瞳は心の窓

ティム・バートン 監督作品
「ビッグ・アイズ」劇場鑑賞!!
なんというか、
いきなり主人公マーガレットが、
DV夫の元から逃げ出すシーンから始まるのですが、
この物語を観ていて、その時代背景的に、
“マディソン郡の橋”を思い出しましたね。
女性が自立するのが難しい時代に、
男の暴力から逃げ出した女は
それでも男に依存するしかなく、
ホッとしたのもつかの間、
やはり寂しくて、男とくっついてしまう。

正直、
マーガレットのような女は、結局はコチラが嫌だと逃げたところで、
アチラで幸せを掴めるとは思えない。
結局、どこでどんな欲求を満たしたところで、
さらなる欲が生まれるタイプなんですよ。
ゴールが見えてないので、何が欲しいのかもわからなくなってるんだね。
だから何度も男で失敗する┐('~`;)┌

ただね、
彼女には、ビッグアイズという武器があった。
その辺を考えると、
その武器を使えるモノとしたのは間違いなくウォルターであり、
彼なくして成立しない作品だったのですよ。
事実彼女がウォルターと出会うまでは、
彼女の作品は1ドルだったわけでね・・・
詰まる所、
最後は夫・ウォルターを追い詰めたマーガレットではあったけど、
やはり、彼への愛もあったし、感謝もあったのだと思う。
だからウォルターはもっと上手に生きるべきだったのです。
ヒモなんだからね。
ヒモって奴は、
貢いでくれる女をとても大事にするわけです。
私の知り合いのヒモは、
彼女の生理日まで把握してて、
生理用品を見事なタイミングで用意しているらしいです。
プロのヒモなわけだ。'`,、('∀`) '`,、
まぁこの際、倫理云々は別にして。

しかしね、
名声や金を手にすると、男とはこれ、単純かつ、愚かな生物でしてね、
す~~ぐ別の女に目がいくワケですね┐('~`;)┌ トホホ...
当たり前に目の前にいる女には目もくれなくなる・・・(-.-;)
感謝しなくちゃ・・・ねぇ・・・
そして
自らのビッグアイズが、強力な武器だと知った彼女は、
そいつを取り戻そうと立ち上がるわけです。
正直、
ティム・バートンが夢物語ではなく、
大人の淀みみたいのを描いたのは新鮮でしたけど、
なんか展開が平坦で、
射込まれた感覚がなかったですよ。
まぁ、私自身、
ティムに何期待してんだかはわかりませんが'`,、('∀`) '`,、

結局、
最初から最後まで、マーガレットに同情出来ず、
描いた描かないとかどうでもよくて、
ビッグアイズという金の成る木を奪い合った強欲夫婦の物語
と、理解しました'`,、('∀`) '`,、
ティム・バートンの実話映画化って
ずいぶん昔なのでね、
私は比べられませんでしたね。
まぁ、まったく違う仕上がりですので
引合いに出すまでもないけど。
で、
大きな声では言えないけれど、
DVDでいんぢゃね?ε-( ̄ヘ ̄)┌
とか思います。
ビッグアイズもよくよく観るとさ、
絵画ってより、マンガに近いよね。
(ノ∀`)ヒャッハ~~~ッ!

ブレイキング・バッドで
ジェーン・マーゴリスを演じた クリステン・リッターが出演してました。
ちょっと得した気分でした(ノ∀`)
(C) Big Eyes SPV,
LLC. All Rights Reserved.
英題:BIG EYES
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年1月23日
上映時間:1時間46分
配給:ギャガ
カラー

~ストーリー~
1950年代から1960年代にかけて、
哀愁漂う大きな目の子供を描いた絵画「BIG EYES」シリーズ
やがて世界中で人気を博すビッグアイズ。
作者のウォルター・キーンは一躍アート界で有名人になり、
富と名声を手にしたウォルターはセレブ達と派手に遊びまわる日々を送る。
しかし、
何と実際に制作していたのは内気な性格の妻マーガレットだった。
彼女は一日16時間もビッグアイスシリーズを描き続けること10年...
“このままでは自分を失ってしまう”
自身の感情を唯一表現できるBIG EYESを守るため、
マーガレットは自分が描いたという事実の公表を考える……。