昨日は、どうして多様性と言いながら差別をしちゃうのか、反対の意味で言葉を言うようになるか考えた。
星占いなんぞやっている手前、冥王星水瓶座の時代というところから、「多様」「それぞれのありよう」という言葉や考え方はたくさん出てくるからね。
「女性性」も、進化占星術でしばしば出てくる「母権制社会」も、もちろん女尊男卑ということではない。
けっこう頻出する言葉だし、すれ違いが起こらんよう 意味するところを丁寧に伝えたいところだ。
こういう鏡のしくみから、反対になりやすいのもありそうだし。
言葉と意味。
もともと使っていたときの意味合いから まるで反対の意味になることは、たくさんある。
スピリチュアルなこととは限らない。
たとえば「貴様」という言葉も、漢字を見れば 以前は相手をとっても貴く言う「あなた様」の意味だったはずと推測できる。
今では相手を罵るときの言葉だよね。
「キサマ!なめとんのか!」ってね。
このページによると、
もともとは武家で使われていた言葉だけど
それが庶民も使う言葉になり
俗っぽい言葉になり…
という経路で変化したみたい。
大衆がその言葉を使うことで 意味や使い方が変わる。
もともとの意味では使われなくなっていく。
「オタク」という言葉もそうだった。
これは…!
もともとはH24以上の意識で感じることを表す言葉だったのが、
大衆のH48意識にそれが広がることで H24意識以上の意味合いが分からないまま使われるようになり、
もともとの意味が分からない人が爆発的に増え、その言葉の使われ方が変わるということか。
だから、岡田斗司夫氏は「オタク・イズ・デッド」(オタクは死んだ、オタクの誇り高い精神が失われた)と言ったりもしたわけだね。
この話を見たときには私も切なくて泣いてしまった。
でも、
その呼び方ではその意味を表せなくなっても
その精神が世界から失われたわけじゃないんだ。
オタクという呼び方で指す対象は変わっても
岡田斗司夫氏が「オタク」と呼んだ その意味だったものはある。
ほかの動画で見たのだけど、「(誰がなんと言おうと、たとえ人から蔑まれようと、)自分がこれが大好きだというものを持っていて その道を歩んでいること。それの探求する者、その姿勢、ありよう。心に芯がある感じ。自分がそれを探求していることを誇りに思っているから、誰になにを思われても構わないという心でいる」みたいなことを、岡田斗司夫氏はオタクと呼んでいたそうだ。古き良きオタク。
仏教の修行じゃないけど、ちょっと求道者に似ているかもしれない。
進化占星術だと個性化段階っぽいな。
今オタクというと、「萌え」だったり アニメや漫画を多く見る人だったり、なんか違う感じのことを指しているよね。
でも、個性化段階に近い姿勢や心持ちのことなら、呼び方なんてなくても誰かがどこかでやっている。
そういう精神や こういうしくみが存在することは、我々が普段使うような言葉よりも上のH24意識以上のところから降りてくるのだからね。
呼び方がなくても、呼び方がどのように変わろうが、ありかたがある。
書物に書かれた古代の知識が大火事で失われても、肝心の知識やその真髄は上から降ろせる。
物質世界の形や呼び方は失われても、精神世界にはしっかりばっちりある。
普遍的なありよう。
アーキタイプ。
型。
温泉の普遍的なイメージみたいな「あのありよう」として。
それを、
なんらかの呼び方をするようになって
その呼び方で捉えることが流行って
大衆のH48意識で呼び方と意味するところの変化が起こり
失われ(失われてないけど)
呼び方がなくても 心で見つけて
また新しい呼び方ができ…
それを繰り返していたんだね。
だから新しい呼び方が出てくるわけだ![ひらめき電球](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
![ひらめき電球](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
そういうことかー!
「言葉は変化する生き物のようなものだから」
というのは、こういうしくみがあったのか![ひらめき電球](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
![ひらめき電球](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
と、急に気づいた次第。
意味や呼び方が変わることを 残念でめんどくさいことだと思っていたけれど、これは言葉と意味の自浄作用みたいなことだったのかもしれない。
大衆に広がってH48意識で意味を見失っても、H24意識以上のものを捉えることを諦めないための、自浄作用。
言い換えると、
天王星的な 芯の通ったフレッシュな言葉。
そして土星領域まで降ろされた大衆の言葉。
土星領域まで降りてくると、ある意味死んでいるからね。
フレッシュじゃなくなっている。
ある意味死んでしまうから、また新鮮なものを大いに含んだ 違う呼び方で再び出てくるのだね。
流行の20年周期と関係あるかは分からない。
天王星が20年くらいでホロスコープの4分の1進むのは関係あるかもしれないけど、どうかなー。
分からんけど、そういう理由も一因としてはあるかもね。
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という具合に、たくさんの人に広がると壊れる、ある意味死ぬというのもあるのですな。
ドラゴンヘッドや進化占星術が広がってほしいと思っていたけど、そういうことならそこまでたくさん広がらなくていいや。
好きになりすぎて、こんなふうに壊れたら悲しい。
アドバイスの機会が多い人が知っていればいいかな。
それは言葉と意味だけのことではないです。
大きな組織で たくさんの人と扱うからルールを作らなきゃいけなくなって、ルールで扱えるところばかりに目が向きがちになったり、
たくさんの人に見られるから いろんなことに配慮する必要が出てきてとんがった表現がしにくくなったり、なにかに妥協する必要が出てきたりね。
変質する。
でも、たくさんの人に広がり もともとのものがぼやけてしまったとき、それはある意味チャンスにも思えてきた。
既存の言葉、名前、呼び方によらずに
自分の心のセンサーを頼りに見つけることになるから。
それはなかなか天王星的で、おもしろい試みでしょう。
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「多様性」も 「女性性を大事に」も 「母権制社会」も
言葉の意味するところが変わっても
その意味するところを心で分かれば
呼び方が変わっても大丈夫だ。
と思ったけど、まてよ…
「自由」には私が思っていたのとは違う ハイパーな意味が 層状にいくつも見つかったしなぁ。
もっと奥、もっと高いところなら
もっと違う意味が見つかりそうだ。
最近は「理解」という言葉の 深い意味に「うおおお!」となったばかりだし。
7:15くらい〜 牡牛座の思考感覚。一つの思考に自我が入り切ったときに理解という。
「分かった!」「掴んだ!」と思ったら、その瞬間に分からなくなったり 指の間からすり抜けて落ちていったりすること、いっぱい。
分かったと思って慢心してそこに甘んじると、すぐにズルリと落っこちるんだよな。
大丈夫だけど、大丈夫だと慢心しないことか。
厳しい道だなぁ。