皆さま、こんにちは!
いよいよ世の中はお盆シーズンに突入、
帰省ラッシュも始まりました。
昨日は東北自動車道・福島トンネル入口より、
30キロの渋滞だったそうで、
ちょうど仕事でそこを通過していたんです。
いやホント、参っちゃいましたよ。
ETCでどこまで行っても1000円ですから、
走りたい気持ちもよくわかります。
でも高速道路の上だけで過ごす1日なんてつまらないですよね。
ここはひとつ、家族みんなでJR東日本のツーデーパスでも使って、
国内をのんびりと渡り歩くのも、面白いと思いますよ。
東北本線・白坂(しらさか)駅です!
福島県と栃木県の県境にある駅ですよ。
東北本線・黒磯~郡山間が開通したのは明治20年7月のこと。
当時はもちろん単線で、
お隣のの豊原駅との間は急勾配と曲線の続く超難所でした。
ゆくゆくの列車増に対応すべく、白坂信号所が設けられて、
これが後に、現在の白坂駅となります(大正6年に駅に昇格)。
昭和39年に東北本線は複線化されますが、
新たに増線された下り本線は、
地形の問題から駅舎とは程遠い西側に敷かれ、
新たにそこに島式ホームを設置(現在ある下り線ホームです)、
役目を終えた旧ホームは、後に撤去されました。
国鉄時代の東北本線と言えば、まさにそこは特急街道。
白坂駅は優等列車を通過させるための本線が外側に組まれ、
普通列車が退避するための停車線が島式ホームとともに、
その中央に組まれていたんですよ。
ところが東北新幹線の開業とともに、
これら優等列車は廃止され、
外側にあった本線上に、
新たにホームが組まれることになったんです。
それまで利用していた島式ホームも、
決して古いものではない訳でして、
思い切って、ホームを外側まで、目一杯広げちゃったんです。
その結果…
白坂駅のホームの白線に歴史あり。
無駄に広すぎる白坂駅のホームには、
そんな理由が隠されていたんですね。
ここで列車を待ってても、列車はここに来ませんから。
なんたってここ、ホームのど真ん中ですしね。
駅の構内を見渡せば、まだまだ多くの謎が潜んでいる白坂駅でした。
鉄道写真の有名撮影地・黒川橋梁ですよ!
ちなみに上り線(←側)は大正初期の、
下り線(→側)は昭和30年代に建立された鉄橋です。
ぜひぜひ、2本の鉄橋を見比べてみてくださいね。
石切造の橋脚、複雑な構造をもつ長いトラス部分…
先人の技術の高さにホント、驚かされます。
ここだったら、ピクニック気分で写真撮影が楽しめそうです。
その時はぜひ、高速道路が空く時期を見計らってですぜ。
東北本線
↑(宇都宮駅方面)
黒磯駅
高久駅
黒田原駅
白坂駅(平成21年8月8日)
新白河駅
白河駅
久田野駅
泉崎駅
鏡石駅
須賀川駅
郡山駅
↓(福島駅方面)