皆さま、こんにちは!
東北本線が全通120周年を迎えました。
大変長い歴史を持っているのですが、
複線化されたのは昭和30年代後半と比較的最近(なのかな?)のことで、
この頃に大きな改良を受けた駅が多いのです。
東北本線・杉田(すぎた)駅です!
東北本線の主要駅である、本宮駅・二本松駅に挟まれた駅です。
この両駅の開業は明治20年に開業しますが、
後に増え続けた輸送量は限界に達し、
大正6年には列車を行き違いさせるために、
杉田信号所が開業したのです。
その後の昭和23年に駅に昇格、現在の杉田駅に至るのでした。
きれいに整備されておりましたね。
信号所時代の木造駅舎、国鉄末期まで残っていたようですけど、
無人駅化によって解体、現在の待合室となります。
画像1枚目の駅の前に見える階段が、旧駅舎の入り口ですよ。
旧駅舎時代からの引継ぎモノなのかな?
この木の温もりさえあれば、十分に駅寝が出来そうです。
ただし、深夜帯はキンタ牽引の高速貨物列車が暴走しますので、
そんな杉田駅ですが、
東北本線の複線化が完了する頃に、
交換設備や信号機等はすべて撤去されて、
現在のように上下線ともスルー化されてしまいました。
信号所が昇格して出来た駅なのに、
それらの設備は今現在では見当たらず。
駅の運命も、本当に不思議なものですね。
東北本線
↑(黒磯駅方面)
郡山駅
本宮駅
杉田駅(平成21年8月8日)
二本松駅
安達駅
松川駅
金谷川駅
南福島駅
福島駅
↓(仙台駅方面)