トランプ2.0 現地リポート

【転載開始】

■虚偽に満ちた施政方針演説 
 人権侵害を超えた移民強制送還の恐るべき
 現実は・・・まるでホラー
 公開日:2025/03/11

 

嘘ばっかり(C)ロイター

 現地時間4日火曜日に行われたトランプ大統領
の施政方針演説を、NYタイムズ紙は
「好戦的なスピーチ」、英ガーディアン紙は
「虚偽に満ちた演説」と報じた。
特に注目されたのは、政権の目玉である移民政策
に関する虚偽表現だ。

 ファクトチェックで「明らかな嘘」と指摘され
たのはこの発言だ。

 「バイデン前大統領は国境を開放し、不法入国
者を各地に送り込んだ。コロラド州オーロラや
オハイオ州スプリングフィールドのような町が移
民に占領され、破壊された」

 また、「過去4年間に流入した2100万人の多く
は、殺人犯やギャングだった」という発言は、
「誤解を与える」とされた。

■アメリカの庇護を求めた移民を・・・

 実際の入国者は1400万人で、うち犯罪歴のある
12万人近くが入国時に逮捕されたが、
大半が犯罪者との証拠はない。

 政権はこうした犯罪者の強制送還を掲げるが、
実態は大きく異なっている。

 特に批判されているのは、キューバの
グアンタナモ基地への重罪人の移送だ。
ここには9.11同時多発テロの容疑者がいまだ拘束
されているが、アメリカの法律が適用されない
ため、拷問など人権を無視した扱いが行われて
いるとみられる。
これまでに170人以上の不法移民が移送されたが、
その多くは犯罪者ですらないと、人権団体が抗議
している。

 もうひとつ問題視されているのは、出身国で
ない第三国に送り込まれる不法移民だ。
彼らを拘束しても友好国以外に返すのは難しい。
そこで、約300人の一時的な受け入れを承諾した
のがパナマだ。
輸送機で送られた彼らの多くは、アジアや
アフリカ諸国の出身者だった。
中には迫害を恐れ亡命を希望した、キリスト教徒
のイラン人の女性や、タリバンの手から逃れて
きたアフガニスタン人の家族もいると、
NYタイムズは伝えている。

 彼らは危険なジャングルの端にあるキャンプに
拘束されていて、取材も弁護士との面会も禁止
されているため、その実態は限りなく不透明だ。

 庇護を求めてアメリカにたどり着いた移民たち
が、見知らぬ国に送られ拘束されるという、
人権侵害を大きく超えたホラーが進行している。

【転載終了】

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 トランプは、政治ではなくビジネスをして
います。
イーロン・マスク然り。

 しかし、そのビジネスは全て裏目に出てい
ます。
また、トランプを支持した労働者階級は自分
達が部品を調達している国からの輸出停止や
報復関税でリストラされる憂き目に合いそう
ですね。

 そして、16ヶ国がアメリカ国債を一斉に
売却し出したようです。
更には、ドル安が進み、アメリカの価値が
暴落する浮き目にも。

 アメリカ国民は何故、こんな愚かな政権
を選んだのか。