日本国が「United Nations(連合国≠国際連合(以下UNと略す))憲章敵国条項該当国」であることは以前の記事でも触れました。
また、以前の記事でも書きましたが、「国際連合」というのは、外務省の官僚がひねり出した「まやかし語」らしいです。
Google翻訳でも「国際=international」で、「連合=union」ですから「国際連合=International Union」になるはずです。
なぜか「国際連合」とすると「United Nations」となりますが、AIは用例の多いのを優先する非論理的な保守主義者ですから、外務省に騙されてしまいます。
今のAIには論理的思考能力はないようです。
現在のAIは外務省に騙される程度の○○でしかないのに、AIバブルとか起こるのは投資家というのはAIを上回る大○○なのかもしれません。
現在では、高級官僚さえも○○か○○なのではないかと心配なのですが・・・。
話がそれましたが、日本国とドイツ連邦はUN憲章敵国条項の100%該当国であるにもかかわらず、なぜかUNの敵国身分のままUNに加盟しているという「不思議の国」です。
UNというのは、第二次世界大戦中の1942年に作られた対枢軸国軍事同盟の正式名称であり、現在のUNの本質は戦後もずっと枢軸国を抑え込むために戦時中の軍事同盟を永続化し、UN憲章で国際法的に整備したものです。
安全保障理事会の権限が最も強いのはそのためですし、5常任理事国が拒否権を持ち、NPT条約と合わせて核兵器保有の権利を独占して軍事力で他を圧倒しているのも戦時中の連合国のコア(フランスはおまけ)の国だったからでしょう。
圧倒的な軍事力により(元)枢軸国がリターンマッチを挑むのを抑止し、及びUN内部を抑え込むというのが当初の「UNの平和」ということなのでしょう。
ですから、日本国とドイツ連邦は、純敵国のままUNのテリトリーの内部に入っているということは「捕虜」ということになるでしょう。
日独以外の旧枢軸国は、戦争の途中でほとんどが寝返って日独に宣戦布告しているので、100%旧敵国なのかよくわからないところですが、米国などは極端なご都合主義国なので、都合によっては敵国条項対象国とするかもしれません。
敵国条項の内容から見ると、旧敵国のうち戦犯裁判が行われたのは日独のみですから、日独は戦犯裁判で処刑された主要戦犯以外の「執行猶予中の戦争犯罪者」のようなものかもしれません。
つまり、日本列島とドイツ(オーストリア除く)は「執行猶予中の犯罪者の捕虜の収容所」のようなものだということです。
例えば、日本の場合ポツダム宣言を受諾することで戦争を終えたのですが、この宣言に反すること(諸小島の領有権主張など)や戦犯裁判の結果を否定したりした場合、UN憲章違反として敵国条項を適用される恐れがあります。
私が子供のころは海外旅行とかは、貧乏人には夢のまた夢状態で、兼高かおる氏のような特別な人じゃないとできなかったので、実際に「捕虜収容所」状態だったみたいです。
その後、時間の経過とともにだんだんゆるくなって、結構自由に出入りできるようにはなってきましたが、リベラル化でゆるくなった刑務所みたいなものでしょう。
https://jp.globalvoices.org/2015/05/09/36331/
ドイツ連邦は「UN憲章敵国条項」と北大西洋条約(NATO)により二重に抑え込まれていますので、自国が半分費用負担したノルドストリームパイプラインをNATO某国が破壊した疑いが濃厚なのに、何も言えません。
日本国も「UN憲章敵国条項」と「日米安全保障条約」で二重に抑え込まれていますので、忠犬状態を続けざるを得ません。
現在は欧米の方が少数派になっているのですが、二重の見えない檻に入れられているようなものなので、中立化を目指すこともできません。
「日本は自由民主主義の独立国」と信じている人は、フラットアーサー(「地球平面説」の信奉者)並みの○○か○○でしょうけど、いわゆる知識人には結構多いようですので、そういう輩が言うことはあまり信用できません。
ありがとうございます