皆さま、こんにちは!
来週は1年ぶりに九州の駅巡りを楽しんできます。
目的地は大分県、これで大分県内の駅はすべて周り終えるかな?
日豊本線には古風な木造駅舎が残る駅が数多くあるので
今からワクワクしてましたけど…天気は雨みたい。
日頃の行いが悪いからとか、そういうツッコミはいらんですから。
岩手県の盛岡市内にも古めかしそうな駅舎を持つ駅がありました。
いつも電車で通るたび、車窓から見える駅舎が気になってたのですよね。
この駅がスゴイところは、古風な駅舎がある駅なのに
県の中心地である盛岡駅のすぐ隣りにあるってこと。
盛岡駅から1.8キロしか離れていないので、
電車に乗ればたった4分で来れちゃうのです。
街中にある立地と古い駅舎とのギャップが堪らんのですよ。
今から2年半前のことですが意を決してついに下車。
跨線橋も結構レトロでますます気になってきたぞ!
乗ってきた電車を見送ります。
長いホームは国鉄時代に
長大な編成の列車が運行されてた時代の名残りですよね。
こうして訪れたのが
東北本線・仙北町(せんぼくちょう)駅でした。
レトロな木造駅舎が堪らん!
仙北町駅は、明治23年に開通した東北本線の中では歴史は浅いらしく、
大正4年に開業した駅だそうです。
駅舎もその当時から使われているみたいですね。
…ってことは100年以上も前からある建物なんだ。
市内中心部にある駅なので利用者が多いようですけど、
そうなると気になるのはバリアフリー対策のこと。
駅舎内はスロープが設けられて平面化されてますが、
仙北町駅は駅舎とホームが離れており、
ホームに入るには古い跨線橋を渡らなければならないのです。
地元からもバリアフリー化の要望が出てるっていうし、
この駅舎が引退する日もそう遠くはないのかもしれませんね。
駅舎内がスゴクキレイに保たれてますけど、この看板の効力発揮か?
※ 構内がキレイなのは駅員さんのお陰です。
仙北町駅は業務委託駅で「みどりの窓口」も営業してました。
待合室にズラリとベンチが並んでましたが、
昔はこの奥にキオスクがあったみたいですね。
そのぐらい仙北町駅は利用者が多い駅ってことで。
跨線橋を抜けてホームに入ります。
仙北町駅は上下の線路の間に島式ホームがある駅でしたよ。
島式ホーム1面2線構造の駅、決して珍しい造りではありませんが、
岩手県内の東北本線内では採用例は少なく、
ここと現在はIGRいわて銀河鉄道に変わった厨川駅、
一戸駅の3駅だけだったはずです。
構内に機関庫があり、着回し線を設けるために
島式ホームが設置されてた一戸駅は別にしまして、
東北本線が単線だった大正時代に新設された駅に
この構造が用いられたみたいで。
駅舎とホームが離れているために、
戦前(さすがに開業時からあるとは思えませんが…)から
跨線橋が設けられてたのです。
ちなみにこちらは昭和23年撮影の航空写真に写る跨線橋。
東方本線内の大部分の駅に跨線橋が備わってますが、
多くは昭和43年に複線電化される際に設置されたモノで、
戦前築の跨線橋は結構レアな存在なのですよ。
これにエレベーターを設置すればバリアフリー化は完成しますけど…
通路が細いからそれはやらんだろうなぁ。
通路に描かれているのは盛岡市の「市の鳥」である「セキレイ」かな?
「セキレイ」がどんな鳥なのかと思い、画像検索したら
巨乳な女の子ばかり出てきました。
思わず夢中になって見てしまいましたわ。
どうです?
こんなレトロな佇まいが楽しめる仙北町駅って素敵だと思いません?
重ねて言いますけど、こうして木造駅舎が楽しめるのは
今だけなのかもしれません。
駅ファンの立場として、木造駅舎がいつまでも現役でありますように。
それと来週は大分県が晴れてくれますように。
六原駅
北上駅
村崎野駅
石鳥谷駅
岩手飯岡駅
仙北町駅(平成28年8月12日)
盛岡駅
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