皆さま、おばんです!
今晩は3月10日、雪が舞降る中でお邪魔した、
こちらの駅をご紹介いたします。
東北本線・平泉(ひらいずみ)駅です!
平泉と言えば昨年、ユネスコの世界遺産に登録され、
今や、観光客で賑わうスポットでもありました。
この日も雪が舞う天気でしたが、
列車から、多くの観光客の皆さんが降りられてましたね。
ちなみに自分、小学校に入学する前から仙台に住んでますけど、
学校の遠足や修学旅行では、何度も平泉に来ましたっけ。
(あと、会津若松もね!)
でも列車で降り立つのは、今回が初めてだったのですよ。
平泉駅は明治31(1898年)年5月に開業しました。
現在の駅舎が何代目のものか、知ることは出来ませんでしたけど、
駅舎のリニューアルは昨年の10月に終わったばかりなんですって。
どおりでキレイだと思いました。
駅舎の中も木の風合いが良くて、本当に居心地の良い駅でしたね。
現在の平泉駅は、相対式ホーム2面2線構造ですが、
駅舎と反対側のホームを見ると、
かつてここが島式ホームであったことが、すぐにわかりますよ。
ここが島式ホームとして現役だった頃には、
2本の貨物側線があったようです。
現在は平泉駅で折り返したり、分割併合される列車も無くなり、
架線設備ともども撤去されてしまいました。
ちなみに現在の構内配線は、
単線時代の平泉駅の配線そのものだったりするんですね。
50年間の時を経て、再びもとの姿に戻っちゃったわけです。
その他にも、平泉駅には見どころの多い駅施設がいっぱいありますよ。
木材や廃レールで組まれたホーム母家もお勧めなんですけど、
ぜひチェック戴きたいのが、
※現在は耐震補強のために、一部が鋼製支柱に代えられております。
わかります?
「BARROW STEEL 4II゜ 1888 166 I R J」
って書かれてますよね!
これ、英国はバーロウ製鋼株式会社が製作した、
輸入レールなんですよ。
しかも120年以上も前に製造されたやつ。
東北本線がこの地に開通したのは明治23年(1890年)のことです。
その当時のレールが、今でもこうして生きてるんですよ。
おそらくは、この地に鉄道を通すために輸入されたレールが、
平泉駅の改良時に、跨線橋の骨組みに転用されたんでしょうけど、
平泉駅の跨線橋で見ることが出来るバーロウ社製のレール、
1本2本じゃないんですよね。
確認出来ただけでも5本以上はありました。
しかも全てが1888年製だからすごい。
そんな歴史ある平泉駅に、
先日、驚くようなニュースが舞い込んできました。
エコステーション(省エネルギー・再生可能エネルギーなど、
様々な環境保全技術を導入する駅)のモデル駅として、
中央線の四ツ谷駅に続き、
なんと、平泉駅のお隣に、
ソーラーパネルが貼り付けられるみたい。
歴史ある駅が、最先端の技術を纏うみたいで。
平泉駅のこの先の進化、ものすごく興味を持ってみてました (^-^)
東北本線
↑(仙台方面)
一ノ関駅
山ノ目駅
平泉駅(2012年3月10日)
前沢駅
陸中折居駅
水沢駅
金ヶ崎駅
六原駅
北上駅
村崎野駅
花巻駅
花巻空港駅
石鳥谷駅
日詰駅
紫波中央駅
古舘駅
矢幅駅
岩手飯岡駅
仙北町駅
盛岡駅
↓(青森方面)