皆さま、こんにちは！
昨日のことですけど
栃木県と福島県の県境付近にある東北本線の駅、
豊原（とよはら）駅に10年ぶりに行ってきました。
…と言いますのも、国鉄時代から使われていた木造駅舎が解体され、
今年の３月に新駅舎が竣工したからなのです。
豊原駅は人里離れた場所にあるので秘境駅とか言われてますけど、
どんな駅舎に変わったのかスゴク気になってたのですよね。
早朝に豊原駅に到着した自分、10年前はこんな光景の駅でした。
そして現在はというと…
駅舎だけじゃなく階段も造り直されてるじゃないの！
真ん前にあった駅便（駅の便所）はどこいったん？
有人駅時代から残っていたこの駅舎が…
超近代的な駅舎に変わってましたよ。
駅舎の手前に通路の上屋がありますけど、
コレを生かしたままで駅舎が造り替えられたのかな？
「もう秘境駅なんて言わせないぞ！」
というJR東日本の意気込みがひしひしと伝わってきます。
それにしても、最近は無人駅の駅舎もオシャレになりましたね。
壁面にデザインされてるお花は那須町の花「リンドウ」だそうです。
これが北斗七星と、なぜか見えてしまった死兆星と思った自分は
マンガの読み過ぎかも。
ちなみに以前は駅前に鎮座していた駅便（駅の便所）ですが、
駅舎内に移されたようで。
建物は「デッカな駅便」ではなく、あくまでも駅舎ですので
念のために言っておきますね。
待合室はこんな感じ。
新築ってこともありますけど、
木の香りが心地良くて過ごしやすい駅舎でしたよ。
このベンチ配置、面白いと思いません？
省スペースが優先される都会の駅じゃこんな配置は出来ません。
駅舎内から公衆電話機が消えた代わりに
ジュースの自動販売機が設置されてました。
豊原駅は快適すぎて、もう秘境駅なんて呼べないかも。
こちらは壁面に掲げられた列車の到着案内ですけど…
他の駅と何かが違っているのがわかりますでしょうか？
正解はサイズ、通常のモノよりも縦横ともに２倍近く大きいのです。
高齢の利用者に配慮したモノだと思いますが、
見やすいのでぜひ他の駅でも採用頂きたい。
なお、駅舎の完成に合わせて
駅歌「豊原駅の歌」も披露されたようです。
この曲はYoutubeで試聴することが出来ますが、
これを聴いたらスゴク切なくなっちゃいました。
「出会いと別れ 笑いと涙 思いでたどれば明治二十年…」
聴いたら涙が出てくるし、また豊原駅に行きたくなってきたぞ！
駅舎の出入口に窓口がありましたけど、
将来の有人駅化に備えたモノ？まさかねぇ？
その奥に駅名標が立ってましたが、
駅舎の出入口の正面に駅名標があるのは単なる偶然か。
駅名標の位置を基準に駅舎の出入口の場所を決めたとか
そんな都市伝説みたいな話があると面白いのですけど…
絶対に違うと思います。
豊原駅は複線上に設けられた島式ホーム１面２線構造の駅でした。
昔はベンチがある位置に待合室があったのですけど、
こちらも撤去されちゃったみたいですね。
それと低かったホームも
昨年春から運行を開始したE531系電車に合わせて
嵩上げされたようです。
そうそう、現在は黒磯駅・新白河駅で
列車の乗り換えを要するように変わりましたが、
あれはどうにかなりませんかね？
新白河駅に到着する直前に眠ってしまい
そのまま折り返し列車に乗せられてしまったことが２度もあったので。
つい数年前まで、黒磯駅～仙台駅を
通しで乗車出来る列車があった時代が懐かしいです。
なお、ホームが嵩上げされたのは列車が停車する一部分のみで
駅名標がある位置の嵩上げされていない部分は
ホームの立ち入りが出来なくなってました。
最後は駅のすぐそばから見えるこの光景で〆ます。
画像の中央に道路がちょろっと見えますけど、
大正９年にルート変更された東北本線の旧線を転用した道でした。
いつかこの廃線跡も周らなくちゃ！
と10年前から思ってるのですけど、なかなか実行できず…
ってことで豊原駅にはまた近い時期に寄ってみたいと思います。
最後に大切なことなのでもう一度言いますけど、
豊原駅に秘境感を期待すると裏切られますのでご注意くだされ。
豊原駅（平成21年８月８日） ・新駅舎（令和元年６月１日）
須賀川駅
郡山駅
本宮駅
二本松駅
安達駅
松川駅（平成26年８月６日）・新駅舎（平成28年４月26日） 前編・後編
金谷川駅
福島駅
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