■Fender '76 JAZZ BASS プチモディファイ完了しました | ベーシストとエフェクター

■Fender '76 JAZZ BASS プチモディファイ完了しました

Fender '76 JAZZ BASSのプチモディファイをいたしました。目的はVillexピックアップへの換装によって格段に良くなったパッシブサウンドのさらなる質感向上(ちょっと大げさ)、やったことは極めて単純で、ポット交換と配線材入れ替えのみ。使ったパーツは以下の通りです。(写真は、プチモディファイ前)


Fender_USA_76_JB_org_wire

・Kagetsu Rock製 CRYO処理ポット(250k、Aカーブ)×2
・40年代中期GAVITT単線
・同じく40年代中期GAVITT撚線
・KESTER 44ハンダ


このような単純で極めてシンプルなプチいじりで、どこまで変わるか、果たして変化が体感できるのか、ちょっと実験的なところもありました。結果は、確かに、確実に上と下にレンジが広がって、レスポンスというか音のスピードが速くなったような感じがします。


ポットは、リプレイス用としていろいろなものが出回っていますが、今回は一部オススメもあったので、CRYO処理を施されたポットを使ってみました。CRYO処理というのは、ご存知のように超低温下で分子レベルで物性を整えるもの。一般のポットと比較するとやや割高ですが、絶対額としてはそれほどでもないので、今回これをチョイスしてみました。


ワイヤーは、ホット側全て、フロントVolポット→リアVolポット→プリアンプポット→Outジャックの3本を換装。場所によって配線が硬すぎると(単線の場合)取りまわしが難しい箇所もあるので、各ポット間は '40s GAVITT 単線、若干長めになるプリのポットとOutジャックの間は、単線より柔軟性のある '40s GAVITT の撚り線を使いました。


これをKESTER 44 ハンダを使って組み上げました。結果のサウンドは先の通り、以前にも増してレンジ感とスピード感が向上した印象があります。本当は録音して聞き比べた方がより明確に違いが分かると思うのですが、環境がないので耳だけを頼りに(苦笑) でも、本当にこれだけでも、ある程度体感できる違いはあることは確かだと思います。ただ、ポット・配線、どちらがどの程度音質改善に寄与しているのか、それが分からないのが難点。個別にやってサウンドチェック、ではあまりに手間がかかりますから・・・


Fender_USA_76_JB_9

尚、今回のプチいじりとあわせて、以前からやりたかったコントロールパネルの換装(シルバーからブラックに変更)もやりました。サウンドもさることながら、この精悍なルックスにも大変満足してます(笑)