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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

『デス・レース2050』を観ました。

 

アメリカ企業連合国=UCAが開催するデス・レース。アメリカ東部から西部を縦断するタイムを競うだけでなく、轢き殺した歩行者の数によりポイントが加算されるという、過酷で残酷なレースに人々は熱狂していた。

レースが始まり、疾走する5組のレーサーたち。一番人気はデス・レース最多出場であり、体中をサイボーグ化してまで参加するフランケンシュタイン。そんな彼のナビゲーターを務めるのは、政府に反旗を翻すレジスタンスの一人であるアニー。

ライバルを出し抜きながら、レジスタンスの妨害を受けながらレーサーたちは勝利を目指し……といったお話。

 

B級映画の名作と呼ばれる(時点でA級に比肩している)『デス・レース2000年』のリブート作品です。

「…デス・レース? ああ、ジェイソン・ステイサムが出てるヤツだろ?」という人も多そうですが……こちらの『デス・レース』(シリーズ)はリメイク作品、そして本作はリブート作品。

つまり、オリジナルの『~2000年』から派生した作品群と考えるのが良さげに思えます。

まぁ、この辺はあくまで個人的な解釈に過ぎないんですがね。何しろ、どっちの作品にもロジャー・コーマンさんがプロデューサーとして参加しているんだから、公式or非公式といった論争は不毛の極みなんでしょう。

 

とは言え、俺ッチはステイサムさんの『デス・レース』の方は一切見ていないんですが、あれらと本作を見た人であれば、オリジナル版との関連を強く感じるのは本作の方だと思います。

オリジナル版は1975年、本作は2017年の作品という事で、40年ものスパンを空けておきながら両作のビジュアルに大差がないのが驚けます

リブートとして、40年も前の作品と同じ事やるなら、作る側としては21世紀の最新技術を以て製作したい!と思うだろうに、これをやらないのは低予算を売りとする(?)ロジャー・コーマンさんのイズム?

全米が熱狂するほどのエンターテインメントでありながら参加するのはたったの5組(笑)ってのに始まり、レース用の車とかコスチュームとか、オリジナル版と大して変わらないんですよね。

オリジナル版の世界観を踏襲する意図があったのなら、リブートではなく続編にして欲しかったなぁ。

 

特に公言はなかった(と思う)けど、ストーリーとしてはオリジナル版と大同小異なので、リブート作品と呼ぶのが相応しいんでしょう。

そんな中、フランケンシュタインがレースに参加する目的がボヤけているように感じました。

オリジナル版ではレースに勝って大統領と握手する事が目的でしたが、本作のフランケンシュタインには最終目標がない、もしくは曖昧すぎるんですよ。そのせいか、終盤が近付くにつれて伴うハラハラ感が薄いように感じます。

結果的に世界が変わる終わり方は両作に共通していますが、その変わり方は70年代と10年代の違いというか、未来は明るく健全であるべきだという考え方が薄れてしまった表れなんですかねぇ…。

 

21世紀に復活させるには、あれだけアンモラルだった内容をマイルドにせざるを得ないだろうし、それじゃ別モノじゃん!と危惧する往年のファンも多かったでしょう。

…が、フタを開けてみればそんな懸念は無用、あの不謹慎極まりない世界観は健在。胡散臭い規制が増え続ける昨今の風潮に逆らうどころか、挑戦しているかのようです。これぞB級の特権というか(笑)。

ジャンル的にはカーアクションを装っているものの、正確にはアクションコメディなので、目くじらを立てた方が負けなんですよ。

 

もう一つの主役である車のデザインは、相変わらず最高です。

特A級映画であれば鋼板やらFRPを使ってツヤッツヤなボディに仕上げるんだろうけど、そんなのには程遠いダサカッコ良さが味があって好きです。

多くのマシンにはトゲや牙のような意匠が施されていて、近寄り難い雰囲気を与えます。さらには機銃やミサイルを装備して、僅かに(笑)カッコよく見えるものの、サッパリ使わないんだよね。

車の接触で殺した分しかポイントが加算されないのかなと思いきや、車を降りたドライバーが人を殺してもポイントが入るという…。

この辺の曖昧なルールについて討論するのも、本作の隠れた楽しみなのかもしれませんね。しないな…。

 

日本からも、70年代の変身ヒーローたちが乗ってたトンデモマシンを参加させたくなりますね。

今の目で見れば強烈なインパクトがある『イナズマン』のライジンゴーも、あれらに比べれば地味な方だね…。

 

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Blu-ray版の映像特典はメイキング等。

中でも、キャストによる自分の車の紹介が面白いです。総じて楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

*『ベルサイユのばら』の内容に関する記事ではありませんので悪しからず

 

 

おお、今日は2月1日=映画の日じゃないか、『ベルサイユのばら』を観に行くなら今日だな!と意気込んで映画館にレッツ&ゴー。

鑑賞料金が安くなる映画の日、しかも土曜日のせいか、お客さんの数はかなりのものでした。

映画が盛り上がっているんだから良い事じゃないか!という気持ちもあるんですが…。

 

世の中的にはどれほどのものなのかは知らないけど、このところ俺ッチが勤める会社では、コロナに感染して数日間の出勤停止を食らってる人が多いんですね。

これが頭をよぎり、『ベルばら』の座席もかなり埋まってたし、人が多い状況は避けたいなーという事で、映画館に足を運んでおきならコロナにビビッて退却したという話です(笑)。

感染するのはもちろん嫌だけど、年度末も近いし、残りの有給休暇を浪費するのが勿体なくてね。

まぁ、少し間を開けて平日に行きますよ。

 

ただ尻尾を巻いて帰るのも情けないので、プログラムだけ買ってきました。

他の関連グッズはさておき、個人的に映画を観ずにプログラムだけ買うのは邪道だと考えているので、これを買ったからには必ず観に行きますよ。

装丁はベルばら感に富んでいるというか、ゴージャス感が漂います。定価は1100円、こんなもんかな?

本編を観るまでは開けられないので、内容については全くの謎のままです(笑)。早く観てぇよぅ…!

『このこ誰の子?』面白れぇぇ!

 ↓

主題歌『悲しみは続かない』良いなぁ!

 ↓

つくづく大映ドラマの主題歌は名曲が多い!

 ↓

そのほとんどが洋楽のカバーだからオリジナルを聞きたい!というのが昨今のマイブーム。

その手始めとして、『ストリート・オブ・ファイヤー』のサントラを買いました。

よっぽど入れ込める作品でもなければサントラまで買う事はないけど、買ったという事はそれだけハマッている証なんだぜ!

サントラと銘打ってはいるけど、一般的なBGMというか劇伴は一切なく、作品内で流れる歌ありの楽曲だけしか収録されていないので、ボーカルアルバムと呼ぶ方が分かりやすいかも。

真の意味でのサントラが出てるのかどうかは知らぬっ。

 

もちろん目玉は『TONIGHT IT WHAT IS MEANS TO BE YOUNG』(邦題は『今夜は青春』)!

大映ドラマ変換(?)をすると『ヤヌスの鏡』の主題歌、椎名恵さんの『今夜はANGEL』。こっちを先に知っていたので、『今夜は青春』も2秒で好きになったよね。

 

『ストリート・~』はロックンロールの寓話だけあってか(?)、ボーカル入りの楽曲が多々使われています。

冒頭の『NOWHERE FAST』からカッコ良いんですよね。まさに、つかみはオッケー。

他にも、偶然知り合ったドゥーワップっていうのかな、ソレルズというグループがラストで歌う『I Can Dream About You』(邦題は『あなたを夢みて』)もいいんだけど、バスの中で歌う『COUNTDOWN TO LOVE』が地味に良いんですよね。サントラなんだからアカペラ版で収録して欲しかったところ。

…ああ~、この辺を聴いているとまた観たくなる、いや、観るだろうなぁ(何回目だよ…)。

 

期間限定、かつ今なら安いので買いだぜ!

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これは映画のサントラあるあるなんですが、↑も他の例に漏れず、曲の収録順が劇中とはサッパリ異なるのが昔っからモヤッとするんだよね。サントラは映画の追体験みたいなもんなんだから、流れた順に収録すれば良いのにと思うんだよ。

 

――という事で、流れた順番を調べてみました。

←の数字はCDのトラック番号、〈△〉の数字は劇中で流れた順番です。

 1.ノーホエア・ファースト〈1〉

 2.ソーサラー〈6〉

 3.ディーパー・アンド・ディーパー〈10〉

 4.カウントダウン・トゥ・ラヴ〈7〉

 5.ワン・バッド・スタッド〈4〉

 6.今夜は青春〈9〉

 7.ネヴァー・ビー・ユー〈3〉

 8.あなたを夢みて〈8〉

 9.ホールド・ザット・スネイク〈2〉 ←これは難しい!

 10.ブルー・シャドウズ〈5〉

…と、これが役に立つ地球人は皆無に等しい、否、いないだろうという豆知識でした。まぁ、極私的な備忘録という事で…。

 

近いうちに『フットルース』のサントラも欲しいなぁ。

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それと抱き合わせで、

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『スクール☆ウォーズ』と『不良少女とよばれて』が好きな人は、こっちも買いだぜ!

引き続き『このこ誰の子?』を観ています。

▲歌い出しと同時にタイトルが出るタイミングが完璧すぎる

 

いやー、やっぱり面白い。

回を追うごとに徐々にキャラが増える事で人物相関図(というか人間関係)も更新され、それに伴い様々な変化が訪れるおかげで、どんどんドラマの世界が広がっていく。正確には泥沼化していくというか(笑)。

とっくに古い作品ながら、連続ドラマとしての面白さは一級品です。

 

今のところは顔見せ程度の出番しかありませんが、梶芽衣子さん、梅宮辰夫さん、名古屋章さんあたりが登場すると大映ドラマ感が一気に強まります。絶対にチョイ役じゃ終わらないじゃん(笑)。

この辺の大映ドラマの常連さん方が出演しているという予備知識がなかったので、どこまでドラマに絡んでくるかも楽しみです。

 

――という事で、現在6話まで鑑賞。

葵が拓也にレイプされてしまう、おそらく全編を通した起承転結のうち“起”の部分なんでしょう。

つくづく思うのは、本作には真の悪人というものが(今のところ)登場しません。せいぜい、聖子のヒモをやってる元ボクサー崩れのヤクザな人くらい? まぁ、あれは悪人というよりクズか(笑)。

一見すれば、本作のストーリーを大きく動かすキーパーソンである拓也が大悪人に思われがちなんですが…。

拓也には拓也なりの苦しみや悲しみがあり、これまで欲しいものも手に入れられない、諦めや忍耐ばかりの人生でした。

そんな拓也が心底より手に入れたいと願ったのが葵で、これまで堪えてきた全てを生まれて初めて爆発させてしまった。そこには宗次郎へに対する当て付けがましい気持ちはなく(これがあったら邪悪)、ただ純粋に葵を欲しがりすぎたが故の衝動なのです。

そんな拓也の事情を見ていれば、犯罪者には違いないものの、悪人までとは断じにくいんですよね。その後の大後悔っぷりから、かなり猛省しているようだし。

…と、この辺、あくまでドラマというフィクションである事を前提として綴っていますからね? 昨今では虚実の境が付かない=ドラマの見方を知らない大きなお友達が増えているのでねー。

 

そんな拓也と、葵を巡ってバチバチになるのが宗次郎。

これが本当にいいヤツでね。常に葵を気に掛けているだけでなく、拓也の葵へを想いを知りながらも明るく接するのは若いながらも人間ができてるよなぁ(笑)。

葵と相思相愛な関係になった直後に例の事件が起き、拓也をブッ殺したいほど憎む気持ちがあっても、そこまで非情になれない優しさが痛々しくてね。

そんな宗次郎と、愛していながら卑怯な手段で葵を穢[ケガ]してしまった悔悟の念に駆られる拓也との、涙をボロボロ流しながらの決闘は、まさに“悲闘”と呼ぶに相応しい印象に残るシーンです。胸が苦しくなるので名シーンとは呼べませんが…。

 

本作を含む、この頃の大映ドラマは主題歌がいいのは常々言っていますが、使いどころも絶妙なんですよね。

様々な出来事があったけど、今回もあと3分を残すのみ……と思っているところに、クロージングとして主題歌が流れるのは不吉の予兆というか(笑)、次回に引っ張る新たな事件が勃発する事を意味します。

こういう黄金パターンに釣られ、否応なしにも次回が気になってしまう……大映ドラマの中毒性はこういうところにあるんだぜ!

 

スーパー余談ながら……今回の再放送に合わせて杉浦幸さんが本作について綴ってくれているのは、俺ッチの一人盛り上がりを後押ししてくれるみたいで嬉しいです。

ウン十年振りの岡本健一さんとのツーショットは激アツっ…!

杉浦さんの知る限り、実は本作が再放送されるのって今回が初(!)なんだそうですね……長生きはするものだなぁ。

『俺の空だぜ!若大将』を観ました。

 

雄一が勤める東海建設は、雄一の実家がある地域にマンション建設を計画する。その実態は、専務であり学生時代からの親友でもある石山の営業不振から来る尻拭いの一環だった。

父である久太郎を含めるマンション建設に反対する住人たちを相手に、立ち退きの交渉を命じられた雄一。中でも、銭湯の主人である常吉はなかなか首を縦に振らない。その中で、雄一は常吉の姪である節子と知り合う。

一方、雄一は京南大学で新たに発足されたスポーツ・パラシュート・クラブの顧問に就任。資金稼ぎのパーティーで再会した雄一と節子はいい雰囲気に。

後日、石山は立ち退き要請に応えない常吉を無視し、強引に建設工事を敢行する。常吉に怪我を負わせながら責任を感じない石山に怒った雄一は辞職を決意し……といったお話。

 

シリーズ第16作。

第13作から社会人編になり、藤岡琢也さんを始めとする仕事場の面々が新レギュラーとして参加してきましたが、何故か今作でバッサリとリストラされてしまいました。フジタクさん演じるゴマスリ上司は出しといても良かったんじゃないかなぁ。

にしても、本作で雄一が勤める東海建設って、社長と専務(=青大将)と秘書、そして雄一=4人しか登場しないんですよね。あの高層ビルは東海建設そのものではなく、テナントとして借りているにすぎないのかもしれません(笑)。

 

前作の予告編で”二代目若大将”とか持ち上げられていた大矢茂さんは、太田茂夫という役で今作にも続投。前作では大した活躍もなく、加山雄三さんの魅力や多才ぶりには遠く及びませんでした。重圧も半端じゃなかっただろうに、大変でしたね。

その反省からか、今作では若大将に似せたキャラにしなかったのは正解ですね。

それどころか、ションボリしている雄一に一喝する姿が新鮮です。何しろ、これまで雄一にキチンとダメ出しをする人っていなかったじゃないですか。雄一を叱ると言えば久太郎くらいですが、多くは逆ギレばかりで(笑)雄一の気持ちを慮[オモンパカ]ってのものではないし。

その点、太田は後輩ながらも悩んでいる雄一の迷いを断ち切らせるかのように、取っ組み合いに発展してでも本音をぶつけるのがいいんですよ。この喧嘩の決着に台詞がないのも巧い。

二代目若大将なんかじゃなく、石山や江口とは違う、雄一と腹を割って話せる年下の友人に昇華するくらいでちょうど良いと思うんだ。

…ただ、あの喧嘩のシーン、お前にはクラブのトレーナーを着る資格はないと言いつつ、ビリビリと引き裂いて太田を上裸にするのは何だったんだ、雄一よ(笑)?

 

雄一がスポーツに打ち込む姿はシリーズに不可欠な要素の一つで、今作でのそれは、なんとスカイダイビング。

これは社会人編になって目立つんだけど、吹き替え=加山さん本人が演じていないように見えてしまう画が多く見られるんだよね。社会人編になってスポーツシーンが今ひとつ盛り上がらないのは、こういうところなんじゃないかな。

他に乗馬のシーンもありますが、こちらはもちろん本人。けっこうなスピードを出しながら乗りこなしているのはさすがです。

 

にしても、シリーズ開始時に比べて加山雄三さんもずいぶん歳を取りました。

そのため、もちろん顔にも変化があるものですが、どことな〜く関根勤さんがチラつく時がある(特に口元から下)のは気のせいですかね?

 

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もう10年も前に(!)当ブログで綴った、クレオスの『ベースホワイト』に関する記事には未だにアクセスがあるんですよ。その大半以上はタイトル詐欺に遭った気分になってるかもしれませんが(笑)。

今回はその続編のような記事です。

 

こないだオモチャ屋さんをウロついていたところ、

こんなチラシを見つけたんですね。別名、中級者以上なら誰でも知ってる事しか書いてないから手に取らないやつ。

…と思い込むのは早合点で、初心に帰ったつもりで読んでみると新しい発見があるものです。

 

その中で、ためになったのは『ベースホワイト』に関して。

これを読むと、やっぱり『ベースホワイト』ってサーフェイサーというより塗料に近かったんだなと。メーカーのオフィシャルな紹介なんだから違いないはず。

ここで紛らわしいのは、

 Mr.ベースホワイト1000

 Mr.ホワイトサーフェイサー1000

という商品がある点。

紛らわしいというより、言い回しが違うだけで結局は同じじゃない?と思うよね(笑)。

 

そう思う人も少なくないのか、クレオスも見解を出していますが、

っつー事なんだって。

これで両者の番手が同じなのは謎を深める…。

 

――にしても、これらのamazonでの販売ページを張ろうと思ったんだけど、転売屋による上乗せ価格ばかりだったので止めました。

ガンプラはそんなのばっかだけど、ガンプラユーザーはパチ組み派が多いらしい(笑)からニッパー以外には用はないんだし、塗料ごときを商材になんかする?と思うんだよね。大した利鞘もなかろうに、よくもまぁ…。

少し前、当ブログで『スタア誕生』や『花嫁衣装は誰が着る』について綴った記事のアクセスが爆増したんですね(っつっても二桁前後ですが)。

10年以上も前の記事に何を今さらと思いきや、このところTOKYO MXの早朝にあの辺の大映ドラマが再放送されてたようで、どうやら&おそらく、それが引き金になってたのかなと。

今回の再放送を機に、初めて見知りしたという方々よ……どうだい、大映ドラマは面白いだろう?

 

『スタア誕生』『花嫁衣装は誰が着る』『ヤヌスの鏡』と続いていたようですが、ここに来て『このこ誰の子?』が今日からスタートしました。

▲“この子”ではなく、“このこ”が正解

 

葵と宗次郎は幼馴染みの高校生。顔を合わせるごとに喧嘩しながらも仲睦まじい姿は、級友どころかお互いの家族にも冷やかされるほどの公認の仲。

しかし、葵は宗次郎を幼馴染み以上に捉え始め、宗次郎もまた似たような感情を葵に抱いていた。

ある日、宗次郎の義母である百合の弟の拓也が上京、宗次郎の家族と暮らす事になる。

拓也は初めて会った葵に一瞬で心を奪われる。葵と交際したいと申し出てきた拓也に宗次郎は……というのが1話の内容。

 

レイプされ、望まぬ妊娠をした葵が云々というのが、ざっくりながら全編を通したストーリー。

昔からレイプ要素がある作品は苦手なので本作はスルーしてたけど、そんな胸クソ悪い発端を乗り越えれば絶対に面白く感じる大映ドラマを信じて(?)観る気になった次第です。

何しろ、ずいぶんいい歳こいていながら『もう誰も愛さない』の1話が後を引きずって(令和の今に見ても迫真すぎる)、2話を観るまでに3日以上スパンを空けてしまった俺ッチなのでね(笑)。

 

話は戻りますが、1話の時点ではそんな描写は一切なく、割と平和に終わってくれました。まだ容赦してくれてますね(笑)。

始まったばかりなので登場キャラは少なめながら、人物相関図はさっそく入り組んでいます。

手っ取り早いところで、宗次郎の家族=新藤家は父・母・姉・そして宗次郎で構成されていますが、母=百合は父の再婚相手、姉と宗次郎は父の連れ子、そこに百合の弟である拓也が新藤家に加わる。

そして百合と拓也には暗い過去があったようで……と、この辺の謎引っ張りの巧みさが大映ドラマの魅力です。

ほらほら、こういう構図とかTHE大映ドラマ!

つまんねぇなと思っても3話くらい見て下さいよ、気が付けば最終回まで見終えてるから(笑)。

 

主人公の葵を演じるのは『ヤヌスの鏡』に続き、杉浦幸さん。

『ヤヌス~』ではあんなキャラ(笑)でしたが、本作を見ればただただ可愛い!としか思いません。『ヤヌス~』で相当鍛えられたからでしょうか、本作では場慣れして余裕が生まれているせいか、笑顔が可愛いんですよ。

…そんな子を地獄に叩き落す鬼畜のごとき大映ドラマ、本当にゾクゾクします(笑)。

 

大映ドラマの楽しみの一つは主題歌。

本作のそれは、フジテレビでの大映ドラマの主題歌を多く担当している椎名恵さんの『悲しみは続かない』。

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他にもいい曲が多々あるんだよね。

個人的には『ヤヌスの鏡』の『今夜はANGEL』が大ぇ好き。『ストリート・オブ・ファイヤー』が好きになったのはこれのおかげ。

そんな主題歌群を集めたCDもあるにはあるんですが、

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『~TBS編』は大丈夫だけど、『~フジテレビ編』は品切れかよ。再入荷まで待ってくれ!

 

――というわけで、久々に熱いドラマの放送にテンションが上がってます。嗚呼、続きが気になりすぎる!

余談ながら、本作の後に放送するとしたら『アリエスの乙女たち』かな? 

ぜひ『プロゴルファー祈子』まで放送してくれ、いのりこぉぉー!

 

 

☆ 追記 ☆

…という俺ッチの祈りが通じたのか、『このこ~』の後番組は、ななんと『プロゴルファー祈子』がクルーッ! TOKYO MXさん、分かってらっしゃる!

2月13日のド早朝5:10、5番アイアン片手に全力待機な!

何とな~く再見したくなった『ジュラシック・パーク』。

吹替版で2回目の鑑賞です。

 

前回の鑑賞記はコチラ

 

初めて観た時のビジュアルショックは薄れてしまうものですが、未だに圧倒される画が多く感じます。ようやくアニマトロニクス=恐竜ロボットの動きが少々ぎこちないかな?と思うようになった程度の、幼稚なアラ探しくらいしかできないくらい。

ビジュアルだけではなくテーマやメッセージに関しても、傲慢という言葉がこの世から消えない限りはまだまだ味がする、まさにエンタメ映画の見本です。

2年おきくらいでも、定期的にテレビ放送していい作品だと思うんだよ。

 

一行が初めて恐竜=ブラキオサウルスを目の当たりにするシーンは何度見てもゾクゾクします。

この時のアランとエリーが本当にいい顔をしているんですよね。

公開当時=リアルタイムで本作を観て衝撃を受けた我々の表情を代弁(?)しているかのようです。

 

表情と言えば、ティムとレックスの恐怖におののく芝居も素晴らしい。あの顔から伝わる緊迫感は半端じゃありません。

そんな二人と行動する事が多いアランは子供嫌いでしたが、苦難を共にして信頼し合える関係になっているのも好きです。

祖父であるハモンドではなく、アランに身を寄せて二人が眠るラストにはほっこりしますね。

 

クライマックス、4人がヴェロキラプトル=ラプターに追いつめられたところにティラノサウルスが現れるところで、例のテーマ音楽を流すのはチト違うんじゃないかと。

まるで正義のヒーローが参上した時の演出に感泣しちゃう人もいるんだろうけど、ティラノさんは別にこっちの味方じゃないんですよ…。

 

ところで、ティラノサウルスが“T-レックス”と呼ばれている事に関して。

T-レックスってはティラノサウルスの俗称orあだ名なんじゃないの?と思っていたんですが……正式名称は”ティラノサウルス・レックス”なんだそうで、“ティラノサウルス”は属名、“レックス”は種名なんだそうです。

車で例えれば、

 ランボルギーニ:カウンタック

 ティラノサウルス:レックス

みたいなモンかな(笑)?

今のところはレックス種しか確認されていないから、単に“ティラノサウルス”だけでアイツの事だと通じるんだそうです。

…久々に調べてみたけど恐竜界隈は深いな!

 

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吹替版の配信はないみたい。

今回はBlu-ray版での吹替版を観ましたが、やっぱり情報量が変わりますね。

ブロントサウルスが今ではアパトサウルスだという旨の台詞があったので調べてみれば、ブロントサウルスとアパトサウルスは同属なので、先に見つかったアパトサウルスが正式名称になったようです。

…小うるせぇ御託なんざ要らねぇ、オジサンなら”ブロントザウルス”呼びが正解なんだぜ!

しょうもねぇオモチャが付属するせいで、3630円というトンデモ価格になった『宇宙船 Vol.187』。

人生の半分以上の間に渡り定期購読をしているから仕方なしに買ったものの、心中穏やかではいられません。

 

何がそんなにムカつくの?と聞かれれば、ただでさえ定価が無駄に高いと感じているのに加え、変な付録のせいで本誌が傷んでしまうからです。

本誌と付録の抱き合わせ方法は書店の裁量に委ねられるもののようですが、おそらく世の中の9割の書店は、付録を本誌に挟んで輪ゴム留めした上で陳列すると思います。

能率的に陳列させる事を優先するから本誌へのダメージは二の次に、そういう抱き合わせ方にせざるを得ない本屋さんの苦悩もなるべく理解してあげたいんですがね。

だからって、個人的にはそんな状態の悪いボロっちぃ本に3000円以上どころか500円だって払いたくねぇんだよ。

 

顔見知りの店長さんと話したところ、通常『宇宙船』は発売日には20冊くらいは入荷するんですが、今号の入荷数はななんと2冊だったんだとか。ここで朝日ソノラマ時代に逆行かよ!という話が通じる人がどれほどいるのやら(笑)。

おそらく新しい入荷はないとの事で、仕方なくもう1軒回ってみましたが、やはりこちらも輪ゴム留め。入荷数も5冊程度だったそうで(在庫数だったかも)、総じて書店での入荷数は少ないって事なのかな?

書店で状態が悪いものしか売ってないならネットで買いたいところですが、現在=発売日の時点でネットではもう売り切れのお店が多く、これらの話を統合すれば、今、目の前にあるものが世の中の全てかも?という強迫観念の下、容赦ない輪ゴム留めのものを買ってしまい自己嫌悪です。

たとえラスト1冊でも状態が悪ければ買わないというポリシーを抱く、この俺ッチがだぜ?

今号は普段よりも世に出回る数がスゲー少なさそうだ…。

 

まぁ、ネット上でも売っていない事はないんですよ。

ただ、

みんな大好き転売品というね(笑)。

俺ッチのように本誌だけが欲しい人、もしくは付録だけが欲しい人も世の中にはいます。

片方は要らないから欲しい人に譲りたい、でも定価が高かったから折半できれば助かる――これこそが転売のあるべき姿だよね。いや、転売とは違うか、シェアと呼ぶ方が正しいかな?

もちろんオモチャが付属して大喜びする読者もいるでしょうが、これだけの転売品が出回っているのは、本誌+付録=両方は要らないと感じている人が存在するという、小さくも確固たる証拠でもあります。

何にせよ、今までついて来てくれた読者の全てが付録のオモチャを欲しがるだろうと思い込む編集部の脳みそがスカスカすぎて失望します。

発行しているのはホビージャパンなんだし、誌上通販にすればいいんだよな。転売屋が群がりにくい限定販売の手段だと思うんだけど。

 

「転売対策をしないメーカーが悪い!」という幼稚な恨み言をよく目にしますが、こういう売り方も転売ブームを加速させる一因です。

ダメな会社ではないにしても、ずいぶん嫌らしい会社に成り下がったね、バンダイよ。

こういうのってホビージャパンじゃなくて、バンダイがそそのかしているんじゃないかと勝手に思ってます。

 

にしても、

を見て思うのは、まぁオモチャバカとはオモチャ以外に目を向けないものだから、肝心の本誌には価値を見い出せずに売っちゃうんだろうけど、その値段に驚けます。

近頃の『宇宙船』はとっくに2000円オーバーしていますが、そんな値段を付けている人は皆無。↑で本誌を出品している人は、確実に捌けそうな値段として1000円台で設定しているのかもしれません。

つまり、それだけ本誌の内容が薄いと感じられているという事実&危機感を『宇宙船』編集部は気付けているんだろうか?と。

このところの『宇宙船』には不満を感じる事が増えながらも看過していましたが、ちょっと今回は読者アンケートでも出して説教でも垂れてやろうと思ってます。

 

――という事で、付録のゴチゾウは売っちゃうつもりだけど、次号の『宇宙船』の発売前後=新品市場から消えるあたりで手放すのがいいタイミングかな?

これまでの付録にあったライドケミーカード2X2=4枚も含め、1万円くらいで買ってくれればソッコー譲っちゃうところです。

欲しい方はご一報を…。

 

 

☆ 追記 ☆

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発売日直後はソッコー売り切れたけど、今では普通に売ってますね。ちなみに、↑で聞いてみた本屋では、やっぱり再入荷はありませんでしたが。

件のゴチゾウを3630円以上で買おうとしてる人、そこまで貪欲にならなくてもまだ大丈夫ですよー?

ローカル局やBS等で古い作品をテレビ放送する際には、決まって”現代には相応しくない表現を含んでいるけど、修整せずに放送するよ”といった旨の断りが入ります。

まぁ、主にはクレームを入れる=他人を困らせて愉悦に浸る悪趣味なバカに向けた警句ですね。だって、わざわざ昔の作品を見るような人がその辺にイチャモンを付けるはずもないでしょ?

そもそも、古い作品の再放送に対するこの手のクレームって、どれくらい来るのかねぇ。

 

そんな一言をお手軽な免罪符にしたいのは分かるんだけど、昔の作品の全てを一緒くたにするのってどうなんだろうと。

ロクに内容も見ず、ただとりあえず的に、もはやシステムとして言ってるに過ぎないんですよね。

なら、先に放送された作品内のどれが現代に通用しない描写だったの?と、こっちに関して聞き込みたいくらい(笑)。

 

BSで『金田一耕助シリーズ』が放送されていたんですよ。

こちらも例にもれず、本編の放送前には毎回、

といった警句が表示されます。

この断りの通り、ふた昔前のように本編では放送禁止(or自粛)用語が消される=修整される事はありません。

 

ただ、それはあくまでセリフに関してのみの話。

金田一作品では男女の痴情のもつれから始まる事件が多いせいか(笑)、その手の描写も次第に過激化し、女性がジジイに見ぐるみを剥がされるというシーンもお約束化して行きます。

そして、そういうシーンに出てくるオッパイには修整=ボカシを入れて放送しています。

…おいおい&こらこら、時代背景や製作者の意図を尊重するとか言ってなかったっけ?と。

同じBSでも、こういうのを修整しない局もあるし、この辺の差がどうも腑に落ちなくってね。

 

今や絶滅した、いわゆる2時間ドラマの多くには決まってお色気シーンがあったようです(断言できるほどキチンとは見ていないので…)。無意味にオッパイシーンを取り入れるのも、いわゆる数字取りの一環だったんでしょう。

かなり下衆ではあるものの、それも“製作者の意図”として作られたものには違いありません

そこに修整を入れる時点で1ミリの尊重も感じないし、そもそも製作者の意図なんかどうやって知り得たんだと(もちろん”製作者”はたった一人ではないし)。

自分らの都合の良いように他人の作品を修整&加工しているんだから、あんなスカした警句なんか最初から要らないんですよ。

 

余談ながら……だいぶ昔、NHK=BSプレミアムで『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』が放送された時は、冒頭に映像に修整を入れているよという旨の警句がありました。

綾波がでっかくなった時の乳首がマズいんだろうなーと思いながら観進めていると、意外にもこれに修整はナシ。実際にボカシが入っていたのは綾波の腕が落ちた際に描かれていた切断(溶断?)面でした。

 

俺ッチは業界人ではないので詳しい事情は知り得ませんが、ああいう基準って誰がどうやって決めているんだろうね。まぁ、知ったところで納得もしないんだけど。

何にせよ、視聴対象を限定しないテレビドラマごときに修整を入れられるとシラケた気分になっちゃうんだよ。