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支離滅裂

2019年版『チャーリーズ・エンジェル』を観ました。

 

ブロック社が開発した新しいエネルギーデバイス、カリスト。エンジニアのエレーナはカリストにある欠陥の矯正を具申するが、上司のフレミングに却下される。

エレーナはこの件を内部告発するためタウンゼント・エージェンシーのボスレーに相談を持ち掛けたところ、殺し屋に命を狙われる。ボスレーは殺されてしまうが、二人の女性がエレーナを救い出す。二人の名はサビーナとジェーン。そして彼女らの正体は、チャーリーズ・エンジェルとしてタウンゼント・エージェンシーに所属する凄腕のエージェントだった。

新たなボスレーの下、サビーナとジェーンはエレーナを連れて調査を続行。カリストを兵器に転用できる事を知るフレミングを追う3人は、事件を裏で操る意外な人物が黒幕である事に気付き始め……といったお話。

 

個人的に2000年版の『チャーリーズ・エンジェル』は、00年代アクション作品としては絶対に外せない作品です。もちろん続編たる『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』もね。

そこから16年のスパンを空け、スタッフ&キャストも一新された本作。確か劇場公開時はコロナ禍もたけなわだったせいで観に行かなかったんだよね。

予告編等を見る限り、少々の不安を抱いたものですが、観もせずにああだこうだ言うのはフェアじゃないと思うので、文句を言うためにもまずは一見しないとね(笑)。

前シリーズから主演、かつ製作総指揮を務めていたドリュー・バリモアさんの名もある事だし、そこまでヒドいものでもないだろうと願いつつ…。

 

で、今回の鑑賞で今さら知ったのは、お得意のリブート作品じゃないんだ?と。

つっても、強引に前作(映画版やテレビシリーズ)との繋がりを持たせている程度で、そんな嫌らしい真似をするくらいなら潔くリブートとしておけばいいんだよな。こちとら、あれっぱかしで懐かしさにウルッとするほどチョロかねぇんだぜ?

 

一例として挙げると、

 ・『ロボコップ』('87)と『ロボコップ』('14)

 ・『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』(’05)と『ファンタスティック・フォー』('15)

 ・ダニエル・クレイグさん主演のOO7シリーズ

そして本作。

総じてこれらのオリジナル版はユーモアに富んだ作品でありながら、リメイクやらリブートとして作り直すとなると、どうして真面目くさった作風にしちゃうんだろうと。

辻褄を合わせる事にばかり重きを置きすぎてるせいか痛快感に欠けるんだよね。

クールでスマートなのが今風のカッコ良さなのかもしれないけど、スカシてんじゃねぇと(笑)。

本作もそんな悪風の例に漏れずで、よく笑い、よくセクシーに(?)、よく戦うという前シリーズのノリが大好きだった俺ッチとしては、その辺の堅苦しさにフラストレーションを感じます。

 

赤の他人が主観たっぷりにオリジナル版の設定を改竄&後付けしちゃう昨今の悪癖は本作でも健在です。ガンダムとかマーベル、スター・ウォーズあたりが毒されてるヤツ(笑)。

タウンゼント探偵事務所が今や各地に存在するまでに大きくなっていたり、指示役であるボスレーの名がコードネームだったり、世界観を広げるためのアイデアとしては良いかもしれませんが、せいぜいその程度。

エンジェルの行動範囲はアメリカ国内だけで十分だと思うんですよ。

 

基本的にチャーリーズ・エンジェルは三人一組が(暗黙の)原則だと思っていましたが、そんな決まり事も取っ払ってます。本作の場合は2.5人組とでもいうか、サビーネとジェーンのコンビにヘルプとしてエレーナが参加するような形。

ただ、エレーナはエンジェルの見習いでもなく、あくまでクライアントにすぎないのに、タウンゼント・エージェンシーの内部事情を見せびらかしすぎでしょ。

その後、エレーナは正式にスカウトされエンジェルになったようですが……頭と体ばかりを鍛えるのはそこそこに、エンジェルの捜査テクニックの基本である色仕掛けの訓練も忘れずにな(笑)!

 

これはテレビ版=オリジナル版からあったのかな、エンジェルたちの変装、言い換えればセクシーなコスプレ七変化は『チャーリーズ・エンジェル』という作品の特徴であり見どころです。これは断言。

ちょっとばかりセクシーな恰好で相手を油断させる捜査テクニックでありつつ、男ってチョロいなという皮肉も含んでいるので(鼻の下を伸ばしているだけの男はこれに気付けない)、これをなくしてどうするのさ。

女性の権利だの性的云々とか言い出す連中に対する抑止策なんだろうけどね。今の時代に相応しくないとか言って、オリジナルの設定を改竄してまでリメイクをする事自体がナンセンスでもあるんだし、だったら最初から新しい企画でやればいいんです。

スタッフも女性が多く見受けられるだけでなく、お話的にも女性の悪人は皆無(そういえば!)ってんだから、女性が女性をヨイショするために作った感すらあります。

前作が男に媚びた作品だというのなら、本作は女性に媚びている作品であるように思えました。

仮に続編が決まったとして、こんなノリを続けるようならドリュー・バリモアさんは製作から降りて欲しい…。

 

チャーリーズ・エンジェルとは、平たく言えばスパイみたいなものなので、敵を欺くのが常套手段。

それは劇中だけの話ではなく、映画として観ている我々も誰が敵で誰が味方なのか?と惑わせるのもスパイ映画の王道です。

本作もその例に漏れませんが、こればっかなんだよね。伏線や説明も少なく、今までの行動は芝居でしたという展開は夢落ちに近い禁じ手だと思うんだよ。ひと言くらい言い残せる余裕もあったよね、そっちのボスレーさん?

 

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Blu-ray版は未公開やらNGシーンやら、映像特典が多め。

本作に対するドリューさんの見解を知りたかったんだけどなー…。

 

ところで……明確に似てるとは言わないけど、殺し屋のホダック(ジョナサン・タッカーさんという方が演じているそうな)を見てると岡田准一さんを思い出すんだよ……俺ッチだけ?

続編の臭わせがないわけではなかったけど、お話として一応の完結を見た『量産型リコ』(シリーズ)。

主人公を演じていた与田祐希さんも乃木坂46を卒業したし、次はもうないだろうなー……と思っていたところに、続編にして続編にあらず(?)な新シリーズ『量産型ルカ ―プラモ部員の青き逆襲―』が始まるそうな。

賀喜遥香さん&筒井あやめさんという、現役バリバリで乃木坂46をやってる二人がダブル主演。選抜の常連で忙しい部類に入る人たちだってのに、よくもまぁ。
そういえば、かっきーは多少プラモをかじってる的な話を『乃木坂工事中』で言ってたっけね、プラモ=オジサン趣味という認識で(笑)。
 
そんな贅沢なキャスティングではあるものの、ここで思うのは……5期生じゃないんだ?と。
かっきー&めんちゃんの組み合わせは絶妙に思えるんだけど、とっくにベテランの域に達しているせいか、高校生の役にはチト無理を感じてしまってね。
正~直、2年遅かったなぁと。
 
…なら、5期生だったとして誰なら良かったんだYO!とツッコまれそうなので、ドあくまで個人的なイメージで想像してみました。かつ、声を出せるのも鑑みています。
 ◎:てれぱん
 〇:なぎ
 ▲:あーや
 △:いろり
いきなり競馬の予想マークで表してますが(笑)。
本命と対抗は共にアートに精通している(かつオタク的風潮もある)ところから。
単穴は、確かリコザクを組んでたって話を見聞きした記憶があるので(チト曖昧)。
連下は芝居に精通している印象がある事から、変な役(笑)にも対応できるかなと。
…と、異論はあるでしょうが、あくまで絶対に実現しない妄想なので真に受けぬよう…。
 
まぁ誰が出ようが、この作品の出演をきっかけにプラモへの興味が高まったり、果ては乃木坂プラモ部なんてのが発足されるなんて事はないでしょう。
そういうのはLINKL PLANETが担う部分ですし(笑)。
あとは、ミーグリでプラモオジサンによるマンスプレイニングに備えて、今のうちから対策を練っておくといいと思います(笑)。
与田ちゃんの時はどんなだったのかな?
 
スポンサーはバンダイなので、バンプラばかりに偏ってしまうのは目に見えてますが、他のメーカーのキットも多めにフィーチャーして欲しいかな。
アオシマの楽プラなんて、ガンプラに比肩するくらいにユーザーフレンドリーなキットだと思うんだよ。
 
他のキャストも気になるところです。
やっさん=田中要次さんはハマり役だったけど、ボバさんに代われるのは誰だろう…?
地味なところでは、アオやちえみを演じていた石田悠佳さん&石川恵里加さんらもLINKL PLANETを卒業するようなので(あの薄情な企画がきっかけだったのかな)、こちらの続投もないでしょうね。
今は続報を待つのみ!

『怪談』を観ました。

日本に伝わる怪談は多々ある中、本作は小泉八雲さんが執筆した『怪談』の中から4編を映画化したオムニバス作品です。

 

いつもの粗筋はざっくり&短めに。

第1編『黒髪』

 貧しい暮らしに耐えかねて妻を捨てた男が帰ってくる話

第2編『雪女』

 吹雪の中で出会った女と瓜二つの女と結婚した男の話

第3編『耳無し芳一の話』

 平家の祟りに遭った、めくらの琵琶法師の話

第4編『茶碗の中』

 茶碗の水面に映った見知らぬ男が実際に現れる話

 

タイトルもズバリの怪談という事で、れっきとしたホラー映画なんですが……“ホラー映画”なんて現代的な言い回しに期待しながら見ると、大して怖さは感じないかもしれません。

でも、怪談の醍醐味って“ドキッ”とか“ヒヤッ”というより、ゾ〜ッとするような感覚の方が強いじゃないですか。ジワジワ来る不気味さというか。

とは言え、僅かながらもハッとするシーンもあるし、古いながらも恐怖映画としてのツボは抑えているので、静かな夜に一人で観るのがオススメです。

 

1965年の作品なので、もちろん古さはあるものの、画の雰囲気がクールなんですよ。オープニングクレジットも美しい。

つーか、昔の話なんだから古さを感じさせる要素が多い方が説得力も生まれますしね。

ちなみに尺は182分もあるので、1日の終わりに時間を気にせずゆっくり観るのがいいと思います。もしくは、オムニバス作品なので、1日1編づつ見るのもアリかもしれませんね。

 

全編を通し、ほぼ全てがセットなんですが、この出来が実にいい。

スタジオの広さも尋常ではなく、しっかり奥行きも感じさせてくれます。なおかつ、これらを画面サイズの横いっぱいに使って見せるので、これは映画館で観たかったなぁと思わせます。

そんなセットが、見ように寄っちゃチャチぃと感じる人がいてもおかしくはありません。所詮は屋内で撮ったものですから奥行きにも限界はあるし、例えば空を初めとする背景がモロに絵なのは白けそうなところです。

ただ、本作のベースが絵物語であり、その世界観を残しながら実写化=絵の雰囲気を再現したと言われれば納得できるどころか、むしろ巧い表現だなと。

『耳無し芳一の話』の序盤にある壇ノ浦の戦いや、『雪女』での夜空に浮かぶ目のようなものは、屋外で撮るものより雰囲気があって見入ってしまいます。

 

全4編中、最もフィーチャー度が高いのが『耳無し芳一の話』。尺が最も長いだけでなく、お話の流れとしても端折ってる感が全くなく、じっくり描いています。

芳一の幸薄さが可哀想すぎてね、涙を誘うものではないんだけど、見ていて胸が苦しくなるような感じ。

めくらで慎ましく暮らしているのに平家の霊に祟られるのも気の毒な話で、そんな芳一が全身に般若心経を書き写された姿は痛々しさすら感じます。子供の時分だったら、絶対に寝る前に思い出しちゃうやつ(笑)。

そこから悲劇に繋がるまでの話は割愛しますが……映画としてビジュアル化されると、大きな不条理がある事に気付きます。それ気付いてないワケないでしょ!と。住職さん、アンタの責任はずいぶん重いんだぜ…。

 

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あれ、配信版が出てこないなぁ。amazonのプライム会員であれば見れるんですが…。

俺ッチはNHKのBSプレミアムで放送したものを観たんですが、久しぶりに夏にでも放送しないかな?

何にせよ、本作を観る際は静かな夜に、かつテレビで楽しむのをオススメします。スマホの小っせぇ画面で見ても、何の感慨も湧かないつまんねぇ映画で終わりますよ?

TOKYO MXの早朝5時より放送しているスーパー大映タイム(←当ブログ限定の呼称です)。

『こまらせないで!』に続くのは『ザ・スクールコップ』です。『アリエスの乙女たち』、なかなかやらないなぁ…。

 

警察で将来も嘱望されている山下は、次々に問題を起こした挙げ句に署長の座を降ろされ閑職に追いやられる。

が、これはある目的を遂行しようという山下の思惑通りの事だった。とある事件をきっかけに、山下は青少年たちの悩みの温床となる学校への潜入捜査を提案するものの、警察の権威や体裁ばかりを気に掛け反対する上司たちに嫌気が差していたのだ。

説得を諦め、違法と知りつつも山下は独自に計画の実行を決意。山下の熱意に心を打たれ協力を惜しまない人々が集まり、今ここに、闇の潜入捜査班が結成される……といったお話。

 

未成年ばかりで構成されているものの、学校も立派な社会の一つです。そこで何が行われようとも、警察どころか大人が介入できないどころか、調査すらままなりません。

それをやろうとする有志が集まった、闇の潜入捜査班の活躍を描いた作品です。

まぁ似たところで、特命刑事が学生を装って事件を調査する『スケバン刑事』がチラつきますね。

 

学生に成りすまして生徒や校内を調査する、『スケバン刑事』でいうところの麻宮サキに当たるのが恵子と富子なんですが……ここで本作に感じるフラストレーションとして、闇の潜入捜査班の人員構成が挙げられます。

捜査班の全8人中6人は警察や少年院の職員で、こちらは成人した上で教育者でもあるのに対し、学生として潜入する未成年の捜査員がたった2人ってのが少なすぎやしませんか?と。

生徒=子供同士として共感した上で本音を引き出せるのもまた子供。恵子と富子でなければ番長の丸藤の本音も聞き出せたなかっただろうし、そういう意味で捜査には最も重要な役回りだと思うんですよ。もちろん事件を根っこから解決するのは大人なんですが。

腕っぷしには自信があるようで、10人くらいに囲まれての大乱戦に陥った際、たった2人で戦った上で勝利するのはフィクションの度が過ぎると思うんだよ。アクションドラマと割り切ってくれるならまだしも、だったら主役はこの二人になっちゃうし。

大人:子供の比率が4:4、せめて5:3人くらいでも良かったように思えます。

余談ながら、恵子と富子を演じるのはそれぞれ、伊藤かずえさんと仁藤優子さん(おおっ…)。まぁ、恵子の方はかずえさんという時点で、どんな窮地に陥ろうが1ミリの不安もよぎりません(笑)。

 

”現代の仕置人”なんてワードが出てくるからには必殺シリーズよろしく、クライマックスに大立ち回りがあるんだろうと想像する人は少なくないと思います。

そんなカタルシスを今か今かと待ち通しながら観ていても、それがやっと出てくるのは5話ってんだから、ずいぶん引っ張るなぁと。

本作が勧善懲悪としてスカッとしにくいのは、ここにあるんだよね。どちらかと言えば、犯人捜しに重きを置いた刑事ドラマになるのかなぁ。

 

ビデオ撮影による映像もコメディ色を色濃くしているし、どうも大映ドラマって感じがしないな~とも思う人も少なくないと思います。

が、これを見てしまえばいかにも大映ドラマ、それどころか最強すぎる布陣で、まさに大映ドラマオールスターズが集う超豪華な作品なのです。ほとんどが毎回登場するレギュラーってんだから、そりゃもう!

そんなキャストを見る限り、どうもあの泣き虫先生のお話を思い出しますが、それもそのはず、

タイトルロゴもどことな~く似てませんか(笑)?

本作の三浦洋一さんとマッハ文朱さんを、それぞれ山下真司さんと和田アキ子さんに入れ替えたら……もうそのまんまやん!

 

にしても…岡田奈々さん、登場するシーンの7割くらいは走ってるな…。

『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』を観ました。

『魔法つかいプリキュア‼~MIRAI DAYS~』放送直前の特番内で、本編を丸ごと放送していたのでね。

 

魔法学校の校長より、魔法界で行われる大魔法フェスティバルに誘われたみらいたち。

100年に一度だけ復活し、一人だけの願いを叶える魔法石に願いを込めるのが最大のイベントだ。大勢の参加者たちの中からモフルンが選ばれるが、あまりに無欲な願いのため、校長は困り顔。

そんな中、全ての魔法つかいを滅ぼそうとするダークマターが会場を襲う。みらいとリコは魔法つかいプリキュアに変身して立ち向かうが、圧倒的な力に敗れ去り、魔法石と共にモフルンまで連れ去られてしまい……といったお話。

 

10年近く経って続編が作られるくらいだし、『魔法つかいプリキュア!』という作品が良作とされる理由は何となく分かります。

が、個人的にはチト苦手でね。他のプリキュア作品に比べるとクサいというか、何故か『まほプリ』だけは照れを感じて正視できないんですよ(笑)。お話を根幹をなす、みらいとリコの友情物語とか特にね。

映画版である本作が描いているのは、みらいとモフルンとの“友情”……というより“絆”かな?

人生の半分以上を共に過ごしているみらいとモフルンは、常にお互いを大事にした上で相手の幸せを願っているけど、それよりももっと根っこにある、まずは一緒にいたいという気持ちをストレートに伝えるのが見どころです……が、こういうところが照れくさいんだよね(笑)。

 

本作のゲスト、かつキーパーソンであるクマタとダークマター。ちょっとしたダジャレを解せる人であれば、両者の関係にも気付けると思います(笑)。

本作は孤独という病を患ったクマタが健全になるまでのお話です。

はぐれ者のクマタが世の中を憎み、背を向けるのは孤独が理由でした。魔法がつかえるせいで異端視された挙げ句にクマタは孤独になり、その寂しさから人格を歪ませます。

でも、クマタにとってのモフルンのように、自分を理解した上で受け入れてくれる人は必ずいるはずなんですよ。世の中って意外と広いんだし。

幼児向けでありつつ、実は根暗な中学生の悩みを題材にしているようにも思えます(笑)。

 

テレビシリーズも作画クオリティは十分高いと思えますが、映画ともなればそれ以上。特にキャラの表情の豊かさが秀逸で、実に活き活きしている!

本作で作画監督を担当している上野ケンさんって、そこまで詳しくないんだけど、かなりいい絵を描かれるんだよね。手癖を見る限り、キュアモフルンはこの人のデザインなのかな? いつかシリーズのキャラデザからやって欲しいなぁ。

 

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ところで本作と言えば、挿入歌を歌っている、AKB48時代の渡辺麻友さんの起用が印象深いです。

本編=テレビシリーズでも本人役として出演していたのを思い出しますが、あれを見る限り、まゆゆさんは我々の住む世界=ナシマホウ界の住人ではなさそうな臭わせ方をしていました。

そう、まゆゆさんが芸能界を引退した理由は、人間界から魔法界へ帰るためだったのです……と思い込む方が夢があるだろう?

パチラーをとうに卒業し、さらに本格的に塗装を始めたい人はエアブラシの導入を検討すると思います。

そこで最初に、どれを買えばいいんだろう問題にブチ当たるはずです。

 

初心者向けとして、

 ・口径はオールマイティなΦ0.3

 ・操作方式はダブルアクション

これらを備えたモデルを薦められる事が多いと思います。

この二つを条件にしても、選択肢はまだまだ多いんですがね。

 

そこで個人的には、さらにあと二つ追加したいところ。

まず一つ目は、

 ・カップが本体と一体型

です。

エアブラシの短所と言えば、手入れが面倒というのが真っ先に挙げられます。

となると、少しでも清掃は楽にしたいじゃないですか。

エアブラシの中には塗料を入れるカップ部分が分割されているものもありますが、カップと本体を結合するネジ部分にも塗料が回り込むので、そこも掃除しなきゃならない。俺ッチは使った事はありませんが、これを考えただけでパスです(笑)。

 

そして二つ目、

 ・カップの根元にくびれがない

です。

何の事かというと、

俺ッチが長年使っている名機(?)、エアテックスの『XP-725』。別名、コンプレッサーとのセットに付属したり、OEMとして数多く出回ってるヤツ(笑)。

これのカップ根元を見ると、

くびれ()がありますよね。

このおかげで、カップ内側に塗料()が溜まって流路に流れ落ちて行かないんですよ。

微々たる量に思えますが、ここに残る塗料の量は意外とバカにできなくてね。ほんの、あとちょっとの塗り残しがある時にもどかしい気持ちになります(笑)。

その点、

RAYWOODの『PROFIX Tech Liner TH-T01』や、

タミヤの『スパーマックス SX0.3D』のそれは、

くびれがないので途中で溜まる事なく、全ての塗料がキチンと流路に落ちてくれます。内部の掃除に関してはタミヤの方が少し楽かな。

 

…まぁ、ド本気でエアブラシを物色している人が当ブログごときを当てにする事はないと思いますが、頭の片隅に残しておいてもいい知識だと自負しています。我ながら小っせぇ事を気にしてんなーとも思うんだけど(笑)。

エアブラシを買ったところで、簡単には自分が思い描く理想通りにもならないので、僅かながらもストレス軽減の一助になれば幸いです。

 

――という事で、俺ッチの理想4項目を兼ね備えているのが、

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とりあえず的に、この2点。もちろん他にももっとありますが、紹介するなら自分で買って体感した物がいいのでね。

まぁ、初めて買うなら、安牌で↑のタミヤですかね。タミヤというだけで盲信している人も多いですが、あくまで偏差値が高いというだけで、たまにはハズレに当たる事もありますが…。

 

↑↑のRAYWOODのは安かろう悪かろうなところが散見され、まぁまぁ調整が必要な事が多いので、ある程度エアブラシのギミックを見知りしてから2丁目以降に買うのがいいと思います。

アイデアは本当に良いので、RAYWOODはひっそり応援しているんですがね。

 

そして、これらは安いのも魅力。

安物買いの銭失いよりは、高くても最初から良いものを買え!という人もいますが(こういう手合いは先生ヅラしたい欲が強い人に多い)、個人的にはこれからずーっと続けるかどうか分からないものにはあんまお金は掛けたくないと考えます。

なので、まずはそこそこの物を使ってみて、欲が出てきてから新しい物を買えばいいし、性に合わなくてブン投げても損は少なくて済みますしね。

『ボルテスⅤレガシー 超電磁リスペクト版』を観終えました。

 

大まかな粗筋は、前に公開された映画版と同じなので割愛。

 

「フィリピンで放送されたオリジナル版は全90話もあるのに、日本でたった20話しか放送しないってナメてんのかよ、何がリスペクト版だ!」と思ったものですが、全20話を観終えて思うのは、長くても39話=3クールくらいで良かったかもねと(笑)。

これは人種やお国柄も関係しているのかな、どうも時間の流れが緩やかというか、スピード感に欠けているように感じるんです。

手っ取り早いところではアクションシーン(もちろんロボ戦も含む)での素早いカット割りなんか皆無で、ドラマ部分もゆっくりというかクドい感じすらあります。オリジナル版を見始めたら、10~80話くらいは眠くなりそう(笑)。

かと思えば、大した説明もなく新展開が繰り広げられたりして、チグハグした印象も否めません。

…そこで思うのは、日本で放送された“超電磁リスペクト版”というものは、本編自体も随所で編集されているんですかね?

 

ロボット戦のビジュアルは恐るべきレベルに思えるものの、今一つ熱くなれないのは音響関連の仕業なのかなと。

このところの日本のドラマは、効果音や劇伴が大きすぎて俳優の台詞が聞き取りにくいという悪癖がありますが、本作の場合はその逆で、セリフの音量だけが大きすぎるんですよ。

ロボットアクションなら、ガキィィン!とかドカーン!といった効果音って演出としても欠かせない要素だと思うんです。昭和ロボットアニメなら、そこに主題歌が流れてテンションが上がるじゃないですか?

あちらの製作者のインタビュー等を読む限り、ロボットアクションよりもストーリーに魅力を感じているような印象があるので、その辺はあまり気にならないのかな?

 

日本のテレビ版では、もちろん吹替版として放送していました。

その中でも、マリアンヌ博士を演じた堀江美都子さんの声の張りには驚けるところがあって、年寄り喋り特有のフガフガ感を全く感じさせないんですよ。

さらに、エンディング曲を聴いてもまだまだゆとりを持って戦えるレベルで、歌うま女性シンガーにランクインしてもおかしくない人だと思っています。

 

そのエンディング曲『父をもとめて ~LEGACY Ver.~』は、マリアンヌが亡くなる回から使われ始めました。

んなアホなと思われるかもしれませんが、そこで半泣きになってしまってね。

というのも、『父をもとめて』という歌は、女性が歌う事で母親観点の歌にもなるんだなと。

 親にはぐれた ひなどりも
 いつかはやさしい ふところに
 かえるあしたも あるだろう

この辺の詞なんか特にね。自分はもういないけど、せめて息子たちは父=ネッドに会えて欲しいという希望や願いがこもっているように聞こえるんですよ。

最終回でザルドスのシーンにこれを使うのは絶妙だったな…!

 

海外作品だから許されるんでしょうね、着任早々のフック博士の強烈なパワハラが令和には新鮮です(笑)。

いいから黙って俺の言う事を聞けだの、戦士に趣味の品なんか要らんだの、脇目も振らずに目標ひと筋といったイヤな昭和オジサン感が最高です。ボルテスチームの聞き分けが良すぎたせいか、最初だけでしたが…。

 

日本の変身ヒーロー作品の敵幹部とは違い、ボアザン側の衣装が1着でないのは新鮮です。

ザルドスはさておき、ザンドラの衣装がやけに多いのは完全に趣味に走ってるだろ、グッジョブじゃねぇか!といってやりたいくらい(笑)。

ジェイミーにももっと私服を着せてあげて…!

 

ところで、本作の公式サイトは読みどころ満載ですね(もちろん自動翻訳で大助かり)。

まさかボルテスバズーカが登場する程度の話がニュース扱いされるあたり、割とマニアックだったりするのも面白い(笑)。

ニュースを読んでいる限り、スティーブとジェイミーを演じていた人は実際に付き合っているみたいですね。みんなの笑顔ももう近い!

んおおおっ……個人的に1995年のテレビアニメの最高傑作である、あの作品のBlu-rayが発売されるだとっ?

海外版ですがね。

 

ぜひとも欲しいところですが、仕様が問題です。

基本は画角は16:9ながら、4:3版(当時のテレビ画角)も収録されるので粋な配慮!と思いきや、後者はSD画質での収録との事…。

…もうね、ふざけんじゃねぇと。そこは逆だろ。

 

今さら言うまでもない説明だけど、

古いテレビ作品の画角は4:3。

これを16:9=現在発売されているテレビの画角に合わせてソフト化or(テレビで放送)する際には、

画面の左右を余らせてでも作品のオリジナル画角を詰め込みます。

…が、無神経なメーカーになると、

左右の幅を優先するため、上下をカット(トリミング)して強引に16:9化してしまいます。

つまり、

横幅を優先するために上下の↑の赤い部分を切り落とすんですよ。

テレビ作品だけでなく映画にも4:3の作品があったけど、それらがBlu-ray化される時にもこういうやり方をする製品もあります。

こうして4:3画角の作品を軽率に扱う風潮って、古いものを悪しき遺物と捉えているようでムカつくんだよな。

温故知新という言葉を知れ!

 

特にアニメ作品の場合、わざわざ何枚も描いた絵を切り落とすのって、スゲー心ない行為に思えるんですよね。1秒も映らない絵を何枚も描いていたアニメ屋さんの苦労を足蹴にするようです。

実写作品ですら、上下左右の画面端に映るものが前景のついでとして撮ってるものでもないだろうし。

ちなみに、何年か前『未来少年コナン』が再放送された際にはこの手法が採られ、一部の連中が騒いでいたのを思い出します。

 

監督としてアニメ作品に多く携わっていた出崎統さんがOVA版『ブラック・ジャック』のコンテを切っていた際には、16:9にしても問題ないよう被写体を配置する事を心掛けていたようです(さすが!)。

確かに、初めて見る人を相手にすれば、それでも通用しますが……アニメが好きな人なら特に、せっかく描かれたものなら隅々まで見たいという欲があるものじゃないですか(笑)。

そんなファンの心理を読み取れない人間がメーカーにいるのは嫌な話です。

 

…と、まぁこれは海外の商品、つまりは外人の発想なので仕方ないのかと諦めるより他ないですね。

とは言え、この辺を大事に考えるメーカーもあるので、十把一絡げに思い込むのも良くないんですが…。

 

せっかく欲しかった作品だったのに、スゲー残念です。

落ち込んで、どうしても元気が出ない時は…

こうすればいいのかい、アルフレド…?

 

ところで、『ロミオの青い空』と言えば、ミュージカルとして公演されるそうですね(22年にも公演があったんだとか)。

ストーリーやキャスト(=登場キャラ)を見る限り、現時点で続編を想定しているのかな?

オダナナのアンジェレッタは見てみたいぞ…!

唐突ながら……皆々さんは最も美味しいチョコレートとは?と聞かれて、何と答えますか?

ごでぃば?

まるこりーに?

でめる?

…んなモン知らねぇ、俺ッチの正解はコレなんだぜ!

フルタ製菓のチョコエッグ!

 

おそらくチョコエッグを買う人の大半はオマケが目当てなんだろうけど、そっちはさておき、安売りしてたのもあるけど、チョコエッグのチョコを食べたくて久々に買っちゃったよね。

おお〜、コレコレ!

卵を割る作業がチト面倒なのも相変わらず。野生味に富んだちびっ子は、いきなりカジり付くんだろうなぁ(笑)。

 

そして肝心のお味の方はと言えば……やっぱり美味い!

法外にしか思えないまでにクソ高い割に、美味いんだか不味いんだか分かんないド高級チョコなんかより、こっちの方が遥かに好き!

ありふれた感がありながら、何故か美味しく感じるのがチョコエッグの妙なんですよね。

オマケは要らないからチョコだけ売って欲しいくらい。

こんなに美味しいんだから、オマケを取ったらチョコは捨てるなんて勿体ない真似はするなよ!

 

オマケに関しては興味ゼロなんだけど、一応組み立ててみました。

『僕のヒーローアカデミア』って作品のキャラ。

タイトルしか知らないほど興味ゼロなのに、ナンバリングが1番のド主役を引き当てるという皮肉よ。

余談ながら、オマケのリストが載ってたけど、まるでクイズのような名前のキャラばっかなのね。読めなさすぎる…。

 

チョコも食い終えて、余興としてちょっとスミ入れして終わり。

プラだったらもう少し手を入れたいんだけとね。

暗黙の大映ドラマ枠が、いよいよ確固たるものになってくれて嬉しいよ、TOKYO MX!

フジ系のそれらが終わったら、TBS系の作品も観たいので何卒っ…!

 

ちなみに、『プロゴルファー祈子』の次に放送された『青い瞳の聖ライフ』は、ちょっとノリがキツかったので3話で切りました(笑)。大映ドラマの全てが好きになれるものではないんだ…。

 

って事で、『こまらせないで!』が始まりました。

 

刑事だった父の亡き後、母は家を出て行き、兄も消息不明に……一人残された杏子は幼稚園に勤めながら、穏やかに暮らしていた。

そんな杏子の前に、兄の慎一が5年ぶりに姿を現す。久々の再会に喜ぶの束の間、日本の各地でフーテン暮らしをしていた慎一のだらしなさに杏子は呆れてものが言えない。

ある日、慎一は偶然知り合った秋子のトラブルを解決しようと奔走、暴力団を相手に大立ち回りを演じる中、謎の人物の協力もあって見事に撃退する。その人物とは、カンフーの使い手でもある杏子だった。

杏子の活躍に気付かず、自分の手柄と勘違いした慎一は探偵事務所を興す。杏子の受難はまだまだ続きそうで……といったお話。

 

愛憎渦巻くドロドロ劇という印象が強すぎる大映ドラマですが、もう少しライトなコメディドラマも作っていたようで、本作はそっちに属する作品です。

コメディと言っても子供に媚びるような笑いではなく、シチュエーションコメディっていうのかな、あくまで脚本ありきの可笑しさが全編に漂っているので、1989年=平成元年のドラマながらもまぁ面白いです。

女の人が特大の肩パッド服ばかり着ているのも、いかにも90年前後の作品だなぁと実感します(笑)。

 

手っ取り早くどんな話かと言えば、モラハラ気味のダメ兄貴とそれを助ける健気な妹を主軸に描くお話です。

副次的な楽しみとして(こっちの方がメインかも)、杏子を演じる荻野目洋子さんの変装(コスプレ?)とクライマックスの大乱戦も見どころです。

荻野目ちゃんは『みゆき』に続いての妹役で、相変わらず“お兄ちゃん”呼びが耳に心地良すぎるんですよ(笑)。

”こまらせないで!”と思いながらもダメな兄貴を放っておけない健気さも可愛いんですよね。

 

そして慎一を演じる渡辺徹さんの好演っぷりが最高です。

慎一はだらしない上にメチャクチャな事ばっかり言ってるけど、実は根っこはしっかりしていて……といった二面性なんか皆無の(笑)、ただただダメな男。

シナリオだけ読んだらただのクズ男で終わりそうですが(笑)、これを徹さんが演じているおかげで、憎めないどころか愛嬌すら感じるキャラです。

「偉い!」だの「バカ野郎!」だの、誉めるにしろ叱るにしろデカい声ばかり出しているせいか、たまに声がカスカスになってるのも面白い(笑)。

徹さんがデブキャラとして認知され始めた頃の作品なのかな?

 

セミレギュラーで登場する、若かりし頃の島崎和歌子さんにも注目です。初々しくて可愛い〜!

 

ところで、本作とは全く関係ありませんが……『こまらせないで!』というタイトルとどこか通じるところがある『あまえないでョ!』も観たいなぁ、斉藤由貴さんが出てたやつ。

MXさん、期待してますっ ←さすがにムリ~…