皆さま、こんにちは！
駅ファンでしたら誰もが大好きな木造駅舎。
JR西日本エリアは戦前築の木造駅舎が比較的多く残る地域ですが、
ここ木次線にもありましたよ。
しかもとびっきり素晴らしいヤツが。
木次線・八川（やかわ）駅でした。
もうね、見てるだけで嬉しくて嬉しくて…
大切なことなので２度言いました。
八川駅は木次線が開通した昭和９年に開設された駅です。
駅舎はその当時に建てられたモノらしいですが、
保存状態がとにかくやばい（いい意味で）。
側窓とか、昔懐かしい木枠のままなのです。
駅ファンでしたら、これだけで飯三杯はいけちゃいますよね。
八川駅の駅舎は近年に改装されたらしく、
待合室内の一部の側扉がサッシ化されてました。
…ってことは側窓は意図的に木枠のまま残された？
こんなこと、駅舎愛が無いと出来ませんって。
愛ですよ愛。
言い訳っぽいこと言っちゃいますが、
八川駅を訪れたら絶対に外せないお店が駅前にあったらしいのですよ。
地元名物の「八川そば」を提供してくれるお蕎麦屋さんのこと。
国鉄時代からここの名物だそうです。
ところが自分、駅舎に見とれちゃって
お蕎麦屋さんの存在がまったく気付かなかったのです。
事前に連絡をしておくと、
列車の到着時刻に合わせてお蕎麦を作ってくれるらしく。
次回は絶対これをゲットしたいのですが、
ここに到着する定期列車の本数がとにかく少ないの。
確実にゲットするなら、やはりクルマで来ないダメかな？
気を取り直して駅舎の中を拝見しました。
駅舎の外観もすごかったですけど、八川駅は中も素晴らしいの！
まるで映画に出てくるロケセットのような状態です。
これで現役のJR駅だっていうんですからすごい。
ぜひとも我が地元のJR東日本エリアにも見習ってほしい。
八川駅には更に衝撃的な事実がありまして、
１日の乗車客数が１人以下（これも衝撃ですけど）なのに
無人駅ではなく、出札窓口で切符を売る簡易委託駅なのです。
この窓口、飾りじゃないんですぜ。
ただ残念なことに、
列車が到着する時刻以外は窓口や改札口は閉鎖されてますの。
列車が停車する際は、
折り畳み式の檻が開いて改札口に変わるそうですよ。
ギミック的にはコアファイターがコアブロックに変化する感じか。
ホームにどうやって出たらいいのか、わからなかったのですが、
列車の到着時刻以外はホーム側の扉は閉鎖されてたようですね、残念。
…ということで、駅舎を通らず脇を抜けてホームにイン。
八川駅は単式ホームが１本あるだけの棒線構造の駅でした。
廃ホームが見えることからもわかる通り、
以前は列車の行き違いが可能な相対式ホーム２面２線構造だった模様。
２本のホームの間には、
積もった雪を流し落とすための融雪溝が掘られてましたよ。
ここは雪深い地域。
八川駅を含む、木次線の出雲横田駅から備後落合駅までの区間は
冬期運休することでも知られてますが、
JR西日本の運行情報によれば本日も運休中とのこと。
八川そばがますます遠のいてゆく…
最後は駅舎に貼られていた駅名標で〆ます。
これを見ただけで幸せな気分になれるのですから、
駅ファンは安いものよのぅ。
…ということで今年は絶対に八川そばをリベンジしたいのですが、
春から運行されるとウワサのFDAの仙台空港-出雲空港便、
FDAのHPを見たら
4月20日以降の時刻表に時刻が掲載されてるじゃないですか！
仙台からわずか２時間半で島根県に着けちゃうみたいです。
今から楽しみですけど、
そもそもここ、定期列車が１日に３往復しか運行されてないのですよね…
訪問駅リスト（JR線）
木次線
↑（宍道駅）
南宍道駅（平成28年６月15日）
加茂中駅（平28年６月15日）
幡屋駅（平成28年６月15日）
出雲大東駅（平成28年６月15日）
南大東駅（平成28年６月15日）
木次駅（平成28年６月15日）
日登駅（平成28年６月16日）
下久野駅（平成28年６月16日）
出雲八代駅（平成28年６月16日）
出雲三成駅（平成28年６月16日）
亀嵩駅（平成28年６月16日）
出雲横田駅（平成28年６月16日）
八川駅（平成28年６月16日）
出雲坂根駅（平成28年６月16日）前編 ・後編
三井野原駅（平成28年６月16日）
油木駅（平成28年６月16日）
↓（備後落合駅）
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