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【転載開始】

■自民党員ガタ減り!“6万人ショック”は序の口か・・・
 党大会のたび総裁が「信頼回復」繰り返す無神経
 公開日:2025/03/10

 


 派閥の政治資金パーティー券の販売ノルマを
超えた分や、派閥からのキックバック分を
政治資金収支報告書に記載せず、事務所で保管
するなどして裏金化していたことが分かった
自民党。
今もなお違法、脱法行為として国民の怒りの声
がくすぶり続けているが、問題は国会議員に
とどまらず、東京都議会自民党でも同様の手口
が発覚。
有権者の疑念の目は全国各地の自民党下部組織
にも向けられ始めた。

 そんな中、2024年末時点の自民党員数が
102万8662人で前年比6万2413人も減少したと
報じられた。

 いわゆる「6万人ショック」で、自民党執行部
に衝撃が走っていることなどを各メディアが
報じているのだが、無理もないだろう。

 1990年代前半、大手製薬会社のCMで流れた
「反省だけならサルでもできる」というコピー
が流行ったが、自民党も毎年のように「反省」
や「信頼回復」を訴えながら、その体質が
まったく変わっていないからだ。

 例えば自民党が9日に都内のホテルで開いた
第92回党大会。
石破茂首相(総裁=67)は
「国民が政治を信じていないとひしひしと感じ
ている」
「丁寧に弱い人、苦しい人、つらい人の声を聞
く。それが信頼回復の唯一の手だてだ」と力説。
「政府を謙虚に機能させ、国会を公正に運営す
る。国民の声に謙虚でありたい」などとあいさ
つしていたが、「国民の声」や「信頼回復」と
いった言葉は過去の党大会でも聞かれた言葉だ。

■前首相は「政治の信頼回復に向けて私自身が
 先頭に立つ」と・・・

 24年3月の第91回党大会では、当時の
岸田文雄総裁(首相=67)が演説で、派閥の
裏金事件が深刻な政治不信を引き起こしている
として、
「深い反省の上に政治の信頼回復に向けて私
自身が先頭に立ち、党改革、政治改革を断行
する」と決意表明。

 岸田氏は23年2月の第90回党大会では
「おごりを捨て、虚心坦懐に、徹底的に国民の
声に向き合う」と言い、22年3月の第89回党
大会でも「信頼と共感の政治」を全国各地で
進める——と語っていた。

 国語辞典で「信頼」とは
「ある人や組織などを高く評価して、すべて任
せられるという気持ちをいだくこと」という
意味だが、自民党のトップである総裁が党大会
が開かれる度に「信頼回復」などと訴えている
異様な状況を見る限り、もはや組織として本気
で取り組む気はないのだろう。
党員離れが進むのも当然で、むしろ「6万人減」
でとどまっている方が不思議なくらいだ。

 このままいけば
「10万人ショック」「20万人ショック」もそう
遠くない。

【転載終了】

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 政治にそれほど関心がなかった私の妻でさえ、
石破首相に期待をしていましたが、期待を裏切
られた落胆は大きいようです。

 結局、自民党の総理総裁はだれがやっても
金太郎飴だったという事ですね。

 次期参議院選は、自民党と維新が議席を減ら
す選挙となりそうですね。