いまどき、回るベッドなんてねぇ~よ。 | 真夜中のキャプチュード

いまどき、回るベッドなんてねぇ~よ。













さよなら歌舞伎町











廣木隆一 監督作品


「さよなら歌舞伎町」劇場鑑賞!!







いやはや、

またまた前田敦子さんはイイ役どころ掴みましたね。

役者の神が付いているのか?

ホント!運がいい!'`,、('∀`) '`,、

まぁその役を演りきったかどうかは別の話として・・・(-.-;)





私はあまり、廣木隆一監督に造詣深くないのですが、

それでも、振り返ればアレもコレも観ちゃってましてね、

いつも思うのは、

SEXシーンが昭和なこと'`,、('∀`) '`,、

きいろいゾウとかでも、何故か必要とは思えないSEXシーンが組まれてて、

抑え気味とはいいながらも、

逆にあえて差し込む必要性は感じないワンシーン。

昭和なエッチ(●//艸//)=3

でまぁ、

本作でも当然、登場するだろうとは思ってましたが、

今回は、しつこいくらい長い尺でした'`,、('∀`) '`,、

そして当たり前のように、

そこかしこに散りばめられていましてね ┐('~`;)┌

役者さんも熱演でしてね、

今回はその作品性に沿った形で、

とても良いシーンだったと思います。(●´艸`)





劇場でね、

隣に小奇麗なお婆ちゃんが、

パッと見、大学教授?みたいな・・・

そう・・・「天才柳沢教授の生活」みたいなダンディーな老紳士を連れ

「この作品は人気があるので混んでますね~」とか解説してて、

「ほう・・・!そうなんですか?」と受け応えている紳士。

どうやら耳に入ってきちゃう(笑)二人の会話の様子で、

月に一回とかのペースで、

映画とか舞台を観る、高尚な趣味を持たれているようでね、

本作は女性から誘ったらしいことがわかるんですね。

そこで私が思ったのは、

このタイトルから予測するに、

昭和のピンク映画に大きく傾いている可能性大だよ・・・(ノ∀`) テヘヘのヘ

とか思っちゃっててね、

案の定、

過激に美しい、長尺エロシーンに、

隣に座っている両名が固まっちゃってるのがヒシヒシと伝わってきまして'`,、('∀`) '`,、

この老カップル・・・

帰りには、この劇場がある、ギラついた繁華街の闇に消えていくのだろうか?

とか、

とても楽しい人間模様まで観察できて、

充実の時間を過ごせましたよ。_| ̄|○∠))バンバン





この作品は、

歌舞伎町の、際どい位置に巣食う住人達が、

様々な事柄から“さよなら”しつつ、

殻を破ったり、新しい人生などを取り戻すって物語なんですが、

オムニバス風味満載に展開する物語は飽きなくて面白かったです。
                      ヾ((○*´∀`*))ノ゙

なんか

登場人物全てが、根本解決には至ってなくても、

それぞれが、ハッピーエンド、

もしくは一筋の光明が差す形で終劇となるので、

後味がいいんですね。(人´∀`)

私は特に、

キャリア警察官・新城と、念願の刑事になれたばかりの藤田の不倫カップルが

徹のラブホで不倫中に出会う、時効間近の指名手配犯の対処をどうするか!?

のやりとり。'`,、('∀`) '`,、

新城の「15年隠れ続けたんだ!もう十分罪は償った!」という

保身のみの解決法が素敵に思えました。

何と言うか、あまりに型にハマった対処は、

マジメというより、気持ち悪い自己満足でね、

柔らかく生きてく方が、人として魅力的だな~~って感じました。





そしてその指名手配犯が

南果歩さんと松重豊さんでしてね、

彼女のアパート(独り暮らししているフリ)に隠れ住み、

「一人1匹魚を食べたいなぁ~」
  (独り暮らしのフリしてて、おかずの魚を2匹買うのはおかしい・・・イコール、誰かと暮らしてる?って疑われないためね)

という松重さんのセリフに、

あ~・・・この人たちは殺人という罪は犯したが、

  息を殺し、15年過ごしてきたことが、償いに思えてきてしまう切なさ。
                           ・゜・(ノД`)・゜・。

そもそも、

事故に巻き込まれたみたいな、事情あっての殺人でもあって、

まぁ、観ていただければわかるのですが、

この二人・・・憎めないんですね。
   




なんだか

豪華キャストの中、

特に目立ってたのが松重さんと南さんでね、

ラストシーンも

とにかく逃亡逃亡!

そして迎える午前0時、そして時効・・・

不謹慎ではありますが、よかったね・゜・(ノД`)・゜・。

とか、応援しちゃったよ。


少々、

主人公たちの影が薄い感じはありますが、

ダテに2時間越えしていない手応えはありますのでね、

チャンスあったら観ちゃってね!
























本作でも、先日の“さまよう小指”の我妻三輪子ちゃん出てますよ

なんだろうね・・・?あの子の雰囲気って?'`,、('∀`) '`,、






































ハナマルです
































(C) 2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会

製作年:2014年

製作国:日本

日本公開:2015年1月24日

上映時間:2時間15分

製作:ギャンビット / ハピネット

配給:東京テアトル

カラー







~ストーリー~


高橋徹と飯島沙耶は同棲中だが倦怠期をむかえたカップル。

ミュージシャンを目指す沙耶。

徹は沙耶に140万の借金がある・・・

何気ない会話、じゃれ合い、それは、いつも通りの朝だった。


韓国食材店にて、

ブティックの開店資金ができたので

彼氏に一緒に母国に帰ろうと誘う韓国人のイ・ヘナ。

彼氏のアン・チョンスは、自分はまだ開店資金が足りないから帰れないと話す。

「ホステスってそんなに金もらえるのか」「まあね…」

彼女がなぜそんなに早くお金が貯められたのか疑うアン・チョンス。

ふたりの間に気まずい雰囲気が流れる。


あるアパートの一部屋。

閉め切ったカーテンで薄暗い室内・・・

一匹の焼き魚を分け合い、身を潜める二人。

チャイムが鳴る・・・

慌てて池沢康夫は押し入れに隠れ、鈴木里美はメガネをかけ変装する。

ふたりは時効寸前の殺人犯と、

被害者の妻でありながら、康夫と共に逃げ、

逃亡幇助と犯人隠匿で追われるカップルだった…。

「あと38時間、辛抱して」


仕事へ向かう徹と

これからライブに出る沙耶は

自転車に二人乗りしてそれぞれの目的地へと向かう。

たわいないもない将来の話をする二人。

「徹のホテルでブライダルすると、安くなるんでしょ。」

一流ホテルに勤めている徹に楽しげに話しかける沙耶。

その時、沙耶の携帯が鳴る。

自転車から降りて、電話出ると、それはある人からの誘いだった――。

沙耶を残して、仕事先へ向かう徹。

その先は、一流ホテルではなく、新宿歌舞伎町のラブホテルだった

これから

このラブホテル「ATLAS」で様々な人間模様が繰り広げられる・・・