皆さま、こんにちは!


いよいよ世の中はお盆シーズンに突入、

帰省ラッシュも始まりました。

昨日は東北自動車道・福島トンネル入口より、

30キロの渋滞だったそうで、

ちょうど仕事でそこを通過していたんです。

いやホント、参っちゃいましたよ。


ETCでどこまで行っても1000円ですから、

走りたい気持ちもよくわかります。

でも高速道路の上だけで過ごす1日なんてつまらないですよね。

ここはひとつ、家族みんなでJR東日本のツーデーパスでも使って、

国内をのんびりと渡り歩くのも、面白いと思いますよ。



今回ご紹介する駅はこちらです。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c10136

東北本線・白坂(しらさか)駅です!

福島県と栃木県の県境にある駅ですよ。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c10137


東北本線・黒磯~郡山間が開通したのは明治20年7月のこと。

当時はもちろん単線で、

お隣のの豊原駅との間は急勾配と曲線の続く超難所でした。

ゆくゆくの列車増に対応すべく、白坂信号所が設けられて、

これが後に、現在の白坂駅となります(大正6年に駅に昇格)。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c10138

昭和39年に東北本線は複線化されますが、

新たに増線された下り本線は、

地形の問題から駅舎とは程遠い西側に敷かれ、

新たにそこに島式ホームを設置(現在ある下り線ホームです)、

役目を終えた旧ホームは、後に撤去されました。


国鉄時代の東北本線と言えば、まさにそこは特急街道。

白坂駅は優等列車を通過させるための本線が外側に組まれ、

普通列車が退避するための停車線が島式ホームとともに、

その中央に組まれていたんですよ。


ところが東北新幹線の開業とともに、

これら優等列車は廃止され、

外側にあった本線上に、

新たにホームが組まれることになったんです。

それまで利用していた島式ホームも、

決して古いものではない訳でして、

思い切って、ホームを外側まで、目一杯広げちゃったんです。


その結果…

ホームのど真ん中に白線が!(;^ω^A
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c1013a

白坂駅のホームの白線に歴史あり。


無駄に広すぎる白坂駅のホームには、

そんな理由が隠されていたんですね。


そんなことで、こんなこと言っちゃいけないんでしょうけど、
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c1013b


ここで列車を待ってても、列車はここに来ませんから。

なんたってここ、ホームのど真ん中ですしね。



駅の構内を見渡せば、まだまだ多くの謎が潜んでいる白坂駅でした。


そしてもうひとつ、白坂と言えばこちらです。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c1013e

鉄道写真の有名撮影地・黒川橋梁ですよ!

ちなみに上り線(←側)は大正初期の、

下り線(→側)は昭和30年代に建立された鉄橋です。

ぜひぜひ、2本の鉄橋を見比べてみてくださいね。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c1013c

石切造の橋脚、複雑な構造をもつ長いトラス部分…

先人の技術の高さにホント、驚かされます。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c1013d


ここだったら、ピクニック気分で写真撮影が楽しめそうです。

その時はぜひ、高速道路が空く時期を見計らってですぜ。



東北本線


↑(宇都宮駅方面)

黒磯駅

高久駅

黒田原駅

豊原駅(平成21年8月8日)

白坂駅(平成21年8月8日)

新白河駅

白河駅

久田野駅

泉崎駅

矢吹駅(平成24年5月23日)

鏡石駅

須賀川駅

安積永盛駅(平成24年8月16日)

郡山駅

↓(福島駅方面)