皆さま、こんにちは!

 

今日も前回に引き続き、松川駅の訪問記です。

(前回分もぜひチェックくださいね)

【まったり駅探訪】東北本線・松川駅に行ってきました。(前編)

 

松川駅がある福島市松川町は古くから宿場が栄えた街だそうで、

明治20年7月に東北本線(当時は日本鉄道)郡山駅-塩竈駅間が開通すると当時に

松川駅が設けられました。

東北新幹線開業以前は、急行「あがの」や「いわき」といった

一部の優等列車も停車していたようですね。

 

かつては数多くの優等列車が往来していた駅らしく、

先に書いた、廃止された川俣線ホームの他に

東北本線用の2本のホームを備えております。

 

こちらが上り線列車と貨物列車の退避で使われている1番ホーム(1・2番線)。

 

いつの間にか新しいホーム待合室に代わっちゃったようですね。

最近は便所の更新の進行が著しいJR東日本の駅ですが、

ホーム待合室の建て替え速度も加速中。

大正時代に造られた待合室がそのまま使用されている駅もあるし、記録は急がねば!

 

最近はエアコンが設置されてる待合室も多く、列車待ちも極楽気分です。

夏場の待合室の、あの入った瞬間のモワっとした熱気も好きですけどね。

 

下り線列車の停車に使われている2番ホーム(3番線)。

こちらは今でも古い待合室が残っておりましたよ。

国鉄表記が残る、行灯式の駅名標が実に素晴らしい!

 

さてさて、松川駅は鉄道ファンの間では知られている駅でして、

松川駅北側にある北芝電機から輸送される、

大型変圧器の鉄道輸送の発着駅なのでした。

自分はまだ、その姿を見たことがありませんので写真はありませんが、

気になる方は「松川駅 変圧器」で画像検索してみてください。

とにかく、見た目がものすごい貨物列車ですから。

 

こちらは松川駅の航空写真です。

一番右側(駅舎寄り)に写るのが旧・川俣線用のホームで、

変圧器輸送列車はここから発着します。

 

こちらは松川駅北側にある歩道橋から見た線路です。

左から3本が東北本線で、その隣りが保線車両の留置に使われている線路、

一番右が旧・川俣線と供用の、北芝電機の貨物専用線でした。

 

北芝電機の構内は入場出来ないので間近で見ることは出来ませんでしたが、

航空写真でチェックしたところ、北芝電機専用線は

旧・川俣線から分岐、スイッチバックして構内に引き込まれているようです。

上書きした線がいびつやな~

 

北芝電機専用線が見れるかな~?なんて思い社屋裏を眺めたら、

工場内に変圧器本体が並べられておりました。

これがシキ(大物車)に載っかって輸送されると思うと興奮が止みませんわ。

これ見て興奮出来るんですから、鉄道って本当に安上がりな趣味だと思います。

 

松川駅には煉瓦積みの油庫もあります。こちらも要チェックですよ。

 

趣味的に見て面白味の高さがハンパない松川駅でしたが、

一昨年末に木造駅舎は取り壊され、昨年春に新しい駅舎が完成しました。

 

駅舎内は完全密封され、冬場もお客さんを

快適温度で迎えてくれる松川駅に変わったんでしょうけど…

コンクリートの打ちっぱなしって、どうなんでしょうね?

オシャレでいて保守性も高いんでしょうけど、少々味気がなさすぎな気がして。

 

旧駅舎にあった「松川あいさつ駅」の看板だけでも

引き継がれたほうが良かったような気がしますが。

 

 

 

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