んおおおっ……個人的に1995年のテレビアニメの最高傑作である、あの作品のBlu-rayが発売されるだとっ?
海外版ですがね。
ぜひとも欲しいところですが、仕様が問題です。
基本は画角は16:9ながら、4:3版(当時のテレビ画角)も収録されるので粋な配慮!と思いきや、後者はSD画質での収録との事…。
…もうね、ふざけんじゃねぇと。そこは逆だろ。
今さら言うまでもない説明だけど、
古いテレビ作品の画角は4:3。
これを16:9=現在発売されているテレビの画角に合わせてソフト化or(テレビで放送)する際には、
画面の左右を余らせてでも作品のオリジナル画角を詰め込みます。
…が、無神経なメーカーになると、
左右の幅を優先するため、上下をカット(トリミング)して強引に16:9化してしまいます。
つまり、
横幅を優先するために上下の↑の赤い部分を切り落とすんですよ。
テレビ作品だけでなく映画にも4:3の作品があったけど、それらがBlu-ray化される時にもこういうやり方をする製品もあります。
こうして4:3画角の作品を軽率に扱う風潮って、古いものを悪しき遺物と捉えているようでムカつくんだよな。
温故知新という言葉を知れ!
特にアニメ作品の場合、わざわざ何枚も描いた絵を切り落とすのって、スゲー心ない行為に思えるんですよね。1秒も映らない絵を何枚も描いていたアニメ屋さんの苦労を足蹴にするようです。
実写作品ですら、上下左右の画面端に映るものが前景のついでとして撮ってるものでもないだろうし。
ちなみに、何年か前『未来少年コナン』が再放送された際にはこの手法が採られ、一部の連中が騒いでいたのを思い出します。
監督としてアニメ作品に多く携わっていた出崎統さんがOVA版『ブラック・ジャック』のコンテを切っていた際には、16:9にしても問題ないよう被写体を配置する事を心掛けていたようです(さすが!)。
確かに、初めて見る人を相手にすれば、それでも通用しますが……アニメが好きな人なら特に、せっかく描かれたものなら隅々まで見たいという欲があるものじゃないですか(笑)。
そんなファンの心理を読み取れない人間がメーカーにいるのは嫌な話です。
…と、まぁこれは海外の商品、つまりは外人の発想なので仕方ないのかと諦めるより他ないですね。
とは言え、この辺を大事に考えるメーカーもあるので、十把一絡げに思い込むのも良くないんですが…。
せっかく欲しかった作品だったのに、スゲー残念です。
落ち込んで、どうしても元気が出ない時は…
こうすればいいのかい、アルフレド…?
ところで、『ロミオの青い空』と言えば、ミュージカルとして公演されるそうですね(22年にも公演があったんだとか)。
ストーリーやキャスト(=登場キャラ)を見る限り、現時点で続編を想定しているのかな?
オダナナのアンジェレッタは見てみたいぞ…!