『〜SEED FREEDOM 特別編』に物申そう | Joon's blog

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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

近々、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 特別編』なるものが劇場公開するそうです。

 

その正体は年末に発売される映像ソフトと同じもので、こちらには劇場公開版の映像をアップデートされたものが収録されるらしく、言い換えれば映像ソフトの上映会みたいなものです。

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確かにアップデートされた画はかなり描きこまれていて見応えもありそうですが、アップデートされる前の画だってそこまで劣っているものではありません。

時間に追われながらもクオリティを高めるために必死こいて描いたものがサラッと差し替えられてしまうのって、原画や動画を始めとする該当シーンに携わった諸々の人にとっては、自分の仕事がなかった事にされてしまうんだから少なからず気分を害するんじゃないかなと思うんですよ。

そんな人たちを労う意味においても、『機動戦士ガンダムF91』よろしく、劇場版と特別編が選択できる仕様だと嬉しいんですがね。

 

そして、『~特別版』と銘打った劇場版には最後にちょっとしたエピローグが追加されているらしく、それが2種類あるため、第1弾&第2弾として公開されるとの事。

しかしながらこのエピローグは映像ソフトには収録されないとの事で、巷では割と荒れている模様です。

 

「『~特別版』公開するよ!」→「えっ、年末に映像ソフト版が出るのに!」→「大丈夫、内容は映像ソフト版に収録されるものと同じだから安心してね」→「そっかー、ホッ」→「でもエピローグは収録してないから映画館で見てねっ☆」→「  」

…もうさ、近頃のバンダイという会社は、どうしてこうも客を挑発するような真似をするんだろうと。

内容はさておき、特別興行なんてセコい真似をせず立派な映画として勝負する姿勢も含めて満足度が高い作品だったのに、ここに来て水を差された気分です。

 

“『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM特別版』の発売が決定した。

劇場公開版の映像をアップデートした本編に加え、2種あったエピローグをそれぞれシームレスで再生が可能。映像特典として、『~特別版』公開時の舞台挨拶の模様を収録する。プレミアムバンダイ限定販売品で、価格は2万2000円。”

――という大ウソ予告をブチ上げてみましたが、これがジョークにならない日は遠くないかも(笑)?

 

ハッキリ言うまでもなく、今やいい大人もオモチャバカに成り下がる時代ですから、ガンダムコンテンツが衰退する事はありません。

さらに『~SEED』が好きな人は人一倍熱量が高い(ように見える)から、あまり悪ふざけじみた挑発を繰り返せば人間の命が関わってくるような事件に発展しないとも言い切れません。

視野狭窄気味のアニメバカが、色んな意味でどれほど恐ろしいものかは、あの放火事件で周知されただろうに。

 

まぁ、不買運動やら反対署名やらといった話は聞こえないので、まだ冷静というか、取るに足らないボヤ程度のレベルなんでしょうね。

そもそも不買運動とはメーカーに一考の余地や反省を促すために、僅かながらも望みを込めて実行するものですが、馬の耳に何とやらってなモンです。

近頃、バンダイの商法に似通ってきた東映ビデオも気を付けなよ?