシと伝わってきましてね!'`,、('∀`) '`,、
素晴らしい掛け合いと、タイミングのいい突っ込みで
ホント、
トントンとこぎみ良いリズムで物語が進んでいくんですね。
もうね、
大富豪になりたいとか、どうでもいい'`,、('∀`) '`,、
ただこの二人の漫才観ていたい(人´∀`)
そもそも他人に自己啓発的発言されると
私って軽くイラッ!ってしてしまうのですが、
堤さんがいうと、素直マックスに聴けるのが素晴らしい。
やっぱ、ピンチほど笑顔だな!
キツい時ほど、他人には笑顔ですよ!(ノ∀`)ヒャッハ~~~ッ!

何と言うか、
セリフとしてのアニキ語録って、
至極当然な事しか言ってなくて、
特に心に響いたりしないんですが(堤さんの人柄の所為かもしれない(爆) )
しかしそれが普通に出来てこそ、大富豪へのパスポートが手に入るのかな?
(ノ∀`) テヘヘのヘ
基本、
精神的、物質的に余裕ある人って、他人に優しく出来るもんだよね。
私みたいに貧乏なのに、他人様の世話焼くのって、お人よし?
'`,、('∀`) '`,、
もっと言うとバカ?'`,、('∀`) '`,、
そんなこんなで、
大富豪ってのは全身余裕をぶちかました人物のことを言います。
(_Д_)
私には一生縁のない世界のおはなしです。'`,、('∀`) '`,、

まぁ、とにもかくにも
アニキのその哲学に目をみはるというよりも、
かなり、おふざけに走っちゃった出来に、
単に笑いに行ったらよろしいと思う。
それ以外に何も得るモノもないし…(。-∀-)
正直、
アニキの心持ちと同化することが出来たとして、
心の豊かさは手に入れられても、
物質的な豊かさは手に入らないと思いますよ。
'`,、('∀`) '`,、
そんなんで大富豪になっちゃったら
世の中、金持ちだらけだ!'`,、('∀`) '`,、
何千万分の一の才能を秘めていないとダメさ!ヽ(´Д`;)ノ

(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2015年1月17日
上映時間:1時間47分
企画・制作:リーライダーす
製作:「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
配給:ファントム・フィルム
特別協力:KKロングセラーズ
特別協賛:ガルーダ・インドネシア航空
カラー

~ストーリー~
インドネシア、バリ島。
婚活ビジネスに失敗し借金を背負った元女社長の照川祥子は、
人生を捨てるためにこの島へとやってきた。
そこで、結果として祥子の自殺を思いとどめた日本人のリュウに出会う。
そのリュウに導かれるまま“アニキ”と呼ばれる男と出会う。
パンチパーマ、眉なし、太いゴールドネックレス、ANIKIと書かれたTシャツ――、
センスも品も知性もなさそうな如何わしい中年男アニキ。
しかし、彼はこのバリで、不動産ビジネスで大成功をおさめた大富豪だった。
イメージとかけ離れたアニキ・・・
そのもっともな理論に興味を持った祥子は、
アニキから成功へのノウハウを学びとろうと
その日からアニキと行動を共にする
ン・ジャジャジャジャ~~~ン

小林聖太郎 監督作品
「マエストロ!」劇場鑑賞!!
なんだろ・・・?σ(゚、。)
いいキャストで、これでもかの面白キャラ集めて、
色んな期待膨らむ段取りが整ってね。
それらを西田さんがチャチャッとまとめてくれて。
もう一分の隙もないような出来栄えになるんだと思っててね・・・
まぁ、
かなり面白く楽しめるんですが、
クライマックスのコンサートシーン・・・
ベートベンの「運命」とシューベルトの「未完成」という王道二楽曲を用いて
感動へと持って行ってくれるものだと思いきや・・・?
なんか盛り上がりがイマイチでした。(-.-;)
プロの演奏に合わせての演奏芝居も上手くて、言うことなし!
な、はずが・・・
どこに違和感感じるのかわかりませんが、
スウィングガールズのような、
決して上手くないんだけど、やりきった感ってものが感じられず、
アレもコレも期待しちゃった私はやや、肩透かし・・・(ノ∀`)

しかし、
かなりな大所帯となるオーケストラ。
それらの主要キャストも音楽に精通する人たちを集めたというところに
スタッフたちの企業努力のようなものを感じますね。
正直、
私的に、いまだに帝都大戦のイメージが強く残る
嶋田久作さんが、かつてはピアノの調律師だったというのは初耳でしたっ!
ヾ((○*´∀`*))ノ゙
そもそも、原作未読な上に、
さそうあきらさんの作品はほぼ読んで無いため、
逆に映画は楽しめましてね。
松坂桃李さんのイメージ先行で良かったかな~って思いました。
(ノ∀`) テヘヘのヘ
彼は実にまじめで、
成長過程を応援したくなる清潔さがありますよ。(ノ∀`)
どうも漫画原作読んぢまうと、
イメージが固まらないまま2時間過ぎちゃったりするので、
知らないほうがいい場合が多いです。(●//艸//)=3
今、最も心配なのが「海街diary」の実写化・・・(-.-;)
CM観た限り、やっちまいそう'`,、('∀`) '`,、

本作は
再三、劇場に足を運んでしまったスウィングガールズほど、
あぁ・・・もう一度観たい!とかいうのはまるで無くてね・・・
個々のキャラの物語を追うあまり、
大好物の成長過程はほとんど感じず・・・
まぁ、
元々プロの話ですしね。
マッピの音だすところから描かれている・・・
あのポンコツな楽器で劇場丸ごと一つにしちゃった物語とは
やはり、受け止められるモノが違いましたね。┐('~`;)┌
そもそも、
劇中に登場する、音楽で、
音で、宇宙と響き合うという「天籟」という概念
これが上手く理解出来ませんでした・・・
演奏者は極めれば天籟への到達が可能なんでしょうが、
それを聴く素人は、どう判断したらいいのでしょうね?
(ノ∀`) テヘヘのヘ
やっぱさ、
クラシックってハードル高いよね~~・・・
そう考えたら、
スタッフの努力は凄まじいものがあったと思いますよ。
頭がさがります(人´∀`)

こう見えて、
私もトランペッターの端くれですし、パイパーズなので、
トランペットがまったく映ってないのはショックでした(-.-;)
かの、「ベートーベン・ウィルス」では
トランペッターが主人公だったのに・・・(-.-;)(-.-;)(-.-;)
↑狂ったように観てた人。
・・・ってことで、
私なんかより遥かに音楽に通ずる人なら
超楽しめるかもしれませんので、
是非、
音響のよろしい劇場へと足を運んでみてください。

(C) 2015『マエストロ!』製作委員会
(C) さそうあきら/双葉社
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年1月31日
上映時間:2時間9分
製作:『マエストロ!』製作委員会
助成:文化芸術振興補助金
制作:C&I エンタテインメント
配給:松竹
制作・配給:アスミック・エース
カラー/ビスタサイズ

~ストーリー~
若きヴァイオリニスト香坂真一。
不況の影響によって解散した名門オーケストラの再結成に伴い
第1ヴァイオリンを担当し、コンサートマスターとなる
ところが、
メンバー達が集められた練習場所は廃工場、
集まったメンバーは再就職先も決まらない「負け組」楽団員たちと、
アマチュアフルート奏者の橘あまね。
久しぶりに合わせた音はとてもプロとは言えないものだった・・・
不安が広がるなか、そこに現れた謎の指揮者、天道徹三郎。
彼らの再結成を企画した張本人だが、経歴も素性も不明...
指揮棒の代わりに大工道具を振り回す。
面食らう楽団員たちを横目に、自分勝手に練習を進めていく天道・・・
プライドだけは高い楽団員たちは猛反発するが、
次第に天道が導く音の深さに皆、引き込まれていく。
だが、
香坂は名ヴァイオリニストだった父親が死んだ裏には
天道が関係していた事を知り、反発を強めてしまう。
あまねの隠された才能と、
音楽に取り組むひた向きな姿勢を目の前にしながらも素直になれない香坂。
やがて迎えた復活コンサート当日、
楽団員たち全員が知らなかった、
天道が仕掛けた“本当”の秘密が明らかになる
出雲の神様が悪戯心をおこしたのか?

松岡錠司 監督作品
「深夜食堂」劇場鑑賞!!
決して劇場版になったからと力んだりしていない
テレビシリーズそのまんまの雰囲気を壊すことなく
背伸びしていない三つの物語をオムニバスに描いている本作。
セットや小道具類も、
積み上げたシリーズの各話のイメージを壊さぬよう、
それでいて細かいところが映画用にドレスアップされていたりしてね、
特に店前の路地や
初めて見た店裏や店の二階の部屋の様子など、
実は規模が大きくなっていたりして(●//艸//)=3
さりげなく豪華になっているのがセンス良くて好感度高し!
'`,、('∀`) '`,、

三種の料理絡みで進む三つの物語は、
震災により失った多くのモノをテーマにはじまり、
そして終わる三編だが、
それぞれのエピソードに関わる料理・・・
マヂで旨そうだった~~ヾ((○*´∀`*))ノ゙
一話目のたまこ役・高岡早紀さんは、鉄板に卵焼きが敷かれた「ナポリタン」
二話目のみちる役・多部未華子さんは「とろろ飯」
三話目の謙三役・筒井道隆さんは「カレーライス」といった具合に
それぞれのテーマ料理がピタリ似合う配役は絶妙だった。
ヽ( ´¬`)ノ
また、
主要キャストの田中裕子さんはとろろ飯
不破万作さんがカレーライス
安藤玉恵さんが
ナポリタンにリンクさせているって感じてしまったのは私だけだろうか?
(゚ー゚*ヽ)
松重豊さんはタコさんウィンナーというより漬物な感じ(●´艸`)
そして、
よもぎ町交番の警官・小暮役のオダギリジョーさんがよく注文する
「州崎飯店」の出前が旨そうで!'`,、('∀`) '`,、
ラーメンをとても旨そうに食うオダギリさんは何かカッコいい!
しかも自然体で気が利いて親切で、
実にオシャレなお巡りさんであるんですよね~~(∀`从)♡♡♡
このキャラは、
本筋にはあまり影響ないんだけど、
まさに、山椒みたいな役割で素敵なんです。(●//艸//)=3

また、なんといっても、
めしやの周辺にある細かい店々は魅力たっぷり。
私的には、
「雨のアムステルダム」とか
めしやのお隣の店「ことだま」とかに行ってみたい
'`,、('∀`) '`,、
よく作り込まれた路地ですよ・・・えぇ・・・(人´∀`)

まぁ、気付いちゃった人もいるでしょうが、
めしやにおけるマスターこと、小林薫さんの立ち位置や、
店の感じや常連さんの背景、
この店で起こる事件も、
さりげないマスターの気遣いなんかも
その全てが実は「居酒屋ゆうれい」の「かずさ屋」と
そこの主人の荘太郎そのままなんですね。
物語の引き際とかも、非常に似た感じで、
あぁ・・・
だからこの作品に惹かれるんだなぁ・・・って
なんか親近感というか、安心というか・・・
改めて劇場版観て思いました。(●´艸`)
私の心の10本に入る「居酒屋ゆうれい」ですので。

そんな、粋で静かに優しいマスター・・・
でもね、
マスターの優しさが最も炸裂してるのは、
メニューの横に書かれている
“酒類はお一人様三本(三杯)まで”というルールだったりするんですよね
(●´艸`)




テレビシリーズ観てた人も、
そうでない人も、
どっちも関係なく楽しめますので、
是非、癒されに、めしやを訪れてくださいね。
ヾ( 〃∇〃)ツ

(C) 2015 安倍夜郎・小学館/映画「深夜食堂」製作委員会
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年1月31日
上映時間:1時間59分
制作:アミューズ映像製作部
/ ギークサイト
製作:映画「深夜食堂」製作委員会
配給:東映
カラー

~ストーリー~
毎夜ネオン輝く新宿の片隅・・・
裏路地に佇む、「めしや」という名の古く小さな食堂・・・
営業が深夜0時から朝7時頃まで・・・
しかし、そんな時間でも客がくるのは、
マスターの作る味と居心地の良さを求める人々・・・。

ある日、
誰かが店に置き忘れた骨壺をめぐってマスターは思案顔。
詮索好きな常連たちは骨壺をネタに、いつもの与太話に花を咲かせている。
そんなめしやに久しぶりに顔を出した“川島たまこ”。
愛人を亡くしたばかりで新しいパトロンを物色中だったが、
たまたま店で、隣にいた年下の“西田はじめ”と肌が合い、
急速に接近・・・

新潟県親不知から上京したものの、無一文になって、
めしやで無銭飲食をしたことを機に、
マスターの手伝いを兼ねて住み込みで働くことになった“栗山みちる”。
マスターに代わり、卵焼きを焼き、
彼女の故郷の味「糸かぼちゃの酢の物」をつくったり、
その料理センスには光るものが!
いつのまにかめしやに馴染むが、どこか心を開き切れていない…。
めしや自慢の漬物のぬか床は、
新橋の老舗料亭ほおずきの女将、“塙千恵子”自慢のぬか床を足したもの。
偶然、このめしやに集った千恵子とみちる
この出会いが何も無い筈のみちるの運命を変えていく。

福島の被災地から来た“大石謙三”は夜な夜なめしやに現れては、
常連の“杉田あけみ”に会いたいと騒いでは店の客と一悶着…。
津波で最愛の妻を失くした謙三。
当初は誰にも心を開かなかった謙三だが
福島の被災地で、
炊き出しのボランティア活動していたあけみに謙三が一目ぼれ・・・。
当初、謙三のプロポーズに戸惑うばかりだったあけみだったのだが・・・
春夏秋冬、
ちょっとワケありな客たちが現れては、
マスターの作る懐かしい味に心の重荷を下ろし、
胃袋を満たしては新しい明日への一歩を踏み出していく・・・
メニューの無い、出来るモンならなんでも作ってくれる
そんなめしやは今日も朝をむかえる・・・。
この後の人生、好きに生き、好きに死ね。

入江悠 監督作品
「ジョーカー・ゲーム」劇場鑑賞!!
入江監督は、
「SR サイタマノラッパー」というよりも、
「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」以降、大ファンでしてね、
(●´艸`)
まぁ先日の「日々ロック」は、テヘヘ(ノ∀`)ではあったんですが、
それでもその愛情が消え去るなんてことはないわけで、
今回はやや毛色の違う雰囲気プンプンの本作を楽しみにしてましたょ!
ヽ( ´¬`)ノ
まぁ、結果なんですが、
思いっきりルパン三世でしたっ!'`,、('∀`) '`,、
マイッタマイッタ...
特にリン役の深田恭子さんの立ち位置が
そのまんま“峰不二子”そのものでしてね、
ラスト、D機関に協力するものの、
去り際は不二子ちゃんそのまんま!'`,、('∀`) '`,、
こっちも実写版ルパン三世ぢゃないかっ!'`,、('∀`) '`,、
しかしながら、
劇中音楽はスパイ大作戦風で、
いったい何がしたいんだ!'`,、('∀`) '`,、

で、
ルパンで言うところの、次元とか五右衛門とかの位置が、
小出恵介さんはいいとして、
渋川清彦さんと山本浩司さんコンビなのがツボでしたっ!
(ノ∀`)ヒャッハ~~~ッ!
中でも渋川さん!
古くは、かの「WASABI」とかにも出てまして、
もうその出演作の多さといい、ビッグタイトルへの出演回数といい、
まぁイイ役者さんですよ。(ノ∀`)ヒャッハ~~~ッ!
しかもこんな中心キャラだなんてね。
もっともっと活躍観たかったっす!(人´∀`)



ガキんちょの頃、アメリカドラマに、
「ロックフォードの事件メモ」っていう、探偵が主人公のドラマがあって、
その探偵が考える探偵五か条ってのに、
“探偵は容姿端麗、眉目秀麗・・・で、あってはならない!”
ってのがあって、
なるほど、目立っちゃだめだもんね!とか子供心に思ってましたが、
まさにこの二人ときたら、
スパイ向きの地味目な感じ(人´∀`)
天性の才能かもしれません!'`,、('∀`) '`,、

そして言うに及ばず、
亀梨くんのまぁ、カッコいいこと!
上下真っ白なスリーピースを粋に着こなし、
華麗なアクションは、
「西部警察」における
いかなる激しい銃撃戦においても、
大門圭介部長刑事には弾は当たらない!伝説と同じく
あまりに出来過ぎ感は満載ながら、
ジャニーズの面々が生まれ持って手にしているエンターティメントであり、
あくまで彼らでなければ絵にならないアクションなわけで、
ストーリーとかがいかにご都合主義の元に進もうとも、
アイドルという夢を売る彼らであれば許されちゃうわけですね。
かの大先輩である、田●俊彦氏も
確かに音痴である!
しかし、誰にも劣らないエンターティナーなのだ!
それこそが存在感なのだ!ヽ( ´¬‘)ノ

さらには、超かわいい深田さん!
お色気シーンもふんだんに、
さしたる意味も持たないキャラながら、
一服の清涼剤としての活躍には頭が下がるし、結婚して欲しい。
(ノ∀`)ヒャッハ~~~ッ!

“可愛さ余って憎さ百倍”あぁ・・・私も鞭撃ってみたい・・・
ってな感じで
入江監督らしいのか?そうでもないのか?'`,、('∀`) '`,、
気軽に楽しめる娯楽作としては及第点だと思うし、
亀梨くんの手にした、当たりのキャラであることは間違いなし!
_|\○_ ヒャッ ε= \_○ノ ホーウ!!!
デートの途中にちょいと寄ってみちゃ、いかがですかね?

彼女のキャラ的に、スパイ役はやや荷が重いだろうか・・・?
(C) 2015「ジョーカー・ゲーム」製作委員会
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年1月31日
上映時間:1時間48分
企画・製作:日本テレビ放送網
制作プロダクション:シネバザール
/ Infinite Studio
製作・配給:東宝
カラー/シネマスコープ

~ストーリー~
第二次世界大戦前夜・・・
体調不良の部下を庇い、上官の命に背いた挙句
事故でその上官を殺してしまった若き陸軍兵士・・・
極刑となり、まさに銃殺されんとしたその時、
謎の男・結城から救いの手が差し伸べられる。
交換条件は、彼の設立した秘密組織である“D機関”の一員となり
スパイ活動をおこなうこと・・・
様々な特殊訓練を受け、
彼は嘉藤次郎という偽名と共に、
世界を揺るがすと言われる機密文書「ブラックノート」の奮取の命が下った。
国際都市、“魔の都”上海に駐在する
米国大使・アーネスト・グラハムの元に存在するという情報を受け、
D機関の面々はグラハムに接近する。
そこで出会った美しいメイド・リン
英国諜報機関
帝国陸軍幹部らが入り乱れ、
ブラックノート争奪がはじまった。
いまどき、回るベッドなんてねぇ~よ。

廣木隆一 監督作品
「さよなら歌舞伎町」劇場鑑賞!!
いやはや、
またまた前田敦子さんはイイ役どころ掴みましたね。
役者の神が付いているのか?
ホント!運がいい!'`,、('∀`) '`,、
まぁその役を演りきったかどうかは別の話として・・・(-.-;)

私はあまり、廣木隆一監督に造詣深くないのですが、
それでも、振り返ればアレもコレも観ちゃってましてね、
いつも思うのは、
SEXシーンが昭和なこと'`,、('∀`) '`,、
きいろいゾウとかでも、何故か必要とは思えないSEXシーンが組まれてて、
抑え気味とはいいながらも、
逆にあえて差し込む必要性は感じないワンシーン。
昭和なエッチ(●//艸//)=3
でまぁ、
本作でも当然、登場するだろうとは思ってましたが、
今回は、しつこいくらい長い尺でした'`,、('∀`) '`,、
そして当たり前のように、
そこかしこに散りばめられていましてね ┐('~`;)┌
役者さんも熱演でしてね、
今回はその作品性に沿った形で、
とても良いシーンだったと思います。(●´艸`)

劇場でね、
隣に小奇麗なお婆ちゃんが、
パッと見、大学教授?みたいな・・・
そう・・・「天才柳沢教授の生活」みたいなダンディーな老紳士を連れ
「この作品は人気があるので混んでますね~」とか解説してて、
「ほう・・・!そうなんですか?」と受け応えている紳士。
どうやら耳に入ってきちゃう(笑)二人の会話の様子で、
月に一回とかのペースで、
映画とか舞台を観る、高尚な趣味を持たれているようでね、
本作は女性から誘ったらしいことがわかるんですね。
そこで私が思ったのは、
このタイトルから予測するに、
昭和のピンク映画に大きく傾いている可能性大だよ・・・(ノ∀`) テヘヘのヘ
とか思っちゃっててね、
案の定、
過激に美しい、長尺エロシーンに、
隣に座っている両名が固まっちゃってるのがヒシヒシと伝わってきまして'`,、('∀`) '`,、
この老カップル・・・
帰りには、この劇場がある、ギラついた繁華街の闇に消えていくのだろうか?
とか、
とても楽しい人間模様まで観察できて、
充実の時間を過ごせましたよ。_| ̄|○∠))バンバン

この作品は、
歌舞伎町の、際どい位置に巣食う住人達が、
様々な事柄から“さよなら”しつつ、
殻を破ったり、新しい人生などを取り戻すって物語なんですが、
オムニバス風味満載に展開する物語は飽きなくて面白かったです。
ヾ((○*´∀`*))ノ゙
なんか
登場人物全てが、根本解決には至ってなくても、
それぞれが、ハッピーエンド、
もしくは一筋の光明が差す形で終劇となるので、
後味がいいんですね。(人´∀`)
私は特に、
キャリア警察官・新城と、念願の刑事になれたばかりの藤田の不倫カップルが
徹のラブホで不倫中に出会う、時効間近の指名手配犯の対処をどうするか!?
のやりとり。'`,、('∀`) '`,、
新城の「15年隠れ続けたんだ!もう十分罪は償った!」という
保身のみの解決法が素敵に思えました。
何と言うか、あまりに型にハマった対処は、
マジメというより、気持ち悪い自己満足でね、
柔らかく生きてく方が、人として魅力的だな~~って感じました。

そしてその指名手配犯が
南果歩さんと松重豊さんでしてね、
彼女のアパート(独り暮らししているフリ)に隠れ住み、
「一人1匹魚を食べたいなぁ~」
(独り暮らしのフリしてて、おかずの魚を2匹買うのはおかしい・・・イコール、誰かと暮らしてる?って疑われないためね)
という松重さんのセリフに、
あ~・・・この人たちは殺人という罪は犯したが、
息を殺し、15年過ごしてきたことが、償いに思えてきてしまう切なさ。
・゜・(ノД`)・゜・。
そもそも、
事故に巻き込まれたみたいな、事情あっての殺人でもあって、
まぁ、観ていただければわかるのですが、
この二人・・・憎めないんですね。

なんだか
豪華キャストの中、
特に目立ってたのが松重さんと南さんでね、
ラストシーンも
とにかく逃亡逃亡!
そして迎える午前0時、そして時効・・・
不謹慎ではありますが、よかったね・゜・(ノД`)・゜・。
とか、応援しちゃったよ。
少々、
主人公たちの影が薄い感じはありますが、
ダテに2時間越えしていない手応えはありますのでね、
チャンスあったら観ちゃってね!

本作でも、先日の“さまよう小指”の我妻三輪子ちゃん出てますよ
なんだろうね・・・?あの子の雰囲気って?'`,、('∀`) '`,、

(C) 2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2015年1月24日
上映時間:2時間15分
製作:ギャンビット / ハピネット
配給:東京テアトル
カラー

~ストーリー~
高橋徹と飯島沙耶は同棲中だが倦怠期をむかえたカップル。
ミュージシャンを目指す沙耶。
徹は沙耶に140万の借金がある・・・
何気ない会話、じゃれ合い、それは、いつも通りの朝だった。
韓国食材店にて、
ブティックの開店資金ができたので
彼氏に一緒に母国に帰ろうと誘う韓国人のイ・ヘナ。
彼氏のアン・チョンスは、自分はまだ開店資金が足りないから帰れないと話す。
「ホステスってそんなに金もらえるのか」「まあね…」
彼女がなぜそんなに早くお金が貯められたのか疑うアン・チョンス。
ふたりの間に気まずい雰囲気が流れる。
あるアパートの一部屋。
閉め切ったカーテンで薄暗い室内・・・
一匹の焼き魚を分け合い、身を潜める二人。
チャイムが鳴る・・・
慌てて池沢康夫は押し入れに隠れ、鈴木里美はメガネをかけ変装する。
ふたりは時効寸前の殺人犯と、
被害者の妻でありながら、康夫と共に逃げ、
逃亡幇助と犯人隠匿で追われるカップルだった…。
「あと38時間、辛抱して」
仕事へ向かう徹と
これからライブに出る沙耶は
自転車に二人乗りしてそれぞれの目的地へと向かう。
たわいないもない将来の話をする二人。
「徹のホテルでブライダルすると、安くなるんでしょ。」
一流ホテルに勤めている徹に楽しげに話しかける沙耶。
その時、沙耶の携帯が鳴る。
自転車から降りて、電話出ると、それはある人からの誘いだった――。
沙耶を残して、仕事先へ向かう徹。
その先は、一流ホテルではなく、新宿歌舞伎町のラブホテルだった
これから
このラブホテル「ATLAS」で様々な人間模様が繰り広げられる・・・
何もする気になれず、ただ、消えてしまいたかった。

ホン・サンス 監督作品
「自由が丘で」劇場鑑賞!!
なんとなく、行き当たりばったりに、
愛する女性を探しに
ソウルの街に降り立った日本人モリ・・・
これだけでも、本気で好きなん?って思うんだけど、
そこからも懸命に探し回るというより、
最も楽な方法で日々グータラしているだけ。
タバコをふかし、
夜な夜なゲストハウス経営者の親族だという
無一文な男と飲み歩く日々・・・
なんだか理解し難い物語なんですが、
話が進むと、
モリがいつも持ち歩く文庫本が「時間」という実在する本であったり、
「時間には実態など無い!」的な会話があったりと、
どうやら物語の中に、
時間に関しなにやら仕掛けがあることをにおわせているんですね。

かつてモリから届いた手紙を、体調が悪いクォンは眩暈と共に
階段にバラまいてしまうんですが、
慌てて拾い集めるんですが、
順番がバラバラになった上に、
一枚拾い損なってしまうというシーンから、
物語の時間軸が現在と過去と行ったり来たり、
メチャクチャにシャッフルされ、
非常にわかりづらくなる代わりに、
物語が興味深くなるという面白い試みの一本!
何だか二人がすれ違うのは、
この一枚回収出来なかった手紙の所為?
とか、想像したりしてね(●´艸`)
私的にはホン監督の「3人のアンヌ」はイマイチでして、
しかし、
その実験的ドラマは興味深い内容だったわけで、
あぁ、
ようやくホン監督らしくなったかも!(●´艸`)
とか観ながら思いましたよ。

舞台となる街は狭い路地が入り組んだ坂の多い街。
日本にもありそうな感じ。
その街には様々なクセの強い人物たちがいて、
その人たちが容赦なくモリのテリトリーに侵入してくるんですね。
韓国人ってこんなにオープンで、図々しいのかね?
って思うほど、垣根が無いのが面白い。
カフェで本を読む者に、
本を置かせてまで自らの質問に応えさせるなんて、
あまり日本では見かけませんね。
まったくの見ず知らずなのに(●´艸`)
ゲストハウスだって、
鍵一つ付いてない、障子一枚の、
セキュリティー低い宿で、
他人が平気で、
寝ている部屋にズカズカ入れる構造も新鮮。
'`,、('∀`) '`,、
あまり物事を細かく気にしない民族ですか?
;;:+*(●´∀`人´∀`●)*+:;

とにかく全編、
酒を飲むシーンと、タバコに火をつけるシーンが多くてね、
食事シーンもかなり惹かれるので、
なんか生々しくて観てて実に楽しいんですね。
しかし肝心の恋愛シーンは
この街と同じように非常に入り組んでて、
愛する者を探しに来たのに、
付き合っている男がいる女性と深い関係になったりして・・・
もう、行ったり来たり、
何だかキレイに街の複雑さと物語がリンクしてて、
シックリくる内容ではありましたが、
後半、激しく時間が行き来しだすと
なかなか付いていくのも大変になりして、
主要キャストのクォンとヨンソンがこれまた似たタイプの女性で、
徐々にこんがらがっちゃうんですよ。'`,、('∀`) '`,、
ホント、
油断できない一本でしたよ'`,、('∀`) '`,、

以前にも韓国舞台のドラマに
中孝介さんが出演されていたんですが、
内容的な影響はほぼなく、
インパクトは加瀬さんのほうが遥かに強く、
まぁ彼ありきでこの感じに仕上がったと思う。
やはり
良い役者さんだと思う。(●´艸`)
まぁ、各県1館程度の割で順次公開されてますが、
なかなか出会うの難しいかな?
わずか67分ですのでね、
気になったら迷わず入っちゃってくださいね。

(C) 2014 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.
英題:HILL OF FREEDOM
製作年:2014年
製作国:韓国
日本公開:2014年12月13日
上映時間:1時間7分
提供・配給:ビターズ・エンド
提供:サードストリート
カラー/ビスタサイズ

~ストーリー~
思いをよせる年上の韓国人女性クォンを追いかけて、
ソウルへとやってきた男、モリ。
しかし、
彼女は見つからず、彼女に宛てた日記のような手紙を書き始める。
彼女を探して、ソウルの街をいったりきたり。
同じゲストハウス「ヒュアン」に泊まっている
アメリカ帰りの男・サンウォンと仲良くなり、毎晩のように飲んで語らって。
迷子になった犬をみつけたことで、
カフェ“自由が丘”の女主人・ヨンソンと急接近。
ワインを飲んで良いムードに…。
路地の多い迷路のような街で、時間の迷路に迷い込むモリ。
モリは彼女に会えるのだろうか?
モリにとっての本当の幸せとは…?
瞳は心の窓

ティム・バートン 監督作品
「ビッグ・アイズ」劇場鑑賞!!
なんというか、
いきなり主人公マーガレットが、
DV夫の元から逃げ出すシーンから始まるのですが、
この物語を観ていて、その時代背景的に、
“マディソン郡の橋”を思い出しましたね。
女性が自立するのが難しい時代に、
男の暴力から逃げ出した女は
それでも男に依存するしかなく、
ホッとしたのもつかの間、
やはり寂しくて、男とくっついてしまう。

正直、
マーガレットのような女は、結局はコチラが嫌だと逃げたところで、
アチラで幸せを掴めるとは思えない。
結局、どこでどんな欲求を満たしたところで、
さらなる欲が生まれるタイプなんですよ。
ゴールが見えてないので、何が欲しいのかもわからなくなってるんだね。
だから何度も男で失敗する┐('~`;)┌

ただね、
彼女には、ビッグアイズという武器があった。
その辺を考えると、
その武器を使えるモノとしたのは間違いなくウォルターであり、
彼なくして成立しない作品だったのですよ。
事実彼女がウォルターと出会うまでは、
彼女の作品は1ドルだったわけでね・・・
詰まる所、
最後は夫・ウォルターを追い詰めたマーガレットではあったけど、
やはり、彼への愛もあったし、感謝もあったのだと思う。
だからウォルターはもっと上手に生きるべきだったのです。
ヒモなんだからね。
ヒモって奴は、
貢いでくれる女をとても大事にするわけです。
私の知り合いのヒモは、
彼女の生理日まで把握してて、
生理用品を見事なタイミングで用意しているらしいです。
プロのヒモなわけだ。'`,、('∀`) '`,、
まぁこの際、倫理云々は別にして。

しかしね、
名声や金を手にすると、男とはこれ、単純かつ、愚かな生物でしてね、
す~~ぐ別の女に目がいくワケですね┐('~`;)┌ トホホ...
当たり前に目の前にいる女には目もくれなくなる・・・(-.-;)
感謝しなくちゃ・・・ねぇ・・・
そして
自らのビッグアイズが、強力な武器だと知った彼女は、
そいつを取り戻そうと立ち上がるわけです。
正直、
ティム・バートンが夢物語ではなく、
大人の淀みみたいのを描いたのは新鮮でしたけど、
なんか展開が平坦で、
射込まれた感覚がなかったですよ。
まぁ、私自身、
ティムに何期待してんだかはわかりませんが'`,、('∀`) '`,、

結局、
最初から最後まで、マーガレットに同情出来ず、
描いた描かないとかどうでもよくて、
ビッグアイズという金の成る木を奪い合った強欲夫婦の物語
と、理解しました'`,、('∀`) '`,、
ティム・バートンの実話映画化って
ずいぶん昔なのでね、
私は比べられませんでしたね。
まぁ、まったく違う仕上がりですので
引合いに出すまでもないけど。
で、
大きな声では言えないけれど、
DVDでいんぢゃね?ε-( ̄ヘ ̄)┌
とか思います。
ビッグアイズもよくよく観るとさ、
絵画ってより、マンガに近いよね。
(ノ∀`)ヒャッハ~~~ッ!

ブレイキング・バッドで
ジェーン・マーゴリスを演じた クリステン・リッターが出演してました。
ちょっと得した気分でした(ノ∀`)
(C) Big Eyes SPV,
LLC. All Rights Reserved.
英題:BIG EYES
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年1月23日
上映時間:1時間46分
配給:ギャガ
カラー

~ストーリー~
1950年代から1960年代にかけて、
哀愁漂う大きな目の子供を描いた絵画「BIG EYES」シリーズ
やがて世界中で人気を博すビッグアイズ。
作者のウォルター・キーンは一躍アート界で有名人になり、
富と名声を手にしたウォルターはセレブ達と派手に遊びまわる日々を送る。
しかし、
何と実際に制作していたのは内気な性格の妻マーガレットだった。
彼女は一日16時間もビッグアイスシリーズを描き続けること10年...
“このままでは自分を失ってしまう”
自身の感情を唯一表現できるBIG EYESを守るため、
マーガレットは自分が描いたという事実の公表を考える……。
踊り子のヒモ

堀口正樹 監督作品
「ショートホープ」劇場鑑賞!!
10歳の少年の、ひと夏の冒険・・・
なんだか、菊次郎の夏っぽい感じか?σ(゚、。)
そんなイメージ持って足を運んできました。
実際はもっと過酷な旅でして、
一緒に行動してくれる優しいオジサンもいない、
道中、
彼を助けてくれる人もおらず、
とうとう、盗みを働き、
容赦なく中学生にボコられてしまいます。
ところが和也、
盗人猛々しいとはこのことで
逆ギレの挙句、被害者の顔面に石を投げつけての逆襲。
とにかくこの和也役の竜跳くん、
目付きがメチャ悪い'`,、('∀`) '`,、
なんとも反抗的で素晴らしい目力なのですよ。(●´艸`)
可愛げの無いガキでしてね・・・ ( ゚д゚)、ペッ
ナイスなキャスティングだなと感心しちゃいましたね。
+.(*ゝд・)b゚+.゚

こんな感じでキャストは問題ないんだけど、
10歳の子供が、母の痕跡を求め、
蒲田から横浜まで歩くワケですから、
その道中を少し丁寧に追いかけて欲しかったですね。
なんかアッと言う間に横浜到着しちゃってね、
私なんて地元ですから、よく見る風景なワケだから
その後の、父親のエピソードより、
母をたずねて三千里的ロードムービーを期待しちゃうわけです。
ところがどちらかというと、
目的地のフランス座に到着してからの物語だったワケで・・・
(-.-;)
少ない登場人物の中の、
せっかくの岸部一徳さん
しかも、ストリップ劇場の支配人という美味しい役どころ!!
が、
あまり活躍しない・・・(-.-;)

なんだろうなぁ~~~・・・
全体的にもったいない感じの構成でね、
もっと濃い流れで90分でイケたんぢゃなかろうか?
とか思いました。
その理由の一つに、
人同士の関わりが、
狭い範囲のピンポイントで絞られている割に安っぽくて
妙に浅くて・・・
ホームレスなんかとの関わりもあるのに、
そのホームレスが胸を患っているっぽい表現があるのに
まったく掘り下げないワケです。
実の父である県会議員候補も、あまり背景が見えない。
その議員の愛人との関わりも
唐突で曖昧でご都合主義で押し切っちゃってね・・・
いい感じのお節介な担任教師も、
物語上、何のトリガーにもなっていない無意味な存在でね・・・
書く人が書けば、
きっと面白い本になるプロットなんだろうになぁ~~って、
わずかに残念感漂う鑑賞でありました。

挙句は、
重要な位置にいる、母のヒモ・結城良輔の無活躍'`,、('∀`) '`,、
自転車のくだりで、
父の代わりに自転車の乗り方を教えたりして、
代役の流れかと思ったらそうでもなくて・・・
だけどね、
その画はとても美しくてね、
夏が舞台の物語好きな私としては満足いく出来栄えでした!
中澤正行カメラマンの腕が冴えます。

このカットなんて、なんて美しい夏の一コマ切り取ったことでしょう!(ノ´▽`)ノ
ジブリの「耳をすませば」でこんなシーンあったね!
それを実写で!凄いね!
この雲とかマヂすげ~~し!
まぁ、結局のところ、
子供目線での生と死、関わりとか絆とか、
ちょっと現実離れした感覚が過ぎちゃったのでゎ?
結果、そこにこだわり過ぎてこうなっちゃったって感じ。
そろそろDVDとかでると思いますので、
ちょっと確認してみてほしいですかね?
(ノ∀`) テヘヘのヘ

“フランス座”と聞くと浅草な感じですが…?
黄金町あたりには確かにありそうだ!'`,、('∀`) '`,、
でも、この建物は長野県諏訪市にある「諏訪フランス座」で撮影されたようです。
製作年:2013年
製作国:日本
日本公開:2014年8月16日
上映時間:1時間16分
製作・配給:<ショートホープ>製作コネクション
カラー/16:9/デジタル

~ストーリー~
児島和也は小学校4年の10歳の少年。
母はストリッパーのジプシー風祭、
実父が誰なのかは知らなかった。
数年前に里子に出された和也は、母とは別々に暮らしていた。
ところが、
里親に待望の男子が誕生して、和也は居場所を失ってしまう。
そんな時に、母の訃報が舞い込む。
「ジプシーが死んだ…」と。
和也はそのまま母が住んでいたアパートに残り、里親の家には帰らず、
ジプシーのヒモだった良輔と暮らしていた。
そこに、
和也の担任教師、笹野が訪ねてきた。
笹野は良輔から和也の居所を聞き出し、連れ戻そうと考えていた。
先生の話を押し入れで聞いていた和也は、その場所から逃げだす。
公園で、自転車の乗り方を教えている父と息子の姿を眺めてから、何かを思う和也。
アパートに戻り、良輔に「フランス座って横浜だろ?」と尋ねる。
母と幼かった和也とが暮らした思い出の場所だ。
和也はフランス座へ行く決意を固め、
真夏の一人旅が始まった。
電車賃を持っていない和也は、蒲田から歩き始める。
見たことのない景色、照りつける夏の陽射し、
多摩川から川崎を越え、やっと鶴見辺りまできた。
飢えと渇きに襲われた和也は、
自転車籠にあった菓子とジュースを盗もうとして、
持主の中学生に捕まり、殴られ、
挙句、
母が買ってくれた唯一の母の思い出のゲーム機まで奪われてしまう。
ゲーム機を取り返そうと、大量の石をリュックに詰め、
中学生を追い、片っ端から投げつけた。
堪らず逃げ出す中学生が放り投げた和也のゲーム機は、
修理に何万もかかる状態に破壊された。
こうして身も心もボロボロになりながら、なおも歩き続ける和也。
関内の公園で野宿した翌朝、
和也は、空き缶を集めて生計を立てている末吉と出会い、
フランス座への行き方を教えてもらう。
ようやく辿りついたフランス座に人気は無く、
そのままドアの前で寝てしまう和也。
朝、男がやって来て、眠っている少年を見やる。
フランス座支配人、丸山繁則であった。
久しぶりに再会した丸山に、和也は父親のことを聞く。
「あいつは、ジプシーにこう言った。お前の血が気に入らん。堕ろせっ、てな…」。
実父について初めて聞いた10歳の少年には、
それらは到底受け入れがたいものだった。
閉館したストリップ劇場を去る丸山は「一緒に来るか?」と和也を誘う。
首を横に振る和也。
翌日、千円札を一枚置き、丸山は静かにフランス座を出て行った。
誰もいなくなった館内を物色する和也。
そこで、かつて母の所有物が入った空き缶を発見する。
そこには一枚の写真と煙草の“ショートホープ”が一箱入っていた。
見たこともない美しい笑顔の母親、
一緒に写っているのは和也の知らない男。
そして、
横浜の町を歩く和也は、県会議員候補・米田利一のポスターを見つける。
なんと、それは写真に映っていた男だった。
エスパレイザー
河崎実 監督作品
「エスパレイザー」をご紹介!
昨年、
「まぁ月に一度はDVD紹介しますよぉ~~(ノ´▽`)ノヘッヘェ~」
とか言っておいて、前回から早一年が過ぎました。
これでは一年に一度のご紹介ぢゃんね!
'`,、('∀`) '`,、
しかも、DVDなんて出てないし(-.-;)
さてさて!
「電エース」、「地球防衛未亡人」、「いかレスラー」など
数々の奇作を発表し続ける河崎監督の学生時代の自主製作映画
「エスパレイザー」を観る機会を得ました。'`,、('∀`) '`,、
スタッフ・出演者全てが素人の1983年発表作品でしてね、
唯一、ナレーションの石坂浩二さんだけがプロの方という
しかし、学生からギャラは取れないということで、
ノーギャラ出演という粋なことしてくれているそうでしてヽ( ´¬`)ノ
もちろん自主製作映画ですから、
ビデオなんかが販売されてんだかは知りません。(●´艸`)
(コミケとかにあったりするかも??)
しかし!
その内容はなかなかのこだわり映像満載でしてね、
主役はお得意のご自身。(人´∀`)
撮影に2年の時間を要し、
さすがに主人公の役者を2年間拘束することは不可能なので、
それなら!ってことで自分で演っちゃったってワケですね。'`,、('∀`) '`,、
本作に登場するエスパレイザースーツこそ
「地球防衛未亡人」にも登場した、後の電エースの元!
ウェットスーツにグラスファイバー製の頭部
顔の部分だけラテックス製で、
わずかに動く
スーツに入る演者の表情の動きを再現出来るこだわりの仕組み!
そんな素敵な着ぐるみも登場し
なかなかな見応え!

後に電エースへと姿を変えるエスパレイザースーツ
当時に比べ、素材は格段に良くなってるんでしょうね
当時の関係者の方と観たので、
シーンごとに細かい解説付で楽しい時間でした。
撮影2年ですから、
この時は暑かったとか!
着ぐるみが寒かったとかね!
(基本撮影スタッフなのに、敵役の着ぐるみにも入ってたそうです。)
映像的には、
河崎監督が敬愛する実相寺監督より、
満田監督っぽい画でしてね、
ウルトラセブン愛が大きく感じられる映像の数々ですよ!
ウルトラセブンっぽいカットが多くみられ、
よく研究されているようです!
そして、
それらがどの回のオマージュかわかってしまう私も凄いと思いました。
'`,、('∀`) '`,、
劇中に登場する、
ウルトラ警備隊の制服一式は、何やら本物の撮影に使われた小道具だそうで、
河崎監督の顔の広さが伺えます。
円谷プロとどんなパイプが!?Σ(゚□゚;)
登場する車も、
この年代ではスーパーカー扱いされていたポルシェをレンタルしたそうで、
ここは監督のこだわりだそうです。
どうせなら、クライスラー使って、ポインター号とか作っちゃえばいいんだろうけど、
何せ学生映画!
予算的な大きな壁がね!'`,、('∀`) '`,、
下のほうに貼ってある、
お借りした動画を観ただけでもこだわりを感じますよね。
ウルトラセブンの主題歌BヴァージョンをBGMに使うマニアっぷり!
主題歌Bとは冬木さんが提案した
歌詞は一緒の別ヴァージョンで、
本編全49話中、3回くらい使われています
確か1回は第4話「マックス号応答せよ!」だったと思います。
このように、ウルトラセブン愛溢れる
まさに勉強もしないで映画にのめり込んでる当時の学生の
その生活などまでも読み取れる貴重な一本。
その存在は知ってましたが、
まさか!
こんな形で出会えるとゎ!_|\○_ ヒャッ ε= \_○ノ ホーウ!!!
最近ツイてる!
確実にツイてる!'`,、('∀`) '`,、
お金はないけど。
まぁ、
ちょっと本作を観ることって出来ない気がしますが、
どうしても気になるって方は、
私と友達になると、可能性がグン!って上がると思われます。
'`,、('∀`) '`,、
~ストーリー~
宇宙開発センターの若き訓練生
“上郷・南郷・三宅”の三人は、
ある日、宇宙線発生装置の事故により、大量の宇宙線を浴びてしまう。
これにより、この若者三名は、
エスパーを越える能力を持つ超人「エスパレイザー」と化す。
三宅は天才的頭脳を持ち、自らの力の謎を解き明かすため研究に没頭。
南郷は能力を隠し、私立探偵となるが、
上郷は忽然とその姿を消してしまった。
やがて、
再びその姿を現した上郷は、
超兵器により人類滅亡を企てる
上郷の陰謀に立ち向かう南郷たち。
そして南郷はエスパレイザースーツを着用し、
地球の存亡をかけた戦いに身を投じるのだった・・・。
inck3様よりお借りします。
桃麺・イチゴ麺・キウイ麺

竹葉リサ 監督作品
「さまよう小指」劇場鑑賞!!
いやいや(●´艸`)
バカバカしい物語の上に、
昨年鑑賞しました、『こっぱみじん』で
なかなかな魅力的な芝居を魅せた我妻三輪子さんと、
『海賊戦隊ゴーカイジャー』にて
テレビドラマ初出演の小澤亮太さん出演ってことで、
迷うことなく鑑賞!'`,、('∀`) '`,、
安っすい映画って楽しい!(●//艸//)=3
そして、
たぶん製作費の半分くらいを持ってっちゃったであろう、
津田寛治さんの怪演光る!
むか~~~しむかしの80年代に流行った
一風堂の人みたいな雑な濃い目メイクして、
自分の鼻の穴に突っ込んだ小指を落とし、
さらに蹴り捨ててしまうアナーキーな役柄はど真ん中!
この人が縦横無尽に好き勝手やって、締めてくれるから
バカバカしさにリアルさが加わった、そんな一本d(≧▽≦;)

とにかく、
おとし前でチョン切られた小指が、
たまたま偶然空飛んできて、ストーカー少女・桃子の手に!
そして、ニオイを嗅いだだけで、
その小指が涼介のモノだとわかる超人的スキル。
その愛しい人の小指でクローンを作ろうという思考。
そして、
説明書だけでクローン制作が可能な科学知識。
桃子か・・・?
はたまた竹葉監督が天才なのか?'`,、('∀`) '`,、
この段階でもう、あまりにアホらしくて爆笑です!
'`,、('∀`) '`,、
なんていうのか、
何も問わず、ただ、生暖かく見守ってあげたい気分。
'`,、(人´∀`)'`,、
さらには、竹葉監督、
痩せて、かなりな美女になってね(●´艸`)
いろいろ、好き要素多すぎ!コレヽ( ´¬`)ノ

そこいらでサクッと撮ったっぽい
学生的な映像も、
マニアックなセットや衣装も、
我妻さんの、底抜けに明るいバカっぽさも
屈託ない笑顔の表情も
いやいやイイと思います(ノ∀`)ヒャッハ~~~ッ!
しかも63分というお手頃上映時間の割に、
見応えは申し分ないっすね。+.(*ゝд・)b゚+.゚
小ネタは、さすがにクレッシェンドとかには
遠く及ばないものの、こだわりみたいのは感じますから放っておきます。
(ノ∀`)ヒャッハ~~~ッ!
AKBさんらって、
やはり手の届くアイドルってトコがウケてますよね。
この作品も、
「なんか・・・自分にも撮れんぢゃね?」的な要素が親近感わくんですよね
身近なアイドルのようで・・・
きっと・・・
(●´艸`)

'`,、('∀`) '`,、劇中設定では↑これでも整形したらしい
昨年、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2014」にて
「グランプリ」と「シネガー・アワード」の2冠に輝いた同作。
ちなみに、
北海道知事賞の『リュウグウノツカイ』は昨年鑑賞済み。(●´艸`)
そういえば、夕張って破産後どうなったんだっけ?σ(゚、。)
まぁ、
話題性だけではないというところを是非、確認してもらいたいものです。
まぁ、観た時間が悪いのか?
劇場には4人くらいしか入ってませんでしたけど!
(__)ノ彡☆バンバン!
って!
きっともう、どこでも上映されていないと思うので、
DVD待ちしてくださいな。

(C) Team The Pinkie
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2014年9月14日
上映時間:1時間3分
配給:S・D・P
カラー

~ストーリー~
ブスで、超恋愛至上主義者の桃子は、
5歳の時の初恋の人、涼介を今も想い続けている。
かつて、好き過ぎて、涼介の実家を全焼させてしまい
絶縁された後も、彼への想いは募る・・・
そんな彼・涼介はというと、
ヤクザの組長の女・真奈美に手をだし、
若頭・笹神によって「おとしまえ」をつけられる。
そう!
彼の左手小指は哀れ、切り落とされてしまうのでした。
ところが
投げ捨てられたその小指を偶然拾った桃子は、
その小指で涼介のクローンをつくってしまう。
成長の早いクローンを
「あかいとこゆび」と名付け、
ついに憧れの涼介(クローン)と同棲を始める桃子。
ところがある日、
オリジナルである涼介に、クローンの存在を知られてしまう。
そして、元々は俺の小指なんだから返せ!と言われ、
強制的にこゆびは連れ去られてしまう・・・
こゆびに働かせ、毎日遊びまくる涼介
そんな彼らの前に、また真奈美が現れるのだが
笹神によって殺されてしまう・・・
復習を誓う涼介だったが、
桃子の想いを知るこゆびは、
涼介に代わり、ヤクザ事務所に乗り込むのだが…