日本人の中には、まあ、私もそうだったのですが、粗忽長屋の住人のような粗忽者が結構いるということが最近わかりました。
私の書いた以前の記事をお読みいただければその粗忽ぶりがお分かりになると思います。
以上の記事をお読みになれば、「日本は普通の独立国で日本人は普通だ」と信じることは、「地球平面説」を信じるくらいのカルトだということがお分かりになると思います。
外務省から国連憲章敵国条項は死んでいると言われて、そのまま信じ込むようなのとか、現実にはあり得ない「デジタルで無人の田畑の人口密集地の国家」を目指そうとか言うのに賛同するのは、粗忽長屋の住人なみに頭が粗忽な輩でしょう。
上級国民がこのような輩ばかりですから、一般大衆の粗忽ぶりは目を覆うばかりなのではないかと心配です。
日本人の多くは、生命の危険をもたらしかねないほどの粗忽ものになるよう、国家機構・マスメディアのまやかしによって意図的に○○されているようです。
国家機構を形成する官僚や政治家も、マスメディアの構成員も自分自身で自分を粗忽物にしているようなところがあります。
山本七平氏が自身の従軍体験を書いた『一下級将校の見た帝国陸軍』の中で、「どうしてこれほど現実性(リアリティ)が無視できるのか、これだけは何としても理解できなかった」と書かれているのですが、実は戦後もそのままだったようです。
現実には厳然と存在する国際法を死文化していると言い張ったり、現実にはあるはずがないユートピアが法律上たくさん存在したり、現実にはあるはずのないものを目指したり、カルト的に現実と抽象概念の区別が全然つかなくなっているようです。
山本七平氏はインターネットの普及以前に亡くなったので、「ポツダム宣言」や「連合国(国連)憲章敵国条項」や「日米安全保障条約」の内容について読んだことがなかったのでしょう。
ありがとうございます