エアテックスの『ノズルレスキュー』を買いました。
当ブログを愛読している皆無に等しい諸兄であれば、エアブラシのノズルをねじ切った旨を綴った記事を読んだ記憶があると思いますが、約1年のスパンを空けての続報たる記事です。
コレね。
思い出すだけでも悔しいというか、自らの至らなさに嘆息が止まらぬ…。
ちなみに、エアブラシはRAYWOODの『PROFIX Tech Liner TH-T01 トリガーハンドピース』。
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詳しくはこっちに綴っていますが、RAYWOODのエアブラシはヘッドアセンブリシステムという、簡単に言えばノズルに触れずにニードル径を替えられる独自の設計がなされています。
実にいいアイデアだと思うんだけど、アフターケアについては色々と落とし穴がありまして…。
で、本題。
ノズルのネジが切ってある部分がねじ切れ、半分は埋まったまま。
そこにこのノズルレスキューを突っ込みます。
この状態で反時計回りに回転させると、
あっという間にレスキュー完了。拍子抜けするくらいに簡単に取り出せました。
塗装用の持ち手クリップ程度のものに噛ませて、残骸を取り外せばミッション・コンプリート。
けど、RAYWOODはノズル単品の販売がないんだよね(0.3mmだけはニードルとのセットがある)。
0.5mm用のノズルが欲しいだけなのにヘッドアセンブリ一式として買わなきゃならず、となると古いヘッドアセンブリは再利用価値もないゴミと化す……商売っ気とは言え、勿体ない真似させるよな。
RAYWOODのエアブラシは安かろう悪かろうながらも、値段以上の価値は見い出せます。特に2丁目以降のサブ機にはもってこいです。
この”悪かろう”の部分は精度で、塗装をするだけならけっこう使えるけど、メンテナンスに手間を感じます。
その一例として、
エアブラシ本体に付属するノズル用レンチは、コの字の溝にノズルを入れて回すのが普通ですが、
これが奥まで入りきらないものに出くわしたのは初めてです(笑)。同じメーカーでこうまで寸法が安定しないのは、ちょっとね。
レンチの細っせー溝をゴリゴリ削るのもメンド臭ぇし…。
これに関する対策として、ノズルレスキューに出番が回って来ます。
ノズルレスキューのお尻の部分には
ノズルレンチのような溝があるので、
こうしてクルクル回せるようになっているんですね。
付属のノズルレンチはポロポロ落っことしがちだし、こっちの方が遥かに使いやすいです。
ねじ切れたノズルのレスキューよりも、こっちの方に価値を見い出せます(笑)。
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クレオスからも同様の製品が出ていますが、筆とかグリスは別に要らないのでエアテックスのものを選びました。
ノズルをねじ切るほど力加減のできないヘタクソじゃないわい!という人も、そっちの使用用途はさておき、ノズルレンチとして持っておくといいと思います。ノズルを回すのがホントに楽になりますよ(あんま頻繁に外すようなものでもないけど…)。