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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

近々、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 特別編』なるものが劇場公開するそうです。

 

その正体は年末に発売される映像ソフトと同じもので、こちらには劇場公開版の映像をアップデートされたものが収録されるらしく、言い換えれば映像ソフトの上映会みたいなものです。

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確かにアップデートされた画はかなり描きこまれていて見応えもありそうですが、アップデートされる前の画だってそこまで劣っているものではありません。

時間に追われながらもクオリティを高めるために必死こいて描いたものがサラッと差し替えられてしまうのって、原画や動画を始めとする該当シーンに携わった諸々の人にとっては、自分の仕事がなかった事にされてしまうんだから少なからず気分を害するんじゃないかなと思うんですよ。

そんな人たちを労う意味においても、『機動戦士ガンダムF91』よろしく、劇場版と特別編が選択できる仕様だと嬉しいんですがね。

 

そして、『~特別版』と銘打った劇場版には最後にちょっとしたエピローグが追加されているらしく、それが2種類あるため、第1弾&第2弾として公開されるとの事。

しかしながらこのエピローグは映像ソフトには収録されないとの事で、巷では割と荒れている模様です。

 

「『~特別版』公開するよ!」→「えっ、年末に映像ソフト版が出るのに!」→「大丈夫、内容は映像ソフト版に収録されるものと同じだから安心してね」→「そっかー、ホッ」→「でもエピローグは収録してないから映画館で見てねっ☆」→「  」

…もうさ、近頃のバンダイという会社は、どうしてこうも客を挑発するような真似をするんだろうと。

内容はさておき、特別興行なんてセコい真似をせず立派な映画として勝負する姿勢も含めて満足度が高い作品だったのに、ここに来て水を差された気分です。

 

“『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM特別版』の発売が決定した。

劇場公開版の映像をアップデートした本編に加え、2種あったエピローグをそれぞれシームレスで再生が可能。映像特典として、『~特別版』公開時の舞台挨拶の模様を収録する。プレミアムバンダイ限定販売品で、価格は2万2000円。”

――という大ウソ予告をブチ上げてみましたが、これがジョークにならない日は遠くないかも(笑)?

 

ハッキリ言うまでもなく、今やいい大人もオモチャバカに成り下がる時代ですから、ガンダムコンテンツが衰退する事はありません。

さらに『~SEED』が好きな人は人一倍熱量が高い(ように見える)から、あまり悪ふざけじみた挑発を繰り返せば人間の命が関わってくるような事件に発展しないとも言い切れません。

視野狭窄気味のアニメバカが、色んな意味でどれほど恐ろしいものかは、あの放火事件で周知されただろうに。

 

まぁ、不買運動やら反対署名やらといった話は聞こえないので、まだ冷静というか、取るに足らないボヤ程度のレベルなんでしょうね。

そもそも不買運動とはメーカーに一考の余地や反省を促すために、僅かながらも望みを込めて実行するものですが、馬の耳に何とやらってなモンです。

近頃、バンダイの商法に似通ってきた東映ビデオも気を付けなよ?

電気ポットがブッ壊れちゃったのでね、オーム電機の『電気ケトル COK-WS80B-H 08-1422』を買いました。

まさか、こんなクッソ暑い時期に電気ケトルを買う事になろうとは…(笑)。

 

イッツァシングゥライフ!な、おひとり様用の電気ケトルです。

ウン年前、自室用の電気ケトルを探した当時は最低でも4~5000円はしていたんですが、本品は1000円台という衝撃価格(笑)。

所詮はお湯を沸騰させるだけのものだし、“安いは正義!”という俺ッチの信条の元に買ってみました。

 

調べてみると、電気ケトルの中には蓋が外せなかったり半分くらいしか開かないものもあるようですが、本品は外せはしないけど90度までオープン可能。

こんだけ開けば、どうにか掃除はできるかな? 毎日使うから入れっぱなし&注ぎ足しだけど(笑)。

 

で、実際に使ってみたところ、もちろん問題はありませんでした。

電気ケトルのピンキリの差には色んな要素があるようですが、手っ取り早いところでは沸騰するまでの時間が一つの目処になるんでしょう。

性能が高かったり容量が大きいものはワット数が高く、1000W以上が多いのかな? これに対し、本品は最大容量1リットル&800Wなので電気ケトルとしては低い方だと思います。

 

冷蔵庫に入れといたキンキンに冷えた水1リットルを入れて沸騰までの時間を測ってみたところ、約9分20秒でした。

常温の水だったらもう少し早く湧くんじゃないかな?

 

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使い方なんて自己責任だろ?と思っている俺ッチが、珍しく注意点として挙げておきたいのは、

注ぎ口の先っちょのRが大きめなので、かなりの勢いでドバっと出ます

そのドバっと出るのが、今さっき沸騰したばかりのド熱湯ですからね、初めて使った時はチト慌てたくらい。

なので、これを読んだ人は、初めて使う際はゆ~っくり注いでコツを掴んで下さい

安全装置のようなものもないし、最低限の使い方で済ませられる大人向けの製品です。

 

買ったばかりの時は樹脂の臭いが気になりそうですが、ここは使い込むしかないですね。俺ッチは風味のあるものを飲む時にしか使わないので気にしないけど。

 

他の事をしている間にお湯を沸かしとこう、くらいの感覚で使うには十分だと思います。

上を見りゃ何万円もするものもある中、何しろ1000円台ですからね、ダメ元価格として割り切れる人向けです(笑)。できれば長生きして欲しいけどね。

これからよろしくな!

『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』を観ました。

 

宇宙戦隊キュウレンジャーが宇宙幕府ジャークマターを倒してから4年。解放組織リベリオンはネオキュータマの開発に成功、その試作品が何者かによって奪われる。
犯人はメンバーの一人であるハミィと知り、愕然とするキュウレンジャーたち。今や宇宙連邦大統領となったツルギはハミィの指名手配を指示するが、仲間を信じるラッキーがこれに反発する事でキュウレンジャー内に亀裂が生じる。
そして、ハミィにネオキュータマを強奪させた宇宙忍デモストを追って、別の宇宙から銀河連邦の宇宙刑事がやって来る……といったお話。

こうして改めて粗筋だけでも整理してみると、何気に情報量がスゲー多い作品だなと(笑)。
ちびっ子は変身ヒーローたちが戦っているのを眺めていれば喜ぶんでしょうが、ちびっ子であればこそ当時の現役戦隊であるキュウレンジャー以外に興味はないでしょう。
公開形態がVシネクストというのも含め、ハッキリ言わずともいい歳こいたオタク向けの作品です。
それ故、ストーリーや見せ方の表現の幅も広がっているので、notオタクな偏見のない大人であればそれなりには楽しめると思います。

スーパー戦隊シリーズの番外編としてお馴染みのVSシリーズは直近の先輩戦隊との共演が常で、本来なら"キュウレンジャーVSジュウオウジャー"となるべきものだったんでしょうが、何だか分からない理由でこれが実現しない事が稀にあります。別名、"~VSスーパー戦隊"でお茶を濁されるやつ(笑)。

本作でのVS相手であるスペース・スクワッドとの対立はあまりなく、キュウレンジャー同士の内紛が本作の主軸になるお話です。宇宙戦隊は一般的なVSシリーズの両戦隊と同等の頭数がいる大所帯だしな…。

そんなスペース・スクワッドとは、別の宇宙にある銀河連邦警察に所属する宇宙刑事ギャバンG=十文字撃をリーダーとする特別チーム。
強大な犯罪組織である幻魔空界に対抗すべく、地球や宇宙を守ってきた(特殊な力を持つ)戦士をスカウトしながら戦力を拡充しているようですが、
数多いる東映ヒーローからの人材選びができるなんてワクワクする仕事です(笑)。
撃の中ではスカウト候補は多々いるようで、今後は救命活動も視野に入れる事を示唆していましたが、WSPを想定する前にSREDが既に候補に入ってるでしょ…(まぁ、あそこの真の敵は悪魔だからかな…)。

そんな宇宙刑事ギャバンG=撃は、演じる石垣佑磨さんの魅力も相まってどんどん魅力を増しています。
時代背景もあるせいか、近年のヒーローは少なからずの冷静さを伴っていますが、撃はそれに反するかのようにクサいまでに暑苦しいのが好きです。
でも、この手の作品だからこそクサくて上等だと思うんですよ。
残念ながら、今のところギャバンGが登場するのは2017年の作品である本作が最新ですが、これを最後にしてしまうのは惜しすぎます。
スパ戦&ライダーの放送期間を11か月にして、次作までの1か月間に宇宙刑事(orスペーススクワッド)モノを放送するのもアリじゃないですか?
そんなスポット放送なりVシネなり映画なりで(小品の印象が強いのでネットムービーはナシ)石垣ギャバンが見たいんだよ。
もっと石垣さんをこき使う場を作らなきゃ勿体ないんだぜ、東映よ!

そして宇宙刑事と言えば、先ごろムード歌謡グループを脱退したあの人も忘れられません。
あの人こと岩永洋昭さんが演じる宇宙刑事シャイダー=烏丸舟の、ゴツくてチャラいキャラが面白いんだよね。そんなチャラっぷりも実は斬新な捜査法だったという(笑)。
ちなみに、宇宙刑事が出れば劇伴としてレーザーブレードのテーマが流れるのもお約束ですが、本作ではシャイダーバージョン(のアレンジ)だったのが嬉しい!
 

監督は坂本浩一さん。

浩一監督作品は、変身前の出番を多めにする事で俳優の魅力を引き出す作風が好きです。

まずは素面で全力で戦わせて、ギリギリまで変身させないという昭和ヒーローっぽさがあるのがいいんですよ。ハミィはほぼ出ずっぱりだけど、カメレオングリーンなんか最後の最後まで出ないしね。

 

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Blu-ray版は本編に加え、映像特典も収録。

メイキング等はDVDの別ディスクにするようなクズ仕様ではないのでご安心を。

 

にしても、メイキングを見る限り石垣佑磨さんを始め、役をしっかり分析した上で愛着を感じていそうな人が多いのは好印象です。

水崎綾女さん、また女幹部で出て欲しいなぁ…。

※クリアパーツの中には、製造工程上気泡が入っているものがありますがご了承ください。

という常套句なんか気に留める事もなかったんですがね。

 

フラッと近所のお店に行った際、『30MM 1/144 フォレスティエリ 03』を買ったんですよ。

ガンプラと違い、30MMシリーズはまだ割引が適用されているだけでなく、コレに関しては半額だったので買っちゃったよね。安いは正義!

 

ガンプラは作るのにチト躊躇するけど、30MMは家に着いた瞬間にバリバリ袋を開けられる気安さが好きです。

小型EXAMACSとの事で、”30MMフレーム2”という関節パーツが集まるランナーが目新しいです。”~フレーム1”のダウンサイジング版=各パーツも小さくなったんだからゲートを2カ所にしてくれ…。

 

…と、パーツチェックをしていたところ、衝撃の光景が目に入り…。

プラズマビームソードの刀身でもあるクリアパーツに気泡が…!

ランナーにはよく見るけど、実際に使うパーツに、しかもこんなにデカくて綺麗な気泡は初めましてです。

 

売り方や設計にはイラッとする頻度が激増したけど、バンダイのプラモデル=バンプラの品質は非常に高く評価しているので、滅多にお目にかかれない不具合品に遭遇したと思い込んでいるせいか、あまり腹も立っていません(笑)。

冒頭の、”製造上の都合により云々”という断り書きも、言い換えれば“不可抗力だから勘弁してね”という意味で不良品には相当しないものとして、気泡を原因とした交換対応はしないのかな?

まぁ、ガンプラ人口の増加に比例して、クレーマー気質の人間(パチラーが多そう)の相手をする機会が増えてウンザリしているであろうメーカーサポートの心労も鑑みれば、問い合わせすらしないけどね。

そういえば、30MMシリーズでビームサーベル的な武器を見るのも初めてか。

 

「パチラーじゃあるまいし、ある程度は手を動かせるのであれば、ちょっとくらいのパーツの不具合なんか自分で直せよ!」と言われれば、受けて立つのがモデラーの性。

そこで不具合を逆手に取った絶妙な表現をする人もいますが、クリアパーツの気泡に関してはお手上げじゃないですか? ベタ塗りしちゃうのも勿体ないし。

レアな不具合品ですが、だからって使い道はないんだよな…。

 

まぁ、これに代わる代用品は腐るほどあるのでね。

溜まりに溜まったビーム刃のパーツを探せば、どれかしら良いのがあるだろうし。

 

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定価は1320円ですよ、念のため。

『聖闘士星矢 真紅の少年伝説』を観ました。

 

沙織の元にやってきた男、アベルは全能の神ゼウスの息子でありアテナの兄でもあった。

アベルは神々の時代の時と同じく、地上を汚す人間に裁きを下すために復活を果たしたのだ。

沙織は兄アベルとの出会いを喜ぶばかりで、星矢たちを突き放す。

そんな沙織の言動を信じたくない星矢を阻むのは、アベルを守護するコロナの聖闘士。そして、死んだはずの黄金聖闘士たちが蘇り、アベルに忠誠を誓っている事に愕然とする。

しかし、アベルの野望を見抜いていた沙織は、自身の手でアベルを打とうとするが返り討ちに遭う。

沙織の小宇宙[コスモ]が途絶えた事を感じた星矢たちはアベルの打倒を誓う。それが神に歯向かう事であったしても……といったお話。

 

前2作が45分くらいだった尺に対し、今作ではまさかの1時間超え(75分)という快挙。

ただ尺が長くなっただけではなく、ストーリーも濃密で作画も美しく、おそらく星矢映画の最高峰たる作品ではないでしょうか? 

もはや露と消えましたが、『~天界編』の第2作目以降があれば、あるいはこれを越えられたんだろうけどな~…。

 

今日まで、女子に人気があった少年漫画は多々ありますが、『~星矢』はそんな歴史に名を刻める作品でもありました。

今作を観ると、その理由の一片が少し分かる気がします。

目が隠れるくらいの長髪はお約束ですが(笑)、沙織=アテナを全てに優先する星矢たちの純粋さが可愛いんですよ。

沙織が来るなと言っても、それでもなお付いて行ってしまうような、まるで主人を慕う子犬のように従順な姿が健気なんですよね。自分がどんな状況に陥っても絶対に助けに来る男子――notオタクな女子でも、これだけでキュンですじゃろう?

 

黄金聖闘士の復活も嬉しいですね。十二宮編で命を落とした5人というのも原作を踏襲していて、こだわりを感じます。

特にデスマスクとアフロディーテが、従来通りに性根が腐ったままなのが良いんですよ(笑)。冥界編になると、あんな奴らでも実はいい人=立派なアテナの聖闘士と美化されてしまう風潮に懐疑的だったのでね…。

 

今作のボスであるアベルを演じるのは、ななんと広川太一郎さん。

シリアスで高貴な役柄なので、1ミリのギャグもない広川さんの芝居はカッコ良くも重厚感がありますね。「小宇宙が高まっちゃったりなんかしたりして」なんて言いませんよ(笑)?

前作の教主ドルバルを演じた家弓家正[カユミ・イエマサ]さん同様、アニメの吹き替えをやらない事はないけど、あまりやらない声優を招聘するあたり、力が入っている作品に感じます。

 

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オススメできるのはこの辺ですが、一応、俺ッチの買ったものも紹介しておきます。

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こちらはあくまで自己責任に依存する商品なので、悪しからず。

『エイリアン:コヴェナント』を観ました。

 

2000人の入植者を乗せた宇宙船コヴェナント号は、人類の新たな植民地となる惑星オリガエ-6を目指していた。

冷凍睡眠から覚める際のトラブルにより、ダニエルズはコヴェナント号の船長でもある夫を失う。

乗組員らが悲しみに暮れる中、コヴェナント号は謎の信号をキャッチ。新たに船長となったオラムはダニエルズの反対を押し切り、発信源である惑星に向かう。

惑星に着陸し、信号の発信源を捜索する探査隊は巨大な宇宙船を発見。内部を探索しているうちに、ここにはプロメテウス号の乗組員がいたことが判明する。

一方、生物探査をしていた乗組員の体内に黒い胞子が侵入し、体を突き破って謎の寄生生物が現れる。俊敏で獰猛な寄生生物に太刀打ちできない探査隊は、何者かにより窮地を救われる。それは、かつてプロメテウス号に同乗していたデヴィッドだった……といったお話。

 

正伝と呼べる『エイリアン』から始まる『~4』はひとまず完結しましたが、本作はそれらの前日譚となる『プロメテウス』に次ぐ続編です。この前日譚=プリクエルシリーズとは、正伝=オリジナルシリーズでは語られなかったエイリアンの正体やルーツを探るのが主目的のようです。

謎を謎のままにしておかないのは無粋に感じない事もないんですが、まぁ昨今流行りの風潮ですからね。所詮は後付け設定なので、話半分として聞いておくのが上手な付き合い方ってモンです。

 

エイリアン(と便宜的に呼ぶ)は誰が何のために創ったものなのか?という謎に対し、前作『プロメテウス』ではその片鱗を見せる程度でしたが、エイリアンの出自は今作でほぼ明らかになったと言っても過言ではないでしょう。

これまで言葉の端々に出てきたヒントから、エイリアンはどこかの星の人間が作った生物兵器であると察せられますが、色々と辻褄は合うものの、実際にそれをハッキリさせてしまう=種明かしされると一気にスケールダウンしちゃうんだよ。

 

今作には前作に登場したアンドロイド、デヴィッドにそっくりな後継機ウォルターが登場します。まぁ、この時点でデヴィッドの登場を予測するのは難しくないと思います。

デヴィッド型はあまりに性能が高いようで、従順(or服従)こそが存在意義であるアンドロイドとしての分をわきまえないどころか、プライドや野心に加え愛情すら持ち合わせているほどです。この人間臭さがシリーズを揺るがす大事件を起こすんですが…。

そんな反省から、ルックスは瓜二つながら思考が単純化されたウォルターが作られ、さらに従順さが増したアッシュやビショップに繋がるんでしょう。

でも…もちろん一番はコールだよな!

 

今作はエイリアンの種類が多く、同一態のものがいないんだよね。

様々な方法でビックリさせたがる、モンスター映画としての側面が強い感じ。ネオモーフだのゼノモーフだの、後付けの名前なんかどーだっていいよ(笑)。

新形態やら新種なんかより、エイリアンが密閉空間から脱け出して大自然の空の下に姿を晒す方が新鮮です。

 

『プロメテウス』からの今作という事で、エイリアンのルーツも明らかになったし、ここから正伝(の『~(1)』)に繋がっても不足はないどころか、これ以上のプリクエルシリーズは蛇足になっちゃうよなぁ。

まだ擦り続けたいならどっかの配信サービスでやって下さいな。見ないけど。

 

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Blu-ray版にある映像特典は一見の価値があるどころか、必見モノですね。

今作の前日譚やサイドストーリーがわざわざ撮り下ろされていて、実に贅沢。本編にはほとんど登場しない人がこっちに出ているような豪華な布陣で、オマケ映像に留めておくのは勿体ないくらい。スピンオフ作品のあるべき姿にも思えます。

キャラ紹介の要素もあるので、未見の人には先にこっちを見ておくのをオススメしてもいいかもしれません。

 

 

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観た、『エイリアン』

観た、『エイリアン2』

観た、『エイリアン3』

観た、『エイリアン4』

おさらいした、エイリアンシリーズ

観た、『プロメテウス』

観た、『エイリアン:コヴェナント』

『俺がハマーだ! 日本上陸35周年記念 ギガ爆全部盛りブルーレイBOX』を買いました。

このお寒い商品名が、もうね…。

 

今回はあくまで商品としての感想(もしくはレビュー)なので、作品の内容には触れません。

 

本作は日本では1987年に放送された、つまり昭和末期の古っる~い作品です。

今や映像ソフトはDVDからBlu-rayに移行し(その先のUHDもあるけど)、大昔のテレビ作品をリマスター→画質向上させた上で発売する事も増えました。

日本のアニメ作品はそれらの恩恵を受けているのが一目で分かるものも多いですが、実写作品に関してはそんな実感を得られるものはほぼ皆無に感じます。昭和のテレビドラマのBlu-rayを見てみても、「えっ、この程度…?」くらいにしか思えないんですね。『スクール☆ウォーズ』なんか、何だこりゃレベルだったし。

 

そして本作も、それに限りなく近いものでした。

最新の技術で、現代のテレビでもそれなりに見れるくらいに画質向上はしたんでしょうが、驚けるレベルではないと思います。リマスター作業の解説を見ても、それじゃそうだろうなと。

おそらく本作で盛り上がっているのは日本の僅かな人々で、そんな小っせー界隈のためにアメリカ本土でド本気のリマスター作業なんかやらないしね(笑)。

まぁ、本作はきめ細かい画質で楽しむ作品ではありませんから(できれば、そうあって欲しいけど)、DVDを持っている人はわざわざDVDを手放してまで買い直す事はしなくていいと思います。高っけーし。

 

そもそも、本作が好きな人って、日本語セリフが聞ければ9割は満足できるだろう(笑)?

 

余談ながら、俺ッチの知り得る限りでの例外は『プリズナーNo.6』と『Uボート TVシリーズ』で、よっぽど良いフィルムで撮っていたのかリマスター作業が良かったのか、驚くほどの画質ですよ。

 

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これら全てを網羅した上で、多少の映像&音声特典が追加されている事に魅力を感じる人は買ってもいいかもしれません。

 

口コミで知って面白そうだから買ってみる!という平成生まれの人がいたら、それはそれで驚けるというか、褒めてあげたくなりますね(笑)。

でも……実はコレ、若くして声優になりたい、かつアドリブ力を高めたい人に向けた教材でもあるんですよね。

ハマー役の羽佐間道夫さんは落語をやってた経験があるそうで、やっぱり見識の広い人はそれだけ話題が豊富ですから、幅広い人を楽しませられるんですよね。

まぁ、アニメしか興味ない人は気にしなくていい話です。

 

 

☆ 追記 ☆

期間限定品かと思って早めに買ったけど、いつの間にやらamazonでも取り扱うようになったみたいです。

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もちろん割引はナシだけどね。

あまり大きくないメーカーからの発売なので、早めに買わないとなくなりそうなだけでなく、再販の可能性も低そうです。煽ってるわけじゃなくてね。

…って、好きな人はとっくに買ってるから、あまり意味のない情報だったかな(笑)。

 

さらに意味のない話として、『俺がハマーだ!』と『新・俺がハマーだ!』が分売されるそうです。

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各19800円なので、↑のボックスの方がお得ですと言いたいけど、正直なところ『新~』は少々スベり気味なので(ハマーとドローがベッド・インとかあり得ないだろ!)、初代の方だけでもいいかも。

『プロメテウス』を観ました。

 

ウェイランド社より選ばれた宇宙船プロメテウス号の乗組員、かつ考古学者であるショウとホロウェイは調査団のリーダーとして、古代遺跡にあった人類創生の鍵となる惑星LV223を目指す。

プロメテウス号はLV223に着陸、乗組員たちは人為的に作られたであろう岩山の調査を始める。

その内部では遺跡や遺体が散見され、そこで映し出されるホログラフから、人間のような生物が存在していた事が判明する。

一方、ショウやホロウェイと別行動を取っていたミルバーンとファイフィールドは謎の生物と遭遇、見た目とは裏腹の凄まじい力で彼らを惨殺する。

その頃、ショウが遺跡内にあった遺体のDNAを調べた結果、地球に住んでいる人間のものと一致した。

音信が途絶えたミルバーンとファイフィールドを捜索する中、何かに寄生されたホロウェイ。そしてショウの身体にも異変が起きて……といったお話。

 

とりあえず『~4』を以て、一旦のシリーズ終了したはずのエイリアンシリーズですが、近年流行りの前日譚=エピソードゼロ商法により復活を果たしました。

…と、こんな触れ込み自体がネタバレなんですがね(笑)。

一切の先行情報もなく、単作として本作を観た上で、「どことなく『エイリアン』のようなテイストが漂っているな~……んっ、これは?」と思えるのが一番の楽しみ方かもしれません。

 

前日譚という事で、第1作目の『エイリアン』で謎だった部分に触れています。

要は、こういう後付け設定による補完がやりたくて仕方ないんだよね。謎は謎のままにしといて、見る人の想像に任せとけばいいのに。

前4作に登場したエイリアンは徐々に形態を変えて進化していきましたが、その起源となるのがシンプルな姿というのはまぁ良かったですね。

 

ところどころで、第1作を思わせるようなシチュエーションがあるのは、第1作&今作の監督でもあるリドリー・スコットさんのセルフオマージュでしょうか?

感染した乗組員の収容を拒否するシーンや、壊れたロボットの表現方法とか(レトロで微笑ましい!)、何より非力だった女性=ショウが強くなっていく姿がリプリーの成長と重なります。

なので、序盤でのショウはあまり前に出ない方が良かったかな。

 

そんなショウさん、体力勝負ならリプリーさんには負けてません。ヘタすりゃ、クローンのリプリーよりも強靭な肉体をお持ちですよ。

何しろ、除去手術としてあれだけ長く&深くお腹を切った後(このシーンが痛々しい…!)、ホチキス止め程度にしか傷口を塞いでいないのに、あれだけ動かざるを得ないんだからウルトラハードな展開です。

ヘソの緒を切った直後に全力疾走とか、男の我々にゃ想像できない地獄ですよ(笑)。

ただ、それをあり得ないと揶揄するのではなく、あんな状況であれば痛くて動けないなんて言ってらんないし、もはや精神力で動いていると解釈するのが正解でしょう。

 

世界各国の古代人が描いた、人々が星を指している壁画を見て、地球人のルーツがあるであろう星を目指して旅立つという、実にロマンティックなシチュエーションから物語は始まります。

健全な映画であれば、地球人の起源となる生物と仲良しになってめでたしめでたしとなるんでしょうが、周知の通り、エイリアンシリーズとは暗く&救いのない不健全な作風です(『~3』を愛する俺ッチの戯言なので聞き流して下さい…)。

確かに、地球人の起源らしき生物はいたけど、だからって決して友好的な関係であるとは限らないんですよね。

古代の壁画も、“別の星からロクでもねぇ連中がやって来た”という不吉を表すメッセージを含んでいたかもしれないし、地球をあの生物の実験場にしようとしていた可能性すらあったかもしれません。

時間と金を掛けて遠路はるばるやって来たのはいいけど、その判断や選択が正しくなかったという、やっぱり救いのないお話でした。

エイリアンシリーズはこうでなきゃな!

 

冒頭の、地球上にもまだこんな所があったんだと思わせるような、上空から見た大自然の風景は壮観ですね。ハイビジョンで撮った環境ビデオみたいで。

 

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Blu-ray版はメイキング等の映像特典はなく、物語を補完するようなプロモーション映像や未公開シーンが収録されています。

この未公開シーンの多さは、後年にディレクターズカット版でも出しそうな予感。そういえば、“ディレクターズカット版”なんて言葉が世に広まったのもリドリー・スコットさんの作品だったしなぁ…。

 

 

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観た、『エイリアン』

観た、『エイリアン2』

観た、『エイリアン3』

観た、『エイリアン4』

おさらいした、エイリアンシリーズ

観た、『プロメテウス』

観た、『エイリアン:コヴェナント』

いわゆるお散歩番組なんて、タレントがダラダラ喋りながらブラブラ歩いてる姿を映すだけの、手抜きにしか見えない番組にしか思ってなかったんですがね。

 

そんなお散歩番組が増える昨今、TOKYO MXの『ぐるり東京 江戸散歩』は欠かさずに見ています。

別名、今、最も面白いお散歩番組です。

三度の飯より江戸が好きなほーりー=堀口茉純さんをメインMCに、今でも東京に残る江戸から続く文化を探訪するという温故知新な番組です。

ただ街中をブラブラ歩くだけの番組と違うのは、こちらはあくまで江戸の文化についての勉強が目的。タイトルには“散歩”とあるけど、実は散歩要素はあまりありません。

 

そんなお勉強番組の何が良いのかと言えば、阪口珠美さん=たまちゃんのユルユル感が面白いんですよ。かつ、誰にも予測できない脱力系コメントが最高です。

たまちゃんは徳川歴代将軍を言えるのが特技になりましたが(ただし体調による)、おそらくはこの番組がきっかけなんでしょう。かと言って、番組で学んだ事をしっかり復習しているかどうかと言えば、まぁその程度です(笑)。

あんまガッツリ勉強して来られてもほーりーさんの仕事がなくなっちゃうから、あの程度に留めて、分かってんだか分かっていないんだかギリギリの線でオトボケ発言を連発してくれる方が面白いんですがね。

 

周知の通り、たまちゃんはもう乃木坂46を卒業しましたが、それと同時に真っ先に気になったのはこの番組をどうするか。

こっちも卒業しちゃうのかなぁと思いきや、紹介テロップにも”元乃木坂46”とあるあたり、こっちの方は継続して出演してくれるみたいなので、本当によかったよかった…!

東宝芸能の最終兵器(紹介テロップのまんま)こと森日菜美さんとの“たまひな”コンビが面白かったので、また復活してくんないかなぁ。

 

そういえば、もう1年くらい前かな、視聴者プレゼントである番組特製の巾着袋(本気で欲しい!)に応募した際、”たまちゃんは徳川吉宗推しだから松平健さんをゲストに呼んで欲しい”といった旨の番組リクエストをしたのが良くなかったのか、未だに巾着袋は届いていません…(笑)。

気付けばもう『エイリアン:ロムルス』の公開も近付いているという事で、おさらいとしてエイリアンシリーズを再見しました。

もちろん『~(1)』から『~4』までですよ。

 

今回はBlu-rayの特典である音声解説ONにして再見しました。

正直、映像&音声特典なんて1度見て情報収集したらもう見ない(という人は少なくない)と思いますが、スタッフ&キャストによる証言には新たな発見があるものです。

このところ音声解説で見る機会が増え、色んな裏話を見聞きしたおかげで解釈が変わった作品もあります。

原語版や吹替版を観て、ある程度お話が読めるようになったら音声解説を聞きながら見てみるのもいいかもしれませんね。

配信版にはない、映像ソフトならではの強みなんだぜ!

 

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これらは廉価版ながら、全ての商品に音声解説があります(映像特典はほぼ皆無ですが…)。

それぞれ音声解説には監督が参加していますが、『~3』だけは監督=デヴィッド・フィンチャーさんが不在なんですよね、これは残念。

やっぱり監督の発言は信憑性や説得力を感じるものですからね、このシーンが何を表しているかとか出来or不出来や苦労話等々、興味深い話が多々出てきます。

 

それらの発言を聞いて思うのは、『~(1)』から『~4』までの象徴とも呼べるリプリーを演じるシガーニー・ウィーバーさんのモチベーションの高さには感服します。

エイリアンシリーズは原作もないし各作品で監督も違うし、製作のデヴィッド・ガイラーさんとウォルター・ヒルさんを除けば全作に参加しているのってシガーニーさんだけなんですよね(知名度が低いながらも携わっている人はいるかもだけど)。

誰よりも役や作品を熟知している生き字引のような存在として、クリエイティブな面においてはシガーニーさんの助言が多々あったようで、それらの多くが的確だった事から、再考や変更も度々あったようです。特に女性なら軽視しがちなクリーチャー=エイリアンの描写に関しても、あくまで共演相手として意見を出すのはさすがです。

口を挟むだけでなく、実際に自分も動こうとする姿勢にも拍手ですね。丸刈りにした『~3』とかほぼ裸のシーンが多めの『~4』とか、吹き替えや特殊メイクでどうにかなりそうなものを自ら進んでやってみせるところに並々ならぬ意気込みを感じます。

 

エイリアンシリーズって各作品で監督が違うところに面白さを感じるんですよ。各作品で空気感がチグハグしているというか、アンソロジーっぽさが良いんです。

最近になって『~(1)』のリドリー・スコット監督は、他の作品も自分がやっときゃ良かった的な発言をしていましたが、時系列や決まり事に囚われすぎて、今ほど世界観が広がらなかったんじゃないかな。

前作で登場したキャラが再登場しておおっ!とさせるような、本来なら観客に媚びた受け狙いもやりたいんだろうけど、リプリーとビショップ以外はことごとく殺されるので、次作に出れる権利すら与えられませんし(笑)。

若い頃は、続編でありながら前作の設定を殺してしまうのがもどかしく感じていましたが、歳を取って客観的になってみれば、そういうのはテレビの連続ドラマに留めておく方がいいと感じるようになりました。

 

エイリアンシリーズは今後も新たな作品が作られるでしょうが、そこに“エイリアン5”が加わる事はないでしょう。”5”というナンバリングがある以上、リプリーの登場は避けて通れないでしょうからね。

全作を通して見てみれば、エイリアンシリーズとはリプリーが地球に還るお話とも言えるから、その目的が達せられた以上、その先もドラマチックな出来事が起きる余地が多分にあるものの、ここで幕を引くのが有終の美を飾るに相応しいと思います。

…なので、『~4』の完全版のラストはただの余興なんだ、気にしちゃいけない!

 

 

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観た、『エイリアン』

観た、『エイリアン2』

観た、『エイリアン3』

観た、『エイリアン4』

おさらいした、エイリアンシリーズ

観た、『プロメテウス』

観た、『エイリアン:コヴェナント』