Tomorrow Is Forever

エリザベスの夫ジョンは戦死した。その後ジョンの子供を出産した。
エリザベスはローレンスと再婚した。しかしジョンは生きていてアメリカに戻って来た。
たまたまローレンスが経営する会社に就職した。ジョンはエリザベスを認識したが、風貌がまったく変わってしまったジョンをエリザベスは認識できなかった。


製作年:1946、監督:Irving Pichel、脚本:Lenore J. Coffee、原作:Tomorrow Is Forever(Gwen Bristow)


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 ジョン・アンドリュー・マクドナルド(オーソン・ウェルズ) → エリック・ケスラー
 マーガレット・ルードヴィッヒ(ナタリー・ウッド) 養女

 エリザベス・ハミルトン(クローデット・コルベール)
 ローレンス・ハミルトン(ジョージ・ブレント)
 ドゥリュー・ハミルトン(リチャード・ロング) ジョンとエリザベスの息子
 ブライアン・ハミルトン(ソニー・ハウ) ローレンスとエリザベスの息子

元々の邦題の「離愁」ではなんだかわからない。「Tomorrow Is Forever」はジョンが「過去のことは忘れて」と言う意味でエリザベスに言う言葉。
 


■ あらすじ

◆ 夫が戦死し再婚した

エリザベスの夫ジョンは第一次大戦に出征した。

1918年のクリスマスの直前にジョンが死亡したとの知らせが入った。エリザベスはドゥリューという男児を出産した。ジョンの子供である。

エリザベスはローレンス・ハミルトンからプロポーズを受けた。生活が苦しかったこともあり、二人は結婚した。

ドゥリューは二人の子供として育てられた。

◆ ジョンは生きていた

しかし実はジョンは生きていた。大きな傷を負って整形手術を受けて風貌はまったく変わってしまった。歩くには杖が必要だった。

彼の面倒を見てくれたルードヴィッヒ医師は死亡し、医師の娘のマーガレットは孤児となったため、ジョンはマーガレットを養女にした。

ジョンはエリック・ケスラーと名前を変えてアメリカに戻った。

奇しくもハミルトンが経営する会社に勤務することになった。

◆ エリザベスとジョンは再会した

エリックは、ハミルトン家の夕食会に招かれた。

ハミルトン夫人がエリザベスであること、ドゥリューが自分の息子であることを認識した。

しかしエリザベスはまったく風貌が変わってしまっているエリック=ジョンが分からなかった。

エリックは秘密を守った。

◆ エリザベスはエリックの素性に疑問を持った

時が過ぎてドイツがポーランドに侵攻した。ドゥリューはイギリス空軍に入るためカナダへ行こうとした。

注、第二次大戦時、日本やアメリカには空軍はないが、ドイツやイギリスには空軍がある。

エリザベスはドゥリューに反対したが、エリックはドゥリューを励ました。

これをきっかけにエリザベスは、エリックがジョンではないかと疑い始めたが、エリックは否定した。

このタイミングでエリックはエリザベスに「Tomorrow Is Forever」と言う。

◆ エリック=ジョンが死亡

エリックは自宅に戻った。エリザベスとの唯一の証拠である彼女から貰った手紙を燃やした。

そして急に体調を壊して死亡した。

ローレンスとエリザベスは残されたマーガレットを養女にした。
 


■ 出演作

◆ オーソン・ウェルズ
(1943)恐怖への旅/Journey into Fear
(1947)上海から来た女/THE LADY FROM SHANGHAI
(1944)ジェーン・エア/Jane Eyre
(1953)黒魔術/Black Magic
(1952)離愁:永遠の明日/Tomorrow Is Forever

◆ ジョージ・ブレント
(1946)らせん階段/The Spiral Staircase
(1939)太平洋の翼/海の荒鷲/Wings of the Navy
(1942)賭博の女王/Silver Queen
(1949)花嫁売ります/Bride for Sale
(1938)黄金の罠/Gold Is Where You Find It
(1942)トゥインベッド、コメディ/Twin Beds
(1952)離愁:永遠の明日/Tomorrow Is Forever

◆ クローデット・コルベール
(1949)花嫁売ります/Bride for Sale
(1952)離愁:永遠の明日/Tomorrow Is Forever