源氏物語イラスト訳【夕顔341】はかなかりし夕べ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【夕顔341】はかなかりし夕べ

「…はかなかりし夕べより、あやしう心にかかりて、あながちに見たてまつりしも、かかるべき契りこそはものしたまひけめと思ふも、あはれになむ。

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

【源氏物語イラスト訳】

 

 

「…はかなかり夕べよりあやしうかかり

訳)「…ふとあの夕方の時から妙に掛かっ

 

 

あながちにたてまつり

訳)強引に逢瀬を結び申し上げのも

 

 

かかるべき契りこそものしたまひけめ思ふ

訳)このようであるはずの前世からの因縁おありだったのだろう思うにつけても

 

 

あはれになむ。…」

訳)しみじみ愛しくて…

 

 

【古文】

「…はかなかり夕べよりあやしうかかりあながちにたてまつりかかるべき契りこそものしたまひけめ思ふあはれになむ

 

【訳】

「…ふとあの夕方の時から妙に掛かっ強引に逢瀬を結び申し上げのもこのようであるはずの前世からの因縁おありだったのだろう思うにつけてもしみじみ愛しくて…

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【はかなかり】

※【はかなし】

■【し】

■【夕べ(ゆふべ)】

■【より】

■【あやしう】

※【あやし】

■【心】

■【に】

■【かかり】

■【て】

■【あながちに】

※【あながちなり】

■【見】

※【見る】

■【たてまつり】

※【たてまつる】

■【し】

■【も】

■【かかる】

※【かかり】

■【べき】

■【契り(ちぎり)】

■【こそ】

■【は】

■【ものしたまふ】

■【けめ】

■【と】

■【思ふ】

■【も】

■【あはれに】

■【なむ】

 

重要古語一覧はこちら

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

夕顔とのなれそめを

光源氏は振り返って、

しみじみ、思い返している場面です。

 

あの夕べというのは、

夕顔の花を見つけて歌を詠んだ

あと夜のことですね!

 

チュー

 

 →今回のイラスト解釈はこちら

 →今回の重要古語はこちら

 

​-

 


 

>>次へ