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人が生きていくなかで遭遇する

 

さまざまな場面に活用していただきたいのが、ポリヴェーガル理論。

 

逆境的小児期体験(ACE)にも

 

このポリヴェーガル理論を実践していただきたいんです。

 

 

 

国が行っている患者調査によると

 

2002年の調査では

 

うつ病患者さんの患者数は約71万人でしたが

 

2017年は約127万人以上となり

 

増加傾向がみられています。

 

 

 

 

 

抑うつの治療としては、
 
現在、 認知行動療法と薬物治療が主流となっていますが
 
抑うつを経験している人の中でも
 
特に逆境的小児期体験(ACE)のあった方は
 
認知行動療法や薬物治療に
 
十分な反応が見られないことが報告されています。
 
この、逆境的小児期体験(ACE)ってご存じですか?
 
 
 
 
 
 

逆境的小児期体験(ACE)のこと

逆境的小児期体験はAdverse Childhood Experienceと言って
 
略してACEと言われていますが
 
アメリカで行われたACE研究によって定義されたものです。
 
 
 
 
 
アメリカではACEと成人期の疾患との関連の調査研究が進んでいて
 
行われた虐待と成人期の健康に関する、ある調査研究では
 
17737名が対象となり実施。
 
ACE の項目には
 
親による侮辱、暴言、 暴力、性的虐待、ネグレクト
 
親との離別体験、家族内にアルコールや薬物依存
 
うつなど精神疾患を持つ者,、自殺の危険のある者
 
服役した者がいたなどの体験が含まれます。
 
 
 
 
 
対象となった研究参加者は
 
平均年齢57歳で4分の3は大学を卒業。
 
ほとんどが定職を持ち、健康保険に加入している
 
中産階級の白人だったとのこと。
 
 
 
 
 
その結果
 
ACEスコアゼロだった方はは3分の1にとどまり
 
3分の2は1つ以上のACEを有していたのだそうです。
 
 
 
 
 
 
アメリカで安定した生活を送っている中産階級の方々でも
 
ACEを有していることが珍しくないと
 
明らかにされた調査結果でした。
 
日本でも、ACEを有する方が
 
一定数は存在するだろうと推測されますよね。
 
 
 
 
 

ACEにもポリヴェーガル理論の実践を

これまでにご紹介してきたポリヴェーガル理論。

 

子どもの健やかな育ちには

 

安全、安心を感じられる周囲との繫がりが大切とお伝えしましたし

 

それが損なわれると

 

生きづらさを抱えるようになるともお伝えしましたよね。

右矢印漠然と感じる「生きづらさ」…ポリヴェーガル理論の視点から考える。

右矢印子育てをポリヴェーガル理論の視点で考える。

 

 

 

 

 

 

ACEを有する方は

 

安全、安心を感じる周囲との絆を作ることが阻まれてしまったため

 

社会で生きていくために欠かせない

 

社会交流システムを担当の腹側迷走神経複合体が

 

成長過程でうまく育まれなかったと考えます。

 

 

 

 

 

 

ACEを有しているかも。とか

 

生きづらさを感じている。とか。

 

そんな方はいらっしゃいますか?

 

 

 

 

 

 

本来であれば

 

小児期に活性化されるはずだった腹側迷走神経複合体。

 

このシステムは背側迷走神経や、交感神経とともに

 

人類の進化上、生き延びるために

 

保存されている神経システムですので

 

今からでも、働きかけを行うことが大切だと思います。

 

 

 

 

腹側迷走神経複合体の活性化ってどのように行うんでしたっけ?

 

落ち着く環境を整えること

 

食事、睡眠、運動など生活習慣を工夫することは基本中の基本。

 

人間の相互交流の本質である直に対面する経験を大切にして

 

安心感を得られるように

 

信頼できる他者との会話やふれあいを味わうこと。

 

でしたよね。

 

 

 

 

 

 

 

相手に対して、笑顔で接すること

 

鏡を見た時など、自分にも笑顔を向けること

右矢印笑うと免疫力アップの効果があるらしい

 

 

 

 

 

 

安心、安全を感じる絆づくり。

 

専門家による支援や治療が必要な方は

 

しっかりそれらを受けていただきながら

 

ご自分の負担にならないところから

 

少しずつ始めて見てくださいね。

 

 

 

 

日本でもポリヴェーガル理論の活用が広がれば良いなと思います。

右矢印日本でのACEにもポリヴェーガル理論を実践!

右矢印学校ACE®️にもポリヴェーガル理論の実践!

 

 

ポリヴェーガル理論、とても参考になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご自分に合ったものを活用して体調を整えてくださいね。よろしければご覧くださいニコニコ

ポリヴェーガル理論を知りたい方はこちら。8回シリーズです。

右矢印自律神経は交感、副交感の2種類だけじゃない…ポリヴェーガル理論①

右矢印進化の過程で自律神経が3階層に…ポリヴェーガル理論②

右矢印ストレスと自律神経の関わり…ポリヴェーガル理論③

右矢印ストレス反応からの回復過程を考える…ポリヴェーガル理論④

右矢印自律神経は自律する神経…ポリヴェーガル理論⑤

右矢印自律神経を理解してストレスと向き合う…ポリヴェーガル理論⑥

右矢印PTSDについて考えてみる…ポリヴェーガル理論⑦

右矢印生きているだけで、素晴らしいんです。…ポリヴェーガル理論⑧

子育てにも活用できますし

右矢印子育てをポリヴェーガル理論の視点で考える。

右矢印受験期のストレス反応をポリヴェーガル理論の視点で考える。

右矢印受験うつをポリヴェーガル理論の視点で考える。

右矢印不登校をポリヴェーガル理論の視点で考える

右矢印ドッヂボールでの子供の態度をポリヴェーガル理論の視点で考える。

日常生活でも活用できますよ。

右矢印漠然と感じる「生きづらさ」…ポリヴェーガル理論の視点から考える。

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