皆さま、こんにちは!
以前のブログで東北本線・仙北町駅の訪問記をUPしました。
(仙北町駅の訪問記もぜひチェックくださいね)
【まったり駅探訪】東北本線・仙北町駅に行ってきました(平成28年8月12日)
新幹線駅である盛岡駅の南隣りにあるのに
古風な木造駅舎が残る駅でしたが、
北側にもそれに負けず劣らずなステキな駅がありましたよ。
現在は第三セクターであるIGRいわて銀河鉄道の駅、
かつては東北本線の駅だったこちらでした。
いわて銀河鉄道線・厨川(くりやがわ)駅です!
木造駅舎好きには堪らん佇まいの駅でした。
ちなみに厨川駅の開業年は大正7年で
仙北町駅(大正4年開業)が開業してから3年後のこと。
駅舎の造りが似ているのは
共に当時の国鉄標準型駅舎だからなのでしょうね。
自分が厨川駅を訪れたのは3年前の元旦です。
家族から「正月早々何をやってるのよ!」とドヤされましたけど、
許してくだされ、自分は駅巡りに人生をかけてますので。
IGRの電車に乗ってここを通るたびに
木造駅舎が気になっていた厨川駅ですけど、
ようやく下車することが出来ました。
駅前には産直コーナーがありましたが、
この日はお正月(しかも元旦!)のためにお休みです。
「えごまソフト 120円」なんて看板が掲げられてますけど、
お野菜とかも相当安く買うことが出来るのではないでしょうかね?
添加物なしの生みそ「手前味噌570円」がめっちゃ気になってました。
駅舎の車寄せを下から眺めます。
支柱が組まれているこの様子にゾクゾク来ちゃう人、手を挙げて~!
厨川駅はIGRが管理する直駅駅で、
お正月中でも駅員さんが常駐されてました。
第三セクターに移行されて17年が経過しましたけど、
掲示物以外は国鉄(JR)時代のまんまという感じです。
JR駅以上に「国鉄駅」な雰囲気を残しているのは嬉しいですよね。
待合室はこんな感じ、排煙パイプが残されてましたが、
最近までダルマストーブが現役だったのかな?
掲示物を見てコチラが気になってました。
IGR&青い森鉄道の定期券を保有してると、
提携店で様々な特典が受けられるみたいです。
これはぜひ全国の鉄道会社でも実現してほしいですね。
個人的には自宅の最寄駅で、
IGR滝沢駅「串焼処 銀河」さんのような特典が受けられるお店があれば
必要なくても定期券を保有してもいいと思うのですけど。
…というか「銀河」さんが近所に欲しい!
跨線橋を渡ってホームに入ります。
厨川駅は仙北町駅と同様の
列車の行き違いが可能な島式ホーム1面2線構造でした。
国鉄時代の厨川駅は、専売公社専用線を始め
数多くの貨物専用線が伸びる巨大な貨物拠点だった模様。
国土地理院のサイトで昭和51年に撮影された航空写真をチェックすると
あるわあるわ、40両弱の貨車が写り込んでましたよ。
写真には専用のスイッチャーも写ってるし、
貨車ファンにとっては”聖地”のような駅だったのでしょうね。
これらの施設は現在、どのような姿に変わってたかというと…
東北新幹線の高架線!?
そうなのです。
貨物側線の用地はすべて転用され、
跡地に新幹線の高架線が通されてましたの。
この向きに貨物ヤードの管理施設があったみたいですけど取り払われ、
現在は奥側に新幹線の留置線が設けられたみたです。
それじゃ、厨川駅は駅ファン的に見て面白くなかったかというと、
そうではなく、構内には大正時代のままの姿の施設も多く
見応えたっぷりな駅でしたよ。
ホームから見える位置に掲げられたこのイラストは
盛岡大学の学生さんが描いたモノとのこと。
駅を利用するたびに自分が描いた作品を目にすることが出来るとか、
すっごく羨ましですね。
そうそう、青い森鉄道・向山駅には自分が描いた絵が掲げられてますので、
訪問の際はぜひチェックくださいませ。
2年前に、明治時代に建てられたの木造駅舎を持つ
岩手川口駅の駅舎が建て替えされたばかりのIGRいわて銀河鉄道。
厨川駅の駅舎がいつまでも現役であることを願ってます!
青山駅
厨川駅(平成28年1月1日)
好摩駅
いわて沼宮内駅
一戸駅
金田一温泉駅
↓(目時駅方面)
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