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【転載開始】
■兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の
“居座り”
「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメント
しない厚顔
公開日:2025/03/22
無敵の人(C)日刊ゲンダイ
「風通しの良い職場づくりに向け私が先頭に
立っていく」──。
パワハラ認定を受けても、違法行為を指摘され
ても、微動だにしない県政トップのひと言に
職員はゾッとしただろう。
兵庫県の斎藤元彦知事によるパワハラなどを
訴えた告発文書を巡り、県の第三者委員会は
19日に公表した調査報告書で、対象16件中10件
をパワハラ認定。
自殺した元県民局長の告発を公益通報と認め、
斎藤知事が命じた通報者捜しなどを「違法」と
断定した。
元局長への懲戒処分も「違法・無効」と判断
されたにもかかわらず、斎藤知事は
「適切だった」との考えを堅持。
21日、登庁後の取材対応で「県民の期待に応え
て県政を前に進めるのが果たすべき責任」と
反省する様子もなく言い放った。
続投意欲だけはマンマンだが、第三者委の
報告書に対する見解については、公表から2日
以上経つのに「まだ読み続けているところ」
「しっかり読ませていただいてからコメント
したい」と保留。
「公務多忙」を理由に挙げ、議会の定例会が
閉会する来週26日以降に正式コメントを出す
考えを示した。
しかし、170ページ超の調査報告書を読み
込めないほど多忙なのか。
会見で斎藤知事は「20日も休みでした」と
サラッと言っていた。
なぜ速やかに報告書を読まないのか。
ある県議が呆れて言う。
「知事は『内容を精査したい』と言っています
が、精査せずとも第三者委がパワハラ認定し、
公益通報への対応を違法と断定した事実に変わ
りありません。知事は『これまで会見で述べて
きた通り』との言葉を繰り返しており、まるで
話にならない。正式コメントが出るまで県議会
の各会派は様子見状態。それを承知の上で知事
は議会が閉じるまで時間稼ぎをしているのです」
■全容不明の「公務多忙」
県のホームページを見ると、知事の公務日程
はスカスカ。
21日は、庁内での打ち合わせと芸術文化観光
専門職大学の学位授与式(午後2時開始)だけ。
秘書課に確認すると「保安上、取捨選択して
公表している」とのことだが、授与式後に公務
が入っているかどうかは「非公表」とのこと
だった。
「女帝」と呼ばれる東京都の小池百合子知事で
すら公務日程はオープンにしているのに、
さすが筋金入りのパワハラ知事は違う。
斎藤知事は報告書について「内容は真摯に受
け止め、改めるべきところを改めるのが大事」
と言っているが、自身の非を認める様子はない。
モラルに欠けた「無敵の人」が知事として居座
り続けるのは、ハラスメント以外の何物でも
ない。
県職員の心労を察して余りある。
【転載終了】
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この人物は″トランプ能″なのかもしれな
いですね。
「自分は正しい、批判する方がおかしい」
と、思っているのでしょうね。