…という記事をコチラに綴りました。旧キットの方ね。
大した見どころもない半面、この程度なら自分にもできそうだ!と自信を持てる人が増えてくれれば幸いです(笑)。
手透きの時にでも見てやって下さいな。
『リオの若大将』を観ました。
教授の助手としてブラジルにやって来た雄一は、リオデジャネイロにある石川島ブラジル造船所の光景に興奮を隠せない。
日本食レストランで夕食の最中、胃けいれんを起こした宇野を救った事をきっかけに、雄一は旅行代理店に勤める澄子と知り合う。
帰国した雄一は大学のフェンシング部の練習をする傍ら、テレビのバンド合戦に出演。ライバル校のバンドのボーカルであり、ブラジル造船所の工場長の娘でもある江美子は徐々に雄一に惹かれて行く。
澄子との再会も束の間、雄一は再びリオに行く事に。タイミング良くリオへの出張の話が舞い込んだ澄子は雄一を見つけるが、江美子と仲良くする姿が面白くない。
澄子が宇野の孫と、雄一が江美子と結婚するとお互いに勘違いする二人は、自分の想いとは裏腹にすれ違い続け……といったお話。
若大将シリーズ第12弾。
海外ロケが続く中、今作はリオデジャネイロが舞台。
リオと言えば山のてっぺんにある腕を広げた↑のキリスト像(コルコバード像というそうな)くらいしか知らない俺ッチでしたが、その他にも風光明媚な観光名所が多々登場します。
今作では就職も内定した上に、ついに雄一も京南大学を卒業しました。
第3作=『日本一の~』でも就職が内定したものの、第4作ではシレッと大学生のままでしたが(笑)、今作では本当に卒業、つまり若大将シリーズの第1章たる大学生編は今作で終了です。
まぁ、今作の時点で加山さんは31歳、歳を取って顔つきも変わってきているし、いつまでも大学生役ってどうなの?という意見は当時にもあったんでしょうが、個人的には特に何も感じないどころか、もう少し大学生のままでもいいんじゃない?と思うくらい。役と俳優の実年齢がリンクしてなきゃいけない理由もないんだしね。
シリーズ序盤の青大将なんて1ミリも大学生感がなかったんだから、そんなのは些末な問題です(笑)。
そして、澄ちゃんこと星由里子さんも今作でシリーズ卒業です。
今作くらいになるとキャリアウーマン感も含め、ずいぶんと大人っぽくなりました。髪も明るくしたりね。
それを反映しているわけではないだろうけど、特に青大将のいなし方が手慣れすぎてね。青大将の誘いを断り切れなかったのももう古い話で、今や雄一以外の人と付き合う時間はスパッと切り捨てるくらい。
ただ、雄一が他の女性と仲良くしているとあからさまにムッとするような、独占欲の強さだけは一貫しています(笑)。
そんな澄子がやきもちを焼くのが、雄一が就職したい造船所のリーダーの娘、かつバンドのボーカルである江美子。若かりし頃の中尾ミエさんが歌も披露している上に、明るく健康的な役を好演しているのも見どころです。
ワンパターン映画なので(笑)ラストでは雄一と結ばれるのが約束されていますが、音楽を嗜む今作の江美子やマリンスポーツに長けた第10作=『南太平洋の若大将』の美奈子あたりは雄一と共通の趣味を持っている時点で澄ちゃんにとってはかなり手強いライバルなんですよね。むしろ、こっちの方がお似合いじゃん!と思うくらい。
クライマックス、雄一がフェンシングの試合に勝利し、あとは歌って終わるのを待つのみ(笑)と思いきや、そこに至るまでにひと波乱あるのが新鮮です。
やっぱり澄子が好きなのは雄一だと知った青大将はガッカリ……で終わらず、恋に破れた青大将が自暴自棄になり車を暴走させるという、若大将ワールドとしてはずいぶんハードな展開です。
が、そこまでやってもパターン打破は敵わず(笑)、まぁいつもと似たオチで終わるのはホッとします。
普段と変わらない雰囲気を守る事によって、我々がその世界の住人として入り込めるのがワンパターン映画の良いところです。意表を付くような衝撃の展開に生じるハラハラ&ドキドキがないのって、安心して観ていられるという意味でもありますからね。
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『宇宙船 vol.186』を買いました。
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ある程度は妥協してきたものの、ここ数年の『宇宙船』にはそろそろ一家言をぶつけざるを得ない状況です。
内容と値段が釣り合ってないと感じるくらいに高いんですよ。ちなみに今号は2640円。
価格が高騰するのは時の流れとして仕方ないにしても、ここまでやったから値上げするのは仕方ないのではなく、まず値上げをしてから何をやるか考えるような感じ。
オールカラーなのも価格高騰の一因ですが、それに加えて別冊子での付録が、ほぼ毎号にあるのが納得行かないんですよね。
要らないとまでは言わないにしても、無駄に思えるページが多すぎるように感じます。
そんな企画を数え上げれば枚挙にいとまがありませんが、もう少し読み物があって欲しいんですよ。個人的には、ニッポン放送の新行市佳さんのコラムとか読んでみたい。
今号では『仮面ライダードライブ』10周年を記念した小冊子があり、約30ページくらいあるものの、んま〜内容が薄っしぃのなんの。
お家芸のライダー特写はもちろん、スタッフ&キャストのインタビューの2本立てですが、後者の記事のページを開いて目を疑ったよね。
何しろ文字の大きさが衝撃レベルで、
奥=本誌、手前=付録のものですが……この文字サイズの差、遠近法によるものではないんですよ?
ここまで文字サイズを大きくしてページを稼ごうとするいじましさ、もはや外道ですよ。インタビューの人選も、これはこれで有難味はあるとは言え、そこまで大衆が期待している人たちではないと思います。
余談ながら、数か月前、内田理央さんのラジオ番組に上遠野大洸さんをゲストに迎えた時、『~ドライブ』のキャストの面々は今でも交流がある上で仲も良いから、10周年には何かやりたいね!と盛り上がっていました。
24年の10月5日で『~ドライブ』10周年。こういう企画は女性にやる気があると人を集められるし、実現化にも近付きやすくなると思うんだよね。だーりおさん、あとは任せた!
…そんな『宇宙船』、次号ではとうとう禁じ手を使うようで…。
『仮面ライダーガヴ』の、『宇宙船』オリジナルのゴチゾウが付属するとの事で、本気でウンザリしています。こういうの、バンダイの入れ知恵なのかな?
ライドケミーカードは紙だったからまだしも(開封してないけど)、ゴチゾウともなると厚みのある箱になる&中途半端な大きさになるだろうから、本誌の間に箱を挟んで輪ゴムを掛ける=本が折れまくるような売り方になるやつじゃん? 値段も3000円オーバーになるね、どうせ。
『宇宙船』にオモチャバカを寄せ付けるな!と言いたいけど、ハッキリ言わずとも昨今の変身ヒーロー作品はいい歳こいたオモチャバカに支えられているからね……やれやれ。
☆ 追記 ☆
そんな次号=『〜Vol.187』の価格は3630円だそうです。ただただサイテー…。
付録のオモチャを1500円くらいで買ってくれる方、いますかね?
『デイズ・オブ・サンダー』を観ました。
ストックカーレースのチームを抱えるティムは、かつてメカニックを担当していたハリーを訪ねる。ティムの元にやって来た新人レーサー、コールの腕前を共に見て欲しいというのだ。実力と野心に富んだコールの走りに才能を見い出したハリーはチームに復帰する。
ハリーの助言が重なり、粗削りだったコールの走りはますます磨きが掛かり、前年度のチャンピオンのラウディにまで肉薄するが、トップを競り合うレース中、二人は大クラッシュを起こし負傷してしまう。
治療を担当するクレアと親しくなり、徐々に復調するコール。しかしラウディには後遺症が残り、レースの復帰は絶望的に…。
いよいよレースに復帰するコール。コールが不在の間に代役として雇われ、頭角を現してきた新人ラスの挑発を受けるコールは、知らずのうちにレースへの恐怖を感じ始め……といったお話。
「なぁ、『デイズ・オブ・サンダー』ってどんな話?」
「ああ、戦闘機を車に置き換えた『トップガン』だよ」
といった説明は、あながち間違いではありません(笑)。
トム・クルーズさん演じる若者が才能を発揮→仕事も順調→女性と付き合い始める→アクシデントが発生し、どん底に→女性にフラれる→傷心の中、一念発起→苦悩を乗り越え復活→女性も戻ってきて一件落着――といった感じ。
そんな本作『デイズ・オブ・サンダー』に『トップガン』と『カクテル』を加えたものを、個人的にはトム・クルーズ青春3部作と勝手に紐づけています(笑)。
余談ですが、このところ当ブログでは加山雄三さんの若大将シリーズの記事が多いですが、トムクル青春3部作も若大将シリーズに通じるものを感じます(笑)。これで歌までこなせれば、まさにアメリカの若大将!
“戦闘機を車に置き換えた『トップガン』”という表現はそこまで冷やかしめいたものでもなく、特にストックカーレースの迫力は30年以上も前の作品である事を忘れさせます。監督もトニー・スコットさんだしね。
かなりのスピードでブッ飛ばすだけでなく、レース中のバトルやクラッシュは大画面で見るほど身震いします。コール車がクラッシュするカットとか、死人が出てもおかしくないくらいの激しさで、間違いなく見どころの一つです。
ところで、劇中にも出る用語である”NASCAR”って何?という疑問が浮かびますが、例えばNBA=バスケというように、NASCAR=ストックカーレースといった関係だと解釈しています。違ったらスマン。
カーレース=アクションシーンだけでなく人間ドラマも良いんですよね、チト青臭い青春感があって。
序盤はライバルとしてバチバチだったコールとラウディ。レースの最中なら当然ですが、サーキット以外の場でも常に速さを競っているのが微笑ましいんですよ。公道とか病院内とか(笑)。
けど、同じレーサーとして、長く顔を合わせていればお互いを理解するもので、退院後にはライバルというより親友のような関係に発展します。こういうところがTHE青春!って感じ。残念ながら、事実上“ライバル”という関係は消滅してしまうんですが…。
ラウディを演じるマイケル・ルーカーさんは、『クリフハンガー』でも似たようなポジションの役を演じていましたね。
そういえば先日、トムさんが本作の続編を考えているとのニュースがありましたね。
よっぽど『トップガン マーヴェリック』に気を良くしたんでしょうが、こちらはあそこまでの知名度はないので興行面において不安要素が大きいんじゃないかなぁ。
…今度はラウディの息子ですかね、息子商法も大概にせぇって! ここまで来たら『カクテル』の続編までやっちまえ(笑)!
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Blu-ray版は、映像特典は予告編のみというショボ仕様です。吹替版があるだけマシかな?
ななんと、2025年1月4日、『暴れん坊将軍』がテレビスペシャルとして放送決定とな!
その名も、『新・暴れん坊将軍』!
↑のロゴにある”☆”はチト意味深長で、まさかアレに近い話をやるのか…(笑)?
テレビシリーズも完全に終え、新作があるとすれば松平健さん主演の舞台劇、もしくは小説くらいなものでした。
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ちょっとしたレビューはコチラから。
で、今回のSP版はこれらを原作にしたものではなく、完全な新作のようです。
周知の通り、『暴れん坊将軍』とは徳川吉宗をフィーチャーしたお話です。
ネットでの反応を見ると、上様だの成敗だのといったワードを使って喜びを表している人が多いんですが、そんな世の中の意見とは裏腹に、俺ッチが帰ってきて嬉しいと思えるのは吉宗よりも徳田新之助なんですよ。
やんごとなき身分にある将軍が城下町に潜り込み、市井の民と目線を合わせて世の中の暮らしを知ろうとするのが『暴れん坊将軍』という作品の面白いところ。
怖れ多くて目すら合わせられないような吉宗よりも、気さくに話せるどころか庶民の悩みに全力で向き合ってくれる新さんの方が人間味があって好きです。
「やあ」
「あら、新さん、いらっしゃい!」
こういう雰囲気が『暴れん坊将軍』の魅力であり、新作でもあって欲しいシーンです。
松平健さんを見掛けた大半の人は「上様〜!」と呼ぶらしいけど、俺ッチは「新さ〜ん!」と呼びたい(そんな状況はないけど)。
希望に近い妄想はいっぱいあるけど、その中からいくつか。
・お庭番は仮面ライダー出身者(以前のSP版に出てた松田悟志さんなら最高)
・主題歌は北島三郎さん一択、無理ならテーマ曲だけでいい(『未来』なら最高)
・歴代出演者はキャスト続投ではなく、友情出演程度のゲスト
・劇伴は録り下ろさず昔のまま
――あくまで俺ッチのツボを付いた要望だけど、どこまで近付けるかな~?
別に映画ではないから、あのテーマ曲があれば主題歌はなくても仕方ないんだけど、『暴れん坊将軍』の歌と言ったら北島三郎さんしか思い付かないどころか、切っても切れない縁ですよ。
周知の通り、北島さんの新曲はもうあり得ないので、これまでの中からチョイスせざるを得ませんが、俺ッチが推すのは『~Ⅸ』の主題歌だった『未来』。
シリーズ序盤で使っていた『炎の男』や『がまん坂』も良いんだけど、さすがに古すぎてハイビジョンの画にはマッチしないと思うんですよ(笑)。
その点、↑の『未来』は令和にも通用するくらいの曲だと思うんだよね。次点は『輝』。
敵に関しては、尾張大納言宗春を登場させて欲しいところですが……あれは中尾彬さんあってこその役ですからね。
あの憎々しい芝居を越えられる人もいないし(断言)、中尾さん亡き今となっては、だったら宗春は登場させないで欲しいです。
あと1年早ければ、マツケンさんと中尾さんだけがキャスト続投する新作を観れたのにねー……ただただ残念。
――とまぁ、いつまでもタラタラと語れてしまうのでこの辺にしときますが……要はキャストは心機一転、それ以外はオリジナルのままでもいいでしょうと。
『暴れん坊将軍』が好きという人は、むしろワンパターンが好きでもあるんだから(笑)、寒い新要素とか要らないんですよ。ある意味、こういう所でコストカットもできるんだし。
余談ながら、『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』で、みんな大好きクライマックスでの音楽のアレンジがありましたが、これがもう凍え死にそうなまでの寒いアレンジでね…。オリジナル版を使えないのは分かるんだけどさ。
年が明け、スペシャル版が放送されるという2重のめでたさに加え、1クール程度のテレビシリーズを作って欲しいという民の願いを叶えるべく、シリーズ復活のために心血を注ぐ事を固く心に誓う吉宗であった。 つづく
『ゴー!ゴー!若大将』を観ました。
余談ながら、前々作のタイトルは『レッツゴー!若大将』。レッツゴーにゴーゴー、後になってどっちがどんな話か混乱するやつね。
雄一をキャプテンとする京南大学の陸上部は、近々行われる大学対抗の琵琶湖マラソンに向けて練習の毎日。
ある夜、雄一はチンピラに絡まれる澄子を救った事から、二人は徐々に親しくなる。
事故を起こした石山の代わりに、自動車部が参加するラリーに参加する事になった雄一。
応援に駆け付けた澄子だったが、雄一に入れ込む京奴[キョウヤッコ]という芸者と知り合う。さらに雄一の父から、京奴は雄一の婚約者だと聞かされ……といったお話。
若大将と言えば歌とスポーツですが、今作はそれらが薄めの特殊な作品です。
ほぼ10分に1度くらいのペースで加山さんの歌があった、もしかしたらシリーズ最多だった前作に対し、今作は激減。
その代わりに(?)シャウトがあるフル英語の歌だったり、甘いムードの曲では声の出し方を変えたり、これまでとは変わった歌い方をしているのが注目でしょうかね。
スポーツに関しても、まぁ本業はマラソンですが、それ以上に盛り上がりを見せるのは自動車によるラリー。スポーツはスポーツでも、モータースポーツというところが意外です。“モータースポーツの若大将”といったところかな?
加山さんは還暦を過ぎながらテレビゲーム、特に『バイオハザード』に関してはかなりの腕前だという話を聞くと、“eスポーツの若大将”なんて作品が生まれる可能性があったかも…?←ダッセ〜
雄一と澄子、そこに石山が加わった三角関係は今作でも健在。
澄子は雄一が好き。
雄一も澄子が好き。
そして、石山も澄子が好き。
でも、雄一は友達として石山が好きだから、自分は身を引こうとするのが毎度のパターン。
今作でも石山は澄子との恋を応援してくれと懇願しますが、雄一がこれを断固として断るのは新鮮です。久々に殴り合いの喧嘩に発展するような展開にはならないけど。
澄子はこういう場面を見ていないから雄一の気持ちをいちいち勘繰るんだよな(笑)。
名前の通り(?)いつも澄ましている感じがする澄ちゃん、今作ではガソリンスタンドの店員です。
作業着に身を包み、給油だけでなく車の下に潜って整備するくらいの技術はあるようで、油で真っ黒になった顔は新鮮、かつ可愛いんですよ。
シリーズ序盤にあった、こういう庶民感を久々に見れたのが良かったかな?
それ以外はいつものごとく、嫉妬に狂ってばかりの独占欲が強い女です(笑)。
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『怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー オリジナルプレミアムドラマ』を観ました。
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ネット配信された2作品を収録。それぞれにメイキング映像もあります。
1編目は『怪盗戦隊ルパンレンジャー+警察戦隊パトレンジャー 究極の変合体!』。
ギャングラー怪人マグーダ・ポーンによる銀行襲撃の場に現れた怪盗戦隊ルパンレンジャー。マグーダが持つルパンコレクションを奪おうとするルパンレンジャー。そこに駆け付けた警察戦隊パトレンジャーも加わり、三つ巴の大混戦に。
その戦闘の中、マグーダの攻撃によりルパンレッドとパトレン1号が貼り付いてしまう。強力な磁力で引き寄せられる二人を離すため、ルパンブルーとルパンイエロー、パトレン2号とパトレン3号がマグーダに挑むが、返り討ちに遭った彼ら4人も磁力により貼り付いてしまい……といったお話。
夏映画『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film』の前日譚とされる作品です。
とは言え、劇場版との関連は大したものではなく、本作を見たからって劇場版に深みが加わる事もありません。
劇場版に登場したエルロック・ショルメは、モチーフにもなっている有名なイギリスの名探偵の頭文字を入れ替えた上でフランス語読みをしたネーミングだったんだという発見があったくらいです。別名、割とどうでもいい情報ね(笑)。
で、お話と言えば、ルパンレッドとパトレン1号がくっついちゃうという、スーパー戦隊あるあるなシチュエーションのコメディ話です。
本作に続く(とされる)劇場版でも二人が一緒にギャングラーの世界に飛ばされるってんだから、時系列的に一難去ってまた一難ですね。
しかしまぁ、何だかんだでこの二人はよくイチャついてるよなぁ…(笑)。
貼り付いてしまった二人のレッドを引き剥がすべく、残りの2+2人が奮闘しますが、こっちまで張り付いてしまうのが予想外の展開。こりゃ、ノエルも仕事をせざるを得ませんね(笑)。
予想外と言えば、まさか生理現象について問題を提起しているのは、お下品描写がタブーとされる昨今においては新鮮に見えてしまいます。
ちびっ子なら絶対にウケるだろうけど、本作を見る過半数はいい歳こいた大人だからねぇ。
ちなみに、とっくにいい歳こいてる俺ッチは声を出して笑いましたがね。だって、小か大かで透真の運命が大きく変わると思ったらさぁ…(笑)。
2編目は『警察戦隊パトレンジャー Feat. 怪盗戦隊ルパンレンジャー もう一人のパトレン2号』。
ギャングラー出現の報せを聞いた警察戦隊パトレンジャーへ現場に急行。そこにいたギャングラー怪人ゾニック・リーを目の当たりにしたパトレン1号=圭一郎は怒りに身を震わせ、冷静を欠いた戦いぶりの挙げ句にゾニックに逃げられてしまう。
パトレン3号であるつかさの後輩である咲也が、なぜパトレン2号なのかという疑問を抱えていたノエルに、つかさは警察戦隊パトレンジャーの結成秘話を、そしてパトレン2号になるはずだった東雲悟[シノノメ・サトル]について語り始める……といったお話。
先のコメディ回とは一転、こちらはパトレンジャー結成前夜を描いたシリアス編。
よく見ればタイトルのビリングも入れ替わっていて、ルパンレンジャー側をフィーチャリング扱いするほどパトレンジャー重視のお話です。
テレビシリーズ=本編では唐突にブッ込んできた悟は、後を引かないもののパトレンジャーにとっては超重要キャラ。
でありながら、本作が8月に配信されてから4か月後に本編に登場しましたが、その間に悟の存在を臭わせといても良かったんじゃないかな?
個人的に本編に影響を与えないのがスピンオフ作品としての節度だと考えているので(これと逆に、スピンオフ作品を見ている事を大前提として本編を作る近頃の仮面ライダーにはイラッ)、悟の本編への登場はあの程度でちょうど良かったのかも。
悟がパトレン2号になるであろう人物である事は分かった。じゃ、咲也が2号に選出された理由って何?という疑問が増えますが、それを語る事なく時間切れというのがモヤッとします。あんなキャラだし、咲也は人格重視で選ばれたんだろうな(笑)。
1編がたった15分ってのがセコいとは思いますが、その15分を無駄なく使っているのはいいですね。オープニング&エンディングだけでなく、ロボ戦がないのは好印象です。
最近のガンダムのテレビシリーズにおいてもガンダムが出ない回が増えたように、スパ戦でもロボ戦がない話を増やしてくんないかな…(そういう意味では『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の序盤は良かった)。
――と、今では立派な商売と化しているネット配信限定作品を観てみたわけですが、まぁ小品だよね。ちょっと予算が増えた『てれびくん』特製DVDって感じ(あれは意外にお金と手間が掛かっているのが垣間見える)。
テレビで放送するにはマニアックになりすぎる=万人(特にちびっ子)に向けられていないという理由で、わざわざお金を払ってでも見るようなコアなファンを相手にする作品を作るのもいいけど、近頃はそればかり。
もう15年くらいかな、毎年恒例だった仮面ライダーの冬映画が今年(もしくは今後)は作られないようだし、となると二次創作に限りなく近いネット配信限定作品で小銭を稼ぐのかと思うとガッカリしますね。
そんな小品を濫造するくらいなら、それらをまとめた予算で90分くらいの映画(&Vシネクスト)作品を1本作ってくれる方がありがたいんだよ。
近頃はどうも気分や体調の都合で映画を観る気にならないんですよ。すぐ眠くなっちゃって。
けど、休日には必ず映画を観るという、どうでもいいライフルーチンを課している以上、何かしらの作品を観るなら尺の短い作品がいい。
そこでどうしても若大将シリーズになっちゃうんですよ(笑)。
総じて尺が短め=おおよそ90分、長くて110分なので気軽に見れるのも若大将シリーズの魅力の一つです。
――という事で、『南太平洋の若大将』を観ました。
日本水産大学の航海演習に参加していた雄一たちは、ハワイへの上陸許可が出た事に大喜び。ハワイで日本料理を提供する京屋で食事をする中、雄一は男に絡まれ困っている澄子を救い出す。澄子はパンナム航空のスチュワーデスだった。
航海を終えた雄一らが帰国して数日後、京屋のオーナーである有田とその家族が来日。雄一の父や祖母らと家族ぐるみで付き合うようになり、雄一もまた有田の孫娘である美奈子と親しくなる。フライトを終えて日本に戻ってきた澄子は、そんな二人の姿を見掛けてしまう。
京屋でもすき焼きを出したいという有田の願いで、調理の指導を名目に雄一は再びハワイに向かう。そこで再会した雄一と澄子は、お互いに想いが通じ合っているのを知りつつも距離はなかなか縮まらない。
そして、雄一が思っているのは美奈子だと思い込んだ澄子はタヒチへと身を隠す。それを知った雄一はタヒチに向かうが、そこに澄子の姿はなく……といったお話。
若大将シリーズ第10弾だけあってか、またも海外ロケ、またもハワイ(とタヒチ)ってんだから豪華ですね。
主役の面々が日本とハワイを何度も行き来する、いつもに増してブルジョア層のお話なんだなと。澄ちゃんはスチュワーデスという職業柄、青大将はパパ資金でどうにかできるけど、若大将の資金源はどこから(笑)?
そういえば、京屋のオーナー有田の家は『ハワイの若大将』で使われた物と同じに見える既視感…。
タイトルからして、いつも以上にマリンスポーツを堪能する若大将を見せると思いきや、今作の雄一は柔道部員という意外性。
意外と言えば、今作で雄一が通うのは毎度おなじみの京南大学ではなく、日本水産大学というストレートな名前の大学。クライマックス、柔道の決勝戦では京南大学の応援旗も出てたのに…。
前作に次いで、今作でも柔道のシーンは吹き替えが多めでガッカリです(引きの画が多いので、もしかしたら本人かもですが)。
これと逆に、海に出れば加山さんの独擅場で、水上スキーだのサーフィンだのスキューバダイビングだの、これらは全て本人が演じているのが分かります。こうでなくちゃ。
中でも美奈子とのスキューバを楽しむシーンでは海底にある沈没船を発見、しかもサメが現れるという、若大将シリーズには珍しい緊張感に富んだシーンがあるのも見どころです。
つくづく、若大将シリーズはハラハラするようなスリリングなシーンが皆無なのも実感します。
ここ数作において澄子のキャリアウーマン感が強まってから、雄一が”澄ちゃん”ではなく”澄子さん”呼びになっているのはちょっと寂しいですね。
澄ちゃんの方も今作あたりになるとずいぶん厚かましくなってきていて、一途に雄一を思ってるのは分かるんだけど、独占欲が強すぎる重い女になっています。青大将を騙すなんてお手の物になってるし(笑)。
雄一が美奈子と結婚すると思い込んだ澄子。心にもない祝福の言葉を言うために美奈子に会いに行くんですが、そのためだけに日本からハワイに行く(!)ってんだから、ずいぶん嫌味な行動を取るようになりましたね。渡航費用に関しては社割があったにしても、ずいぶん暇なのかよっぽど妄執に駆られているのか(笑)。
まぁ、最終的には雄一が澄ちゃんを選ぶのが通例行事ですが、今作で澄ちゃんにやきもちを焼かせる美奈子でもいいんじゃない?と。
個人的に、美奈子は澄ちゃんにとってシリーズ最大のライバルだと思ってるんですが…。
これは演じている前田美波里さんの魅力によるところも大きいんですが、何しろ健康的! 気さくでオープンなキャラに加え、日に焼けた肌やグラマラスなスタイル、そして雄一と一緒にダイビングも楽しめるのが大きい。
雄一にはむしろTHE南国の美女!って感じの美奈子の方が似合っていると思うんですよねぇ。
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久っさしぶりにオモチャ屋に行ったんですよ。
…でも買ったのは、
30MMというね(笑)。
新発売の日には買えない(だろう)けど、割引もあるし、30MM界隈は平和でありがていぜ。
顔見知りの店員さんにも久々に会えたので話を聞けば、ガンプラの状況は未だ変わらず、今朝も地獄レベルの長蛇の列ができていたとか。
旧ツイッターをチラ見すると、開店と同時にガンプラ争奪ダービー(笑)がスタート、各出走馬が目当ての品物を目指して大疾走するという光景が展開されていたようです。
まぁ、そんなのは一部のお店だけの話だろうけど、もはや無法地帯だね。オモチャ屋に向かって猛ダッシュするオジサンたちの姿を想像しただけで笑えるというより、ほとほと情けないの一言に尽きます。
それこそ競馬実況よろしく、このレースの模様を配信どころか、どのオジサンが1着になるんだろうといった風にギャンブルに結び付ければ盛り上がりそうじゃない(笑)?
まぁ、こんな様じゃバンダイも調子に乗るわな、やれやれ。
小売店の恨みつらみは、今やかなりのものだよ…?
『レッツゴー!若大将』を観ました。
京南大学サッカー部は西北大学との試合で敗北を喫してしまう。その後、部員の石山が西北大学の面々と喧嘩騒ぎを起こしている報せを聞いた雄一は現場に急行。喧嘩の仲裁をする中、お守りをしていた澄子と知り合う。
実家のすき焼き屋=田能久の新規開店に伴い、得意客への記念品を買いに行った雄一は、宝石店で働く澄子に再会。二人の気持ちは徐々に近づいて行く。
香港で行われるサッカーの親善試合に、日本の選抜チームのメンバーとなった雄一。それまで香港への出張に渋っていた澄子は、この話を聞くや否や、雄一の後を追うように香港へ飛び立つ。
しかし、試合のスポンサーの娘メイファンと仲良くしているところを澄子に見られてしまった雄一は……といったお話。
若大将シリーズ第9弾。シリーズとしては折り返し地点です。
マンネリを美徳とするシリーズなので(笑)、これと言った変化は相変わらずありませんが、ちょっとパワーダウン感が見えてしまって…。
若大将シリーズの名物と言えば、加山さんの歌とスポーツ。
歌に関しては劇中で使われる曲数もかなり増え、作曲を担当する加山……もとい、弾厚作さんも大活躍です。
ガッカリするのはスポーツに関してで、今作でフィーチャーされるのはサッカーなんですが、どうも吹き替えが多く、加山さんが演じている様子が見られないんですよ。まぁ、若大将は団体より個人競技の方が向いていると思うので、シリーズももう長いし、たまには力を抜かせてあげてもいいんじゃないかと(笑)。
ついでに言えば、雄一がセスナを操縦するシーンもあるんですが、これは特に分かりやすく(笑)、無理に入れなくても良かったシーンじゃないかな?
スポーツ万能の加山さんの八面六臂っぷりを楽しみにしている人にとっては、この辺はチト残念と言わざるを得ませんね。
本作の特徴と言えば、香港ロケ。
若大将シリーズは海外ロケが意外に多く、よっぽど人気があるおかげで資金も潤沢だったんでしょうね。
個人的に好きなのは、たとえ海外に行くストーリーであったとしても、必ず日本に戻ってからクライマックスを迎えるのが良いんです。
しかしまぁ、この頃にもなると雄一石山の関係は、もう普通に友達ですよね。
石山はシリーズ初期に比べてギラギラ感(?)というか、雄一に向けていた敵意や闘争心はなくなり、もはや完全に仲良しな空気(笑)。スポーツを頑張っている雄一にケッと言わんばかりに対岸から冷やかしていたものですが、今作では同じサッカー部に入っているどころか、雄一と肩を並べてプレーしているんだから時代は変わったよね。まぁ、ここでも足を引っ張っているところが安心するんですが(笑)。
雄一の方も石山を親友と呼ぶ場面も度々ありましたが、手の掛かる友人というか、ライバル視されたところで取るに足らないくらいに思っているんでしょう。
若大将シリーズは加山さんをヨイショしまくるワンマン映画と曲解されがちですが、青大将=田中邦衛さんの愛嬌や好演があってこそ、加山さんの魅力も増すんですよ。
一事は店じまいの危機にすらあった田能久が(『エレキの~』だったかな)、増床&増築どころかデパートのレストランフロアみたいな場所に支店を出す事になってるんだから、かなり大繁盛しているようです。支店の方は閑古鳥が鳴いてますが(笑)。
そんな田沼家と言えば、雄一のおばあちゃん=りきが香港土産のチャイナドレス姿を披露するという、かなり上級者向けのサービスシーン(笑)があります。別に断ってもいいのに、りきを演じる飯田蝶子さんもノリが良い方だったのかな?
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