■Drum Performance :HIDAJIMBO(ヒダじんぼ) LIVE | ベーシストとエフェクター

■Drum Performance :HIDAJIMBO(ヒダじんぼ) LIVE

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先週、行ってまいりました。HIDAJIMBO(ヒダじんぼ)Drum Performance @MOTION BLUE YOKOHAMA。日本が世界に誇るスーパードラマー:神保彰と、和太鼓プレイヤー:ヒダノ修一によるパーカッションユニットのライブです。一言でいうと、凄かったです! そもそも「LIVE」ではなく、「Drum Performance」と銘打ってのactであることからも、タダモノではない雰囲気が漂います。


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神保彰は、カシオペアのサポートドラマー等の活動の一方で、則竹裕之とのユニット「Syncronized DNA」でもツインドラムをやってますが、今回はツインドラムの片方を和太鼓(タイコ・ドラムと呼んでました)に換えてのパフォーマンス。演奏の内容も去ることながら、手にする楽器は違えど、神保彰のスタイルにいろんな意味でインスパイアされたライブでした。


ご存知の方も多いと思いますが、神保のスタイルは「MIDIドラムトリガーシステム」を活用したものです。要はエレドラパッドのみならず、シンバル、スネア、タム、バスドラ等、アコースティックも含めた全てのユニットにMIDIトリガーを仕込んでおき、ドラムセットの生音と同時にMIDIコントローラー経由でシンセ音源モジュールを鳴らすスタイルです。最近の神保はとにかく精力的にLIVEをこなしているようですが、「ひとりオーケストラ」が多いのもうなずけます。自分ひとりいればどんな音でも出せるわけです。


そんなシステムを駆使しつつ、唱歌・民謡からクラシック定番曲をオリジナル曲に織り交ぜてのLIVEでした。和太鼓とテクニカル系ドラムの組み合わせに圧倒されつつも、「同期モノを使っていると思われると悔しいので」との枕詞のもと、「MIDIドラムトリガーシステム」の説明と実演をやる神保のオチャメな演出にも惹かれます。


こういうのを見てると、独りベースもいいですが、ツインベースパフォーマンス、なんてのもアリかな、って思ってしまいました。