■ Twin Beds
近くの三組の夫婦にトラブル発生。三組はそれぞれ引っ越した。
だが引っ越し先は同じアパート。さらに続いてドタバタのトラブルが発生する。
製作年:1942、監督:Tim Whelan、脚本:Kenneth Earl、Curtis Kenyon、Eddie Moran、原作:Salisbury Field、Margaret Mayo
■ はじめに
登場人物(キャスト)
マイク・アボット(ジョージ・ブレント)
ジュリー・アボット(ジョーン・ベネット)
ニコライ・チェルーピン(ミシャ・オウア) 歌手
ソニア・チェルーピン(グレンダ・ファレル)
ラーキー(アーネスト・トルエックス) ジュリーの元カレ、リディアと結婚予定
リディア(ウナ・マーケル) ジュリーの友達、ラーキーと結婚予定
ジョーン・ベネットがコメディに出演するのはわりと珍しい。「Twin Beds」。引っ越し先のベッドがトゥインベッドである。
■ あらすじ
◆ ジュリーは結婚した
マイク・アボットとジュリーは結婚した。しかしジュリーは仕事熱心で、結婚式や新婚旅行の間にも仕事のことを気にしている。
アボットは甘い新婚生活を期待していたマイクは不満である。
またタブロイド紙によれば、ジュリーを追いかけている男性がいるようである。
◆ リディアの結婚式
ジュリーの友達のリディアが結婚する。相手はジュリーの元恋人ラーキーである。
ジュリーは二人の婚約バーティを企画した。マイクはパーティのどんちゃん騒ぎに嫌気がさした。
ここでもジュリーは人気者である。おまけラーキーがジュリーに親しそうにしている。
いやいや隣のロシア人の歌手ニコライ・チェルーピンは既婚者であるがジュリーが好きなようである。
◆ みんな引っ越した
マイクはチェルーピンにクレームをつけてチェルーピン夫妻は引っ越した。
しかしまたチェルーピンの歌声が外から聞こえてきたので、マイクは怒った。マイクとジュリーは引っ越した。
マイクとジュリーの引っ越しを知らないリディアはラーキーがジュリーと縒りを戻すのではないかと不安である。ラーキーとリディアも引っ越した。
◆ 引っ越し先は?
さて三組が引っ越したのは同じアパートである。アボット夫妻は五階、チェルーピン夫妻は六階、ラーキー&リディアは四階。
エレヴェーターがあり、外には非常階段がある。
ここでとんでもないドタバタが展開する。
◆ ドタバタの概要
マイクは外出。ジュリーはベッドで寝ている。
まずチェルーピンが階を間違えて部屋に入ってきた。服を脱いでソファに置く。ジュリーの隣に寝る。メイドが入ってきてクリーニングのために服を持ち出す。
ジュリーが隣にいるのが夫でないと気がつく。チェルーピンを叩き起こす。チェルーピンは起きるが服がない。
そこにマイクが帰宅する。チェルーピンは慌てて箱に隠れる。
マイクは風呂に入るために服をソファに置いて風呂に入る。メイドが服を持ち出す。
チェルーピンは箱から出るが、マイクが風呂から出てきたので、非常階段に逃げる。自分の部屋に行こうとするが、カギがかかっており入れない。
それをラーキーが目撃し、何事かと五階に入る。戻ってきたチェルーピンは後ろから傘をラーキーに突き付けて「手を上げろ」と叫ぶ。
チェルーピンはラーキーの服を脱がせる。服を着ようとしたが、他の部屋に行っていたマイクが戻って来たので、チェルーピンは箱に、ラーキーはクローゼットに隠れる。
ソファの上にあった服はメイドが持ち去る。
上の階が騒がしいのでリディアが入ってくる。ソニアも入ってくる。
男性陣は下着姿のまま立ち尽くす。
◆ ラスト
マイクとジュリーは仲直りして、元の家に戻った。ハッピー。
■ 出演作
◆ ジョージ・ブレント
(1946)らせん階段/The Spiral Staircase
(1939)太平洋の翼/海の荒鷲/Wings of the Navy
(1942)賭博の女王/Silver Queen
(1949)花嫁売ります/Bride for Sale((1942)トゥインベッド/Twin Beds
◆ ジョーン・ベネット
(1933)若草物語/Little Women
(1941)マン・ハント/Man Hunt
(1944)飾窓の女/The Woman in the Window
(1945)緋色の街、スカーレットストリート/Scarlet Street
(1947)浜辺の女/The Woman on the Beach
(1949)無謀な瞬間/The Reckless Moment
(1940)私はナチと結婚した/The Man I Married/I Married a Nazi
(1954)ハイウェイ捜査網/Highway Dragnet
(1942)トゥインベッド/Twin Beds