日本国のまやかしの歴史② 国際連合≒United Nations=連合国 | 鳥頭三太郎の生活と意見と愚痴とぼやき及び鳥頭日記あるいはオポッサムの遠吠え且つ懺悔録または自己批判文及び居酒屋談義あるいは備忘録

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 私の日々思うことや、見た映画や読んだ本の感想や、ネットで見つけた情報なんかを皆様にお知らせしようと思います。
 なお、私のいうことにはいろいろ間違いもあると思いますので、100%信用してしまわないよう気を付けてください。

 「国際連合=United Nations=連合国」であることは、私も最近まで知りませんでした。


 

 

 

 

 

 

 

 

 つまり、「United Nations=連合国」とは、元々第二次世界大戦中に数軸国に宣戦布告した国の集合体であり、1945年の連合国憲章を従来からの国際法の最高法規とした永続的な集団安全保障体制(=軍事同盟)だということのようです。

 

 

 

 

 要するに枢軸国の敵国としてまとまった安全保障体制なので「敵国条項」というものが存在するわけです。

 

 

 

 

 

 「United Nation=連合国」でなければ「敵国条項」などがあるはずありません。

 

 

 

 

 日本外務省が「国際連合」とまやかし翻訳して国民をだまし続けているのはなぜなのか謎なのですが、「敵国条項」の存在をなるべく知られたくないためかもしれません。

 

 

 

 

 私もこのことを知ったのは数年前ですし、驚きました。

 

 

 

 

 なお、Wikipediaの解説に「連合国」の別称としている「Allied powers」の「Allied」は、Google翻訳によると「同盟国」という意味だそうで、単に「Allies」とも言うようです。

 

 

 

 

 

 

 Wikipediaの国際連合の記事の中の「名称」の項目に『 中国語では第一次世界大戦中央同盟国と第二次世界大戦の連合国を「同盟國」、国際連合を「联合国/聯合國」と分けて呼んでいる。 』とあります。

 

 

 

 

 これは、中華民国は当初から抗日戦争をしてますから、戦時中は1942年以降の「United Nations」以前から使われていた「Allies(同盟国)」を使っていたからなのでしょう。

 

 

 

 

 「Allied」の原型の「Ally」は、Google翻訳では「味方」という意味だそうです。

 

 

 

 

 

 「powers」には「列国」という意味もあるみたいなので、「Allied powers」は、「味方になった列国=味方国の列国=同盟国列国」みたいな意味のようです。

 

 

 

 

 

 戦後日本を実際に占領したのは「連合国(United Nations)」のごく一部である米軍と英軍(含むオーストラリア等英連邦軍)で、その総司令官の英語の名称は「Supreme Commander for the Allied Powers」でした。

 

 

 

 

 

 

 すでに「United Nations」が正式名称になっていたのに、なぜ「Supreme Commander for the United Nations」ではなかったのでしょう?

 

 

 

 

 これは私の邪推なのですが、「Allied Powers」は、ソビエト連邦や中華民国等「敵の敵国」(戦後は用無し)を除く「味方国(ほぼ米英のみ)」を指す言葉だったのでは?

 

 

 

 

 「United Nations」を使うと、他の加盟国全部を含んでしまうので使いたくなかったのかもしれません。

 

 

 

 

 あるいは、日本が米国(一部英国)のテリトリーであることを表すために「United Nations」を使わなかったのかもしれません。

 

 

 

 

 いろいろ疑問がわいてくるのですが、「Allied Powers」=「United Nations」ではなく、対日戦の同盟国(日本から宣戦布告された国)であった連合国のごく一部(米英)を指す場合に使用されたのではないかという気がするのですが・・・。

 

 

 

 

 この「Allied Powers」が、後に元々軍事同盟である「United Nations」の中のセクトである「NATO」を結成する際のコアになっているような気がします。

 

 

 

 

 Wikipediaの記事によると「連合国=United nations」を戦後「United Nations=国際連合」とまやかし翻訳したのは外務省らしいです。

 

 

 

 

 単なる別称なら「Allied Powers」も「United Nations」も連合国と訳して問題なかったのではないかと思います。

 

 

 

 

 外務省としては「Allied Powers」を「連合国の一部である米英同盟軍」とあからさまに訳すわけにいかなかったので「United Nations」を「国際連合」と言い換えることによって「Allied Powers=連合国」とまやかしたという可能性もあります。

 

 
 
 

 「Supreme Commander for the Allied Powers」を「連合国軍最高司令官」とし、その司令部「General Headquarters, the Supreme Commander for the Allied Powers」を「連合国軍最高司令官総司令部」と訳したのはなぜでしょうか?

 

 

 

 

 「army」というのが付いていないので、「連合国」ではないのでは?

 

 

 

 

 「powers」も「force」も「力」という意味がありますから、ひょっとすると、「powers(列国)」を「force(軍)」と誤訳したのかもしれません。

 

 

 

 

 それはさておき、「United Nations」=「Allied powers・Allies」なら「United Nations」をそのまま戦後も「連合国」と訳しても差し支えなかった思うのですが・・・。

 

 

 

 

 戦時中の野合的な軍事同盟を法(連合国(国連)憲章)整備して永続的体制にしたのが「United Nations」の本質だということを隠したかったのでしょうか?

 

 

 

 

 上記のように邪推しないと、言い換えまやかしの動機が思い当たりません。

 

 

 

 

 それにしてもいつから「国際連合」という変な名称を使うようになったのでしょうか?

 

 

 

 

 「国際」はインターナショナルで、「連合」はユニオンですから、「国際連合」は「インターナショナル・ユニオン」になるのでは?

 

 

 

 

 また、「敗戦」を「終戦」と言い換えたり、敗戦後進駐してきた「占領軍」を「進駐軍」と言い換えたり、とにかくまやかしだらけです。

 

 

 

 

 ウソ報道の典型として有名な「大本営発表」とか、ガダルカナルからの「撤退」を「転進」と言い換えたり、「全滅」を「玉砕」と美しく言い換えたり、戦時中からウソ・まやかしだらけでしたが、以後もあまり変わってないようです。

 

 

 

 

 「Supreme Commander for the Allied Powers」を「占領国最高司令官」とでも訳せば、ややこしいまやかし翻訳をする必要はなかったと思うのですが、「占領」という言葉を使いたくなかったのかもしれません。

 

 

 

 

 外務省のエリート官僚が翻訳したのですから、単に英語がよくわからない○○ばかりだったので誤訳したとは考えにくいので、自分たちの権威を守るために言葉を言い換えて大衆をまやかすという姑息なことをしていたようです。
 

 

 

 

 「戦後」の出発時点で、すでに謎のまやかしだらけです。

 

 

 

 

 この国の支配層にはそういう唾棄すべき体質が骨の髄までしみ込んでいるようで、現在にも引き継がれていると思いますし、年々ひどくなっているような気もします。

 

 

 

 

 日本人は、相当の高学歴者でも論理性が欠落しているため矛盾に違和感を感じず、「虚構を信じる能力=騙される能力」が異常に進化しているように感じます。

 

 

 

 

 そのため、権威を妄信し盲従するという権威主義的傾向が強く、なにか問題が起こってもすぐに忘れる無関心さなどの相乗効果により、この国はどんどん危険な状態に向かっているような気がします。

 

 

 
 

               ありがとうございます