皆さま、おばんです!
今晩は岩手出身のあの方の所縁の地にある
こちらの駅をいっちゃいます。
IGRいわて銀河鉄道・渋民(しぶたみ)駅です!
この地名を聞いて気づかれた方も多いかもしれませんが、
明治時代の歌人・石川啄木の生家があったのが
現在の盛岡市内でして、
幼少の頃を過ごしたのが、ここ渋民だったんですよ。
執筆活動の拠点の大半が東京であった石川啄木ですが、
人生そのものは盛岡で過ごした期間が長く、
それを記念して、渋民駅からクルマで5分の場所には
石川啄木記念館まであるんですの。
啄木の学び舎・旧渋民尋常小学校まで
そんな渋民駅ですから、
訪れる観光客も啄木ファンの方ばかりなの!
そんな観光客の期待に応えるべく、
渋民駅もすごいことになっているんですのよ。
まずはこちら、戦前に建立された木造駅舎が残る、
窓口近くに短歌の投書箱を発見!
思わず短歌を詠みたくなっちゃいますよね。
「乗り放題 せっかく予定を組んだのに 深酒しすぎて 朝に起きれず」
えっ!短歌って季語が必要なの?
それだけじゃありません。
渋民駅は構内のいたる所に啄木の短歌が掲げられているんですよ。
壁だけじゃありませんぜ。
一番すごいのはこちらの跨線橋です。
中は短歌だらけで、列車から降りたらしばらくの間は
その昔、思い更けながら、啄木がこの駅で短歌を詠んでいたのかな…
なんて考えていたら、石川啄木の没年は明治45年(享年26歳)、
渋民駅の前身である渋民信号場の開設年が昭和18年で、
啄木と渋民駅の間には、まったく接点が無かったようです。
なお、渋民信号場は昭和25年に駅に昇格し、
現在に至っているとのこと。
単線区間での列車の行き違いのために開設された渋民駅ですが、
昭和42年にこの区間は複線化されて、
では、信号場時代の面影がまったく無くなっていると思いきや、
ここはかつて、駅員が手動で分岐器を切り替えるための、
転てつ器(転轍器)があった小屋ですよね。
今でもこんな感じで残っているのにちょっと驚いちゃいましたよ。
IGR線の盛岡駅‐好摩駅間は花輪線直通列車の運行もあるので、
渋民駅絡みで石川啄木記念館のことを調べていたら、
旧渋民尋常小学校の校舎、すごいじゃないのよ!
渋民駅にはレンタサイクルも備え付けられているし、
次に青い森鉄道・向山駅に向かう際は、渋民駅に寄ってみようかしら?
…と、さりげなく向山駅ミュージアムをアピールしてみる。
だって自分、支部長なんだもん。
青山駅
厨川駅
巣子駅
滝沢駅
渋民駅(平成26年9月23日)
好摩駅
岩手川口駅
いわて沼宮内駅
御堂駅
奥中山高原駅
小繋駅
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二戸駅
金田一温泉駅
↓(目時駅方面)