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ポリヴェーガル理論での

 

ストレス反応からの回復過程についての考え方を

 

お伝えしました。

 

前回の記事はこちら。

右矢印ストレス反応からの回復過程を考える…ポリヴェーガル理論④

 

始まりの記事はこちら。

右矢印自律神経は交感、副交感の2種類だけじゃない…ポリヴェーガル理論①

 

 

 

 

 

 

この自律神経モードは

 

自分の意志で切り替えたりすることが出来るのでしょうか?

 

このことについてみていきましょう。

 

 

 


自律神経モードの切り替えはどうなっているのか

 

ストレス反応としての自律神経モードについて

 

こうしたモードのシフトは

 

どのようにして起こるのでしょうか?

 

私たちは、どのようにして危険を判断し

 

それぞれのモードで対応することを選んでいるのでしょうか?

 

 

 

 

 

ポージェス博士は

 

このようなシフトの前提となる、環境のアセスメントは

 

自我による認識や判断ではなく

 

生理的なものだと考えました。

 

 

 

 

 

「安全であること」または「危険性のレベル」に関する評価は

 

言語で大脳が判断することによって起こることではなく

 

大脳辺縁系や脳幹レベルの

 

もっと原始的な部位によるアセスメントであり

 

心身の自動反応的なものと考え

 

そうした心身の生理的反応を

 

「ニューロセプション(神経知覚)」と呼びました。

 

 

 

 

 

 

従来行われて来た心理学やセラピーの考え方では

 

うつや心身症などの心の不健康を回復、治療する際に必要なことは

 

ものの見方考え方を変えることだと主張されていましたが

 

ポリヴェーガル理論的には

 

こうした信念は少々的外れであると言えるでしょう。

 

 

 

 

 

ポリヴェーガル理論で考えると

 

言葉で慰めたり、いさめたり

 

目標を立てたり、努力して変えようとしても

 

問題となっている反応や行動を

 

直接的に抑えたり変えたりすることはできないし

 

モードのシフトは意のままには

 

コントロールできないということなのです。

 

 

 

 

 

自律神経ですから、自分の意思とは関係なく

 

オートマチックに自律で働く神経なんです。

 

意識せずとも切り替わることで

 

私達の生存の可能性を広げるという

 

重大ミッションを遂行することが出来るのですが

 

それが逆に私達を苦しめることがあるということなのですね。

 

続きは、また明日。

右矢印自律神経を理解してストレスと向き合う…ポリヴェーガル理論⑥

 

 

 

 

 

 

ポリヴェーガル理論についてはこちらです。

8回シリーズです。長いですが、読み進めていただければより深く理解でき、生活する上での参考になると思います。

よろしければご覧くださいニコニコ

右矢印自律神経は交感、副交感の2種類だけじゃない…ポリヴェーガル理論①

右矢印進化の過程で自律神経が3階層に…ポリヴェーガル理論②

右矢印ストレスと自律神経の関わり…ポリヴェーガル理論③

右矢印ストレス反応からの回復過程を考える…ポリヴェーガル理論④

右矢印自律神経を理解してストレスと向き合う…ポリヴェーガル理論⑥

右矢印PTSDについて考えてみる…ポリヴェーガル理論⑦

右矢印生きているだけで、素晴らしいんです。…ポリヴェーガル理論⑧

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