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支離滅裂

レコーダーからBD-Rにダビングするのはいいけど、正~直、見返す事ってほとんどないじゃないですか。

そこで外付けBlu-rayドライブの出番

昼休みにメシ食いながら見るのにちょうどいいんですよ。もう2年半も使ってるけど、未だに元気です。

 

 

――って事で、現在は『六神合体ゴッドマーズ』を観てます。

ちなみに、現在31話=マルメロ星編の序盤です。

 

地球防衛軍に属するクラッシャー隊の一員であるタケルが見た夢。そこに現れたギシン星のズール皇帝は、タケルの正体はギシン星人マーズであり、宇宙進出を図る地球を破壊するための使者である事を告げる。

その後、ギシン星からの刺客に襲われたタケルは、無意識に発した超能力でこれを撃退。両親より自らの出生の秘密を聞いたタケルは、先の夢が真実であった事に愕然とする。

それでもタケルは実父イデアが作った巨大ロボ、ゴッドマーズに乗り込みズールと戦う決意を固める。自分が愛し、自分を愛してくれる地球のために……といったお話。

 

いわゆるロボットアニメとはオモチャ屋のCMになっている事に存在意義があるものですが、『六神合体ゴッドマーズ』という作品は肝心のロボットより、人間のキャラクターの人気が高かった記憶があります。

ロボットにしか目が行かないガキだった俺ッチなんかよりも、もっと歳上のお姉さんたちが熱狂していた様子が窺えたせいか、本作は少し大人向けに作られているんだという印象が強かったんですよ。

さらに言えば、女の人がロボットアニメに熱心に見るという現象も、当時は新鮮に思えた記憶があります(『勇者ライディーン』も割と女性人気があったようですが)。

 

そんな人気の要因の一つとも言えるのがキャラクター(デザイン)で、昭和アニメとして見てもまぁまぁ美形揃いに思えるんじゃないかな?

平均的に作画レベルが高い方だった(ように思える)東京ムービー作品である点も大きいんじゃないかと。

昭和アニメにありがちな作画崩壊もネタにされるほどヒドいものはなく、1981年の作品である事を鑑みると、けっこう高水準で安定しています。

中でも、ロゼとフローレの作画に関しては異常に厳しいチェックを通過しているように感じます。

 

お話に関してはほぼ1話完結の、まさに昭和アニメな感じ。

ただ、多少は連ドラ要素を含んでいるおかげで、完全に1話完結の回=捨て回が少ない方なのはいいですね。

特に第2部=マルメロ星編になると謎を小出しにするようになり、次回への引っ張り方がまぁまぁ上手になっています。

 

本作の人気の最大の理由と言えば、もちろんタケル(=マーズ)とマーグ兄弟。

見た目の良さ=キャラクターデザインだけでなく、実の兄弟でありながら殺し合わねばならないシチュエーションは今でこそ化石同然ですが、タケルの苦悩っぷりに当時のお姉さんたちはキュンキュンしてたんだろうなぁ。

その挙げ句にマーグは退場になりますが……これが早い、早すぎます。そりゃ嘆願書だか署名が来ちゃうって(笑)。

個人的には兄弟での共闘とか仲睦まじいシーンや、クラッシャー隊とのやり取りとかも見たかったよ。

ロボットバカ的な妄想としては、マーグにもガイヤーのようなロボット(ガイヤーの反陽子爆弾を無効にする装置付き)が存在し、ガイヤーの代わりに六神合体が可能でゴッドマーグになるとか…。

 

ところで、クラッシャー隊メンバーって総じて若いんだよね。

計算してみると(1話の時点で)23+17+17+16+15÷5人=平均年齢はななんと17.6歳(笑)! 

そこに、100人中100人が要らないと感じるナミダ君(劇中では年齢は明らかじゃないけど)を加えたら、さらに下がっちゃう!

 

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前に発売されたBlu-ray版はSD画質だったようですが、こちらはHD画質になっているようです。

それなりに高いけど、劇場版2種が収録されているのは地味に羨ましい…。

またTOKYO MXで再放送してくんないかなぁ、録り直すので…。

 

 

――と、ひっそり観ている中、本作でミカを演じている川浪葉子さんの訃報が入ってきちゃいまして…。

個人的に、川浪さんは80'sアニメヒロインの一人だと思うんですよ。他にパッと思い付くところでは鶴ひろみさんとかね。

って事で……クラッシャー隊の一員として戦ってくれた川浪さんの功績を称え、全員敬礼!

『網走番外地』を観ました。

 

北海道、網走駅に降り立った受刑者たち。橘を始めとする彼らの行き先は、雪に囲まれた網走刑務所。

極寒の雪山で伐木の労役に励む受刑者たち。同じ部屋の囚人たちと小さな諍いを起こしながらも橘は真面目に働き続け、刑期もあと半年を切った。

そんな橘に、母親が病に伏したという妹からの手紙が届く。保護司の妻木も、ひと目だけでも母に会いたいと願う橘に尽力する。

母の病状が次第に悪化している旨を綴った手紙を受け取るごとに焦る中、囚人たちが脱走計画を進めている事を知り、橘の気持ちは揺らぐ。

そして、作業に向かうトラックから数名が脱走を敢行。首謀者の一人でもある権田と手錠で繋がれ、否応なしに脱走せざるを得なくなった橘は……といったお話。

 

主人公の橘を演じるのは高倉健さん。

晩年のイメージが定着する以前の役、要は極道とかヤクザばかり演じていた頃の作品を観るのは初めてなんですが、ま~よく喋りますね。『ゴルゴ13』の1巻を思い出したよ(笑)。

オープニングクレジット(1分半もない!)のみならず、♪あばしり~ばんがい~ち~♪と、事あるごとに健さんの歌が流れるのも新鮮です。

 

刑務所が舞台という事で、囚人同士のイザコザやイビリを描いたTHE昭和(かつ東映)な雰囲気かと思いきや、そこまで陰気な感じはありません。

まぁ、多少の対立はあるけど、嫌いな者同士が殺し合うようなレベルにまでは達さず、意外と和気あいあいとやってます(笑)。

労役がチト辛そうなくらいで、これなら刑務所に入ってもいいと考える人もいたのかな…?

 

本作はモノクロで、そんなに昔の作品なの?と思いきや、実は1965年の作品との事。日本でも60年代にはとっくにカラー映画が作られていましたからね。

それ故、手錠で繋がれたままの脱走とか、手錠の鎖を切断するのに列車を利用したりとか、トロッコでのチェイスシーン(!)とか、洋画でよく見るシチュエーションの始祖なのかなと勘違いしがちです。中には、こっちの方が先駆けているものもあるんでしょうがね。

 

手錠で繋がれた橘を強引に連れて脱走するのが権田。豪放磊落ながら自己中心的で後先を顧みない人間で、序盤から橘を挑発する仮想敵のような存在です。

そんな反りの合わない者同士が手錠で繋がれ、否応なしに協力せざるを得ないまま逃亡を続けるのが後半の主な展開。

雪に覆われた山中を逃亡する中、洞穴で休息を取ろうとする際、二人は抱き合って体を温めようとします。男と女での、こういうシチュエーションはゴマンとありますが、男同士というパターンはなかなかありませんよね。

そういう流れだとムーディーな雰囲気になるものですが、なんと本作もその例に漏れず。ムラムラしちゃった権田は橘と抱き合うだけでなく、頬ずりまでしちゃうんだから困ったものです(笑)。

この時の橘のリアクションは見どころの一つで、まさか健さんが爆笑を誘うシーンなんてなかなか見れませんよ?

 

ド冬の北海道が舞台という事で、周囲を雪に覆われた殺風景な景色は大自然の中の恐怖すら感じます。

屋外のシーンではセットに見えるような光景は皆無に等しく、常に雪の中で撮影をしていたのかと思うと、こちらまで冷えてきますね。

どーでもいい話ながら、俺ッチは雪が降ってる日には『デイ・アフター・トゥモロー』を観がちなんですが、今度からは本作も候補に入れようと思ってます。

 

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昨今、女子をモチーフどころか、女子そのもののプラモが一部の界隈で大人気ですが……声高に叫んで排斥しようとまでは思わないものの、個人的には嫌いです。

ああいうのが好きな人って、合わせ目は憎悪するのに関節は気にならないという美的感覚がアンビバレンスに思うんだ。リカちゃんとかバービーじゃダメなの?と常々思ってます(笑)。

 

…とか言いつつも、俺ッチも『HGBF 1/144 すーぱーふみな』は買ったんですよね。当時としては、こんなのがバンダイから発売されるなんて新鮮、かつ衝撃だったんだよ。

発売日、俺ッチは予約してたからサッと買えたけど、そうではない、おそらくコレを目当てにしていたであろうオジサンたちがガンプラコーナーをウロウロしている光景は、ちょっと不気味でした(笑)。

「MS少女はキモくて嫌いとか言ってるのに、こっちは買うんだ?」とツッコまれたのも懐かしい…。端から見りゃ似たようなモンなんだろうなー。

 

そんな女子プラブームの火付け役ともなったキット(断言)ですが、始祖たる存在だけあって今ほど技術も小慣れてなく、今の目で見ずとも、特にフィギュアとしての命の代名詞でもある顔のデキはよろしくありません。

他の部分の造形に関してもウ~ンな感じで、こりゃ難儀しそうなキットだわいと思ったものです。

 

先日、パチ組み済みのキットを整理していたらコレが出てきたので、顔を少し弄ってみたんですよ。

眉毛や目頭の上部、口といった凹部を埋めて、シャーペンでササッと下書きしてみたんですが……多少は表情が出るようになった、かな?

こうまでしてようやく、そこまでのダメキットではないと擁護できそうです。

 

元の状態で遊んでると、表情に違和感を抱くんですよ。うっすら微笑みながら武器を構える姿が、どうもしっくり来ない(つーか不気味)。

あれだけ武装して戦う気満々なんだから、少し険しい表情の方が似合うかなと思い、表情ごと変えてみました。

元の表情がマヌケに見えてたのは目と眉の距離が遠すぎる点に一因があったんじゃないかと思い、眉を下げてみました。本当はもっと下げたいけど、立体的(=眉から額までのR)にこの辺が限界。

さらに、唇の造形が嫌に生々しいので、完全に埋めて線だけで表現。

笑顔の方がいいと感じる人もいるでしょうが、眉の位置を下げて&唇は凹凸を付けず塗装で表現するだけで、そこそこ化ける……かもよ?

 

とは言え、ぶっちゃけ、今日びコレを作るくらいなら最新のキットを買った方が遥かに楽ができた上で幸せになれると思います(笑)。

仮に再販があったとして、今さらコレを欲しがる人ってどれほどいるんだろう? 武装目当てで買って他はポイッ、かな?

発売当初は大注目されたキットでありながら(当時は発売日の午前中に売り切れるガンプラなんてなかったように思う)、盛者必衰というか、まるで人気のピークはデビュー時だけというアイドルみたいで可哀想にすら思えます。

積んでいる人は、とりあえず作って成仏させてあげよう!

 

…と、このキット最大の鬼門である顔に関しては、一つの答えが出ました。

他は一般的なガンプラと同程度の作業量で済みそうですが、次の関門は餅みたいな野暮ったい髪をどうするか。

そして、

経年でゴムのパーツが伸びたのか、エプロンのフリルとスカートアーマーの間にできた隙間を詰める作業が増えてしまいました…。

長期保管する時は、スカートアーマーは外しておいた方が良かったのかな……皆さんのは大丈夫?

『バイオハザード:ザ・ファイナル』を観ました。

 

壊滅したワシントンで、ただ一人生き残ったアリス。

廃墟を散策する中、アリスはアンブレラ社の全システムを担うAI、レッドクイーンにアクセスする。謀反を起こしたレッドクイーンは、アンブレラ社にはT-ウイルスに対する抗ウイルス剤があり、48時間以内にこれを使わなければ人類は完全に絶滅するという。

レッドクイーンの言葉を信じたアリスは、抗ウイルス剤があるというアンブレラ社の地下研究所ハイブがあるラクーンシティに向かう。

その道中、死んだはずのアイザックスに追われていたところを生存者の一団に救われるアリス。そこにはかつての仲間、クレアの姿もあった。

抗ウイルス剤の話を聞いたクレアたちはアリスと共にハイブへの潜入を決行。抗ウイルス剤を使えばT-ウイルスは感染者と共に絶滅する。しかし、それはT-ウイルスに適合しているアリスも例外ではなく……といったお話。

 

シリーズ第6作にして最終作です。

こうして最後まで観終えて思うのは、つくづく映画バイオシリーズって連続シリーズである事を忘れていないのが好印象です。過去作で起きた事件をなかった事にしたりしないんですよね。忘れてる事は一杯あるけど(笑)。

最終作にまで来て、舞台が第1作のラクーンシティ(のハイブ)に帰結するのは、なかなか憎い演出!

過去に出ていたキャラが復活するのも嬉しい半面、その人は出るのにあの人は出ないの?と思わせるような、キャラに関しては出番にムラがあるのは惜しいかな。

 

最終的にはかなりスケールの大きなお話になり、ずいぶん大きな風呂敷を広げたはいいけど収拾を付けられるんかいな?という懸念がありましたが、まぁ落としどころはキチンとしていた終わり方だったように思います。

戦う事だけが全ての決着を付ける手段だったこれまでのお話とは異なり、まぁ最終作だからかクライマックスに情の要素があったのは意外でしたね。それ故、どこか哀しくも温かみを感じさせる、チト泣きそうになるシーンに思えました。それぞれが媒体(?)を変えた姿で一堂に会するのも新鮮です。

 

全てではないけど、アリスの出自に関する謎もしっかり明らかになりました。

さらにアンブレラ社がバイオハザードを起こした発端も描かれ、最終作として課せられていたノルマ(?)も見事に達成です。もちろんアンブレラ社の所業は鬼畜に等しいけど、世界の動向を憂えた挙げ句の事なんだよな。

 

おそらく原作=ゲームファンの人からすれば、前作のラストにはさぞ血湧き肉踊った事でしょう。この布陣ならもはや勝利確定、次作(=今作)はのっけから激アツな展開になるだろうと、否応なしにも期待度が高まっていたんじゃないかな?

…が、個人的には、そんな期待や想像をキチンと(笑)裏切るところから始めるのが巧いなぁと思ったものです。

何故そうなったのかは特に描かれず、全てはウェスカーの裏切りで片付けてしまうあたり、公開当時は原作ファンはガッカリ、もしくは怒ってたのかな?

克明に描かず曖昧にしたまま、想像の余地を残すのも映画っぽさがあって、この見せ方は俺ッチは肯定的です。そもそも映画版バイオシリーズって、ジリ貧状態から始まるのが定番だしね。

前作と今作を繋ぐ5.5話は各々の妄想に任せとくのが一番いいんですよ。

 

――というわけで、映画版バイオハザードシリーズも完結。

…はしたものの、レッドクイーンの最後の一言が気になります。あの言葉は、こちら側とあちら側、どっちに向けたものなんだろう…?

 

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Blu-ray版の映像特典、恒例だった未公開シーンは今作にはありません。

ウェスカーに裏切られた人たちについての言及は、本編以外にはないという事ですね。これは潔い…。

 

今さらながら映画版バイオシリーズ全作を観たい!という人にはこの辺がオススメです。

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共に全作を収録したコレクションですが、↑↑は本編のみ、↑は全ての映像特典を収録したタイトル通りのアルティメット版です(俺ッチが買ったのもコレ)。後者はムダにこだわった箱が煩わしいですが、かなり読み応えのあるブックレットに価値を感じます。

そして何故か、乃木坂46現役だった時の堀未央奈さんのインタビューも載ってます。この頃は擦れてなかったなぁ…(笑)。

『仁義なき戦い』を観ました。

 

昭和21年、原爆により廃墟となった広島。

山守組が起こした喧嘩に加わり、相手を殺してしまった復員兵の広能昌三[ヒロノ・ショウゾウ]は刑務所に送られる。刑務所内で義兄弟となった若杉の根回しにより広能は出所、保釈に協力してくれた山守組に身を寄せるようになる。

広能の働きもあり、徐々に勢力を拡大させる山守組。敵対する土居組の組長を殺すよう山守に哀願された広能はこれを決行し、再び刑務所に。

恩赦により出所が早まったものの、自分が不在だった間に変わり果てた山守組に広能は困惑する。金儲けのためには手段を選ばず、自分に盾突く者は身内であっても容赦なく殺す山守のやり方に不信を抱きながらも、仁義を通そうと悩む広能は……といったお話。

 

誰もがタイトルくらいは知っているであろう、ヤクザ映画の金字塔たる作品です。

現代でも語り継がれるくらいにヒットした作品だし、これに感化されてかヤクザ映画は多々作られてきましたが(特にVシネマ)、みんなそんなにヤクザの世界が好きなの?と。

男の多くはツッパリ中高生のような感覚を、少なからずも永遠に持ち続けているからなのかな?

現実では大嫌いだし関わりたくもないけど、自分には体感し得ない世界の話であれば興味が湧く……まぁ戦争映画と似たようなものなんでしょう。

個人的にヤクザ映画に魅力は1ミリも感じませんでしたが、本作を観て、僅かながらにその良さがうっすら理解できるようになった気がします。積極的に見ようとまでは思わないけど、『仁義なき戦い』シリーズは5作目まで観てもいい気になれますね。

 

ヤクザというモチーフはさておいて、荒々しい画やストーリーの展開には片時も目が離せません。もちろんビジュアルとしては古いんだけど、映像としてのダイナミズムに富んでいるおかげなんでしょう、眠くなる瞬間はありませんでした。

甘ったるかったり笑えるシーンなんか皆無で、媚びた感がないのがいい。

青大将として有名だったであろう当時の田中邦衛さんにすら冗談の一つも言わせないもんね(笑)。

屁理屈やメッセージなんか何もない、実録モノっぽい雰囲気が緊張感を生んでいます。

 

ついでに言うと、ヤクザ映画って方言が多くないですか?

本作では広島弁が使われていますが、これは時代劇にも共通する点として、言葉が聞き取れなかったり意味が分からなかったりすると置いてけぼり感を抱くんですよ。リアルを追求する弊害ですね。

個人的にヤクザ映画を敬遠しているのは、この要素もなきにしもあらず。

ところで、サシでの会話でよく出る“こんな”とは、“お前”みたいな意味で捉えていいのかな?

 

登場キャラが多めなのは仕方ないにして、この人はどっちの組の人なの?といった、敵or味方が明確でない点に戸惑いました。

まぁ、話を追っているうちに分かるようになりますが、間を開けずに再見すれば熟知できる程度のものなので、また見直してみようかな。

 

監督は深作欣二さん。

なるほど、日本映画史におけるバイオレンスの巨匠と呼ばれるのも納得できるほどに、かなりハードな描写が多いです。1973年という時代にはチト早いくらい。

得てして、映画の中で銃口を向けるのは脅しの手段ですが、本作の場合は銃を向けたら必ず&早めに撃つんですよね。よくあるじゃないですか、銃口を向けたままタラタラと御託を並べるようなじれったいシーン(笑)。ああいうやつが一切ないのがスピーディーで良いんですよ。

ただ、描写としてはいいんですが、この時代の特徴としてペンキ感丸出しの血糊にはやっぱり興醒めしてしまいます(笑)。

とは言え、あまりやりすぎれば国会での議題になり得ていたかもしれませんしね、後年の『バトルロワイヤル』のように。

 

いつ誰が誰に殺されてもおかしくないヒリヒリした空気の中に身を置いている役柄のせいか、登場キャラは常にシリアスムードで、出演者も自然とピリッとしてカッコ良く見えるのは当然の事。

主役を演じる菅原文太さんのみならず、松方弘樹さん、梅宮辰夫さん、金子信雄さん、田中邦衛さんといった面々が今でこそ超豪華に見えつつ、いかにも60~70年代の東映作品の常連キャストだなと(笑)。

晩年には人の好いジイちゃんのイメージを抱かせた方々の、シャープでキレのある若かりし頃の姿は驚きすら感じますね。特に松方さんはバラエティ番組で名前を知った方なので、そのギャップは衝撃的。

そんな、既にネームバリューもある方々が演じるキャラが次々に殺されますが、ご存知の通り、仁義なき戦いシリーズは全5作まで存在します。つまり、後に別の役でシレッと出演するんだろうなぁと思いきや、まぁ大正解のようです(笑)。

 

そういえば、以前『ウルヴァリン:SAMURAI』を観た際、たとえ映画の中であっても葬儀の最中に大暴れするするというタブーを破ったのが新鮮だという旨を綴りましたが、これは不勉強でしたね。

40年前の作品である本作ではとっくに、しかも、もっと派手にやっちゃってるじゃん(『極道の妻たち』でもこれに近しいシーンがあったみたい)!

不謹慎を通り越して、ある意味、人を殺す以上にゾッとするシーンに思えました。カタルシス全開すぎる…!

 

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スーパー余談ながら……本作を観るより先に、

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こっちのシナリオを読んだのが、俺ッチの初めての『仁義なき~』体験。

今に思えば、何だったんでしょコレ? 少なくとも同じ原作とは思えない…。

そこまで名作でもなければ生涯のベスト1というわけでもないけど、つい何回も観てしまう作品ってままありますよね。

俺ッチにとっての、そんな1本が『ストリートファイター』です。

 

前に観た時の感想はコチラ

▲この時点でヒーロー映画っぽい

 

アニメや漫画、そしてゲームの実写化作品に対し、俺ッチが理解を持つようになったのは本作のおかげです(別にそれ以前から実写化アレルギーがあったわけではないけど)。

ハリウッドで実写映画化と知った際にはさすがに違和感を抱いたものですが、ちょっと見てみたい気になったのはザンギエフのおかげです。

▲演じているのはアンドリュー・ブリニアースキーさんという方

「何これ、ザンギそのまんまじゃん!」と、当時は大受けしたものでね。ザンギエフというキャラを知っている100人中100人が納得してたんじゃないかな?

このザンギに関しては例外的なまでに再現度が異常ですが(笑)、近頃の日本における漫画原作の実写化作品って、原作の忠実さを追求するあまり、ルックス至上主義の度が過ぎているんじゃないかと。

実写化とは現実に近付けるという意味でもあるのに、そんな突飛(もしくは不気味)な色の髪や瞳を持った人がこの世のどこにいるんだよ。

コスプレ大会なんかさておき、本作のように、あくまでイメージとして誰がどのキャラなのかが分かる程度に留めておけばいいんですよ。この辺は松村沙友理さんが的確な事を言っているので、参考までに…。

…でも、

▲コスプレイヤーたちの記念撮影みたいで微笑ましい

コレを見ちゃうと、やっぱりコスプレ映画なのかなぁとも思っちゃいますね(笑)。これはこれで後味の良い終わり方ですが。

 

何回か観ていると、バイソンは意外に複雑なキャラに思えるようになってきました。

パワーワードでもある名言「私にとってはただの火曜日だ」も含め、悪役として実にいい仕事をしています。

独裁者呼ばわりされる事を不服に思ったり、ガイルとタイマンを張るために部下を制止したり、1から10までの悪役ではなく、どこか憎めない面を持っているんですよ。

さらに、ちょっと可愛い一面も持ち合わせていて、

▲向かって左側が…

よ~く見ると、鼻毛が数本出てます…。

 

そんなバイソン将軍、チュンリーの挑発にカッチーン。

▲まさかサイコパワーで…?

ボートでアジトに向かってくるガイルを妨害しようと、“私のパワー”を見せようとします。

▲もちろん6ボタンじゃなきゃね

“私のパワー”、とは…(笑)?

 

基本的にはシリアスながら、その反動からか(?)随所にあるコメディ要素が面白いんですよね。

先のバイソンの機雷の操作手段とか、ザンギエフと本田のバトルも何故か怪獣の鳴き声が聞こえたりとか、まぁ大マジでやってる事はないでしょう(笑)。

中でもザンギエフの天然っぷりは、もはや可愛いレベルです。

 

題材が題材だけに、基本的には人間同士が拳で闘うアクション作品ですが、連合軍→軍隊が登場するので、兵隊や兵器が多々登場します。地味に金が掛かってる作品なんですよ(笑)。

その中で注目は、ガイルがバイソンのアジトに向かう際に乗るステルスボート。

▲これは現存する機種?

これ、フツーにカッコ良くないですか? 格闘はさておいて、これが登場するゲーム、もしくはプラモデルでも出て欲しいくらい。

ムービーメカシリーズ復活させましょうよ、アオシマさん…。

 

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↑Blu-ray版の特典の一つでもある、監督&脚本のスティーブン・E・デ・スーザさんによる音声解説は必聴です。

どうも本作は見下され気味な評価を多く見掛けますが(その大半はゲームバカによるものなんだろう)、こうして監督直々の話を聞くと、映画として当たり前ながら深く練って作られているんだなぁと実感します。

このデ・スーザさんという方に関して不勉強だったので調べてみると……おお、あの(笑)『コマンド―』の脚本を担当していたとは!

なるほど、バイオレンス描写にはユーモアを盛り込むようにしているとの発言には納得!

『バイオハザードⅤ リトリビューション』を観ました。

 

アルカディアを襲撃するアンブレラ社の大軍を相手に応戦するも、アリスは転落し意識を失う。

幸せな家庭生活を送る夢から覚めたアリスはアンブレラ社の実験施設に監禁されていた。アリスは、かつての仲間だったジルがアンブレラ社の手先になっていた事に愕然とする。

尋問のさ中、警備システムが停止した隙に監房から脱出したアリスだったが、これを手引きしたのはウェスカーだった。今やアンブレラ社は人工知能レッドクイーンに掌握され、全人類の絶滅を目論んでいた。これを阻止せんとウェスカーは反乱を起こし、アリスに人類最後の望みを託す。訝しみながらもウェスカーを信じたアリスは、工作員エイダと共に施設からの脱出を試みるが……といったお話。

 

シリーズ第5作。

非感染者がどんどん少なくなって、いよいよ人類がジリ貧の極みに陥ってきます。アリスが宿敵ウェスカーと手を組まざるを得ない状況は、その表れですね。

次作=第6作でシリーズは完結しますが、お話はあまり動かず、最終回直前感があまりありません(笑)。

なので、まぁいつものノリで楽しめばいいと思います。

 

前作に登場したキャラのみならず、第1作から今作に登場した、割と出番の多いキャラが総登場しているのは見どころの一つ。

辻褄なんか考えず、今作まで見続けてきた人たちへのご褒美と捉えて素直に喜びましょう。『バイオ~』シリーズは尺を短くしてスリムにしているせいか説明不足が多いので、あまり深く考えずにスピーディーな展開に身を委ねるのが正解ですから。

にしても……現実には反対している人たちもいるけど、映画界の人たちはクローン技術に平伏しなきゃいけないよね(笑)。そのおかげで続編が作れた作品はゴロゴロあるだろう?

 

歴代キャラのみならず、ゲーム=原作に登場したキャラが多々集まっているようです。

俺ッチはゲームは遊んでいないので、その辺で盛り上がっている人たちを横目で見る程度ですが…。

ゲーム内のキャラが登場したところで映画版での役割は違うだろうし、ゲームを遊んでいないからって置いてけぼりを食う事はないと思います。

 

今作で再登場したキャラの中で割と重要なポジションにあるのは『~Ⅱ』のジルなんですが……ジルなの?というくらいのルックスの変貌ぶりに戸惑ってしまいました。遠目ながらでも気付けたアリスは、やはりただ者ではない(笑)。

作品内での時間も経過しているから、髪も伸びるし染めたりもするんでしょうが、黒髪orショートというキャラの記号はなるべく残しといて欲しいんですよ、別キャラ感が強まっちゃうので。

 

尺は96分。ヘタに屁理屈ばかりごねて時間を増やさず、スピーディーに観終えられるのは『バイオ』シリーズの一貫した長所です。

ただ、それでもまだ長いというか、無駄に感じるシーンは少なくありません。

オープニングクレジットの逆再生は新鮮に感じるものの、その後、わざわざ順再生させちゃうのはクールじゃないなぁ。アクション(格闘)シーンもちょっと長めで、スローモーションが多すぎに思えます。

これらをスリムにして、けっこう重要な説明がある未公開シーンを未公開にしない方が良かったんじゃないかな。

 

尺が相変わらず短めなのが良いんですが……エンドクレジットが約10分くらいあるのがチト無粋に感じます。

本作のそれは大作に比べれば短い方ではあるものの、年々長くなっていくエンドクレジットは今後の映画が抱える小さな問題になるんじゃないかな。近年では見習いの名前まで載せちゃうんだから目も当てらんない。

あれだけのド大作でありながら、エンドクレジットは3分くらいで終わる『史上最大の作戦』にまで遡れとは言わないけど……どうにかしましょうよ?

 

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↑の廉価版Blu-ray版には映像特典はないようです。ソニー製品の廉価版を出す際は、映像特典を削るためにわざわざ作り直すんだから、嫌らしい真似をするよね。

せめて未公開シーンを収録するくらいの配慮は欲しいですよ。本編内に入れなきゃイカンだろ?と思わせるものが多々あるし。

何を今さら『トゥームレイダーⅤ:クロニクル』を遊び始めたんですよ。

発売日に買ってまで気合いを入れたはいいけど、何だかんだで後回しになった挙句、おおよそ四半世紀ぶりに再開するというね。

なにしろ対応OSはWin95/98/Meってんだから、大昔感も半端じゃありません(笑)。

 

そんな化石ソフトが、まずはWin10で動くかどうかの確認からヒヤヒヤします。

おお、一応は起動したぜ。

…が、↑を見て分かる通り、ウインドウ画面での起動なので上部のタイトルバーは出っぱなしなのがどうも…。

ゲームに没入してりゃこんなの気にならなくなるし、別にいいじゃん?とは思うんですが、しっかりフルスクリーンで遊びたいんですよ。

 

なので、

起動前のセットアップ画面から色々と弄ってみたけど、特に解像度を変えるとフリーズするっぽい。PCの再起動を余儀なくされるので、フリーズというよりクラッシュと呼ぶ方が相応しいかも(笑)。

プレイ中に解像度を変えられるけど、ゲームオーバーになって再プレイすると同じ現象になるので、この辺の設定はアンタッチャブルな領域と考えるのが正解かな。

まぁ、元が古っり~作品だし、どんなに解像度を上げたところで昨今の美麗なグラフィックには到底追い付かないので、まぁこれでいいでしょう。

…ただ、せめてフルスクリーンにさせてくれ…!

 

トゥームレイダーと言えば、Xboxあたりで出るようになってから=『トゥームレイダー レジェンド』くらいからグラフィックが超絶進化し、操作性も格段に良くなりました。

これまでのストレス要素を解消したかったのか、デタラメにジャンプしても勝手に張り付いたり掴んだり、崖っぷちを動いても落ちる直前で勝手にブレーキが掛かったり、容易く落下死する場面が皆無になりました。

これね~、個人的に好きじゃないんですよ。

なるべく死なせないための配慮が過剰すぎるというか、コントロールをサポートしてもらってるようでスゲー過保護な感じがするんですよね。

 

個人的に、トゥームレイダーシリーズはオープンワールド内の探索に魅力があります。

怪しい場所をいちいち調べ抜いて謎を解き、時には素早く&時にはゆっくり慎重に進むという地道感が好きなんですよ。緩急がある物語性すら感じます。

それ故、1秒でも早くゴールを目指して全力疾走するアクションゲームではないと思うんです。タイムアタックなんて上級プレイヤーが余興として楽しむものであって。

崖っぷちから下を覗き込んだ時の高所感や、そういう場所はそ~っと歩かなきゃいけない緊張感こそトゥームシリーズの醍醐味に思うんですよね。

そんな風に捉えてるモンだから、第1作=『トゥームレイダース』のリメイクというワードに釣られて買ってみた『トゥームレイダー アニバーサリー』には盛大にガッカリしたなぁ。

 

…って事で、しばらくはコレに費やす時間が増えそうです。

旧世代ゲームでも余裕で楽しめるのは年寄りの特権なんだぜ!

『バイオハザードⅣ アフターライフ』を観ました。

 

”仲間”と共にアンブレラ社の東京本部を強襲するアリスたち。ウェスカーを追い詰めたものの、アリスはT-ウイルスを中和する血清を打ち込まれ、超人的な力を失ってしまう。

ウェスカー打倒を果たし、アラスカにあるという感染がない安住の地=アルカディアに向かうアリス。その道中で、アンブレラ社により記憶の一部を失ったクレアと再会する。

旅を続ける二人は堅牢な刑務所に身を潜めながら救助を待つルーサーたちと出会う。そこにはクレアの兄、クリスの姿もあった。

アルカディアが目と鼻の先にある事を知ったアリスたちは、四方を囲むアンデッドの群れをかいくぐっての脱出を試みるが……といったお話。

 

シリーズ第4作。

アンブレラ社の東京本部に乗り込み、いよいよ最終決戦!と思いきや、それはもう少し後の話。

これまでの作品でアリスたちはアンブレラ社をギャフンと言わせてきましたが、大局的に見れば刹那的で小さな勝利にすぎません。まだまだアンブレラ社には致命的なダメージを与えていないんですよね。

世界規模のバイオハザードから復興するのも一筋縄では行かなさそうだし、何よりアンブレラ社のあくどさも変わらなさそうだし(笑)、最終的にどう着地するのか、最終作=第6作までの展開が気になります。

 

これまでアリスは超人的な力を以て数多くの強敵を倒してきましたが、それはT-ウイルスとそれに適合する自分の体質があってのもの。

冒頭でアリスはT-ウイルスの中和剤を打ち込まれ、これまでの力を失いますが、これは大正解。

というのも、前作=『~Ⅲ』くらいになると身体的な能力が超人的なだけでなく、念動力のような超常的な力まで使えちゃうのはやりすぎに思えたのでね。ここで一旦リセットというか、せいぜい第1作くらいの強さに回帰させて良かったと思います。

とは言え、元々は特殊部隊に属していた人だからか、せいぜい超能力が使えないくらいで、やってる事はいつもと変わんないけど(笑)。

 

我々日本人としては、東京を舞台にしているのが興味深いですね。まさか渋谷の直下にアンブレラ社の施設が建造されていたとは!

が、施設内にある警告や注意書きはチト胡散臭い日本語というね。個人的には、警備兵が着用する服の背中にある“アンブレラ社”というロゴがジワります(笑)。

こういう文言はアンブレラ社の本社で決めているんだろうと解釈しています。職員でもある現地人の建設的な意見には耳を貸さない、みたいな感じで。

…と、自分の中での落としどころを考えるのも映画の楽しみの一つではあるんですが、日本の文明を曲解しているとかなんとか揚げ足を撮ってハシャいじゃうような、さもしい連中もいたんでしょうね。

そもそも、せっかく日本人スタッフもいるのに(カプコンの人とか)、こういうところに関して意見を言えないのかねぇ…。

 

このところ、ある映画を想起させる描写が多くなったなーと感じるのは俺ッチだけでしょうかね?

まさか泳げるアンデッドが登場するという意外性は『エイリアン4』を思い出したし、クライマックスのバトルは、もちろん&否応なしにも『マトリックス』。

後者に関しては、エージェント・スミスのようなルックスも追い打ちをかけるようで…(笑)。

 

原作=ゲームファンにとっては、クリスの登場を待ちかねていたようですね。そっちは不勉強なので、ああそうなんだ、くらいにしか思ってません…。

この後、何作目まで生き残るかは分かりませんが(笑)、ラストに向けてレギュラーキャラが増えるのはワクワクします。

 

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Blu-ray版の映像特典はメイキングに加え、未公開シーンやNG集を収録。

本編を見ていて、なんでショットガンからコインを撃てるの?という疑問を感じますが、この答えは未公開シーンの中で見せています。門外漢の俺ッチには分かりませんが……そんな事できんのかいな?

『プロゴルファー祈子』を観終えました。


対立していた人々との確執も徐々に氷解し、プロテスト合格を目指し練習に打ち込む祈子。
その傍らで、父の無実を晴らすための証拠を集める祈子は徐々に真実に近づいて行く。真犯人は一体…?

ざっくり言えば、殺人の濡れ衣を着せられた父の汚名を晴らすため、犯人を捜し出しつつもプロゴルファーを目指す少女のお話です。
それだけの内容であれば2時間もあれば済みそうだし、連ドラとして23話もあれば話が横道に逸れる回、いわゆる捨て回があるものですが、だからってじれったくもならない。
話数が長くなってきたからって場当たり的に新キャラを登場させて人物相関図を肥大化させるのではなく、あくまで既存のキャラだけでお話を回転させる事で相互関係に深みが増すのが面白いんです。

ストーリー自体が面白いのもありますが、これを盛り上げるのはやはり俳優の力あってのもの。
ド主演の安永亜衣さんの健闘っぷりはもちろん、脇を固めるベテラン陣の好演も見逃せません。
令和の俳優にももちろん個性はあるけど、昭和の俳優は個性のみならずクセの強さというか、モノマネしやすい人が多いんですよね。昭和ドラマは芝居がクサいと揶揄される所以は、こういうところにあるのかもしれません。
個人的に注目していたのは萩原流行さん、長門裕之さん、国広富之さん。
中でも、役柄の上でも国広さんは正統派なカッコ良さがあるだけでなく、声や喋りがどことな~く池田秀一さんを感じさせるんですよ。
俺ッチの思い込みとは言え、同意見の人、この世にいるかな…?

さて、全ての誤解は解けたし、障害も乗り越えたところでハッピーエンド……と思いきや、最後の最後になってもひと波乱があるという…。
1ミリの妥協も許さない潔癖な生き方というか、ビターな終わり方は『このこ誰の子?』を思い出します。

でもオープニングのラストカットを見ていれば、時間は掛かるけどハッピーエンドになると確信できるんじゃないかな。

――というわけで、やっぱり面白かったです。この頃の大映ドラマにハズレはないんだぜ!

当ブログは『このこ誰の子?』と『プロゴルファー祈子』に関する記事のアクセスがまぁまぁ多いので、大映ドラマを見たい人は少なくないんだと思い込んでいます。

なので、TOKYO MXはあの時間を大映ドラマ枠として続けて欲しいですね。放送し尽くしたら2周目でもいいんですよ。

当ブログを読んで気になったお前たち、その際はぜひ1話から見るんだよ、いいね? GOOD LUCK!