ベーシストとエフェクター -5ページ目

■WARWICK Thumb Bass TN 6st  その2

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皆さまからのリクエストもあったので、3本のサムを並べて写真を撮ってみました。並べてみて、初めて気付かされることもいろいろありました、はい。とりあえず3本の主要specを簡単に比較してみます。


     サム6FL  サム4   サム6

製造年 2003   1989   2007
ボディ   ----ブビンガ----
指板  エボニー ウェンジ ウェンジ
ネック   5p    7p     7p
PU    MEC   EMG   MEC
プリ   aguilar  EMG   BEC


大きなところではこんな感じですが、写真を眺めていると時代の変遷と共に木部やハードウェアのみならず、ボディワークも細かく変わってることに気付きます。サム4は80年代創成期のものでもあり、現行のものと大きく異なります。7pのウェンジ+ブビンガネック、ポジションマーク、ブラスナット、shaller製ハードウェア、EMGのエレクトロニクス等が特徴。もちろん、サウンドも現行サム4と比較して基本キャラは変わらないものの、よりブリブリと中域のキャラが立つ独特の個性的なサウンドです。


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ところがこれよりも、ほぼ同世代である6弦フレッテッドとフレットレスで細かい仕様違いがあることに興味を惹かれます。自分がオーダーした6弦フレッテッドで注文したのは「ウェンジ指板で、時間がかかってもいいからネックはシビアな状態を維持できるように丁寧に仕上げてほしい、サウンドの狙い目は新旧サムの融合的なもの」、これだけです。その結果としての仕様違いなのかは定かではありませんが、確信的にオーダーした指板材の変更以外の相違点は以下の通りです。


・ボディ形状
 よくみるとわかりますが、今回オーダーした6弦は、2003モデルに比してカッタウェイが浅い。
・ヒール部
 カッタウェイが浅いのに伴い、ヒール部の処理も2003モデルとは異なり、ネック接合部が広く、厚くなっている。(これによる演奏性の低下はまったくなし)
・ネック
 2003モデルは5pオバンコルなのに対し、今回オーダーした6弦は7pオバンコル+ブビンガ。
・その他
 ナットが、すぐに壊れるJUST-A2から進化したものになっている(素材変更はなさそう)。


気付いたところでこんな感じですが、ボディ形状の違いのせいか、重量も違います。2003モデルは5.24kgなのに対して、オーダーモデルは5.5kg。20g単位でしか量れないのですが、総重量のズッシリ感もあってか、250gの違いというのはストラップで吊ってみると結構体感します。ブビンガとオバンコルでは比重がそれほど変わらないし、ウェンジとエボニーでは寧ろエボニーの方が比重が高いと思うので、この重量差はやはり形状の相違によるところが大きいと思います。


そんなこんなで、いろんな要素が混沌となって、プチカスタムのサム6は狙った線の音を出してくれます。2003モデルや2007モデルの5弦と比較すると、サウンドの重心がより低く、重量感のあるサウンドであるような気がします。重低音部分というよりは、むしろ中域が太いことによる印象があります。高域は現行サム特有のビキビキっとしたものですが、倍音成分の違いのせいか、エボニー指板の現行サムよりは同じウェンジ指板のSTREAMER-2にややキャラクターが近い感じ。軽くスラップしただけで、ものすごく存在感のあるソリッドな音が出てきます。


音というのは所詮、音そものを介してしか伝えることができず、加えて極めて主観的なもの。そういう難点もあって、今回の高額なオーダーをするにあたっては相当な勇気を要しました。でもショップの方とじっくり時間をかけて自分の希望を理解してもらい、結果としてカスタムオーダーの形になったのは指板材変更のみでしたが、「指板材変更」という表面的な部分だけでなく、そのコンテクストも同時に伝えてもらった(と思っています)ためか、ネック材や構造にまで気配りが及び、結果として正に狙った通りの音が出てきたというのは、自分にとって幸運としか言いようのないことだと思います。自分の思いを形にしようとしてフルオーダーしたのにイメージと違う、という話もよく聞きますので・・・ 実はこのプチカスタムのサムのボディ形状、よくよく見るとウェンジネックの頃のカッタウェイやヒール処理の形状そのまんまなんです。つまりボディワークは、指板変更のみのプチカスタムのつもりが、結果的には旧仕様のサム6のネック材のウェンジ部分をオバンコルに変えたものになっているという訳なんです。関係筋によれば、WARWICK社のCTO(技術責任者)は日本と本国との気候の違いによって起こるネックに関する様々な影響を真摯に受け止めていたとのこと。


プロセスはさておき、狙った通りのサウンドにようやくめぐり合えた、というのは長年ベースを弾いてきた自分としては、この上ない喜びです。ネックのスタビリティに問題がでない限り、メインベースとして末永く付き合うことになると思います。5.5kgという重量だけが、唯一の不安材料ですが・・・

■WARWICK Thumb Bass Classic Line 6st WENGE finge

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最近仕事多忙で、またまた更新できない状態が続いており、申し訳ありません。さて、振り返ってみると自分はいろいろと、本当にいろいろな6弦ベースを試し、渡り歩いてまいりました。投資も相当かさみました(汗&涙) で、6弦ベースに関しては結局ココにたどり着きました。ワーウィック サムベース 6st(ウェンジ指板&ブビンガ+オバンコル7pスルーネック仕様)です。いろいろと悩んだ挙句、3月の頭にオーダーして約5ヶ月、ようやく仕上がってまいりました。


今回オーダーにあたり、1つだけこだわりがありました。90年代までのウェンジネック&指板の丸みがあって粒立ちの良いサウンド、そして03年のオバンコルネック&エボニー指板の持つタイト&クリア&繊細な傾向を何とか両立させられないものか、という点です。そこで、ショップと相談した結果、指板をウェンジにする、というマイナーカスタムを施すことにしました。ちょっとでもカスタムすると相応に価格も上がるので悩みましたが、サムベースフェチとしては、どうせオーダーするならこだわりたい、ということで意を決した次第です。


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半年近く待ちましたが、希望通りのspecで仕上がってきました。ブビンガボディ、ブビンガ+オバンコル7pネック、ウェンジ指板、PU&サーキットはオリジナル(MEC&BEC)のままです。さて、相応のプライスアップを押して断行したウェンジ指板の効果やいかに、と思って早速サウンドチェック。結論から言うと、明確にエボニー指板との違いが出ているように思います。正直言って、指板程度でここまでサウンドのキャラが変わるものなのかと驚きました。03年のサム6stは既にフレットレス&Aguilarプリに変わっていますが、比較するとカリカリし過ぎる音の角が取れていて、若干線が細い印象のあった通常のエボニー+オバンコル5pネックの音から、過度の暴れを押さえ込み、おと全体に芯を与えてくれているように思います。指板をウェンジにしたことによって奇しくも全てがアフリカ材となり、ひょっとするとこのサムもその心地よさゆえに気持ちよく鳴ってくれているのかも知れません。いずれにせよ、狙い通りのキャラに仕上がった次第。


もう1つ特筆すべきは、脅威のレスポンス。出音の反応もさることながら、タッチに対する繊細な反応に驚かされます。弾き手のアクションにあまりにもvividに反応するので、ちゃんと練習しないと、恐くて人前では弾けないくらい、今までの歴代のベースの中でもroscoeやFODERAと並ぶ、ダントツのレスポンスです。


ジャズベなどとはだいぶ趣きが異なりますが、サムベースも自分としてはいつまで眺めていても飽きない造形美を持っていると感じています。ホーン部分が極端に短く、立位だとローフレットが遠くてネック落ちする、という方も多くいますが、自分には黄金律というか、体にピッタリ合う絶妙なストラップの長さがあり、ジャストフィットさせると、これ以上弾き易い楽器はない状態になります。また自分は決して手が大きいほうではないので、狭いと言われる弦間ピッチ16.5mmも、慣れてしまえば、むしろ自分にとっては扱いやすさにつながっています。指もスラップもピックも、非常にスムースです。サウンド面は、また別の機会に掘り下げたいのですが、ゴリゴリ・ビキビキなスラップサウンドの反面、ハイフレットのコード弾きなどは何ともいえない美しいアコースティックな響きで、世間一般の印象と比べると、どんな音楽にもフィットする、非常に懐が深くバランスの取れた唯一無二のキャラクターを有するベースだと思います。


仕上がったばかりのオイルフィニッシュボディは、まだ輝きがダルで、こなれてきた感のある03年サムFL、かなりの熟成度を誇る'89年製4stサムと比べると、貫禄も艶もまだまだ。ちゃんと弾いてあげて、見た目でも音でも深み出していきたいです。プチカスタムオーダーゆえに思い入れもあるこのサムベース、大切に愛でていきたいと思います。

■Drum Performance :HIDAJIMBO(ヒダじんぼ) LIVE

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先週、行ってまいりました。HIDAJIMBO(ヒダじんぼ)Drum Performance @MOTION BLUE YOKOHAMA。日本が世界に誇るスーパードラマー:神保彰と、和太鼓プレイヤー:ヒダノ修一によるパーカッションユニットのライブです。一言でいうと、凄かったです! そもそも「LIVE」ではなく、「Drum Performance」と銘打ってのactであることからも、タダモノではない雰囲気が漂います。


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神保彰は、カシオペアのサポートドラマー等の活動の一方で、則竹裕之とのユニット「Syncronized DNA」でもツインドラムをやってますが、今回はツインドラムの片方を和太鼓(タイコ・ドラムと呼んでました)に換えてのパフォーマンス。演奏の内容も去ることながら、手にする楽器は違えど、神保彰のスタイルにいろんな意味でインスパイアされたライブでした。


ご存知の方も多いと思いますが、神保のスタイルは「MIDIドラムトリガーシステム」を活用したものです。要はエレドラパッドのみならず、シンバル、スネア、タム、バスドラ等、アコースティックも含めた全てのユニットにMIDIトリガーを仕込んでおき、ドラムセットの生音と同時にMIDIコントローラー経由でシンセ音源モジュールを鳴らすスタイルです。最近の神保はとにかく精力的にLIVEをこなしているようですが、「ひとりオーケストラ」が多いのもうなずけます。自分ひとりいればどんな音でも出せるわけです。


そんなシステムを駆使しつつ、唱歌・民謡からクラシック定番曲をオリジナル曲に織り交ぜてのLIVEでした。和太鼓とテクニカル系ドラムの組み合わせに圧倒されつつも、「同期モノを使っていると思われると悔しいので」との枕詞のもと、「MIDIドラムトリガーシステム」の説明と実演をやる神保のオチャメな演出にも惹かれます。


こういうのを見てると、独りベースもいいですが、ツインベースパフォーマンス、なんてのもアリかな、って思ってしまいました。

■WARWICK Thumb Bass Classic Line 4st '80s

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その地位を多弦ベースに押され気味なるも、ストレートなロックをやる場面においては、やはり不動の立ち位置を堅守する4弦ベース、89年製WARWICK Thumb Bassです。この頃のサムベースは、ブビンガボディこそ現在と同様ですが、ネックはウェンジ+ブビンガの7p、そして電装系は現在のWARWICKオリジナルMEC+BECではなく、EMGピックアップ(ブラックボックスタイプのプリは見た目だけではメーカー不明なるも、バッテリースナップにMECの刻印、でも、やっぱりEMGか?・・・)を搭載しています。ハードウェアはWarwickオリジナルですが、チューナー裏ににby Shallerと刻印されています。標準のロックピンもShaller製です。


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実は80年代末のサムベースには、個人的にちょっとした思い入れがあります。当時自分は学生でしたが、自分を含め周りの仲間がバイト等で着々と資金を貯め、高校時代からの愛器に別れを告げて、ちょっと背伸びをして値の張るベースに手を出す、そんなタイミングでした。当時、フュージョンバンドがメインだった自分はTUNEのベースをチョイスしました。周囲にもTUNE使いがなんと多かったことか、TUNEばしばし、Moon・YAMAHAちょろちょろ、そんな時代です。そんな仲間内で、変り種が一人。楽器屋で薦められて・・・ と、妙なベースを担いで登場。見たこともない、へんてこりんなデザイン、聞いたこともない樹種を使ったボディ、チョコレート色のネック、とにかく柄がちっちゃい、でも手にとってみると、ズッシリとした重量感。ついでに匂いもなぜかほのかに甘い香りがする(コレだけは気のせいかも知れません、汗)。TUNEを買ったばかりの自分でしたが、かなり強いインパクトがあり、今でも、その時の感覚を覚えています。


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どんな音が出るんだろう・・・ 興味深げに耳を傾けるとこれまた、聴いたことのない音。TUNEはパキパキッとした音、ジャズベ系はジャズ系然とした音、YAMAHAは例の素朴で素直な音、でもこのサムベースはどれとも違う、ビンビキッという、レーザービームのような音。最初はシンベ?と思いましたが、決して無機質ではなく、乾いたとか枯れたといった印象はないものの、とても人間味があり、アクティブでありながら、そういったコテコテさは全く感じない。丸みを帯びつつ、強烈な存在感、良く通る音。


サウンド面でのインパクトは極めて強いものがありましたが、やはりステージ映えは重要、そのデザインが当初は自分の「カッコいいベース」の概念から大きく逸脱するものであったため、それほど惹かれるものではありませんでした。でもしばらく見ているうちにだんだんそのデザインに慣れてきて、そうこうするうちに忘れられなくなっている、そんな自分がいました。とはいうものの、じゃあサムベースも買っちゃおう、というほど裕福な学生ではございません(今日のディナーは豪勢に肉まん1個だ!という裕福さ・・・)。ない袖は振れず、そのまま月日が流れ、TUNEを第一期現役時代の最後のベースとして、一旦ベースに距離をおきます。


そして約10年後、再び縁あってバンド活動を再開。そのときのファーストコールとして、迷うことなく念願のサムベースをチョイス。最初はボルトオンの4st(01年製)に始まり、スルーネックの5st(96年製)、スルーの6st(03年製、現在フレットレス)、そして、この4弦サムに至ります。現在、まだ製作途中ですが、実はもう1本オーダー中のものがありまして(汗)、サムベースについていはそれなりに語れるくらい、使い込んできている気がします。


サムベースは、「材が硬すぎて鳴らない」と良く言われます。確かに新品時の音はすごく硬くて、ボディも鳴らず線が細い印象があります。ピシピシとカッターのように切り込んでいく新品のサムベースの音も攻撃的で、個性があってキライではないのですが、使い込んでいくうちに、どんどんサウンドに艶と丸みが出てきて、太く存在感のある音になってくる、いわゆるビンビキ言うサムベースサウンドになってくれる。パーツ数が多いブリッジ等のハードウェアの組み込みが使用に伴いこなれてくることも要因の1つかも知れませんが、一般的なイメージと異なり、使えばそれに応えて熟成してくれる、そんなベースです。分かりやすく具体例で言うと、入手当初はオンボードプリでlowを若干足したり、hiを若干cutしたり、そんな微調整をして使うのですが、3年ほど使うと、flat状態が一番よくなる、そんな馴染み方をしてくれるベースです。


また、サムベースは、4弦・6弦でサウンドキャラが異なることも魅力の1つと感じています。ネックの幅(体積・面積)の違いによる出音のレスポンス・立ち上がり感の違いと、フロントPUの設置位置が異なることによる決定的なキャラの違いがあります。その「違い」が4弦は4弦らしく4弦を用いるシチュエーションにマッチする音、6弦は6弦らしくあえて6弦が必要なシチュエーションにマッチする音を、それぞれ出してくれるところにもとても大きな魅力を感じています。ただ、やはり弦の本数は違えど、根底にあるのは紛れもなくサムベースのキャラクターであり、個性的な音であることは異論がないところだと思います。好みが分かれるところでしょうか。もちろん自分は大好きですが(笑)

■BOSS RC-2 Loop Station

BOSS_RC2

最近忙しく、リアクションはできても記事の更新がはかどらず、すみません。


さて、以前からずっと注目していたものの、バンドでは使う場面はないだろうということで買い控えていたのですが、やはりどうしてもガマンできず、買ってしまいました、BOSS RC-2 Loop Station


これはなんとご紹介すれば良いのでしょうか。最初は「Loop Station」という名前から想起して、Roland/BOSSお得意の技術てんこ盛り「多機能スイッチングシステム」と勘違いしてしまいましたが、よくよく尋ねてみると全くの別物で、サンプラーの進化系というか、リアルタイムMTRというか、ループ音源を自分で録音し、それを重ねていったものを再生し、更にその上に自分の演奏や歌唱をリアルタイムにかぶせる・・・ といったことを可能にするループマシンです。従って、形はいわゆる定番のBOSSエフェクターですが、ドンカマも鳴らせるし、エフェクトというよりはベーシスト(に限りませんが)に新しい可能性を提供してくれるパートナーのようなものです。


基本機能は至ってシンプル、35種類のドンカマパターン(なしでもokです)から自身のイメージ・演奏したいフレーズのリズムに合ったものを選択、テンポを決めそれを鳴らしながらベースを弾いたり(マイクで歌ったり叫んだりも可)、その他の外部入力した音源を録音、その作業を延々と繰り返します。最大16分・11フレーズの録音が可能で、これらを重ねてトラック寄せすることもできるので、一人で相当厚いアンサンブルを組むことも物理的には可能です。


で、準備が終わったら今度は演奏です。もちろん自分自身の演奏は通常通りで、リアルタイムには1本しかベースは弾けません(当たり前かも知れませんが、中には複数本弾くやつがいるかも知れない)が、RC-2は、さすがBOSS・Rolandの真骨頂的発想、ペダルのダブルキック(マウスのダブルクリック的発想)で、ループパタンのチェンジなどを行うことができます(中気で足が震えてしまうと、勝手に次のループに飛んでしまうので、要注意・・・)。


自分もまだ全然使いこなせていませんが、可能性に思いを馳せるだけで、自分はなんとなくわくわくしてしまいます。あと、このページのリンク集にもいれさせて頂いているpechokoriさん のブログにも書いたのですが、このRC-2は「新しい演奏の可能性」だけではなく、いろいろな「気付き」も与えてくれます。


普段、自分の演奏は、弾きながらリアルタイムで、あるいはバンドの録音等でしか聴くことはないと思いますが、何気なく爪弾いている音を日常的に、アンサンブルに入らない素の状態で録ることができ、しかもその音源を通常と同じ環境、すなわちデジタル録音したベースの生音源をそのままいつものアンプ+スピーカーで再生することになるので、非常に冷静に、客観的に自分の「音」と向き合うことができます。「この辺に指を置いて弾くと、こういう音がするのか」とか「同じように弾いたつもりでも、スピードによってニュアンスがまるで違う」とか、「程よい感じにエフェクトをかけたつもりだけど、ちょっとエグ過ぎるな」とか「このベース、思ったより音イイじゃない」とか、そういう新しい気付きがあり、じゃあ次はこう奏ってみよう、といった風に、その場で直ぐに修正ができます。このようなリアルタイムなfeedbackを続けていくと、そのうち自分自身の演奏クオリティが高まってくれるのではないかと、過度な(?)期待をしてしまいます。そんな、夢のあるtoolで、ベーシストにこそ試してもみてもらいたいって思えるものです。


living colour

PS:本文とは全く関係ありませんが、Doug Wimbishを擁するBlack Rockの雄、Living Colourが、なぜか今年Montreux Jazz Festivalに出演します。7月13日。Dougが観れるなら日本国内ならどこへでも行きますが、さすがにスイスは難しいな・・・ むりやり出張つくるか・・・ でも、スイスじゃ仕事のネタがないわな・・・ 観たい・・・

■フレットレスベース + ギターシンセの難しさ

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フレッテッドの6弦をリペアに出してから、早3ヶ月、その間、途中仕上がりを数回試しに行ってはみるものの、なかなかしっくりと仕上がらず、いまだリペア継続中。工房さんには本当に良くしてもらっているのですが、一般的な良く見かけるベースではない=過去の経験値の蓄積がないへんてこりんなベースであることから、試行錯誤が続いています。満足の行く状態に仕上がるのを気長に待っております。


さて、そんなこんなで、現在手元にフレッテッドの6弦ベースがありません(スタジオ置きっぱなしの練習用6弦はありますが・・・)。ということで、多弦はもっぱらこの WARWICK THUMB BASS 6st FL で練習、ということになります。そこで、一回は取り外したRolandのディバイデットPU・GK-3B を再びこのサムに付けてサウンドメイク&練習と相成りました。


ところが、フレットレスでシンセ・GR-20 をまともに鳴らし切るのは、実はとても難しい。ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、GR-20にもV-BASSにもチューナーが付いています。言うまでもなく、ベース本体とシンセ・V-BASS側のチューニングをシンクロさせるため。このチューニングを合致させて、初めて「ベースの生音にピアノをかぶせる」といった音が美しいハーモニーを奏でてくれます。ところが、このチューニングがあってないと、ベース本体の音とシンセ・V-BASSの出す音のピッチがズレて、えらく座りの悪い、キモチの悪い状況となります。なぜか。理由は単純で、シンセ・V-BASSにプリセットされている音色のほとんどが半音単位でしか発音しないので、無段階の連続したスライドのような音程変化に対応できず、半音単位で一番近いピッチの音を鳴らすためです。


ということで、フレットレス+シンセの組み合わせが難しいことが理解頂けるかと思います。フレットレスの微妙な音程の揺らぎといったものは、単体で聴くととても音楽的に聴こえるのですが、ピアノやブラスとユニゾンすると、単体では気持ちのよい揺らぎだったものが、単なる調子ハズレに聴こえてしまいます。そんな状況なので、コード弾きはさらに難易度が高く、コードによっては物理的(あるいは人間工学的?)にあきらめざるを得ないフレーシングもでてまいります。ストリングスは無段階のスライドに付いてくる(生音とのタイムラグがありますが)のがせめてもの救いです・・・


ところが、考え方を変えれば、正確なフレットレスの運指やスケール練習にこれほど持ってこいのtoolはありません。特に6弦フレットレスのハイポジションでは良き練習の友になってます。自分が心地よく感じるまで、練習あるのみです(笑)

■今だから話せる : 悲しきオークション詐欺被害


fraud

実は自分は数ヶ月ほど前、いわゆるネットオークションで詐欺被害に遭いました。自分は基本的に性善説主義者であり、金銭的なこともさることながら、人の善意や熱意といった事情に付け込む行為がどうしても許せないのですが、他方、許せないといったところで、警察に届けを出す以外に手立てがなく、結局は泣き寝入りをせざるを得ないネット社会の現状を、実体験を通じて目の当たりにした次第です。経緯を簡単にまとめると、こんな感じです。


Day1:

探し続けていたベースにネットオークションでようやく出会う。開始価格と希望落札価格の差は僅かに2万円。即、希望価格で落札。(ちなみに、希望落札価格は、楽器店の中古相場そのもので不自然さはなし。)


Day2:午前中

出品者を語るもの(ここでは敬意を表して、fu○○ing fraud:略してffと呼ぶことにします)から早速、とても丁寧なmailあり。本来ならば、高額商品ということもあり手渡しをお願いしたかったところですが、自分は関東、相手は本州以外、ということもあり、連絡先・住所等の情報を提供し、送料の確認をしてもらった。この間、mailのみならずtelでも連絡を取り、ffは終始紳士的で丁寧(必要以上に丁寧な訳ではなく、普通に丁寧)な対応。それに絆され、送料を含めた代金を振り込んだ。


Day2:午後

自分が落札したのがうれしくてたまらず、何度も何度も落札画面を眺めてはニタニタしていたら、突然、出品者の評価欄が「停止中」に。一瞬何がなんだかわからず、すぐにffにtelで連絡。ffは「自分も何がなんだかさっぱりわからない。確認できたらすぐに連絡する。」とのこと。夕方、ffよりご丁寧にtelあり。掲載商品の説明が簡素過ぎたのが理由なのでは、とのこと。また、当方の心配をねぎらう言葉も。しかし、安心したのも束の間、数時間後に全く知らない第三者より「なにかを落札した旨のmailをもらったが、自分は出品した覚えはない。何のことかさっぱり解からない。」とのこと。よくよく話を聞くと、この第三者は、当方が落札したベースの出品に使われたIDの正規の持ち主、とのこと。ここで自分の疑いが確信に変わります。すぐにffにtelで連絡。留守電になったが、数分後に折り返しtelで連絡あり。事情を話すと、急に電話を切られ(電源を切られた)、以降、mail・tel共に音信不通。


Day3:

未明に、オークション事務局より「落札された商品の出品IDが不正に第三者に利用された疑いが強い」との旨のmailあり。いまさらそう言われても、迅速・丁寧なオークション取引がモットーである当方としては既に振込手続き完了済で後の祭り。朝一番から、警視庁、所轄警察、振込先の銀行支店等への連絡対応を開始。依然、ttへのtelは繋がらない。結局、打てる手は「内容証明郵便の発送」しかなく、すぐに督促状の書面を準備し、発送。


数日後:

数日前に発送した内容証明郵便が「宛先不明」で自宅に返送される。これで詐欺被害が確定したため、所轄警察に被害届けを提出。


ということで、この事件からすでに半年近く経過していますが、いまだに犯人ffは捕まっていません。警察の説明では、この類の事件の件数はうなぎ上りなるも、検挙率は下がる一方とのこと。何でも、ホームレスの人に銀行に行かせて口座を作らせ、その口座を買い取って犯罪に使う手口が多く、なかなかシッポが掴めないのが実態だそう。これでは確かに犯人にたどり着くのは難しそうです。今にして思えば、自分は罠にはまったポイントはこうです。


・数年かけて探し続けた商品とめぐり合い、舞い上がって質問もせずに一発落札(かなり気持ちは高揚している)
・市場相場を良くわかっている、絶妙な開始価格と希望落札価格の設定(一発落札に行かざるを得ない状況の設定)


このように誘い込まれると、ちょっと説明が不親切とか、なんか怪しいとか、そういう心理は吹っ飛んでしまいます。極論すると、やっとめぐり合えた念願のベース、逃すものかという心理の方が強く、自分にとって不利っぽいと思われる状況や情報が僅かにあったとしても、自分に都合よく解釈するような心理状態になってしまう。まさに恋と似たような状況です。そのベースに対して盲目的になってるので、状況判断も盲目的になってしまう。落札通知を装ったニセmailをもらって、そこからニセサイトに誘導されるというケースはよく聞いており、その類にはひっかかりませんが、正規のシステム上に正規IDで出品されたら、こちらとしては対処のしようがない。また、いろんな事件がTVとかで流れていて、こんなのに引っかかるなんて・・・ と思ってはいましたが、人間、ツボにはまるとこうも弱いものかと、自分にあきれてしまいました。本件については以上のコメントはしませんが、とにかくいろんな意味で勉強になりました。このブログでつながっている皆さんや、自分の周りの人間を見ていると、にわかには信じがたいのですが、悲しいことに世の中、良い人ばかりではないようです。ネットショッピングは楽しみつつも、十分に気をつける必要がありそうです。

■プレイスタイルと相棒の選択

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自分のスタイル・演奏表現をするために、自分に一番fitするベースや機材って、何なんだろう。最近、これをよく考えてしまいます。


すごく表現が難しいのですが、オリジナル曲の場合は自身が創作者という立場も兼ねることになりますが、ベーシストという立場に限定して言うと、曲に「変化をつけよう」と思ったとき、その手段を「自分のプレイに変化をつける」のではなく、安易に「楽器・機材を換える」ことに求めてしまっているような気がするんです。自分のスタイルをより高いレベルで表現するためにあらゆる楽器・機材を使ってるんじゃなくて、実はひょっとして、自分の想像力の無さを楽器・機材の数でfollowしてるんじゃないかと。


思えば、自分の少年時代は、手元にあるのはプレベコピー1本。これで、フォークソング~吹奏楽課題曲~テクノ~フュージョン~ロック、いろんなものをこなさなければなりませんでした。まだ子供でしたが、その時代に、スラップ音をカッコよくするためにドンシャリセッティングを覚えたり、ウッド的なニュアンスを出すためにブリッジ付近にタオルを挟んでネック寄りで親指弾きしたり、フォークソングに馴染ませるためにパッシブトーンを多用したり、low-Dを出すために演奏中にペグを回して元に戻すワザの練習をしたり・・・ いろんな工夫を凝らしました。それが今では、気軽にシンベを使ったり、アップライトに持ち替えてみたり、この曲はStingRay、こっちはアクティブ6弦と、そういう対応になっています。非常に恵まれた環境で決して悪いことではなく表現力は格段にアップしているはずなんですが、何かが足りないような、大事なことを忘れてるような・・・ そんな思いです。


表現の可能性を求めると、手持ちの機材では不足し、新たな表現を求めて新たな機材を求める、というのは極自然なことだし、いまもこれからも否定は一切しません。ただ、あいにく自分自身に実力と分別が足りないため、たまに手段と目的を履き違えて、安易に機材に頼り過ぎる傾向があるのではないかと反省している訳です。ピアノ1台、アコギ1本でクラシック~JAZZ~ロックの表現が妥協なくできるプレイヤーが実際にいるように、自分もそういうエッセンスを学ばないといかんのかな、と。なんでこのようなことを思い巡らせるようになってきたかというと、要因は2つあります。


1つは、楽器の調整・リペアのために入院させている機材が多く、手元にStingRayとジャズベしかない状態でバンドの曲を全部StingRay1本で弾き倒した結果、極論すれば「行こうと思えば、4弦ベース1本でも十分イケる」と確信したこと。


もう1つは、Fender JAZZ BASSの影響。ブランクもありましたが合算すると20年弱となるベーシスト人生の中で、管やアコースティックも含めてありとあらゆるベースをプレイしてきて、今改めてジャズベを弾き込むことによって「スタンダード=標準位置&良いベースサウンド」が確認でき、自分のプレイスタイルに最も適合するベース像なるものを改めて明確に再確認できた、ということ。偉大なジャズベによる強烈な影響で、他のベースにはこの役割が担えなかったと思っています。


そんなこんなで、現在手元にある素晴らしき楽器・機材群に感謝の念を表しつつ、お互い(自分、そして楽器たち)のために、自身のスタイルを表現するためにbestと思われるものに絞っていこうと考えています。後ろ髪をひかれる思いもかなり強く、時間はかかりますが・・・ いま、そんな風に思ってます。

■サッカースパイク PUMA スフィーダ(限定ホワイトモデル)

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先日、またまた余計なものを買ってしまいました・・・ Kingカズ(僕はベーシスト_カズ・・・苦笑)こと三浦知良が長きにわたって愛用していた、プーマ伝説のオールレザースパイク「スフィーダ」です。Kingカズが愛用していたのは黒×白のクラシックカラーでしたが、自分は最近結構黒系のシューズが多いので、限定モデルの白×黒を選択しました。エレキベースもそうですが、機能もさることながら、スペックや素材、バックグラウンドにも強い関心を持ってしまう自分にとっては、恥ずかしいくらいどんぴしゃなスパイクなのです。


最近のサッカースパイクはハイテク化が進んでいて、以前はスパイクはブラックレザーと相場は決まっていましたが、最近では人工皮革にとどまらず、マイクロファイバーや樹脂・合成ゴムも当たり前(タイヤメーカーMICHELINとのコラボ素材なんてのもあります)のように使われるようになってますし、ソールの素材も多種多様、色も様々、百花繚乱の感があります。


そんな中でも、自分は「カンガルーレザーアッパー×ポリウレタンインジェクションソール×円形ポイント」というスタイルにコダワリがあります。ちなみにインジェクションソールというのは、ソールの成型と同時にアッパーとソールを圧着するクラシックスタイルで、基本的に接着剤を使いません(最近のハイテク系ソールは、接着材+ビスでくっつけるのが一般的)。また円形ポイントというのは、ソールのスタッド=鋲のことで、円形はいわゆるクラシックタイプ、最近はより強力なグリップを得るために、カギ状・刃物状のものが多くなっていて、「ポイント」というよりも「ブレード」と呼ぶことの方が多いかも知れません。自分は円形ポイントを好んでいる理由は2つあって、1つはガッと走り出して、キュッと止まる、と言うよりは、微妙に滑らせながらピッチを駆ける感覚(非力なクルマを高回転でドリフトさせながら走る感覚に近い?)が好きなのと、もう1つはこれに関連して、ブレード型スタッドだとグリップが強すぎて、体がそれに耐え切れず足腰を痛めるからです。老朽化した低パフォーマーの自分にハイテクギアはいかにも不釣合い。シューズとしての絶対的なパフォーマンスもさることながら、加齢した自分の体とのバランスが一番大事だと思ってます。(最近、プロでも接触プレイ等ではなく、フリーの状態や練習などでケガをする選手がいますが、その要因の1つは、超高性能でアソビ幅というか安全性のノリシロが極端に少ないシビア過ぎるシューズ使用による筋骨の疲労蓄積にも遠因があるような気がします。)


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さて、前置きがだいぶ長くなりましたがスフィーダです。アッパーはつま先からかかとまで、すべて上質なカンガルーレザーの一枚側で、内張りは、他のオールカンガルーのハイエンドモデルでも布製やナイロンを使うところを、スフィーダは内張り・中敷・シュータン裏まで、足に触れる部分には全てピッグスキンを張ってあります。更にはシューズの左右に縫い付けられているプーマラインも本革というこだわり様。つまりは、シュータンのプーマロゴ刺繍、ステッチ糸、靴ヒモ以外(ヒールカウンターなどの補強材や緩衝材を除き)、アッパーは100%レザーということになります。これが、まさに自分の美学にグッとくるスペック。ポリウレタン製のインジェクションソール(TPUダイレクトインジェクション)は、硬すぎず柔らかすぎず、12本のスタッドで姿勢を安定させてくれます。


PUMA_スフィーダ_3

昨今の自分は圧倒的にフットサルの方が多く、スパイクなんぞはめったに履かないのですが、それでもこのシューズにだけは、勝てませんでした。ちなみに、テレビで見る限りは現在Kingカズは同じくプーマのv1.06を履いていますね。素材・重量・投入されたテクノロジーは比べるまでもないですが、サイド~甲にかけてタイトフィットで、つま先だけ微妙に余裕があるというキャラクターはスフィーダ&v1.06共通のように感じます。Kingがスフィーダを履いてくれないのは寂しい気もしますが(いまさらか?)、Kingのフィジカル&メンタルを持ってしても、スフィーダではもはやモダンサッカーは戦えないということなんでしょうか。あの薄い足に吸い付くアッパーによるボールタッチ感は何物にも代えがたいと思うのですが・・・ ただ、永遠のヒーローKingカズ、ケガだけには気をつけて欲しいと切に願っています。Kingが活躍する限り、自分も動けるはずだと信じて止まないもので・・・(苦笑)

■Fender '76 JAZZ BASS プチモディファイ完了しました

Fender '76 JAZZ BASSのプチモディファイをいたしました。目的はVillexピックアップへの換装によって格段に良くなったパッシブサウンドのさらなる質感向上(ちょっと大げさ)、やったことは極めて単純で、ポット交換と配線材入れ替えのみ。使ったパーツは以下の通りです。(写真は、プチモディファイ前)


Fender_USA_76_JB_org_wire

・Kagetsu Rock製 CRYO処理ポット(250k、Aカーブ)×2
・40年代中期GAVITT単線
・同じく40年代中期GAVITT撚線
・KESTER 44ハンダ


このような単純で極めてシンプルなプチいじりで、どこまで変わるか、果たして変化が体感できるのか、ちょっと実験的なところもありました。結果は、確かに、確実に上と下にレンジが広がって、レスポンスというか音のスピードが速くなったような感じがします。


ポットは、リプレイス用としていろいろなものが出回っていますが、今回は一部オススメもあったので、CRYO処理を施されたポットを使ってみました。CRYO処理というのは、ご存知のように超低温下で分子レベルで物性を整えるもの。一般のポットと比較するとやや割高ですが、絶対額としてはそれほどでもないので、今回これをチョイスしてみました。


ワイヤーは、ホット側全て、フロントVolポット→リアVolポット→プリアンプポット→Outジャックの3本を換装。場所によって配線が硬すぎると(単線の場合)取りまわしが難しい箇所もあるので、各ポット間は '40s GAVITT 単線、若干長めになるプリのポットとOutジャックの間は、単線より柔軟性のある '40s GAVITT の撚り線を使いました。


これをKESTER 44 ハンダを使って組み上げました。結果のサウンドは先の通り、以前にも増してレンジ感とスピード感が向上した印象があります。本当は録音して聞き比べた方がより明確に違いが分かると思うのですが、環境がないので耳だけを頼りに(苦笑) でも、本当にこれだけでも、ある程度体感できる違いはあることは確かだと思います。ただ、ポット・配線、どちらがどの程度音質改善に寄与しているのか、それが分からないのが難点。個別にやってサウンドチェック、ではあまりに手間がかかりますから・・・


Fender_USA_76_JB_9

尚、今回のプチいじりとあわせて、以前からやりたかったコントロールパネルの換装(シルバーからブラックに変更)もやりました。サウンドもさることながら、この精悍なルックスにも大変満足してます(笑)