マスク氏率いる政府効率化省への抵抗・・・
トランプ2.0 現地リポート【転載開始】■マスク氏率いる政府効率化省への抵抗・・・ 暴力なきクーデターの恐怖、「言葉狩り」 まで始まった 公開日:2025/02/261万人が集まった(提供)筆者 「ファシズムからアメリカを救うために来た」 なぜこのデモに参加したのかという質問に、開口一番そう答えたのはローレルさん。ニューヨークに住む40代の女性だ。 プレジデントデー(初代ワシントン大統領の誕生日)の休日だった今月17日(月)、全米50州で「Not My President(私の大統領ではない)」と銘打った抗議行動が同時開催された。主催は50501(フィフティ・フィフティ・ワン)という団体だ。その名前には、1つの目的のために50の州で50の抗議を同時に行うという意味が込められている。 ニューヨークには1万人が集まった。8年前の女性のマーチの動員40万人には遠く及ばないが、緊張感と危機感は比べものにならないほど強い。参加者の一人は「胃に穴が開きそうな気分だ」と訴えた。 その最大の理由は、イーロン・マスクの政府効率化省が猛スピードで進めている政府解体だ。20万人の解雇を目指し連日数千人が職を追われている。その中には航空管制官や核兵器、伝染病の専門家など重要な職も少なくない。また福祉や教育機関に対する助成金も凍結されている。■民主主義はどこへ さらには財務省や内国歳入庁などの機密データにアクセスし、国民の個人情報も取得しているとみられている。それをトランプ大統領に指名されただけで議会の了承も得ていない一個人のイーロン・マスクがやっていて、その実態は限りなく不透明だ。これはもう暴力を伴わないクーデターではないかという怒りも広がっている。 またトランプはDEI(多様性・公平性・包括性)の施策を全面的に廃止したが、それに伴う「言葉狩り」も始まっている。各省庁のサイトから「トランスジェンダー」が消えただけではない。国立科学財団は、大統領の意向に反する可能性がある単語を集めNGリストを作成したと報じられている。その中には「黒人、ヒスパニック、障害、偏見」などと共に「女性」も含まれていたため、「白人男性以外は全て否定するのか?」という驚きと憤りが広がっている。 多様性を否定し、均一な社会のみが国家に強さをもたらすというのは、ファシズムの考え方だ。さらに言論の自由が失われ、アメリカが民主主義から独裁に向かっているという危機感は募るばかりだ。抗議する自由まで奪われる前にできることをしなければという思いが、ニューヨークのリベラルたちを駆り立てている。【転載終了】********************** まあ、トランプもマスクも″奇人、変人″の類ですからね。兎に角、好き勝手という感じですね。