皆さま、おはようございます!

 
一昨日のブログで木次線・出雲坂根駅のことを書きました。
(こちらもぜひチェックくださいね)
 
出雲坂根駅は全国的にも珍しい
現役の3段スイッチバックを持つ駅でしたが、
急こう配を登った先にあるのがこちらの駅でしたの。
木次線・三井野原駅
木次線・三井野原(みいのはら)駅です!
 
この日は、出雲坂根駅から
奥出雲おろちループを通って三井野原駅にやってきた自分。
ここに着くまで、スイッチバックを横目にしたり、
2重ループを回ってきたので、
三井野原駅が高い場所にある駅なのは重々周知しているのですけど…
駅前に立っても、まったくそんな気配を感じないのだから不思議ですよね。
木次線・三井野原駅
ちなみに、三井野原駅は標高727メートル地点にある駅らしい。
JR西日本圏内の駅では、最も高い位置にある駅だそうですよ。
参考までに書きますと、北海道の最高地点駅は
四国が土讃線・繁藤駅で標高347メートル、
九州が豊肥本線・波野駅で634メートルだそうで。
この数字を見れば三井野原駅の高さは納得です。
改めて言うのもなんですけど…
小海線・野辺山駅の標高1,375メートルは、やっぱスゴイわ。
 
三井野原駅は昭和24年に開設された三井野原仮乗降場が起源で、
昭和33年に昇格して駅に変りました。
木次線・三井野原駅
長らく、駅昇格時からの駅舎が使用されてましたが、
平成24年6月に現在の駅舎に建て替えられた模様。
 
無人駅にしてはずいぶんと立派な駅舎だな…と思いましたけど、
中を覗くと待合室は意外に狭く。
木次線・三井野原駅
 
そのスペースの大半は
バリアフリー対策が施されたトイレに充てられていたみたいですね。
木次線・三井野原駅
駅便ファンの自分もびっくり!
トイレの充実っぷりに驚きましたが、
どうもこれは、三井野原駅が持つとある地域性が起因しているみたいです。
その理由についてはのちほどに。
 
三井野原駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅。
国鉄時代は保線車両(除雪車)を留置する側線があったはずですけど
消えちゃったのかな?
木次線・三井野原駅
木次線・三井野原駅
 
出雲坂根駅にもあった愛称駅名標ですが、三井野原駅にもありました。
木次線・三井野原駅
説明書きを読みましたけど…
学のない自分は何が書かれているのかチンプンカンプンで。
若いうちに、もう少し勉強しておくべきでした。
特に英語と国語が苦手で、それと大学に通ってた頃に学んだドイツ語も。
コミュ障とか言わんといてくだされ。
 
さてさて、初夏に訪れた自分は気付きませんでしたが、
三井野原駅周辺はスキー場だらけなんですって。
しかもかなり人気が高いスキー場らしい。
さすがJR西日本で最高標高を誇る駅です。
辺りに民家が少ないこの地域に駅が設けられた理由、
そして、無人駅なのに立派な駅舎(駅便)を持つ理由も、
きっとコレなのでしょう。
国鉄時代の書籍には「三井野原駅はゲレンデの中にある駅」、
名所案内には「三井野原スキー場
線路を挟むようにして両側がスキー場になってる」
書かれていたみたいですよ。
となれば、真夏のスキー場も見てみたい!
駅を取り囲む三井野原スキー場を眺めてきました。
 
車を駅に停めて、スキー場まで徒歩で移動します。
木次線・三井野原駅
最近では珍しい低いままのホーム。
塗装されてますが、姿は国鉄時代のままなのでしょうね。
 
ホームの向かい側には旅館と…三井野原スキー場の看板を発見!
木次線・三井野原駅
 
旅館の裏側がゲレンデのはずなのですが…
木次線・三井野原駅
 
自分はスキーをしないのでスキー場事情はよくわからないのですが、
オフシーズンは畑を作っているんです?
それともここ、スキー場じゃなかったのかしら?
木次線・三井野原駅
 
山肌を見ると、いかにもスキー場っぽい感じなのですけど。
木次線・三井野原駅
 
真冬の航空写真があれば、スキー場が確認できて嬉しいな…
なんて思いながら写真を探しましたけど、
そもそも雪のシーズンに航空写真なんて撮りませんよね。
こちらは昭和51年に撮影された航空写真ですけど…
駅の両側がスキー場って、本当?
木次線・三井野原駅
どう見ても畑しか見えないのですが。
 
後で三井野原スキー場のことをネットで調べましたら
メインのゲレンデはこことは反対側、駅の向こう側なんですって。
木次線・三井野原駅
ここからスキー場まで歩くなんて、スキーヤーに皆さんすげー!
…なんて思いましたが、ほとんどの方が車を利用しているっぽく。
三井野原スキー場の人気の秘訣は、アクセス(道路)の良さと
ゲレンデが駐車場の目の前にあるからだそうですよ。
そもそも木次線の定期列車は1日に3往復しか運行されてないし、
冬季は運休が続くことが多いので、
列車で三井野原スキー場に向かうことは
初心者が直滑降を習得するよりも難しいのかもしれませんね。
 
多分、今頃は大盛況中の三井野原スキー場でしょうけど、
肝心の駅の方は、予想通り、長期運休に突入してしまったみたいです。
木次線・三井野原駅
スキーヤーのために設けられたと思われる駅便、
どうぞ、稀に訪れる駅ファン以外にも活用してもらえますように。
 

島根県の廃墟情報もあるらしい…

 

 

 

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