観てます、『六神合体ゴッドマーズ』 | Joon's blog

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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

レコーダーからBD-Rにダビングするのはいいけど、正~直、見返す事ってほとんどないじゃないですか。

そこで外付けBlu-rayドライブの出番

昼休みにメシ食いながら見るのにちょうどいいんですよ。もう2年半も使ってるけど、未だに元気です。

 

 

――って事で、現在は『六神合体ゴッドマーズ』を観てます。

ちなみに、現在31話=マルメロ星編の序盤です。

 

地球防衛軍に属するクラッシャー隊の一員であるタケルが見た夢。そこに現れたギシン星のズール皇帝は、タケルの正体はギシン星人マーズであり、宇宙進出を図る地球を破壊するための使者である事を告げる。

その後、ギシン星からの刺客に襲われたタケルは、無意識に発した超能力でこれを撃退。両親より自らの出生の秘密を聞いたタケルは、先の夢が真実であった事に愕然とする。

それでもタケルは実父イデアが作った巨大ロボ、ゴッドマーズに乗り込みズールと戦う決意を固める。自分が愛し、自分を愛してくれる地球のために……といったお話。

 

いわゆるロボットアニメとはオモチャ屋のCMになっている事に存在意義があるものですが、『六神合体ゴッドマーズ』という作品は肝心のロボットより、人間のキャラクターの人気が高かった記憶があります。

ロボットにしか目が行かないガキだった俺ッチなんかよりも、もっと歳上のお姉さんたちが熱狂していた様子が窺えたせいか、本作は少し大人向けに作られているんだという印象が強かったんですよ。

さらに言えば、女の人がロボットアニメに熱心に見るという現象も、当時は新鮮に思えた記憶があります(『勇者ライディーン』も割と女性人気があったようですが)。

 

そんな人気の要因の一つとも言えるのがキャラクター(デザイン)で、昭和アニメとして見てもまぁまぁ美形揃いに思えるんじゃないかな?

平均的に作画レベルが高い方だった(ように思える)東京ムービー作品である点も大きいんじゃないかと。

昭和アニメにありがちな作画崩壊もネタにされるほどヒドいものはなく、1981年の作品である事を鑑みると、けっこう高水準で安定しています。

中でも、ロゼとフローレの作画に関しては異常に厳しいチェックを通過しているように感じます。

 

お話に関してはほぼ1話完結の、まさに昭和アニメな感じ。

ただ、多少は連ドラ要素を含んでいるおかげで、完全に1話完結の回=捨て回が少ない方なのはいいですね。

特に第2部=マルメロ星編になると謎を小出しにするようになり、次回への引っ張り方がまぁまぁ上手になっています。

 

本作の人気の最大の理由と言えば、もちろんタケル(=マーズ)とマーグ兄弟。

見た目の良さ=キャラクターデザインだけでなく、実の兄弟でありながら殺し合わねばならないシチュエーションは今でこそ化石同然ですが、タケルの苦悩っぷりに当時のお姉さんたちはキュンキュンしてたんだろうなぁ。

その挙げ句にマーグは退場になりますが……これが早い、早すぎます。そりゃ嘆願書だか署名が来ちゃうって(笑)。

個人的には兄弟での共闘とか仲睦まじいシーンや、クラッシャー隊とのやり取りとかも見たかったよ。

ロボットバカ的な妄想としては、マーグにもガイヤーのようなロボット(ガイヤーの反陽子爆弾を無効にする装置付き)が存在し、ガイヤーの代わりに六神合体が可能でゴッドマーグになるとか…。

 

ところで、クラッシャー隊メンバーって総じて若いんだよね。

計算してみると(1話の時点で)23+17+17+16+15÷5人=平均年齢はななんと17.6歳(笑)! 

そこに、100人中100人が要らないと感じるナミダ君(劇中では年齢は明らかじゃないけど)を加えたら、さらに下がっちゃう!

 

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前に発売されたBlu-ray版はSD画質だったようですが、こちらはHD画質になっているようです。

それなりに高いけど、劇場版2種が収録されているのは地味に羨ましい…。

またTOKYO MXで再放送してくんないかなぁ、録り直すので…。

 

 

――と、ひっそり観ている中、本作でミカを演じている川浪葉子さんの訃報が入ってきちゃいまして…。

個人的に、川浪さんは80'sアニメヒロインの一人だと思うんですよ。他にパッと思い付くところでは鶴ひろみさんとかね。

って事で……クラッシャー隊の一員として戦ってくれた川浪さんの功績を称え、全員敬礼!