皆さま、おばんです!


今晩は3月10日、雪が舞降る中でお邪魔した、

こちらの駅をご紹介いたします。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05100

東北本線・平泉(ひらいずみ)駅です!


平泉と言えば昨年、ユネスコの世界遺産に登録され、

今や、観光客で賑わうスポットでもありました。

この日も雪が舞う天気でしたが、

列車から、多くの観光客の皆さんが降りられてましたね。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05101

ちなみに自分、小学校に入学する前から仙台に住んでますけど、

学校の遠足や修学旅行では、何度も平泉に来ましたっけ。

(あと、会津若松もね!)

でも列車で降り立つのは、今回が初めてだったのですよ。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05102

平泉駅は明治31(1898年)年5月に開業しました。

現在の駅舎が何代目のものか、知ることは出来ませんでしたけど、

駅舎のリニューアルは昨年の10月に終わったばかりなんですって。

どおりでキレイだと思いました。


駅舎の中も木の風合いが良くて、本当に居心地の良い駅でしたね。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05103

現在の平泉駅は、相対式ホーム2面2線構造ですが、

駅舎と反対側のホームを見ると、

かつてここが島式ホームであったことが、すぐにわかりますよ。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05104

ここが島式ホームとして現役だった頃には、

2本の貨物側線があったようです。

現在は平泉駅で折り返したり、分割併合される列車も無くなり、

架線設備ともども撤去されてしまいました。


ちなみに現在の構内配線は、

単線時代の平泉駅の配線そのものだったりするんですね。

50年間の時を経て、再びもとの姿に戻っちゃったわけです。


その他にも、平泉駅には見どころの多い駅施設がいっぱいありますよ。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05105

歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05106

木材や廃レールで組まれたホーム母家もお勧めなんですけど、

ぜひチェック戴きたいのが、

廃レールで組まれた跨線橋なのでした。
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※現在は耐震補強のために、一部が鋼製支柱に代えられております。


跨線橋で使われている廃レールに目をやると…
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わかります?

「BARROW STEEL 4II゜ 1888 166 I R J」

って書かれてますよね!

これ、英国はバーロウ製鋼株式会社が製作した、

輸入レールなんですよ。

しかも120年以上も前に製造されたやつ。


東北本線がこの地に開通したのは明治23年(1890年)のことです。

その当時のレールが、今でもこうして生きてるんですよ。


おそらくは、この地に鉄道を通すために輸入されたレールが、

平泉駅の改良時に、跨線橋の骨組みに転用されたんでしょうけど、

平泉駅の跨線橋で見ることが出来るバーロウ社製のレール、

1本2本じゃないんですよね。

確認出来ただけでも5本以上はありました。

しかも全てが1888年製だからすごい。



そんな歴史ある平泉駅に、

先日、驚くようなニュースが舞い込んできました。


エコステーション(省エネルギー・再生可能エネルギーなど、

様々な環境保全技術を導入する駅のモデル駅として、

中央線の四ツ谷駅に続き、

この平泉駅もモデル駅に選定されたんですよ。
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なんと、平泉駅のお隣に、

ソーラーパネルが貼り付けられるみたい。


歴史ある駅が、最先端の技術を纏うみたいで。

平泉駅のこの先の進化、ものすごく興味を持ってみてました (^-^)



東北本線

↑(仙台方面)

一ノ関駅

山ノ目駅

平泉駅(2012年3月10日)

前沢駅

陸中折居駅

水沢駅

金ヶ崎駅

六原駅

北上駅

村崎野駅

花巻駅

花巻空港駅

石鳥谷駅

日詰駅

紫波中央駅

古舘駅

矢幅駅

岩手飯岡駅

仙北町駅

盛岡駅

↓(青森方面)