感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

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私の活字好きはどこからきたのだろう。
私の読書好きはどこからきたのだろう。
現在読んでいる本を記録し、語り、私の根っこを探しにいく。
ときどきクラシック。
ときどき演劇。
そしてときどき犬。

※無断転載を固く禁じます。

※ピアノ話についてのおさらい

20年という長い空白期間を経て、2018年1月からピアノレッスンに通っています。

(登場人物)

 モネ先生=私の現ピアノの先生

 

 

教室とは関係ない別の発表会(2ヶ月後)に出ることをモネ先生に白状し、今の状態を聞いてもらって先生を絶句させた話…の続き。

 

モネ「3楽章はいいとして問題は4楽章ですね。オクターブトレモロを意識しすぎてフォームが崩れてるんですよ。」

 

結局、毎回コレ。

なんでフォームってすぐ崩れるんだろう?繊細すぎん?

 

モネ「1音1音正しく鍵盤の上に指を置いてから弾く、からやりましょう。」←子ども?

 

そんなことしてて2ヶ月後の本番に間に合う?

とか疑ってる場合じゃないので、テンポアップ禁止でひたすらゆっくり鍵盤の上に指を置く。

そんな練習を繰り返しているうち、ふと気づいた。

 

あれ?この練習と並行して暗譜作業もできるんじゃね?

 

年末のレッスン終了時で8割程度覚えていたが、この程度の曖昧な暗譜だと本番の緊張で落ちる可能性大。よって本番では視奏(楽譜見て演奏)する予定にしていた。

しかし楽譜をめくりながら(今回は15頁)演奏するって結構ストレス。しかも演奏に必死になってめくるの忘れたりするし(鳥頭ゆえ…)。

ならいっそ覚えてしまった方がいいかもしれない。

決断は早いほうが暗譜にも早くとりかかれる。

というわけで、前回、そして教室の発表会に続いて今回も暗譜で臨むことにした。

(モネ先生も、この感じなら暗譜でいける、って言ってくれたし。)

 

若いころは意識せずとも勝手に覚えていたのに、大人になった今、ちょっとした暗譜も一苦労。

しかも15頁とかあもる人生最大の暗譜量である(多分)。

三歩歩くと忘れる鳥頭あもちゃん、この量を捌ききれるか!?

そして4楽章は超絶覚えづらいロンド形式である。

 

ロンド形式とは?

→ロンド形式の特徴は,ロンド(回旋)という名が示すとおり,主題(A)がエピソードを挟んで何度も回帰するところにある。ABACA(小ロンド形式)あるいはABACAB′A(大ロンド形式)が典型で,複数の異なるエピソード(B,C)をもつ。最後にコーダが付くこともある。

 

 

今回の4楽章は最後に不思議なコーダがつくロンド形式となる(ABCAB′C′A+コーダ)。

ロンド形式の何が覚えづらいって、このBCとB′C′というクセモノの存在である。

違う調で同じようなことを繰り返しながら前進していくの。

全く違う調の繰り返しならいいのに、近しい調で一部同じ音や似たような音をかぶせたりしてくるから(ええ~い、小賢しい!)、ちゃんと意識して弾かないとB′を弾いていたのにいつの間にかBに戻ってるという謎の現象が発生。

え?私だけ??

 

これ、なんとなく覚えてる、じゃ絶対にムリだ。

しっかり脳で音の進行を理解して演奏しないと。

とちゃんと意識して楽譜を見つめ片手ずつ音を確認していると、色々なことに気づかされる。

 

あ、ここの音ってBパートのここと被って離れていく形になっているんだ。へー。

あ、ここから実はCのこことリンクさせてるのか。へー。

 

とかとか。

年末に一度レッスンを終えてちゃんと弾けていたし、分かっているつもりだったが、改めて楽譜を見ると忘れていたこともあったし、新しい発見もあった。

本番を念頭においた暗譜をすることで見えてくる景色があることに気づく。

 

今後は実際に暗譜で演奏するかどうかはともかく、毎回楽譜をしっかり確認して覚えてみることを心掛けることにしよう。

と思うのであった。

 

そしてレッスンが進むにつれフォームも矯正でき、暗譜も順調、何もかも順調で最後のレッスン時にモネ先生も

 

「年末の時よりさらに仕上がりがよくなってる。すごくいいですね!」

 

と太鼓判をおしてくれたのであった。

 

残す心配は・・・

 

・いつもの弾き崩れを起こすことなく本番まで順調すぎたってこと

・本番1週間前の大分旅行のため、3日間ピアノに触れられないこと

・本番前日に東京在住民による高校の同窓会で一日中飲んだくれるってこと

 

である。

1番目はともかく2,3番目が心配すぎる!!!

 

どうなる本番!?(まあ結果は火を見るよりも明らか…)

③へ続く…

 

↓楽しかった大分旅行

 

↓去年、いきなり司会をやるハメになった大同窓会

 

※ピアノ話についてのおさらい

20年という長い空白期間を経て、2018年1月からピアノレッスンに通っています。

(登場人物)

 モネ先生=私の現ピアノの先生

 

最近、ピアノ関連の記事がないけどもしかしてやめた?

とか思っているそこのあなた!

ブッブー!←腹立つ言い方(笑)

クッソ忙しい中でも、コツコツ続けておりますよ。

 

 

最後にピアノのことを書いたのがこの時…もう4ヶ月も経ってる!

光陰矢のごとしとはよく言ったものだ。遠い目。

 

この記事で新曲に選んだサン=サーンス(「アレグロ・アパッショナート」)、そろそろ仕上げの時期では?とお思いの方もいるかもだが、ち〜っとも仕上がっておりません。

というのも、「諸事情」により2〜3ヶ月ほど中断していたからであります。

その「諸事情」についてしばし書いていきたい(5月の話だけど笑)。

 

上記の記事でも書いたように、定期的に今の教室でいいのかどうか考えてしまう私。

(そしてそのたびに先生はいいからな~と思いとどまる、の繰り返し。)

このモヤモヤを打開すべく、違う世界を見てみようと飛び出した先が、大人のピアノ愛好家の会であった。

 

去年、とてもいい刺激を受けたので(みんな揃いも揃ってとても上手)今年も出ることにした。

ただ出ると決めたはいいものの、肝心の曲を決めかねていた。

シューマンのソナタ2番の1楽章は教室の発表会で弾いて、絶賛燃え尽き症候群。そもそも去年のこの大人の会で弾いてるし。

せっかくだから新曲のサン=サーンスで出たいなあ。

今回もモネ先生に内緒で出る予定だから(笑)、いつもどおりしれっと練習してピークをこの本番に持っていけたらベスト!

 

とひどく楽観的な予定を立てていたのだが、そのサン=サーンスが一向に仕上がらない。

仕上がらないどころかちっとも弾けない。

しっくり来ないわ、手応えがないわ。

モタモタしている間も刻一刻と本番の日が迫ってきている。

 

あ、これ多分、間に合わない。別の曲にしよう。

と方針転換したのが3月下旬。

2ヶ月後の本番で弾けそうな曲はアレしかない。

シューマンのソナタ2番の1楽章…以外!である。

やっててよかった、全楽章。

迷った末、シューマンのピアノソナタ第2番の第3楽章+第4楽章でエントリー。

レッスン終えて以降全く弾いてないけど、2ヶ月あればなんとかなるやろ。

楽観的観測、再び。

 

↓昨年12月末に全楽章レッスンを終えました~

 

 

方針転換直後に人前演奏の機会があったので、ほとんど練習する時間がないまま(しかも並行してサン=サーンスもやっている。だってモネ先生に内緒だから笑)、3、4楽章を弾いてみた。

 

私(……こ…こりゃヒデェ……)

 

いくら練習する時間がなかったとはいえ、これはヒドすぎる。

ミスしたとかそれ以前の問題として、全く弾けてない。

(そんな演奏にも、圧巻だった、と言ってくれる方がいて気を遣わせて申し訳なかった。前はもっとマシだったと言い訳もしたかった笑)

 

ここまで弾けないとは思ってもみなかった。

あもちゃん、自分の実力をみくびっていた。違う意味で笑

あと2ヶ月でサン=サーンスと並行しながらこの曲(しかも2曲)を本番の舞台にあげられる気がしない。

あもちゃん、そんな器用じゃないし、だいたい大曲を並行できるほど上級者じゃなかろ?

とふと我に返り、モネ先生に

別の発表会に出ること、

シューマン第3、4楽章を再レッスンしてほしい(サン=サーンスは休みで←コレが重要)

と白状した笑

 

モネ「なんでそんなステキな話を内緒にしてたんですか?私も聞きに行きたいな。」

私「絶対に来ないでください!」

モネ「えー。」

私「そんなわけで早速来週からレッスンをお願いします。」

モネ「え?まだ2ヶ月前ですよ?1ヶ月前からでもいいんじゃないですか?」

私「いや、多分今から始めてギリだと思います。」

モネ「え〜?そう?まあ、とりあえず聞いてみましょうか。」

 

そして早速先生の前で弾いてみた。

 

モネ「…こ、これは……(;゚ロ゚)……2ヶ月で間に合うかしら…」

 

先生を絶句させたところで、②へ続く(笑)

わっしょい、わっしょい、胴上げ祭りだ、わっしょいしょ〜い。

宇宙の果てまで、イッテQ!

 

1000年に1度の奇跡…から奇跡を起こし続けること4回目の今回、とうとう125年に1度にまで縮まった。「奇跡」が「日常」に変化する日も近い。

1000年さん(橋本環奈ちゃん)からあなたの街の庶民派美人へ!

…ありがたみが一気に失われたように感じるのは気のせいか?

いや、当たり前に過ごせる日常、それが一番の幸せなのだろう。

少なくとも当て続けることができた(←言いたいw)私は、し・あ・わ・せ☆

 

今まで記事の中で⚪︎打席連続HRとか、⚪︎試合連続HRとか、統一性がまるでなかったが(だってこんなに連続で当てるなんて自分自身が想定してなかったんだもん笑)、これから引き続き奇跡を起こすとして(予定)、よっぽどの乱打戦か延長でしか見ることができなくなる打席数だと話がややこしくなるので今後は「⚪︎試合」で統一したいと思う。

そして「タイトルだけで選ぶ直木賞選考会」などのイレギュラーな選考会を開催して当たった場合は打席と数えるってことで(3歩歩くと忘れる鳥頭、覚えてられるかどうかだけが心配。)。

…とかルールを定めた途端に外す未来が見える気がする〜。高速フラグ回収。

 

ところで今回、一穂さん作品の出版社である光文社、直木賞作家の輩出は57年ぶりの快挙だそうですよ。

 

光文社の記録(57年に一度)に追いつけ、追い越せ!

 

あ〜!

あとここで触れないと忘れちゃうので先に触れるが、芥川賞候補の尾崎世界観、残念でした。

芥川賞を受賞した際には直木賞大当たりと一緒にW祝砲を打つ予定だったのに。

「魔のあもる推し」が芥川賞にも発動しつつあって自分の力がコワイ笑!

 

※魔のあもる推し=私の推し作家さんはもれなくあもるのノロイ(鈍い)にかかり、直木賞(芥川賞も?)受賞が遅れるというスーパー縁起の悪い現象。

 

一穂さんみたく三度目の正直ってのがあるから、次回に期待!

ただ一穂さんはあもるのノロイにかかってないからなあ…不安でしかない。

尾崎さん、ごめん笑、先に謝っとこ。

 

◆◇

 

というわけで余裕の笑みを浮かべながら4試合連続ホームランの解答を見ていこう。

 

 

 

 

 

 

 

と言ったはいいが、いくら検索すれど講評記事に全くヒットしない!

しをんちゃん(今回の講評の舞台に立った三浦しをん氏)の写真すらない。

お着物をお召しでの登場かしら?とか楽しみにしてたのに。

 

以前から講評の記事、そしてその内容のボリュームが減りつつあったのが、ここに来てとうとう記事そのものが消えた…(私の検索力が至らぬせいもある)

 

選評の詳細は来月の「オール讀物で確認してね」ということだろうが、それじゃ(私が)困るのよ。喜びの記事が書けないじゃん!

まあもっとも、外した時は講評記事なんてない方が(私の)心の安寧のためにはいいかもしれん。通報されるレベルに当たり散らし、罵詈雑言の舞を皆さんにお見せしてしまうからね。

だがそれもまた、美しい。

 

じゃあYouTubeで確認しろってこと?

文字だと猛スピードで読めるけど動画って時間取られるから好きじゃないんだよな。

 

と文句言いながら渋々探したがこちらも講評が見当たらず。

(受賞作家の会見動画はいくつかあり)

デジタル音痴あもちゃん、検索力がザコすぎる!?

ニコ動は!?

と思ったが、例の事件でニコ動やってないのか。

 

↓ニコ動関連事件

 

しかし、デジタルデータを誘拐?して身代金要求とか、おばちゃん、話に全然ついていけないんですけど…

流れる時代のスピードが早すぎる。

 

かろうじてしをんちゃん(三浦しをん)の言葉が掲載された記事をいくつか見つけることができたので、かき集めてピックアップした。

 

 

>直木賞選考委員・三浦しをんさんの話

>「令和元年の人生ゲーム」と「ツミデミック」に多くの票が集まった。後者は、コロナ禍を小説の「ネタ」として扱っているというのでなく、深刻な状況下での登場人物の暮らしや感情が描写されている点が高く評価された。

 

 

>三浦しをん選考委員は「短編集としての味わいが各編バラエティーに富み、コロナ禍で大変な状況に置かれた人の暮らしや感情を見事に書き分けている」とたたえた。

 

…え?これだけ…?

 

コロナ禍をうまく描いた一穂さんについて私は

 

「1つ1つの事件がちゃんと一穂さんの味付けで仕上げられている。」

「簡単に書いたけれどこれってとても難しいことだと思う。自分の色を出せるってすごい。」

「一穂さんは本当に上手に自然と(新コロを)作品に組み込んでいたところもきっと好印象」

「今でこそ新コロ騒動もおさまり、すっかり過去のものとなってしまったが(それはそれで怖くないか?)、騒動勃発時はそれはもう世界がひっくり返ったからね。(略)それをうまいこと見せてくれたのが一穂さん。」

 

こんな感じで賞賛しております。ほぼ一致!←言うのはタダ。

 

最終的には来月の選評を読んでみないとわからないが、私と同様に選考委員たちも全体的に活気のない回だったんじゃないかなあ。と勝手に予想。

 

↓今回171回の候補作に対する私の印象

「今回の候補作なのだが、揃いも揃って予想を下回るデキにちょっと残念な思い。ここまで心に残らない回があっただろうか…何回かあった気がする。」

 

それにしても「「令和元年の人生ゲーム」と「ツミデミック」に多くの票が集まった。」の言葉には腰を抜かすかと思った。

「令和元年の人生ゲーム」に一体誰が票を入れたんだろう。

ちなみに私は5作品中5位でした。すごく悪いわけではないけど、至って普通というかあまり印象に残らない作品だったんだけど。

タイトル、というか作家名はとんでもなく印象的だけど。

「エンタメとはなんぞや」「直木賞とはなんぞや」を私も改めて考えないといけない時が来ているのかもしれない。

そして私より選考委員の方がこまめにアップデートしてたりして、と感じたりもした。浅田次郎大先生はしてないだろうが笑

 

最近、世間から周回遅れでYouTubeの「歌ってみた」を頻繁に聴いているのだが、その原曲のほとんどがあもちゃん、わからないの笑!!

あまりの知らなさにビビったわ。

そしてその曲がデビューしている歌手のものなのかボカロなのかアニメの主題歌なのかもわかんないし、完全に世間に取り残されている。ぽつねーん。

若い芸能人の顔の区別は当然つかないし、なんならその国籍すらわからない子もいるし><

大江戸捜査網の里見浩太朗LOVE❤️とか言ってるようじゃ、そりゃ取り残されるわ。

それでも私は私でできることを!!!

 

こんな幕切れになるくらいだったら当初の予想どおり、受賞作なしで攻めてみてもよかったかも。

そしたら久々の大外しの大三振をエンタメとしてお見せできたのに!

同時に罵詈雑言吐きながらわめき散らす醜態もお見せできたのに!

…とか今やホームラン王の座をオータニさんと争うあもちゃん、余裕の発言をぶっ込んでみた。

 

ま、「好奇心は猫をも⚪︎す」なんて物騒なことわざもあるくらいですからね。

好奇心で受賞作なしなんかにしなくて結果的にはよかったのだろう。命、大事。

 

 

 

顔出しの件で(私の中で)話題になっていたが、一穂さんって覆面作家さんだったのね。

どおりで顔見たことないなあ、って思ってたんだ。納得。

 

偶然見つけたこのニュースでも…

一穂さんだけイラストなのがウケた。

 

そしてどうでもいいけど、このニュースすごくない?

なんで大阪だけなんだよ〜。東京でもやってくれよ〜。

私だって観に行きたい!

黒ちゃん(黒川博行)、どんな演技見せるんだろ?東京でもやってくれよ〜。←本日二度目。

 

ちなみに受賞に関するニュースで一番腹抱えて笑ったのは

 

>選考委員を務めた作家の三浦しをん氏は(略)

>「私自身小説家になったときに絶対顔を出す感じだったんです、当時。それがすごい嫌だった。絶対なんか言われるじゃないですか、ブスとか」と、かつての思いを明かした。

 

ブスて笑!

しをんちゃんの講評、やっぱり文字で読みたかったな。

 

◆◇

 

さてさて今回は宇宙からお送りしたわけだが(ええ、今まで宇宙を彷徨っていたんですよ、私)、そろそろ酸素も尽きつつあるので「4試合連続ホームランを祝う会」も終了としたいと思う。

続きは1ヶ月後の「オール讀物」の選評を参考に「たたかい終えて(第171回直木賞)」で書くことになりましょう。イマイチこの習慣が定着していないから、買い忘れが不安。

 

大三振をしてみてもよかった、なんて余裕をかますようになったホームラン王あもちゃん。

世界のオータニさんと並び称される日も近い。

あっちがデコピン柄のスーツを着てくるなら、こっちはレオ(天国在住)柄のワンピースでレッドカーペットに立ってみせる!

 

次回も決して守りに入らず、ブンブン丸でやったるで。

そして令和のピノ(カープの羽月)のように、走って走ってかき乱しちゃうんだから!

どか〜んと景気良く、やってみよーよ!

 

「プロ野球、1分勝負!」が懐かしい笑

(こんなこと言ってるから、時代に置いていかれるのだ)

 

それでも野球、しようぜ!

それでも読書、しようぜ!

野球見てたらやっぱりワクワクするもん。

そして直木賞だって同じ。いい作品が候補に並びまくったらやっぱりワクワクする。

不甲斐ない試合や作品には腹もたつし頭にもくるけど、ドキドキするような試合も作品もある。

 

私たちはそんな出会いを楽しみに生きている。

 

それでは冬はつとめて。

クッソ寒い年明けの半年後、皆さんまたお会いしましょう!さようなら!!

きっとあっという間に来年やで。

良いお年を〜笑!

もう三振王とは呼ばせない!

 

 

>第171回直木賞の選考会が17日、東京都内で開かれ、一穂ミチさん(46)の「ツミデミック」(光文社)が選ばれた。

 

おめでとう一穂さん、そしておめでとう私!!

今回は久々の受賞1作品ドンピシャ、バットの真芯に当ててのホームランであった。

(いや〜血迷って受賞作なしとかにしなくてほんとよかった〜笑)

 

・・・なんだかこれが通常運転になりつつあるのが、アタイコワイ!(うれしい悲鳴)

 

ところでこの4試合連続HRニュース、リアル友&ブログ友のsaryaさんから教えてもらった。

なぜって、そりゃあーた、私は仕事で遠出してたんですよ。

朝から晩まで大忙しでニュース見てるヒマなかったの。

いや、見てるヒマはあったが、三歩歩くと忘れる鳥頭、直木賞そのものを忘れていた。

 

sarya「おめでとー!」

私(何が?)

 

何が?って1秒ほど真剣に考えちゃった笑

 

帰宅してきた汗かき夫に

「直木賞当てたよ〜」

と報告すると

「え!?マジで!?本当に!?」

と何度も確認された…今回でもう4連続当ててるんですけど!?

刷り込みってコワイわあ。デジタルタトゥ、恐るべし。←?

 

もう私は昔の私とは違うのだよ。

(違うのは私ではなく、きっと選考委員…ヒソヒソ)

 

詳細記事についてはまた後でアップするとして、とにもかくにも

一穂さん、三度目の正直、本当におめでとうございます。

今後のご活躍を期待しています!

 

今回の講評の舞台にはしをんちゃん(三浦しをん)が立ったらしい。

これはどんなこと話すのか期待大ですな。

そんなしをんちゃんの講評の一部…

 

> 「令和元年の人生ゲーム」と「ツミデミック」に多くの票が集まった。

 

は?

 

 

ゴロリスト(=ゴロゴロする人)道を極めたあもちゃん、未だかつてこんなに余裕を持って結果発表の記事を書いたことがあっただろうか。いや、ない。(反語)

いつもこうでありたいものである。

 

選考会スタート時から候補作が揃わない、というアクシデント発生。

その後も色々差し迫っていたため、早めに終わらせておかねばと危機感をもっていたのが良かった。誰よりも私が自身を信じていなかったのが奏功した。

そもそも仕事もプライベートも色々とやること多くて、こんな茶番(オイ!)を繰り広げてる場合じゃないのよ。

野球見て、MBA見て、オールスターも見ないといけないしさあ。

エビアン選手権も見(=古江ちゃんとシブコを応援し)ないとだしさあ。

サッカー欧州選手権も見(=スペインを応援し)ないとだしさあ。

うん、ほぼプライベート。

しかし仕事も今週、仕事の遅いボスのせいでちょっと遠出してきます。つら〜。

あれほど言っておいたのになんでいつもギリギリなんだろう。…って人のこと言えないけど。

 

そんな募る愚痴はひとまず置いときまして。

では改めまして・・・

17日は第171回直木賞の発表日である。

(なんやかんやでもう明日じゃん!…余裕ってなんだっけ?)

 

全国に数人いるとかいないとかいう(どっちだ)コアなあもるファン、ならびに直木賞という単語に釣られてウッカリこの記事を開いちゃったその他大勢のあもるファンの皆様、大変お待たせしました。

万歳三唱のお時間が刻一刻と迫って参りました。胴上げの準備もよろしいですかな?

今回はナナナナナ、ナント!

4打席連続ホームランの記録がかかっているんですぞ。

皆々様、気合い入れて宇宙の果てまで胴上げであもちゃんを飛ばす準備をお願いします。

 

食べまくり大分旅行でチョイポチャになったあもちゃんをうっかり落とさないよう、しっかり筋トレしながらこれまでのあもる一人直木賞(第171回)選考会の様子を復習しておくように。
これまでのあもる一人直木賞(第171回)選考会の様子はこちら・・

 

 

 

 

それではあもる一人直木賞選考会(第171回)の受賞作品の発表です!!!!!


はいっっ!ドラムロール、スタ~ト!!!!


ドロドロドロドロドロ~~~~~~
 

(ムムム〜)一瞬考える。

 

ドロドロドロドロドロ~~~~~~

 

 

 

ジャン!!!

 

▽一穂ミチ『ツミデミック』(光文社) 

 

で〜す!

 

 

 

一穂さん、おめでとうございまーーーす!!!

いやーメデタイ!メデタイメデタイ!

 

前回、前々回の候補作から今作まで、目をみはるその成長っぷりにあもちゃん驚愕だった。

とはいえ3度目の候補で受賞。

ホップ・ステップ・ジャンプ!で見事な飛翔を見せてくれた一穂さん。

三度目の正直、とは昔の人はよく言ったもんだよ。

(6度目の候補のゆずあさはちょっと横においとこう)

 

タイトルだけで選ぶ直木賞では惜しくも受賞ならずだったが、あんなもんあってないようなもんよ。←ちなみに当てた時(かすった時ですら)は鬼の首取ったかの如く、エラソーに言うよ。

 

直木賞の候補作に挙げられる前にすでに読んでいたこの作品だったが、この時から

「やはり一穂さんは短編の能力がズバ抜けてるなあ」

と感心していた。

中には足を引っ張る短編もあったが、そのほかは秀作であった。

 

一穂さん以外の作品がいずれも出来栄えが私の期待値より下回っており、これはまさかの受賞作ナシか?と思いつつ、一穂さんの作品をざっと再読したところ、最初に読んだ時とその評価が全く変わらなかったことにちょっと感動。自分で自分の審美眼(?)を褒めてあげたいね。

それならやっぱりいい作品なんじゃない?

と自然と一穂さんが受賞の椅子に座ることとなった。

一穂さんにビビビと来た、そんな自分を信じよう。

冒頭に述べた「自分を信じなかったのが奏功」は一旦ここでは忘れてほしい笑

 

今回は受賞作ナシか一穂さんか、で迷っただけなので、一穂さんが椅子に座ってしまえばあとはすることもなく。

 

てなわけで毎度恒例、本物の選考会の様子について想像してみる。

 

(´-`).。oO モアモア〜ン

 

まずは

 

▽麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』(文藝春秋)

 

が落ちるでありましょう。

前記事で4位のゆずあさと同着としたが、さすがにゆずあさと同着ってことはないか〜と思い直しましてな。私の中でも5位に降着させてください。著者名の「競馬場」さんにかけて。

(どうでもいいけどギャンブル狂の汗かき夫がこの本を見て、「麻布競馬場?作家の名前なの?すごい名前だね(・_・;」と驚いていた。私だって驚いたよ笑)

 

新しい世代のことを書いているわりに話題やテーマは普通で、しかも物語の展開がオーソドックスでつまらない、と厳しい評価がされると思う。髙村薫さんから。

髙村さん、きびしぃからなあ〜><

 

そのあとは…

 

▽岩井圭也『われは熊楠』(文藝春秋) 

 

が落ち、それに引き続いてほぼ同時に

 

▽柚木麻子『あいにくあんたのためじゃない』(新潮社)

 

が落ちると思います。

 

岩井さんについては下で詳しく書くとして、今回唯一の長編ということで期待しすぎたせいもあるかもだが、思った以上に作品に馬力がなくてちょっとガッカリ。時代小説に精通している浅田次郎さんから、時代小説とは〜というご高説を賜ることができるかと思います。

 

ゆずあさは、私の中では岩井さんより下なのだがそこにはほとんど差はなく、文章の書きっぷりはなかなかのベテランの余裕すら感じられたのでそこを評価して(本物の選考委員が)、岩井さんより上になるかな、という感じ。

あとはそうねえ…あ!そういや湊かなえをひそかに推しているという宮部みゆきさんが頑張って推したりして。そんなに頑張ってくれなくてもいいんだけど。

逆らうな、抗うな、うんたらかんたら〜(思考放棄)。←出典忘れた笑

宮部みゆきの作品ってどの作品も本当に素晴らしいのだが、こと直木賞選考会に関してはどうも好みが合わない模様。なのに宮部さんの作品は私は好きって世界七不思議の一つだと思う。残り6つは知らん。

 

レベルが高くて困りますなあ!って回はきっと選考委員もウッキウッキで白熱した議論を展開すると思うのだが、今回はきっと低空飛行なんじゃないか。

どの作品も受賞に相応しい!という時も選考に困るが、どれもこれも…って時はもっと困るだろう。

 

あっさり一穂さんが受賞に決まると思うが(そう信じたい)、もし決選投票があるとするなら

 

▽一穂ミチ『ツミデミック』(光文社) 

▽青崎有吾『地雷グリコ』(KADOKAWA)

 

この2作で決戦投票ということになるだろう。

 

初ノミネートの青崎さんの頑張りを認める選考委員もいるとは思うが(京極さんとかどうかな!?)、全体的に年齢層高めの選考委員の顔ぶれ。ゲームの面白さがよくわかんなかった、とかありそう。私は男性にはこの作品を勧められるかな〜と言ったが、浅田次郎大先生に勧める勇気はない。そう考えると女性陣の評価の方がまだ高いか?

というか男性陣って二人しかいないんだっけ!?いつからそんなことに?って今更だけど。

(ここで突然、第171回直木賞選考委員のご紹介。って今w!?

 浅田次郎・角田光代・京極夏彦・桐野夏生・髙村薫・林真理子・三浦しをん・宮部みゆき

 です。)

あとどうしてもエンターテインメント以上に現実的な部分を見ると、それはありえないよね〜という部分もあるのでそこを突いてくる選考委員はいると思う。

とりあえずここでこの作品に直木賞受賞!とするのは結構な勇気が必要だし、躊躇われる。

青崎さんの他の作品も見てみたい、ってそりゃ言うよね。だって私も見てみたいもん。

純粋に次にどんな作品を書いてくれるのか、期待大!!!!!

あとあと、青崎さんの作品が米澤穂信さんに似てなくもない、とか言う選考委員いないかな。

1ミリほどそう感じたのは私だけかしらん?

似てるというか、テイスト?がウッスラそんな感じ。遠くから匂ってくる程度に。

 

一穂さんに関しては、もともと浅田次郎氏が初ノミネートの短編集で随分と推していたから、今回もきっと推してくるはず。しをんちゃん(三浦しをん)もきっと。

林のおばちゃんも推してきそうな気がする。

3人が強く推せば受賞作なしという事態はなんとか避けられる!ハズ!

頼む!私のために推してくれ。

一穂さんのためにも!←ついで。

ゆずあさは新コロをうまく扱えていなかったが、こちらの一穂さんは本当に上手に自然と作品に組み込んでいたところもきっと好印象!比較対象があると評価しやすいよね。

今でこそ新コロ騒動もおさまり、すっかり過去のものとなってしまったが(それはそれで怖くないか!?)、騒動勃発時はそれはもう世界がひっくり返ったからね。

そんな今までの常識を覆すような大事件をうまく扱う方が難しいわけで。

それをうまいこと見せてくれたのが一穂さん。短編の名手とお呼びしようかしら。

あとは髙村さんをどこまで説得できるか、それが勝負の分かれ目かと思います。

髙村さん、一穂さんの作品、お好きじゃなさそうだからなあ。完全にイメージ。

 

というわけで

以下、私の順位の発表を行っていく。※()内は出版社。

 

最終的な順位はこちら・・・

 

1位 一穂ミチ『ツミデミック』(光文社) 

2位 青崎有吾『地雷グリコ』(KADOKAWA)

 

だいぶ離れまして〜…

 

3位 岩井圭也『われは熊楠』(文藝春秋) 

4位 柚木麻子『あいにくあんたのためじゃない』(新潮社)

5位 麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』(文藝春秋) 

 

最後に読んだ以下の岩井圭也『われは熊楠』以外の作品についての感想等は、上記の途中経過記事でご確認ください。

 

※以下、全体的に作品の内容に詳しく触れています!!!ネタバレ注意!!

 

◇◆

 

 

いや、なにこれ、伝記?

今回の候補作の中で唯一の長編小説ということで自ずと期待値が高まったのだが、途中からもう苦行でしかなく…。いや、ちょっと言いすぎた。

面白かったの、面白い部分はたくさんあったの。

幼少期に良き師に巡り合って知識欲を満たし、学問とは?と常に深く考えるようになっていく様子とか面白かった。

父親との跡取りについてグダグダ揉めるとことかも面白かったし。

南方熊楠について取り上げたこの作品、南方熊楠を「知の巨人」という認識しかなかった私は、書かれていること全てにへ〜っという感じで読んだ。

こんなことをした人なんだ〜とか、こういう人だったのか〜(表現に虚飾はあれど、描かれた事件そのものは本当のことを書いているだろうし)などなど、知らないことばかりであった。

そしてこれほど好感を持てない主人公がいるだろうか、というくらいクソみたいな人物でなんか笑ってしまった。

あ、クソみたいな人物、というのは令和という時代から見た評価で、きっとこういう人って戦前にはたくさんいたんだろうと思う。

朝井まかてさんの「類」に出てくる森類(森鴎外の息子)もなかなかのクソだったし。

 

 

お金持ちのボンボンって基本、こういう感じなんですかね。お金は降って湧いてくるものとでも思ってるんだろうか。

 

…話は逸れたが、いい感じにクソっぷりが描かれているのはいいのだが、学問だけに一直線!って風に書くのかと思いきや、そうでもなかったり、不思議ちゃんなのかと思いきや、誰よりも高い自分の知識で弟を言いまかして父の財産を受け取る権利を主張したり(ちなみに私は全力で弟さんを応援したぞ笑!)、とはいえ人間なのだから、一貫性ってのもあるようでないのも当然で、それはなんとか納得するとして、都合よくあの世の人物が登場しすぎなのが気になった。

しかも都合よく登場させたはいいが、あまりそれが次に生かされていないところがさらに気になる。特に父親!父親があの世から助言してくれたりするのだが、あまり生きていないし、しかも途中から出てこなくなるし。いや、なんで!!

突然男色の話になるし。南方熊楠は男色研究もしていたそう(作品内ではあまり触れられておらず、後で私が調べたよ。)なので男色の話自体は不思議でもないのだが、とにかく脈絡がなさすぎて戸惑った。

時代小説の難しいところは、出来事はリアルに点として存在していて、それらを自分で作った物語という線で繋げていかないといけないところ。

なんで主人公はそんな動きする!?と作者自身が思ってたとしても、事実がそうあるのだから曲げるわけにもいかず。その点と線の結び方が非常に粗くて残念。

象徴的なモチーフ(天狗とか仏様とかとか)が数多くあった割に話自体が割と平坦で、盛り上がりに欠けるところもあり、伝記?って思っちゃったんだよね〜。

でも一つ素晴らしい描写があって、息子の熊弥の精神がおかしくなり、熊弥が暴れまくって熊楠の研究や採取された無数の書類をビリビリに破って、ぱ〜って空に向かって撒いたところ。

その下で熊楠が這いつくばっていて、その体の上にちぎられた紙片や採取物が降りかかってくるところ、本当に素晴らしかったね。とても美しかった。状況は最悪な場面なのだが。

そんなわけで、南方熊楠という人物を取り上げたのは面白い視点だったがその点と線をうまく繋げることができておらず、残念ながら受賞とはならなかった。

 

◇◆

 

未だかつてないほど順調に進んだ選考会、開始直後は居並ぶ妙ちきりんなタイトルやら著者名やら表紙やらにタッジタジのドッキドキだったが、蓋を開けてみればなんのことはないオーソドックスな作品ばかりで、なんなら過去回の方が脳天ひっくり返るような作品があったように思う。

今回はとにかく手堅い作品多め、そんな印象。

でもでも一穂さんの受賞は納得だし、残念ながら2位となった青崎さんも次回に期待!と思わせる作品であった。

 

今回の順位は私の好きな順位、というより、私がみなさまにオススメできる順番って言ったほうが正しい気がする。

この記事を読んでくれた全国に数人いるとかいないとかいうコアなあもるファンの皆様、そしてファンでもなんでもないけどたまたま通りかかって最後まで記事を読んでくれた奇特な方々、受賞作である一穂さんの作品を、そして受賞作以外の一穂さんの作品も読んでほしい。

あ、他の候補作なら青崎さんのもオススメします。ゲーム好きなら…。この作品、多少人を選んじゃうんだよな〜。

 

さ、明日になれば結果が判明するが、今回もあんまりドキドキしないなあ〜。

以前は「新喜楽」にエア参加したいとか言っていたが、参加しなくても結果は事前にわかってるしね!

なんだかもう、当てるのがデフォルトになってるよね〜!!!←言うのはタダ。

奇跡(自分で言う笑)の4打席連続ホームランは確定なので、ささ、宇宙に向けて胴上げ準備。

宇宙の果てまで、イッテQ!

マイお箸の携帯もお忘れなく。

 

今年のオールスター、ファン投票はカープからゼロ…。

現在2位の(1位とは僅差なので実質1位←?)カープからゼロ。

どういうことや。

 

逆スイミーとか言って私一人で盛り上がってた去年が懐かしい。

 

逆スイミーの秋山、今年も頑張ってくれている。

ほんとよくぞ広島に来てくれたよ。心から感謝したい。

 

…な〜んて楽しい昔話にもゆっくり触れられるこの余裕よ。

もう読んでるし、もう決まってるし、この流れるゆっくりとした時間をひたすら味わいたい。

 

→前回までの記事はこちら

 

 

 

今回の直木賞選考会はいつもと違い、1作品(一穂さん)は選考会開始前に読了。とはいえ細かい箇所は忘れているだろうから、とざっと再読し、残り4作は特に読む順番も考えないまま、手に取った順で読んでみた。

 

と前記事で書いたが、よくよく考えてみたら読む順番はちょっとだけ考えた気がする。

とりあえず読みにくそうなものを先に攻略…と手に取った結果、ゆずあさがトップバッター笑

それが今回奏功し、こんなにも余裕のある選考会に!(だからって当たる保証はゼロ)

次回もこの手でいってみよう。

 

てなわけであもる一人直木賞選考会の結果を順次発表してまいります。

順位については読んだ時点でのもの。

次の記事以降で順位は上下していきます。

 

※全体的に作品の内容に詳しく触れています!!!(次回以降の記事も同様)

 

1位 一穂ミチ『ツミデミック』(光文社) 

2位 青崎有吾『地雷グリコ』(KADOKAWA)

3位 

 

ちょっと離れまして〜…

 

4位 柚木麻子『あいにくあんたのためじゃない』(新潮社)

同着 麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』(文藝春秋) 

 

◇◆

 

 

ゆずあさと同位とするかどうか迷ったが、せっかく著者の名前が「競馬場」なので、「同着」言いたくて同位にした笑

まあ、4位も5位もさほど変わらん。

とんでもねえ作品を読まされるんじゃないか…と強い覚悟を持って本を開いたのだが、タイトルや著者名のインパクトから想像するようなトンデモ作品ではなかった。

でもどうせこの作品読まされるくらいなら、理解不能のトンデモ作品の方がまだ良かった。

なんかこう、全てにおいて普通。

朝井リョウ氏が出てきた時、「私には朝井さんの作品の良さがわからないけど、いいんだろうとは思う」という感想を持ったが、その域にも達していなかったように思う。

この作品は「沼田」という捻くれた、それでいて的確な見方をする人物に接してきた人物の物語が時系列に並んでいる。

その沼田くんが個性的かと思いきやそうでもなかったり、と今ひとつ興味深い人物でもなかったのがとても残念。最終的には何があったか知らんが(詳細は明かされていないが、なんかあったらしい)とんでもなくキャラ変するしね。

沼田くん含めてあらゆる登場人物がその上澄をサラサラ掬うだけの描写で、ざ〜っと読めはするがなんかそれだけ、という印象。Z世代のなんちゃら…が謳い文句なので、あえてそれを狙っているのだろうが、それならもう少し面白い話題を提供してほしい。

突然シロクマが出てきた時は、ええ〜って思ったがすぐに正気に戻るし。いっそシロクマの描写で暴れ倒してくれても良かった、まである。

それくらいインパクトのない作品なの。とにかく普通!すごいこと書いてるように見えて普通なの。

それ以外だと、とりあえず令和に生きる若者は大変そうだなあ、という感想は持った。

はっちゃけたいお年頃の年代から清く正しく美しく生きていないといけないのは大変だ。

 

今回この作品が候補に上がったのは、世間と選考委員と私(←シレッと参加)に対する顔見せのためなんだろうが、この先の作品に期待が持てるかなあ…

すごく化けてくれることを祈る!私のために!私を楽しませてくれ〜。

 

◇◆

 

 

 

タイトルから、こちらもとんでもねえ作品を読まされるんじゃないかと戦々恐々で読み始めたのだが、こちらはその予想に反して面白かった!!

良かった〜とホッと一安心!←つい、本音が笑

こちらの作品、

第24回本格ミステリ大賞(小説部門)

第77回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)

第37回山本周五郎賞

のトリプル受賞だそう。

 

凄そうな賞をたくさん獲ってるが、縁起の悪い山本周五郎賞も獲ってるのもお忘れなく笑 

※山本周五郎賞受賞作は直木賞獲れないジンクスあり

 

そんなジンクスの話はさておき、肝心の内容については結構面白かった。

人に勧められるかと問われると、ん〜男性には勧めてもいいかな、という印象。

こんなカイジみたいな話、女性が読みたいかなあ…

とか思ったが、そう読者に思われないために舞台を高校にして、主要人物を女子高生にしたのかもしれん!うーん、なかなかの策士ですぞ!

簡単に内容を説明すると

一人の女子高生が日常生活の中で風変わりなゲームの数々に巻き込まれる

という話。

私たちの周りに溢れている普通のゲーム(例えばジャンケンだったり、だるまさんが転んだだったり。)をちょっと手を加えて頭脳戦に変化させたゲームに主人公の女子高生たちが挑んでいくのだが、このゲームが異様に難しい。

ゲームの内容を理解するのはできるとして、腹の探り合いだったり、罠の位置の読み合いだったり、難しすぎて考えるのが面倒くさくなって思考を放棄しちゃう箇所多々あり笑

それでも話自体は面白いので、主人公(主人公はゲームをする女子高生じゃなくて、いつも一緒にいる友達かもしれん)と一緒にゲームを進めなくとも傍観者としても楽しめる。

短編(オムニバス)でありつつ、ちゃんとどの話もそれぞれの話にうまく絡み合いながら前に進めるテクニックは素晴らしい。生徒会とのゲームから始まり、その生徒会との関わりも後に生きてくる設定にしてあって、最後までちゃんと読ませる。

最終的にものすごい金額が動くゲームをすることになるのだが、それもあってないようなお金なので、人生終わり…のような緊迫感がないのが、高校生という設定にうまく活かされている。

読ませるし面白いし、すごく楽しんだのだが、なぜ2位かと申しますれば、やっぱり人に勧めるにはちょっと小難しいってのと、そもそものゲームがそんなに面白くないってとこだろうか。

いや、ゲーム自体は面白いのもあるのだが、心理戦や頭脳戦…のわりに、

いやいやそれは流石に強引!

って手段が多すぎたのが敗因かなあ。

あと頭脳というか結局フィジカル!って部分もあって、自然とこの画像を思い出した。

 

 

 

↑これ、めっちゃオモロイ。腹抱えて笑った。

 

ルールの穴を抜けて…っていうより、それは審判の匙加減次第じゃね?という箇所も目立つ。

それに高校生が放火なんかしちゃいかん。高校生じゃなくてもダメだけど。

(ちなみにすぐ消火されたけど。消火前提で火をつけたんですけどね〜。ムムム。)

ゲームに全く詳しくない私にそんなこと言われるようじゃオシマイや。

それともゲームやギャンブルに詳しい人だと、それくらいの強引さは普通!って思うのかな?

 

ラストのゲーム終了後に女子高生が友達に告げた過去の謝罪したいこと…は、よくよく考えたら大した話じゃないし、そもそも勉強をちゃんとして点をとってれば良かったわけで、そんなにいつまでも引きずる話でもないが、それも若者らしくていいなあ、と、そんなに否定には思わなかったが、きっとこのオチ?にズコー!ってなる人もいそう。

それでも全体的に読ませてくれたし、面白かったし、シリーズ化も視野に入れてそう。

それに女子高生もたくさん出てくるので可愛い女優さん使って、ドラマ化もできそう。

直木賞は残念だったが、別の道はたくさん開けているってことで。

 

そんなわけで、次回いよいよ結果発表です!

こんなにゆったりしたこと、今まであった!?

アタイ、コワイ。

読書の呼吸 壱の型、速読!

他に並行して読んでた本があったにも関わらず、3連休を前に候補作全部読み終えてしまった。

シンジラ〜レナ〜イ。

こりゃ嵐が来るで。あ、来てるんだった。

 

↓ちなみに読んでた本のうちの1冊(上下だけど)はこちら。

 

 

 

こんな小難しい本読んでるヒマあったら候補作を読めばいいのだが、とにかく食指が動かなくてさぁ…(あっ…しーっ)

候補作が手に入らないという緊急事態を乗り越え、動かない食指をムリクリ動かした結果、三連休を前に全てが終わり、あとは結果を書くだけという、過去イチ余裕のある回となった。

さすが私、略してさすあも。

 

てなわけで今回の選考会をゆっくり振り返ってみよう。

ゆっくり……ヨヨヨ。←泣いてる笑

余裕があるからって当てられるわけでもないのだが、余裕があるってスバラシイ。

 

 

 

今回の候補作なのだが、揃いも揃って予想を下回るデキにちょっと残念な思い。

ここまで心に残らない回があっただろうか…何回かあった気がする。

っていうか、なんで今回こんなに短編(オムニバス含む)が多いの⁉︎

なんと長編がたった1作!

いくら短編推しのあもちゃんといえど、長編をもっと読みたかった…。←ワガママおばさん。

 

好みを優先させたくとも特別好みの作品があったわけでもなく、じゃあ好み度外視で受賞しそうな作品があるかと言えば特別それらしい作品もなく。

結論はまだ決めかねているのだが、これはひょっとするとひょっとする(=受賞なし)かもしれん…と戦々恐々。

 

今回ばかりはホームランは難しいかもしれん。

奇跡の4打席連続ホームラン記録がかかっていたのにぃ〜。さすあも弱気。

受賞作を当てるのですら難儀するってのに、ゼロ回答を当てるなんてもはや超絶技巧。

(いつも大揉めしている私の頭の中の選考委員たちが今回に限って全員無言でコワイ笑)

 

とかなんとか言い訳が済んだところで〜笑

とりあえず記事を書きながら、私の頭の中の無言の審査員どもの口をかっぴらいていきたい。

 

今回の直木賞選考会はいつもと違い、前記事で書いたように1作品(一穂さん)は選考会開始前に読了。

とはいえ細かい箇所は忘れているだろうから、とざっと再読し、残り4作は特に読む順番も考えないまま、手に取った順で読んでみた。

※()内は出版社。

 

てなわけで順次発表してまいります。

順位については読んだ時点でのもの。

次の記事以降で順位は上下していきます。

 

※全体的に作品の内容に詳しく触れています!!!(次回以降の記事も同様)

 

1位 一穂ミチ『ツミデミック』(光文社) 

2位 

3位 

4位 

5位 柚木麻子『あいにくあんたのためじゃない』(新潮社)

 

◇◆

 

 

変な作品読まされるんじゃないか、と不安にさせる作家さんがいる一方で、絶対的な安心感のある作家さんもいる。そのうちの一人が一穂さんである。

前回の候補作は長編だったが(「光の中にいてね」)、一穂さんはやっぱり長編より短編の方でよりその本領を発揮するなあと思った。

かなりヘビーな内容も、文字数の限られた短編できっちりおさめてくる技術はとにかく見事の一言。短編に収めるために内容や表現を大胆に削っているのにも関わらず、その仕上がりは自然で、物足りないわけでもなく、むしろその読後感には重みすらある。

すごく軽いのにちゃんと重い。

ただ賞レースにおいて短編集の難しいところは、全ての作品の完成度をある程度は揃えないといけないというところにあると思う。

その点でなあ…

ウー⚪︎ーイーツにまつわる犯罪を書いた「ロマンス☆」

集団自⚪︎を描いた「さざなみドライブ」

この2作がなあ…

という記憶が強く残っていたところに直木賞候補作の発表である。

どうだろうかなあ…この2作がもう少し頑張っていれば、絶対一穂さんを激推し(魔のあもる推し)するんだけどなあ…

と思っていたが、

いや待てよ。3歩歩くと忘れる鳥頭あもちゃん、再読したら「あれ?やっぱりイイじゃん!」ってことになるかも。

と期待して再読したところ、やっぱり感想は変わりませんでした笑

鳥頭、どうでもいいことはよく覚えている。

「ロマンス☆」の書き振りがイマイチな内容に対してなかなかのハイテンション(タイトルについてる「☆」からもわかる笑)で、こちらがどういうテンションで読めばいいのか最後までムムムだったし、「さざなみドライブ」は冲方丁氏の「十二人の死にたい子どもたち」がちょっとチラついちゃうのが気になった。

 

とはいえ、この2作品を除けば本当によく練られた作品が揃ったと思う。

しかもその練られた感を全く見せない自然さがこれまたすごい。

再読したことで残りの作品の凄さを再認識できたのは良かった。最初は気づかなかった絶妙なテクニックにも気づけたし。

この作品は「犯罪小説集」と銘打った短編集であるが、まず最初の作品(「違う羽の鳥」)がSFチックというかスピリチュアルというか、不思議系の作品でその強気な姿勢に好感度爆上がり。この最初の作品で読者の好みが分かれると思うが私は好きだった。曖昧な結末にもちゃんと納得できたし。

「憐光」はれっきとした(?)重い犯罪なのにその恐ろしいほどの軽さに、きっと読者は恐怖する。そしてなぜか優しく温かい気持ちになってしまう不思議な作品。すでに亡くなっているのにその子の幸せを祈らずにはいられない。

「特別縁故者」も「祝福の歌」も素晴らしい作品だった。ノリは軽いのにちゃんと重い。軽すぎるとせっかくの重いテーマが台無しになってしまうが、その絶妙なギリギリのラインを踏み越えないいい感じの匙加減が、一穂さんの個性でありセンスだと思う。この絶妙なラインを是非ともその舌で味わってもらいたい。くぅ〜。

未成年の妊娠やウクライナ情勢にコロナ禍…などなど大きさはさまざまであるが世界や日本の社会問題をこの小さな短編集にギッチリ盛り込んでいるにも関わらず、ちゃんとお茶碗サイズに収まっているのがすごい。

しかもその1つ1つの事件がちゃんと一穂さんの味付けで仕上げられている。

簡単に書いたけれどこれってとても難しいことだと思う。自分の色を出せるってすごいこと。

派手な料理は1つもないけれど、どの料理も家庭的でいつ食べても胃に優しい味。

ふふって笑えたり、ジーンとしたり、小さく心が動かされる。

ちょっと血迷ったムムムな2作品はきっと温かい家庭料理コースに味変を、と刺激強めのスパイス料理を挟んできたに違いない!…ということにしておこう。

 

きっと浅田さんとしをんちゃんは一穂さんを推してくるはず。

というか推してあげてほしい!!

 

◇◆

 

 

うーん。

ほんと私ってゆずあさが好きじゃないんだなあと再認識。って何度目の認識?

私の中でゆずあさが湊かなえ状態に陥っている。

仮にも芋けんぴで人をブッ刺して私を大爆笑させたゆずあさの評価が湊かなえと同じでいいのか!…いいと思います。

(毎度ゆずあさと湊かなえを候補作に挙げてくる文春の人、同一人物じゃないかと勝手に推測している笑)

ただ!直木賞の候補作じゃなければ気楽に読めるいい作品だったと思う。人には勧められんが。

他の作品もそうなのだが、そして湊かなえもそうなのだが、ゆずあさって目の付け所は結構面白い作品が多いと思う。話の入り方や話題の取り上げ方など「おっ?」と思わせ前半はわりと読ませるのだが、あとは掴みどころがないまま流れていき、そして終わる。

実にもったいない。

こちらも短編集だったのだが、正直なところ翌日、どの作品も覚えていなかった。

そんな無茶苦茶な〜という話もあったにも関わらず、である。

あもちゃんの鳥頭のせい、というのをさっ引いても全く印象に残らなかった。

いい意味でも悪い意味でも私の心を少しでも掴んだ作品はいい作品である。

そういう点でもこの短編集はよくなかった。

薬には当然ならなかったが毒にもならず。

薬にならぬのならせめて悪口くらい言わせてくれぃ。

あ、割と言ってるわ笑

そもそも相性が悪いのはともかくとして、それでもゆずあさは回を重ねるごとに上手くなっているのは確かだと思う。

私の心に引っ掛かる何かがあれば、私の彼女への評価は大変身を遂げる…のかも?

私は小心者だから、人間のいや〜なところとか、事態が悪化してうわぁ〜ってところとか、そういう面倒くさいことには触れない性格であるが、その点ゆずあさはそういうところに自ら進んで触れていき、世間でいうところのイヤミスってやつ?この作品はミステリーじゃないが、とにかくそういうイヤな部分を鷲掴みにしているところは彼女の強みだと思う。

だからそこの強みを活かして、表現や何かにひと工夫あればそれだけですごく評価が上がるのではないだろうか。

 

てなわけで次回も、短編集が続きます…!

長編が読みてぇぇぇ。

 

ブログ友の風香さんの誕生日&運転免許取得をお祝いするため、クッソ雨の降る中、いい感じのビストロに行ってまいりました。

小雨とかではなく、クッソ豪雨。

電車が止まっちゃうんじゃないかってくらいの大豪雨。

 

思えば前回もクッソ雨が降っていたような…

 

あ、LINEだ。

 

風「とんでもなく雨が降ってますが、今日はよろしくお願いします〜」

私「とんでもなく雨が降ってるけど、どっかに雨女がいるんじゃないの!?」

風「否定できないのがツラシ」

 

私は雨女じゃないもんで(大きな声で言ったもん勝ち)、風香さんに罪をなすりつけたらアッサリ認めた。ヨシヨシ。

 

さてさて本日の会場は(も)、美味しいもの探し名人の風香さんセレクトのお店。

お祝いの主役に会場を探させる(そして予約までさせる)鬼畜のあもちゃん。

だって〜適材適所って言葉があるように、美味しい店を探せる嗅覚と本気度を持ち合わせた人にお願いした方が絶対美味しいじゃん〜。

この世の中にはそういう人がいる。

例えば風香さん、例えばうちの汗かき夫。

 

↓ご飯のことしか真面目に取り組んでくれない汗かき夫。

 

そんな美味しいもの探し名人が予約してくれたお店はやはり今回も美味しかった。

ちょっと変わった形態でシェアオフィスならぬシェアレストラン。

我らビストロ店と同じエリアにオサレ焼鳥屋とかあって、なんだか異世界!

 

飲めや歌えや。

 

カリフラワー、ドーン!!!!

 

サザエさんのお家(エンディングの)かな?

 

バナナ、ドーン!!

 

個性的な見た目の料理が多くて腹抱えて笑ったが、さすが美味しいもの探し名人セレクトのお店だけあり、いずれも美味しかった。

店員さんもノリのいい方で、あもちゃんご機嫌〜。

 

そんな料理を頬張りながら、風香さんの運転免許取得への道&現在の運転状況を聞く。

いや、もう怖いて。

高級車(高級車に若葉マークつけてるのウケる)が削られて軽サイズになるのも時間の問題…?

とはいえ安全運転に徹しているとのことなので、大丈夫でありましょう。

でも慣れてきた頃が一番油断してコスルのよ。気をつけて!

とペーパードライバーが偉そうに言うのであった。

ちなみにペーパードライバー(=私)は岡山時代に激セマ道路や崖道をバリバリ走っていたので、田舎道(だけ)は得意。

 

助手席で旦那がやいやい言うとこぼしていたが、それはもう初心者あるあるよ。

ン10年前に私が免許取った時は、西日本最強母が隣でやいやいうるさかったわあ。

あとあと、しばらくの間は助手席にもフットブレーキ欲しい、と思うのも初心者あるある。

あとあと、教習所では車庫入れとか縦列駐車はポールを目安にするから(ポールの2本目が鏡に映ったらハンドル切るとか)、シャバに放り出された今、車庫入れ時にポールを後ろに立てたいよね…という話で盛り上がる。

 

そして運転免許の話といえばこの話題を忘れてはなりません。

 

以前こんな記事を私が書いていたもんだから、風香さんは絶対に眉毛を描き忘れないぞ、と気合を入れて眉を書いていったそう。私のバカ記事がお役に立つ日が来るとは!

そして眉だけじゃなく化粧も念入りに、撮影直前まで化粧直しに余念がなかったという風香さんの気合の入った免許証を見せてもらいますれば…

 

私「免許の写真でこの仕上がりってすごくない!?たいてい犯罪者顔になるのに。」

風「ですよね、上出来ですよね。気合い入れた甲斐がありました。」

私「じゃあじゃあ私の見る?」←もはや見せたい笑

風「見ます見ます〜」

 

ジャジャーン!

 

風「……………やっぱり人間の顔って…眉って大事なんですね…」

 

ひどい言われよう!!!!!笑 ←何が嬉しいのか笑

 

↓ちなみにリアル友兼ブログ友のsaryaさんにもひどい言われよう。

 

風「あ、でも色が白いから顔全体が白く飛んだせいで…」

私「もういいって!!!!!」

 

ついでのフォローが容赦無く突き刺さる笑

 

その後もなんだかんだで話し続け、すっかり夜が更けてお開き。

そしてクッソ雨が降る中帰る我ら…。

 

ちょっと〜雨女がいるんじゃないのーーーーーー!?

と眉なし女が偉そうに雨女を責め立てるのであった。

 

 

 

 

え?もう7月?ワープした?

はい、月初めの恒例の挨拶も終えたところで、GWのお話です(なぜ笑!?)。

 

今年のGWも特に遠出する予定もなく家で転がっていた私にリアル友兼ブログ友のsaryaさんが

「ヒマなら飲みに行かない?」

と今年も声をかけてくれた。

 

↓去年のGW中の飲み会

 

街に出るならついでに…と本屋に寄ると、レジが激混みで思いの外時間を取られた。

待ち合わせの時間に遅れる〜!!!

 

この私が!!!

誰よりも早くやって来る私が!

待ち合わせの相手をビビらせるレベルに早く来て酒を飲んでる私が!←飲みたいだけ笑

遅れるなんてことがあってはならぬ、と走って店に向かった。

 

なんとか待ち合わせの1分前に到着すると、そりゃsaryaさんは到着してますわな。

 

私「お待たせ〜」

sarya「遅れるなんて珍しいね。」

私「遅れてはおらぬ笑」

 

時間どおりに来ただけでこの言われよう。

日頃の行いって大事。

 

↓5分前行動は当たり前体操。

 

何はともあれ、カンパ〜イ。←何に?

 

私「なんか今日、珍しくお客さん多くない?」←失言

sarya「そうなの、来たらお客さんがいてびっくりしちゃった。」←失言

 

失言オンパレードのおばちゃんたち。

 

 

sarya「そんなことより聞いて聞いて、大事件!あもちゃんに絶対聞いてもらいたくて!」

私「大事件だぁ〜?」

 

またまた大袈裟な、と思って聞きますれば、マジで大事件だった。

大事件というか世にも珍しい経験をしたというお話で、興味津々で色々聞いちゃったよ。

幾つになっても知らないことはたくさんある。

 

それにまつわる色々な話をしたり〜

あとあと、私のとんでもねえ大失敗のマロ話をしまして

 

私「そんなこんなで免許証見る?」

sarya「いいの笑!?見たい見たい。」

 

ジャジャーン。

 

sarya「こっわ!!!不良じゃん!!昭和のヤンキーじゃん!」

 

と腹を抱えて笑うのでした。

そんなリアクションに満足満足。←?

 

 

いやはや食った食った。

じゃあGWに飲み明かした記念にハイポーズ☆

 

とお店の方に写真を何枚か撮っていただいたのだが、その中には白目になった私のとてつもなくブッサイクな写真もありまして、それを含めてsaryaさんに全部送ったら

 

sarya「このとんでもない写りの写真も送って来るあもちゃんが好きよ笑!」

 

との反応で満足満足。←?

シロメでもマロ眉でもおもしろ画像は友達と共有していたい笑

 

そして帰り。

クッソ重い紙袋(直前に買った本たち)を提げてお店を出た私に、saryaさんが

「それ、重そうだね…」

と呆れながら言うので

「持って見ればわかるさ」

と持たせてあげますと

「おっも!!!紙袋の底が抜けるんじゃないの?家までこんな重いの持ちたくないよ><」

と叫んでいた…

 

私も2〜3冊の予定だったの、当初は。

だけどあれこれ面白そうな本が目に入っちゃったもんで、気がついたら大量買いしてた。

(最近紙袋を二重にしてくれないから、本気で底が抜けそうで毎回コワイ。エコの流れにド派手に反対する!)

 

あもちゃん一番の推し柱の派手柱(天元さん)も派手に反対しとる!

 

そのクッソ重い中に、今回の直木賞候補の一穂さんの作品もあったのさ。

あもちゃん、先見の明あり。

(後で書くが、なななななんと!今回直木賞の候補作、ほぼ読み終えちゃってるの!順調すぎて、アタイコワイ。あとは決めるだけ〜。…ええ、決めるだけ。)

 

↓一穂さんの作品は読了済みの話〜

 

直木賞が終わる頃、本格的な夏スタートですな。

もう下半期突入だなんて信じられない。今年ももう終わっちゃうよ〜〜。

多分笑い事じゃなく、本当にもうあっという間に終わりそう…真剣…。

 

基本的にイライラしたり、当たり散らしたり、ムカムカしたりせず、常に明るく朗らかで(自分で言うw)ゴキゲンなあもちゃんではあるが、ごくたま〜に余裕がない時もある。

今日はそんなお話。

 

ず〜〜〜〜〜っっと忙しい。仕事が。

 ※法律事務所で弁護士秘書してます。主な仕事はパワハラ弁護士のご機嫌とり。

 

ずっと一人で二人の弁護士(ボス弁&若先生)の面倒を見てきたが←言い方笑!

ちょっとここ最近、一人だと限界突破…という事態が続いている。

(だが人は増やせない。なぜならお金がないから。そして万が一増やせたとしても、パワハラボスのせいで若い子みんな、裸足で逃げ出すから!!!!!)

 

そんな余裕がない中、若先生の1分1秒争う仕事が舞い込んできた。

いや、マジでタイムリミットが目の前に迫っている事態。

私だけでなく若先生もドタバタ焦る。

 

右半身でパソコン上の書面をいじりながら、左半身で大量コピー。

タイムリミットを考えると確認する時間がないことはわかっているので、コピーミスがあってはならぬ、と光速で出力されるコピーを左目で追いつつ、右目で書面の確認。

そんな私に次から次へと重大事項を指示してくる若先生。

それを脳みそに叩き込みながら、追加の仕事も仕上げにかかる。

 

どう見てもてんやわんやの大騒ぎの中、呑気な声が…

 

ボス「ちょっと今いい?」

私「ちょっと今ダメです!(数かぞえてる時に声かけるでねぇっ!くわっ!)。あっ…」

 

切羽詰まった事態に思わず迫力のある声を出してしまった。

 

ボス「ショボーーン」

 

滅多に聞かないあもちゃんの迫力ある声に気圧されるボス笑

 

あもちゃんの頑張りもあり、若先生の仕事は無事間に合った。やれやれ、ホッ。

さ、残された大事な仕事を片付けねば…

 

私「先生お待たせしました。ようやく終わったからなんでも言ってくださいな。ニコニコ〜。」

ボス「あ!そう!?じゃあ…。」

 

と頼まれたのはクッソくだらない用事(しかも私用)…ピキピキ…

家のことは家でやれや!!!

な〜んてことは言わず、いつもの作り笑顔で優しくやってあげるあもちゃんであった。

 

主な仕事はボスのご機嫌とりに加え、母親業なんてのもあります。