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Joon's blog

どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

大晦日に観る映画はにはちょっとこだわっていて、個人的に面白いと感じるのはもちろんなんだけど、割とメジャーな作品を選ぶようにしています。別に誰を気にするつもりでもないんだけどね。

って事で、2024年を締めるのは『2001年宇宙の旅』です。

 

有史前の類人猿から進化した人類は、宇宙への進出を果たすまでに進化を遂げていた。

評議会のフロイド博士は、月で発生した病の調査に向かう。しかし、それは世間を欺く情報で、真の目的は月で発掘された、木星に向けて謎の信号を発信する謎の石碑の調査。フロイド博士たちが調査を開始しようとすると、石碑は怪音波を発し…。

それから18か月後。ディスカバリー号はボウマンとフランク、そして最新鋭コンピューターHAL9000の管理により木星探査に向かう旅を続けていた。

ある時、船外の部品の不調を訴えるHALの言葉に従い、部品を点検してみるが故障個所はない。HALの異常を疑うボウマンとフランクはHALを強制停止しようと目論む。二人の考えを見抜いたHALは……といったお話。

 

ご存知、SF映画の金字塔とされる作品です。

1968年の作品ながら、半世紀以上も過ぎた今に観ても古臭さに目を覆いたくなるような画なんか皆無に等しく、レトロフューチャー感が却ってクールです。

たとえ古く見えたとしても、現実味を感じさせるプロダクションデザイン(メカも含む)が秀逸なんですよね。このまま実物を作れるんじゃない?と思わせるような。

仮にリメイクなんてバカな話があったとして、主にプロダクションデザインの改変に注力しそうですが、そこでオリジナル版が一気に色褪せる事はありません。

 

宇宙空間は真空ゆえ、音が聞こえないとされていますが、これを映画としてやってしまうのが斬新。それどころか、劇伴やセリフまで少ないのも反則技に近いですよね(笑)。

後に続く宇宙を舞台した作品でも、こういう事をあまりやらないのがその証左です。

時間が経てば完璧に思えない部分も散見されますが(序盤の猿とか)、それらを含めても簡単に真似できないどころか、真似をする気にもならないであろう作品です。

古今東西&老若男女、誰しもが一度は見ておくべき映画とは、こういう作品なんですよ。まぁ、見た人たち全てが明確に面白かったと言えるかどうかは別として…(笑)。

 

「なぁ、『2001年宇宙の旅』ってどんな映画だい?」

「人間に従順なコンピューターの反乱を描くお話だよ」

…と、未見の人に紹介するなら、こんな感じになるんでしょうね。全編を通して、映画としてドラマティックな部分と言ったら、まぁあの辺りですからねぇ。違うそうじゃねぇと言うのなら、どう言えばいいんだよと(笑)。

そんな陰の主役でもあるHALの喋りは実に独特で、たとえ英語が分からなくても印象に残ります。優しそうであり冷たそうにも感じる話し方は客観の極みで、”喋る”というより“読んでいる”ような感じがいいんですよね。

 

HALにしか知らされていなかったディスカバリー号の真の目的が明らかになりクライマックスに突入しますが、ここからラストまでの30分に起きる超展開は何をどう説明すればいいのやら。

何にせよ、おそらく見た人の9割はポカーンと放心状態に陥るんじゃないかと(笑)。台本にはどう書いてあったんだろうなぁ。

世の中にはこの部分に関する解説をする人も少なくないと思いますが、よくもまぁ堂々と言えちゃうよね。小説等の副読本や他人の言葉を拝借しているのがほとんどだろうけど(笑)。

あれは言葉で理解しようとするのではなく、見て感じるのが正解だと思うんだ。それ故、何コレ意味分かんねぇぇと悶々したっていいんですよ。

 

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Blu-ray版は映像特典満載。

主演のキア・デュリアさんとゲイリー・ロックウッドさんの音声解説はいつか聞いてみたいと思っています。出演者として、どこまで作品を理解できてるのかが気になるので(笑)。

風邪でも引いちゃったと思いきや、実はインフルエンザだったというね。そんな調子だから映画を観るどころか、“見る”気にすらなれないくらいにグッタリしてましたよ、まったく。

ようやく9割くらいは回復したので久々に映画でも観ようという事で、そこで観たのが『ブラボー!若大将』。

若大将シリーズは総じて尺が短めで、リハビリ鑑賞(?)にももってこいなんですよ。

 

三矢物産に勤めながらテニスの実業団の選手でもある雄一は、ライバル会社を下し優勝する。しかし、スポーツに興味のない営業部長の心無い言葉や、付き合っていた百合子が自分を差し置いて結婚したりと、雄一は心が晴れない日々が続く。

ある日、雄一は小さな会社でありながら高い技術を持つ熊井鉄鋼の熊井の話に感銘を受け、三矢物産との提携を提案する。しかし、その案は熊井鉄鋼ではない別の会社に差し替えられた上で話がまとまろうとしていた。熊井鉄鋼を蔑ろにするやり方に激怒した雄一は、勢いのまま三井物産を退職してしまう。

心機一転を図る雄一はグアムで日銭を稼ぐ生活を送っていた。雄一は自分を知っているという節子と出会う。節子は、かつて百合子へのプレゼントを買った店の店員だったのだ。

節子と過ごしながら、雄一の荒んでいた心は徐々に和らぎ、やがて二人は愛し合うようになり……といったお話。

 

シリーズ第15作。

得てしてワンパターンを作風とするシリーズには、パターンを崩す異色作が作られる事がままあるもので、若大将シリーズでいうところのそれは今作です。

何しろ、今作の雄一には名誉や栄光がほぼ皆無なのです。

テニスで優勝してもあまり喜ばれず、付き合っていた女性=百合子から身分の違いを理由に振られたり、挙げ句に会社を辞めてしまうという辛めの展開から始まります。

どうせ最後は上手く行くんだろう?という推測は間違いじゃありませんが、そこに行き着くまでの過程が今までより楽には行かず、雄一が挫折を味わう姿が新鮮な作品です。

ラスト3分、奇跡の大逆転はこれまでシリーズを観てきた人であっても衝撃レベルじゃないでしょうか? 今作を若大将シリーズのデビュー作とする人であれば、あまりもの強引さに度肝を抜かれると思います(笑)。

 

社会人編の第1作『フレッシュマン若大将』を観て、大学生時代には若大将と呼ばれ慕われていた雄一が一会社員として働く姿にショックを受ける人がいたかどうかは知りませんが、確かに雄一のキャラじゃないですよね。

理不尽に耐え兼ね辞職する姿こそ、俺たちの知っている若大将なんですよ。

どうせすぐ戻るんだろう?と想像しがちですが、そうはならず、色んな仕事を体験する上で、どんな仕事や会社にも順応できるのが雄一らしくて好きです。

 

予告編を見る限り、どうやら本作では2代目若大将が誕生する予定だったようです。

シリーズ開始時からすれば加山雄三さんもずいぶん歳を取り、でも若大将シリーズは終わらせたくないという製作側の希望が見え隠れしますが、この目論見は失敗に終わっていると言っても過言ではないでしょう。

2代目若大将となる大木に見せ場でも作ればあるいは化ける可能性があっただろうに、それもなく、不完全燃焼どころか火すら着いていない状態。そんな大役を与えられた大矢茂さんという方も気の毒に思えます。

シリーズ序盤の、何でもできちゃう加山さんを思い出せば2代目若大将なんて早々簡単に見つかるはずもないんですよ。

 

ところで……モテモテ男の雄一を振るという、シリーズ唯一の女性キャラ百合子を演じる高橋紀子さんという方、うっすら桃月なしこさんを思い出すのは俺ッチだけでしょうか?

 

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『巨神ゴーグ』のBlu-rayを買いました。

もちろん字幕OFF可能、DESCOTEKレーベルには大安心&大感謝!

近作ならともかく、3~40年以上も前の作品であっても字幕をが強制表示させるSentai Filmworksは早々に砕け散れ!

 

安彦良和さんのアニメ人生における黄金期は80年代。

そんな安彦さんの画力を堪能できる映画と言えば『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』(あえて前2作は除外)『クラッシャージョウ』『アリオン』ですが、そこに特別枠として加えて欲しいのが、この『巨神ゴーグ』です。

支持する人は圧倒的に少ないけど、安っさんには『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』じゃなく、こっちをコミカライズして欲しかったんだよ。

 

そんな日本アニメ史の遺産(?)として、モノとして買っておきたかったものの、『~ゴーグ』は常に高くて手が出せずにいましたが、4ケタで新品として買える日が来るんだから生きているものじゃよ。

国内版はディスク4枚組なのに対し、こちらは2枚。

でありながら、上には上があるんだろうけど、画質は十分以上に思えます。国内版と比較しているサイトとかあるのかな?

付録の類はあればあったでいいけど、いい歳になればその辺に興味も失せ、本編さえ楽しめればいいやという発想からコレを買いました。安いは正義!

スリーブの裏はオウストラル島の1枚絵。

本編でも地図を基にしてお話が展開されますからね、これは地味に粋な配慮!

 

…で、手始めに1~2話くらい見ようかなと思っていましたが、面白くって5話までイッキに見ちゃったよね。

1&2話はアメリカ東部→西部が舞台になってるからそう見えるのかもしんないけど、ハリウッド映画的なスリルのあるシーンが多いのが驚きです。昭和アニメという事で少々ナメてかかっていたけど、これは嬉しい誤算。

由宇とゴーグのファーストコンタクトに時間を掛けているのは好きです。言葉もなく、ただ目と目だけで交感し合えるのがいいんですよ。別名、10秒飛ばしを大正義と主張する連中には耐えられないやつ。

 

キャストに関しても、令和の今なら超ベテランになってる方々が多々出演。

特に、ロッドを演じる池田秀一さんはどんな役を演じても「あっ、シャアの声の人だ!」と言われる事が多いですが(洋画の吹き替えを見るとそうでもない事が分かるけど)、明らかにシャアとは違う役作りをしているのが分かります。ロッドのような、ちょいワル系の青臭い若造も似合うんですよね。

 

…にしても、船長がジンネマンにしか見えなくてなぁ…(笑)。

 

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…おっと、↑は国内版なので、出費を抑えたい人は海外版が出回るのを待とう!

『ニュージーランドの若大将』を観ました。

 

オーストラリアで2年に渡る駐在生活を送る雄一は、日東自動車本社より帰国の命令を受ける。セールス部門でトップの成績を誇るエリザベスとの再会を約束しつつ、雄一はオーストラリアを後にする。

帰国早々、ライバル会社である中央自動車の幹部が接触した外国人の素性を調べようとする雄一は、ニュージーランド産業振興会に勤めているという節子と出会う。節子は先の外国人と顔見知りであり、ニュージーランドの大富豪ジョン・オハラであるという情報を入手する。

社に戻り、中央自動車とオハラの件を報告する雄一。中央自動車に負けじと日東自動車でも海外に向けた戦略を展開するため、手始めにニュージーランドで行う新車発表会に雄一を派遣する事に。

再会を果たし、会うごとに距離を縮める雄一と節子。近々、雄一がニュージーランドへ発つと知った節子は雄一を追い、雄一の親友であり節子に入れ込む石山もまたニュージーランドに向かい……といったお話。

 

若大将シリーズ第14作、かつ社会人編の2作目。

前作では社会人1年生という事で仕事と恋愛の要素が多めに描かれ、歌やスポーツの見せ場に関しては最低限に等しいものでした。

が、今作ではそれらも幾分か復活し、若大将シリーズ感を取り戻したような感じ。

オーストラリア支社で2年も駐在しながらも新曲が作れるあたり、多少は雄一にも余裕が生まれたんでしょうね。何としても誰かに聞かせたいのか、まぁまぁ往来のある通りで、ギターの弾き語りをしながらエリザベスと歩く姿はなかなか浮いています(笑)。

スポーツに関しても、大学生編の後半では加山雄三さんがあまり得意でなさそうなスポーツが多かったように見えますが(吹き替えと思わせる画が多かったし)、ここにきて得意のスキーを披露。相変わらずの腕前!

たとえ会社員になっても、”歌って恋して(スポーツで)汗をかく”という3ヵ条は若大将シリーズには欠かせないんです!

 

シリーズ新章の開幕に伴い、大学生編でのマドンナだった澄子に代わり、前作から登場した節子は今後も社会人編のレギュラーとして登場するんでしょう。

ただ、やってる事は澄子と何ら変わるところはなく、やっぱり独占欲が強い女です。女性にモテるのは仕方ないにしても、そんな光景を容易く節子に見られちゃうんだから脇が甘いというか運が悪いというか…。

節子はやきもちを焼くだけでなく、どれだけ嫌いな素振りを見せても雄一が自分を嫌いになる事はないという確信を持っているんですよね。公園での、喧嘩別れをしそうになってもそうはならないシーンを見る限り、かなりのあざとさを持ち合わせている小悪魔的なキャラなのです。

どうしてそんな女にばかり惚れちゃうんだ、雄一よ(笑)!

 

レギュラーと言えば、雄一の実家=田沼家をおざなりにしないのもシリーズの良いところ。

雄一は寮で暮らしているけど、しょっちゅう実家に顔を出すのがほっこりします。帰れば帰ったで、何かしら厄介事があるし(笑)。

その厄介事の定番になりそうなのが父である久太郎の女遊び。

有島一郎さんのコミカルな芝居でそうは思えなくなるんですが、実は久太郎は真面目で厳しい人なんですよね。前作、そして今作でもああまで鼻の下を伸ばしてしまうのは、その反動なんです(笑)。

ところで、雄一の妹である照子と結婚し田沼家に婿養子入りした江口は”ダーリン”と呼ばれますが、照子だけでなく田沼家全員に呼ばれているのが面白いですね。そもそも、江口が下の名前で呼ばれた事ってないような…。

 

タイトルに冠しているものの、実際にニュージーランドに向かうのは残り20分くらいになった頃ってんだから、少々タイトル詐欺っぽさがありますね。86分の尺なら30分を過ぎた頃にでも日本を出なきゃでしょ。

シリーズ中、海外ロケを敢行した作品はこれまでに多々ありますが、1作のうちに2ヶ所も回るのは本作が初という事で、地味に豪華な作品なのです。滞在時間は短そうだけど(笑)。

 

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作品の内容に触れた記事ではありませんので悪しからず。

 

 

『特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター』を買ったんですよ。

相変わらずBlu-rayであってもDVDトールケースというクズ仕様

どうやら劇場版は本来のBDケース、Vシネクストはトールケースという棲み分けが確立されてきたようです(ネット配信のは知らぬ)。上流にあるゴツゴツした石でも投げ付けてやりたいですねっ☆

クレームを趣味とする人々よ、近年の客を挑発するかのような東映ビデオの商法に情状酌量の余地はないので、俺ッチの分まで文句を言っといて下さい(笑)。

 

…それはさておき、スーパー戦隊シリーズの10thアニバーサリー系は追いかけてるけど20thはなぁ……と思っているので(どう思うのかはまたの機会に)、20年後モノは追いかけていないんですよ。

故に『忍風戦隊ハリケンジャー』や『爆竜戦隊アバレンジャー』、そして『特捜戦隊デカレンジャー』もスルー確定かなと思っていたんですが……まぁ↓を見てやって下さい。

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…えっ、発売からひと月くらいしか経ってないのに、この衝撃価格は一体っ?という事で買っちゃったよね。

さらに粘ればもっと下回るかも?とジャッジメントする時間もありましたが、機を逃すと急に値上がりするので、まぁこの値段ならアリでしょうと。

偶然にも当サイトを除いた諸君、買うなら今でっせ?

 

にしても、Vシネクストもスゲー高くなりましたね。

最近は金払いのいいオモチャバカを取り込んで強気になっているのか、本編ディスク1枚ぽっちのド通常版が7150円、しかも尺はたったの50分ってんだから足元を見すぎでしょ。

せっかくレギュラーを招聘しての20周年記念作品なんだから、せめて1時間を超えるくらいの作品を作ってくれよ。配信サービスで稼いだ小銭は、こういうところに使うべきだと思うんだ。

 

そーいや、『スペース・スクワッド』の記憶はあるけど、『~10YEARS AFTER』ってどんな話だったっけ?と思い返しても記憶は甦らない。

それもそのはず、まだ観てなかった…。

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いつの間にか廉価版まで発売されていたんだね。

『あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル'98』を観ました。

 

レストランで強盗と出くわしたタカとユージ。いつものごとく派手な銃撃戦になった挙げ句、ユージだけが店から多額の損害賠償を請求される。

賠償金を稼ぐため、サイドビジネスとして透に紹介された場所に着いたユージは、武装した二人組に狙われる。二人を返り討ちにしたユージは、現場から大量の銃器を発見する。

後日、ユージの元に一通のメールが届く。先の銃器を返さない限り、警官を一人づつ殺していくというのだ。差出人はFBIにも目を付けられている城島という男で、NETという謎の組織も浮かび上がる。

一方、港署では一日署長を務めるアイドル風吹明日香のイベントが進められ、タカが彼女の警護を任される。

警察を出し抜いて銃器を奪還したものの城島は港署を襲撃、その目的はどうやら明日香らしい。二人の因果関係を訝しみながらも城島に挑むタカとユージだったが……といったお話。

 

映画としては第5作である『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』には前日譚があり、それに当たるのが本作。TVスペシャルと映画をリンクさせた企画だったようです。テレビの続きは映画でねっていう、ちょっとカチンと来るやつ

両作とも、それぞれ単作として見ても話は通じますが、多少ながらも興味があればどっちも観ておきたいですよね。

俺ッチの場合は『~THE MOVIE』の後に本作を観たんですが、城島というキャラを知れたのが一番の収穫でした。続編である『~THE MOVIE』にも登場しますが、このスペシャル版を見ておくと、かなりの強敵である事が分かります。

 

城島とは逆に、明日香が『~THE MOVIE』では1ミリも出番がないのは腑に落ちませんね。役目はもう本作で十分に果たしたとは言え、顔出し程度でも登場して欲しかったよ。

そんな明日香が重要な役である事が分かるのは尺の半分以上も過ぎたあたりですが、唐突なのに加え、ちょっと無理があるんだよね。前半でもう少し伏線を張っておいたほうが良かったんじゃないかと。

 

ずいぶんお金が掛かってそうだと感じさせる派手な画作りがいいですね。

所詮はテレビの特番程度、映画に比べりゃショボいんだろ?という先入観を(まぁまぁ)ブチ壊してくれます。

特に港署内での城島との銃撃戦なんか、テレビとしてはやりすぎなくらいじゃない?

やりすぎと言えば、血の表現が割とリアルで、古い作品にありがちなオレンジとかピンクがかったような(笑)興ざめするような色ではないのが好印象です。

ラストカットなんて、テレビでそこまでやる?と思わせるくらいこだわってますよね。

 

タカのハーレー芸(笑)がお約束であるなら、ユージのそれは犯人を追う際の全力疾走。もちろんBGMは『ランニング・ショット』(笑)。

本作が放送されたのは1998年。柴田恭兵さんの生年である1951年から計算すると、当時47歳!

アラフィフであんな走力のある俳優はなかなかいませんよ? しかも、かなりの距離を走ってるんだから、ま〜若い!

 

『俺たちはアナログで行くぜ』

というタカのセリフのように、もっと走って撃って痛め付ける(笑)ような痛快さがあってもいいんだよね。 

近年のドラマに登場する刑事って頭脳職の印象が強く、あまり身体を動かしてなさそうに思えるのは気のせいでしょうか?

刑事ドラマにアクションは付き物どころか、不可欠なんだぜ!

 

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今回、俺ッチが観たのはBS松竹東急で放送されたものだったんですが、んま~画質が悪すぎて噴飯モノでした。特にオープニングなんか、目も当てらんねーよ。

↑のBlu-rayも画質が悪いというレビューが多いけど、同じレベルなんですかね?

ぅおおっ……数多ある復活して欲しいテレビ番組の一つ、『古川未鈴と古畑奈和のいにしえ乙女酒』が復活とな! これは嬉しい。

 

情報源は古畑奈和さんの旧ツイッター。

まだここまでしかヒントがないので、まずは12月15日の前夜祭(番宣番組程度のものでしょうが)を必見だ。

 

“推し”と呼べるほど応援はできてなかったけど、贔屓にしていた古畑さんを目当てに見始めたんですよ。

そんな古畑さん=なおちょろとみりんちゃんの仲睦まじげなやり取りが面白いだけでなく、ガッツリ飲む姿が強烈でね。

初回放送時の頃の古畑さんはまだSKE48に在籍していて、まぁアイドルという立場だからグラスを二口三口舐める程度だろうなと思いきや、矢継ぎ早にお代わりをす姿には、ただただ唖然としたものです。

吉田類さんだって、あそこまでグイグイ行かないよ(笑)?

 

余談ながら、後番組の『古畑前田のえにし酒』は、声優との噛み合ってない感がキツくて見るのを止めちゃったんだよねぇ。

SKE、もしくは別グループのメンバーで良かったじゃない。

 

が、復活するのは『古川未鈴と古畑奈和のいにしえ乙女酒』なので大安心。

やっぱ相思相愛(笑)なこの2人じゃないとな!

おそらく1回こっきりの特番なんだろうけど、できれば2時間枠、さらに調子に乗って2クールくらいのレギュラー番組になったら最高だ!

あとはオジサンの鬱陶しいスタッフ笑いが抑えられている事を切に&強く願うだけです。

 

来年の1月からは『ワカコ酒』の新シリーズも始まるし、酒飲み番組が盛り上がって欲しいですね。

 

 

 ☆ 追記 ☆

『古川未鈴と古畑奈和のいにしえ乙女酒 でんぱ組.incエンディング直前!一夜限りの復活スペシャル』というタイトルで、12月29日の17時から放送するそうです。

ただ……たかだか一夜限りの30分番組ごときでスペシャルなんてワードを冠するな、1年ぐらいやれ! 

…いや、やって下さいよマジで。

今年も残すところ半月。

という事で、2024年に買ったガンプラを大紹介する、スゲーつまらない企画です。

 

では、さっそくご紹介! ドゥルドゥルドゥル……ジャン!

『HG 1/144 エンゲージガンダム』!

 

――以上、2024ガンプラ総決算でした!

 

…というほどまでにガンプラを買わなくなったよね。

↑コレだって、プレバンの退会に備えてさっさとポイントを使い切るために買った物なので、コスパが良さげなだけで1ミリの思い入れもない、そもそもアンタ誰?みたいな(笑)。

 

ガンプラは生涯最後の趣味になり得ると思い込み(←こんな発想の時点で若すぎる)、年に30個くらいは買っていた頃からすれば、まさか年に1個しか買わなくなる日が僅か数年後に訪れるなんて思わなかっただろうな。

それどころか、積みプラの1/3くらいは“処分してもいいかな”どころか”処分しなきゃ”と思えるようになったんだから、まぁ歳を取ったよね。

 

ハッキリ言わずとも、コロナ禍以降、ガンプラの売り方は明らかに変わりました

それに伴い、お客の意識も変化が現れています。

立体化してくれた事を感謝とし(この発想が怖い)、もはや法外にしか見えない値段でも買ってしまう姿は、信仰を盲信する教徒というより、主人に従順な犬のよう。「そこまでして欲しいものかね?」といった旨の意見に対しては全力で噛み付く姿も、やっぱり犬みたいじゃないですか(笑)。

 

俺ッチの場合はそんな風潮に嫌気が差し、シラケた挙げ句について行けなくなってしまった――そんな世代交代として離脱する側の、元・お客の戯言です。

買う事より作る事に注力するぞい。

 

この記事にカチンと来た人は、コイツがいないおかげで競争率が下がると気持ちを切り替えて下さい。

『フレッシュマン若大将』を観ました。

 

日東自動車の面接に向かう雄一は、タクシー運転手と揉めている老人と若い女性を手助けしたため予定の時間に遅れてしまう。しかも面接官への愚痴をこぼした相手が日東自動車の猪俣社長であった事を知り絶望する雄一。

しかし、雄一の気概に気を良くした猪俣の口添えもあり、晴れて雄一は日東自動車への就職が決まった。

妹の照子と親友の江口の新婚旅行を見送る際、雄一はタクシーの一件で知り合った節子と再会。石山も加えた3人で海に遊びに行った事で徐々に親しくなる。

研修も終わり、セールス部門に配属された雄一が上得意である東西オートに挨拶回りに向かうと、そこには石山の姿が。単位が足らず落第した石山は大学を中退し、父の口利きで副社長になっていたのだ。

後日、東西オートの得意先である北斗観光で使っている日東自動車の車が立て続けに故障するという問題が発生。北斗観光がある北海道に向かった雄一と石山が原因を調査していると、どうやらライバル会社である中央モータースがしているようで……といったお話。

 

シリーズ第13弾。

これまでワンパターンの美学を貫き通していた若大将シリーズですが、雄一が(今度こそ)大学を卒業し社会人として働き出す、いわば若大将シリーズ第2章の第1作です。

作風にも多くの変更があり、大学ではリーダー格だった雄一も社会人となればまだ1年生という事で、いつものように好き勝手な真似ができなくなり(笑)多少のストレスや苦労を抱えるようになります。

 

最大の変更と言えば、雄一の弾き語りどころか、全編にわたり音楽の要素が薄くなっている点ですね。さらにスポーツ要素もほぼ皆無(かろうじてスケートのシーンがある程度)。

この二つが消えるという事は、シリーズの魅力が半減してしまう事にも繋がると思うんですよ。これらをなくしてシリーズの新章とするのは、かなりの英断だったんじゃないかな。

社会人とは、それらに打ち込める時間がないくらいに多忙の身である暗喩……なのかも?

 

逆に、変わらない点としては雄一を取り巻くレギュラーキャラが健在している事でしょうか。

陰の主人公である石山=青大将はもちろん、雄一の家族も欠ける事ないどころか、親友の江口がついに照子と結婚し、婿養子として田沼家の仲間入りを果たすのは嬉しいですね。

雄一の部屋を改造して二人が使うようになりましたが、どうやらこの部屋は祖母のりきや父の久太郎の部屋から一番遠いらしく、”声が聞こえちゃうから”という理由でこの部屋を選んだそうです……ん~、若大将シリーズらしからぬネタだなぁ。

久太郎がスナックのママに恋してしまうのは、そんな”声”が聞こえちゃったからなのかな(笑)?

 

これまでのレギュラーで唯一いなくなったのは澄子。

まぁ、これだけ長く続けばキャストが歳を取るのも当然で、純真の象徴(?)たる澄子を演じる星由里子さんが大人っぽくなったというか、色香がまとわりつくようになってしまったからには、これに代わるキャラを創造せずにはいられませんしね。

そんな澄ちゃんに代わるのが節子、そしてこれを演じるのが酒井和歌子さんなんですが、こちらも澄ちゃんに劣らないほどに可愛いです。

澄ちゃん2代目として、ここからどこまで重い女に成長するのかも今後の見どころになるかもしれません(笑)。

 

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休日には映画を観るようにしている俺ッチですが、その作品選びに関しては基本的に気分や体調次第。

さらに、作品の内容に関連する天気や時間、季節を考慮すると見る気分が高まります。

雨が降っているなら『ブレードランナー』、真夏のクソ暑い日には『地獄の黙示録』、遅めの夜なら『サイコ』といった調子でね。

 

そこからさらに、日付の要素を加えても面白いかなと思うようになりました。

いやね、たまたま今日=12月8日は『トラ!トラ!トラ!』を観たもので。

 

一例として、

 ・7月4日 『インデペンデンス・デイ』

 ・12月8日 『トラ!トラ!トラ!』

 ・12月31日 『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』(これはチト曖昧)

といった感じ。

 

という事で、〇月△日の出来事を描いた作品というのを探し中ですので、何か思い出したら教えて下さいな。

あ、クリスマスは安直すぎるのでナシ(笑)!