皆さま、おはようございます!


今朝は駅名が可愛らしい、こちらの駅をいかせていただきます。
e08083/IGR・小鳥谷駅

IGRいわて銀河鉄道・小鳥谷(こずや)駅です!

明治24年に開業した歴史ある駅でした。

ちなみに駅名ですが、この辺りの地名が由来しているようですよ。


さすがにこちら、開業当時からの駅舎ではないと思いますが、

中に飾ってあった小鳥谷駅の写真を見る限り、

ひと昔前と現在の姿は、大きくは変わっていなさそうです。

それにしてもこちらの写真、いつ撮影されたものなんでしょうね?
e08081/

ハエタタキ(架空裸線架線柱)が建っていることから、

東北本線の電化前(昭和43年以前)だとは思いますけど…


駅舎の写真と一緒に、蒸気機関車の写真が飾られておりました。
e08082/

こちらはどこぞの機関区かで撮影されたものなんでしょうけど、

蒸気機関車の知識はありませんので、わからんとです。


小鳥谷駅は簡易委託駅で出札窓口もありますが、

営業時間は午前中のみとのこと。
e08084/IGR・小鳥谷駅


自分が小鳥谷駅にお邪魔したのは夕方で、

窓口はとうに閉っている時間のはずなのですが、

駅舎の中からは、甲高い笑い声が聞こえてきました。

中にどなたか居らっしゃったのかしら?


ひょいと中を覗いてみたら、

元気そうなおばあちゃんが数名いらっしゃいまして、

楽しそうに談笑されておりましたっけ。
e08088/IGR・小鳥谷駅

聞いてみたところ、

小鳥谷駅は日中、農協(JA)さんの直売所になっているそうで、

日頃は野菜などの販売を行っているそうです。

この日はおばあちゃんたちが拵えた木工品が

たくさん並べられておりました。

それにしても、この作品のテーマはなんざんしょ?

まったくもって、元気そうには見えないのですが。


こちら、島式と相対式ホームによる

複合2面3線構造の小鳥谷駅ホームです。
e08085/IGR・小鳥谷駅


e0808a/IGR・小鳥谷駅


e08086/IGR・小鳥谷駅


ところで…

小鳥谷駅と言えば以前のブログ記事 にも書きました通り、

大正11年に公布された改正鉄道敷設法によって

ここから葛巻を経て、岩泉に至る鉄道線が計画された時期がありました。
e08031/道の駅いわいずみ

泉周辺で産出される鉱石を輸送するための路線で、

総延長100キロ弱の壮大な路線計画だったようです。


ところが、茂市駅から岩泉方面に延びる小本線

(のちの岩泉線)が先に開通したこと、

なによりも建設費用が底を尽きたことによって、

この計画線は幻に終っちゃったんだそうです。


それでは、すべてが幻だったかと言えばそうではなくて、

小鳥谷駅から葛巻地区までは

路盤の4割ほどが完成していたんですって。


こちらは昭和22年に撮影された小鳥谷駅周辺の航空写真ですが、

完成した路盤が、しっかりと写し出されておりましたよ。
e08089/IGR・小鳥谷駅

左中央に写るのが小鳥谷駅です。


この写真が撮影されてから、

すでに60年以上が経過しておりますけど、

一部の路盤は今でも確認出来るんんだそうで。

小鳥谷駅、再訪したいよ~!


そんなことで、趣味的にも侮れない小鳥谷駅でした。


e08087/IGR・小鳥谷駅


そうそう、小鳥谷駅の駅周辺ですけど、

自然豊かで小鳥のさえずりもしっかり聞くことが出来ましたぜ☆

まさに駅名の通り!


ちなみに小鳥谷と言う地名ですが、

小鳥谷という武将さんが由来しているっぽく。

小鳥のさえずりはまったく無関係だったみたいですね。






IGRいわて銀河鉄道


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小鳥谷駅(平成26年3月15日)

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↓(目時駅方面)